「粗相」の意味とは?「粗相」をしてしまった時の対処法も紹介

粗相の意味とは ビジネス用語

「粗相」には、 「不注意によって起こしたミスや過ち」「子供やペットが大便・小便をしてしまうこと」という意味があります。

上司から「粗相をしないように」と言われて、「粗相ってどんなこと?」と感じたことはないでしょうか。

「粗相」の意味を知らないと、知らないうちに相手に失礼なことをして恥ずかしい思いをしてしまうことがあります。

そこで、今回は「粗相」の正しい意味や使い方、類語や英語表現、また「粗相」に値する事例まで詳しく解説していきますので参考にしてみてください。

1.「粗相」の意味とは

自分の不注意が原因で引き起こした失敗の事

粗相

読み:そそう

  1. 自分の不注意が原因で引き起こしてしまったミスや失敗
  2. 子供やペットなどが大便・小便を漏らしてしまうこと

このように「粗相」には2つの意味がありますが、 ビジネスで言う「粗相」とは1番の失敗を指します

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  • 「粗相」の語源

    「粗相」の由来は、人間の煩悩を説いた 仏教用語の「麁相(そそう)」です

    「麁相」は「麁の四法」の仏教の考え方が元となっています。

    仏教では、以下のような考え方があります。

    この世は「生・住・異・滅」の四相で成り立っている

    人間の一生には「生・住・老・死」の四相=「麁の四法(刹那の四相)」がある

    「麁」は生きていく人間の煩悩に通じるものがあるとされています。

    煩悩ゆえの人間らしい失敗や過ちを「麁相」として、仏は許して下さるだろうということからこの言葉が広がりました。

    これが時を移すにつれ「大雑把な様子」や「軽率な行動」を指す「粗」という漢字が使われるようになり、現代は「粗相」となっています。

    2.「粗相」の使い方

    「自分の不注意が原因で引き起こしてしまったミスや失敗」という意味の「粗相」は、ビジネスだけではなく大学生の飲み会などでも使います。

    では以下で、ビジネスシーンと飲み会の場面に分けた「粗相」の使い方を紹介します。

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  • 2-1.ビジネスにおける「粗相」の使い方

    ビジネスシーンでは、 「粗相があった」「粗相のないように」と言ったフレーズで使われます。

    「粗相があった」は、「軽率な行動のせいで、失礼があった」という意味です。

    また、「粗相のないように」とは「不注意が原因で相手に失礼のないように」という注意喚起として使います。

    それでは、以下の例文でそれぞれのフレーズを確認してみましょう。

    1. 前回の会議で粗相があったようだが、しっかり謝罪をしておきなさい。
    2. 次回の打ち合わせでは粗相のないように、慎重に行動してください。

    2-2.大学生の飲み会での「粗相」の使い方

    大学生などの飲み会では、「粗相コール」なるものを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

    飲み会での「粗相コール」も、 「失態」「失敗」「ミス」と言った意味です。

    例えば誰かが飲み物をこぼした時や冗談でスベった時に、周りが「粗相!粗相!」とコールを繰り広げます。

    コールを受けた人は、お酒を一気飲みするという暗黙の了解があり、非常に盛り上がります。

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  • 3.「粗相」の類語

    粗相の類語

    「粗相」の言い換えに使える類語は、以下の言葉です。

    では、それぞれの単語を詳しく解説していきます。

    3-1.失態

    「失態」は、 「恥ずかしい失敗をすること」という意味です。

    「体面」とは、世間から受ける評価のことを指しますので、「失態」は単なる失敗ではなく人に笑われたり、赤面してしまうような恥ずかしい過ちをした時に使います。

    「失態をおかす」「○○という失態」といったフレーズで使われることが多いので、以下の例文で確認してみましょう。

    1. 間違って男子トイレに入る失態をおかしてしまったよ。
    2. 知らない人を母と間違って呼ぶという失態で、非常に恥ずかしい思いをした。

    3-2.目こぼれ

    「目こぼれ」は、 「見落としたもの・見逃したもの」という意味があります。

    漢字では「目溢れ」と書き、視界から溢れたために注意が向かなかったというニュアンスです。

    何かを見落としたせいで相手に迷惑をかけたときなどは、原因のはっきりしている「目こぼれ」という言葉を使うといいですね。

    「目こぼれがある」というフレーズで頻繁に使われます。

    資料の目こぼれがあったために、再度会議を開くこととなった。

    4.「粗相」の英語

    粗相の英語表現

    「粗相」を英語で表現する際には、以下の単語が使えます。

    1. careless(不注意な)
    2. mistake(ミス・失敗)

    careless は care(気にする・気を付ける)部分が less(足りない)ということで、自分の不注意や用心の足らなさを表します。

    mistake は、単純なミスなどにも使いますが、 「自分の不注意が原因で」という「粗相」のニュアンスをより出したい時には、careless と一緒に使いましょう

    では、以下でそれぞれの単語を用いた例文を紹介します。

    1. I am really sorry that I was careless.(粗相をしてしまい、大変申し訳ありませんでした。)
    2. I made a mistake because of my carelessness.(私の不注意のせいで粗相をしてしまいました。)
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  • 5.「粗相」に値する事例

    粗相の事例

    ビジネスシーンにおいて一般的に「粗相」と言われる事例には以下のものがあります。

    3-1.打ち合わせに遅刻

    取引先やお客様との打ち合わせに遅刻してしまうと、相手を待たせてしまい非常に失礼です。

    人間だったら誰でも失敗はするものですが、遅刻の場合は、 自分のスケジュールや時間管理の甘さが見られます。

    そのため、不注意によって引き起こしてしまった失敗、つまり「粗相」です。

    会議や打ち合わせといった相手の時間も割くような場面では、粗相のないよう慎重に何度も時間を確認するなどの注意深さが必要です。

    3-2.受注ミス

    お客様から頂いた注文を受注ミスしてしまうことも、「粗相」と言われる事例の1つです。

    受注ミスは、 多くの場合がダブルチェックを行わなかったり、忙しくて見落としがあったりするのが原因です。

    これらは、少しの時間を割くだけでかなりの確率で防ぐことができます。

    相手からの信頼を失わないためにも、このような不注意での失敗は避けたいですね。

    3-3.失礼な態度

    これは決してあってはいけない「粗相」ですが、新米ビジネスマンが起こしやすい「粗相」の一つです。

    例えば、取引先からクレームが入り「自分のせいではないのに…」と腹が立ってしまい適当に対応した場合、相手からは誠意が見られず非常に失礼だと受け取られます。

    ビジネスにおいては、自分が直接引き起こしたことではないものでも、 部署や会社全体の代表として謝罪をする場面も多々あります

    自分の未熟な行動のせいで、相手に不快感を与える「粗相」は増やしたくないですね。

    6.「粗相」があった時の対処法

    実際に「粗相」をしてしまった、という場合は 言い訳などはせず、素早く相手への謝罪を行いましょう

    「粗相」は「自分の軽率な行為が原因」とあるように、何が理由であれ自分に非があります。

    そのため、相手にとっては言い訳や詳細などは二の次で、第一に反省の誠意を見せてほしいのです。

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  • 4-1.相手に謝罪

    「粗相」をしてしまった相手が、上司など 社内にいる人であれば直接相手に会って謝罪を行います

    直接「粗相」をしたわけではなく、取引先への「粗相」で上司が代わりに頭を下げてくれた場合も「この度は、自分が粗相をしてしまったせいで…」と反省と感謝の意を伝えましょう。

    社外の人に対して「粗相」があった場合は、直属の上司と一緒に相手先に伺って謝罪をします。

    この時、手ぶらでいくよりは迷惑をかけたお詫びのしるしとして、 手土産などを持参すると印象が良いでしょう。

    4-1.謝罪の例文

    では、「粗相」をしてしまった相手に伝える謝罪の例文を以下で紹介しますので、参考にしてみてください。

    あくまでも反省の意を表し、言い訳や原因などは長々と話さないように心がけましょう。

    1. この度は、失礼をおかけして大変申し訳ありませんでした。
    2. 先日は私の不注意のせいで大変ご迷惑をおかけしました。心からお詫び申し上げます
    3. 今回の件は、私の注意が足りなかったと、心から反省しております。

    また、より印象を上げるために「今後はこのようなことがないように致します」などの今後に向けた反省を一言添えるといいですね。

    まとめ

    「粗相」は、「不注意によって起こしたミスや過ち」「子供やペットが大便・小便をしてしまうこと」という意味です。

    ビジネスや大学生の飲み会においては、「ミスや過ち」と言った意味で頻繁に使われます。

    できれば、いつでも「粗相」のないようにするのが理想ですが、実際に「粗相」があった際にはしっかり相手に反省を伝え、誠意を見せるようにしましょう。

    「粗相」をおかしてしまった後でも、しっかりとした対処やその後の自分の行動で、相手からの信頼を取り戻すことができるでしょう。

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