「精進(しょうじん)」の意味とは?使い方や「邁進」との違いを解説

精進の意味とは ビジネス用語
若手社員

日々精進していく所存です。

「精進」は「しょうじん」と読み、「一つのことに精神を集中して一生懸命努力すること」という意味があります。

若手社員が挨拶するときによく使う表現ですね。聞いたことがある人も多いと思います。

とはいえ、正しい使い方や、似た意味を持つ「邁進(まいしん)」との違いは、よくわからないのが正直なところではありませんか。

本記事では、「精進」の詳しい意味や使い方、類語との使い分けについて、例文を見ながらわかりやすく解説していきます。

記事を読み終わる頃には、「精進」を完璧に使えるようになりますよ。

ぜひ参考にしてください。

1.「精進」の読み方と意味

精進

読み方:しょうじん

一つのことに精神を集中して一生懸命努力すること。

「精進」の漢字にはそれぞれ以下のような意味があります。

「精」:ひたすら励むこと。

「進」:前にすすむ、上の段階にあがる。

合わせると「ひたすら前にすすむように励む」「ひたすら上の段階にあがるように励む」と表現できます。

自分の決心や決意を表明する言い回しで、目上の人に使うことができます。

2.「精進」の使い方と例文

何かを褒められたときや、今後に対する意気込みを伝えるときに「精進」を使います。

異動や転任するときに使われることが多いですね。

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  • 2-1.「精進してまいります」は使い方として正しい?

    「精進」は、「精進してまいります」という形で使われることが多いです。

    ただ、「精進」には進むという漢字が入っているので、「”まいります”と意味が被ってないかな…」「二重敬語じゃないかな…」など、正しい日本語なのか不安に感じるかと思います。

    しかし、「精進してまいります」は使い方として間違いではありませんので、安心してお使いください。

    「精進する」に「行きます」の謙譲語「まいります」がついている形になります。

    そのため、目上の人にも問題なく使うことができます。

    2-2.「精進」を使った例文

    それでは使いこなすために「精進」を使った例文を見ていきましょう。

    • 営業部に異動することになりました。今後も会社に貢献できるように日々精進しますので、よろしくお願いいたします。
    • これを機により一層精進してまいります。
    • これからも皆のご期待に沿えられるよう、さらに精進する所存でございます。

    話し言葉やメールだけでなく、年賀状や履歴書、手紙でも使います。

    続いて、よく混同される「邁進」との違いを見ていきましょう。

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  • 3.「精進」と「邁進(まいしん)」の違い

    「邁進」は「まいしん」と読み、「目的に向かって突き進むさま」を表します。

    邁進

    読み方:まいしん

    目的に向かって突き進むさま。

    ひた向きに目的に向かって励んでいるさまを表すので、「精進」と似たニュアンスがありますが、以下のような違いがあります。

    • 「精進」:一生懸命に努力すること。
    • 「邁進」:恐れることなく突き進むこと。

    「精進」は集中して取り組む、「邁進」はガツガツやる気を出して取り組む、というニュアンスの違いがあります。

    非常に似ていますが、与える印象に違いがあるので、使い分けるようにしましょう。

    「精進」と「邁進」の例文は以下の通りです。

    • 今後もより多くのお客様にご満足いただけるよう、精進してまいります。

    ⇒「ひた向きにコツコツ取り組む」というニュアンス

    • 今後もより多くのお客様にご満足いただけるよう、邁進してまいります。

    ⇒「ドンドンやる気を出して頑張る」というニュアンス

    4.「精進」の類語・言い換え表現

    「精進」は少し形式ばった表現なので、親しい間柄では使いにくいかもしれません。

    そこで「精進」の類語を見ていきましょう。「精進」の類語は以下の通りです。

    • 一生懸命
    • ひた向き
    • 精一杯
    • 誠心誠意(せいしんせいい)

    それでは詳しく見ていきましょう。

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  • 4-1.一生懸命

    「一生懸命」には「命がけで物事に取り組むこと」という意味があります。

    たとえば、先輩が後輩を褒めるときに使います。

    先輩

    今月は目標を達成したな。一生懸命頑張った結果だ。おめでとう。

    目上の人が使っても違和感がありません。

    例文は以下の通りです。

    課長に就任させていただくということでより一層一生懸命取り組む所存です。

    4-2.ひた向き

    「ひた向き」には「一つの物事だけに心が向いているさま」という意味があります。

    たとえば、先輩が後輩を指導するときに使います。

    先輩

    営業には愚直なひた向きさが必要だ

    「ひた向きに打ち込む」という使い方もします。

    例文は以下の通りです。

    愚直さが足りないと思うのでひた向きな姿勢を見せたいと思います。

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  • 4-3.精一杯

    「精一杯」には「持っている力を全部出し切る」という意味があります。

    たとえば、先輩に目標達成できそうかと聞かれたときに使います。

    自分

    目標達成できる見込みです。精一杯最後まで取り組みます。

    よく使われる言葉なので、意味が伝わらないということはないでしょう。

    例文は以下の通りです。

    今週末のプレゼンの準備は万全だから精一杯伝えましょう。

    4-3.誠心誠意(せいしんせい)

    誠心誠意」には「嘘偽りなく、真心をもって物事に取り組むこと」という意味があります。

    たとえば、異動したときの挨拶に使います。

    自分

    何事にも誠心誠意を尽くしますので、よろしくお願いいたします。

    例文は以下の通りです。

    今回はこちら側のミスなので誠心誠意謝罪しましょう。

    「精進」よりも使いやすい言葉を選びました。
    意味が伝わりやすいので話し言葉でもメールでも使えますね。

    続いて、「精進」の対義語を見ていきましょう。

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  • 5.「精進」の対義語

    「精進」の対義語は以下の通りです。

    • 怠惰
    • いい加減

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    5-1.怠惰(たいだ)

    怠惰」には「なまけてだらしない性質・様子」という意味があります。

    たとえば、先輩が後輩を叱責するときに使います。


    先輩

    最近のお前は怠惰な行動が目立つから気をつけろ。

    例文は以下の通りです。

    休日は、家でゴロゴロするなど、怠惰な生活を送っています。

    5-2.いい加減

    「いい加減」には本来は「適切な量」という意味で使われていたのですが、そこから派生して「適切な量をかなり超えている」という意味でも使われます。

    たとえば、上司が部下を奮起させるときに使います。

    上司

    今回の案件は全社をあげて取り組む大型案件だからいい加減な仕事はするなよ。

    例文は以下の通りです。

    さまざまな情報が飛び交っていますが、いい加減な情報には惑わされてはいけません。

    「精進」には「一つのことに精神を集中して一生懸命努力すること」という意味があるので、対義語は「集中しておらずふらふらだらしないさま」を指す言葉が当てはまります。

    6.「精進」の英語表現

    メールなどで「精進」という言葉を英語で表現することもあるかもしれません。
    そのときは下記を使うとよいでしょう。

    devote oneself

    「devote」には「捧げる」、「oneself」には「自分自身」という意味があります。

    「自分自身に捧げる」が「精進」に言い換えられています。

    例文は以下の通りです。

    All you have to think about is devoting yourself to your studies.

    あなたはあなたの研究に精進することだけを考えていればよいです。

    続いて、「精進」のことわざ・四字熟語を見ていきましょう。

    7.「精進」のことわざ・四字熟語

    「精進」を使ったことわざ・四字熟語は以下の通りです。

    • 日々精進
    • 一心精進

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    7−1.「日々精進」

    日々精進

    読み方:ひびしょうじん

    毎日毎日、努力すること。

    「日々精進」には「毎日毎日、努力すること」という意味があります。

    たとえば、後輩が異動してきたとき、以下のように使われます。

    後輩

    これからも会社に貢献できるように日々精進して参ります。

    例文は以下の通りです。

    二度と同じ過ちを繰り返さないように日々精進して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

    7−2.「一心精進」

    一心精進

    読み方:いっしんしょうじん

    自らの信念に基づいて懸命に努力すること。

    「一心精進」には「右往左往することなく、自らの信念に基づいて懸命に努力すること」という意味があります。

    たとえば、優秀な先輩の仕事に対する姿勢をみて使います。

    自分

    子どもが産まれ、失敗が許されない状況に追い込まれたとき、一心精進する決心がついたらしいですよ。

    例文は以下の通りです。

    今まで何かに没頭したことはなく過ごしてきたが、今後こそ一心精進したいです。

    8.【補足】「精進」が使われた言葉の例

    「精進」が使われた言葉の例として以下が挙げられます。

    • 精進料理
    • 精進揚げ

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    精進料理

    「精進料理」とは、「野菜、海藻など植物性食品を材料とした料理」のことです。

    「精進」とは、そもそも仏教用語で、粗食をして精神修行をするという意味がありました。

    仏教では「不殺生戒」を掲げているため、肉類を食べないことを原則としているところから肉類を使わない料理を「精進料理」と呼ぶようになりました。

    たとえば、少し太ったと嘆く後輩に向かって「肉ばかり食べていないで、精進料理なんてどうだ?」などと言うこともできます。

    「精進料理」を使った例文は以下の通りです。

    精進料理を食べて、身の心も清らかにしましょう。

    精進揚げ

    「精進揚げ」とは「野菜を揚げた料理」のことです。
    特に野菜の天ぷらのことを指すことが多いです

    たとえば、グルメ特集記事を書くことになったときに使います。

    「精進揚げ」を使った例文は以下の通りです。

    具材が野菜の天ぷらは精進揚げと区別されます。

    まとめ

    「精進」には、一つのことに精神を集中して一生懸命努力することという意味があります。

    異動や転任のときの挨拶で使われることが多いです。

    「邁進」と混同されがちですが、与える印象に違いがあります。

    きちんと「精進」と「邁進」を使い分け、誤解のないように使いこなしましょう。

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