「怠惰」の意味と使い方!怠惰な人の4つの特徴も解説

怠惰の意味とは ビジネス用語

怠惰の意味は 「なまけること、だらしないこと」です。人の様子や態度を表す時に使います。

やるべきことをやらず、ダラダラしている人は怠惰な人と周りから思われているかもしれませんよ。

この記事では、怠惰の意味や使い方だけではなく、怠惰な人の特徴、類語や英語表現まで紹介します。

1.「怠惰」の読み方と意味

1-1.意味は「なまけること」「だらしないこと」

怠惰

読み方:たいだ

  1. しなければいけないことを怠り、なまけること。
  2. 気持がゆるんでだらけたり、だらしないこと。

「怠」という漢字には「おこたる。だるい心がたるんでなまける」という意味があります。

「惰」は「だれてしまりがない。だらける。これまでの状態を変えない」の意味を持つ漢字です。

この2つを併せた熟語の 「怠惰」は「たるんでなまける、おこたる、だらける」という意味です。 

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  • 1-2.怠惰の由来

    「怠惰」はキリスト教においてはsloth と呼ばれ「七つの大罪」の一つに数えられています。

    他の6つは人の欲を表していますが、 「怠惰」は逆の放棄を意味する言葉です。

    元々は「仕事をせずに怠けている状態」ではなく、宗教上の安息日にさえ働き続ける事を指していました。

    本来の自分の姿を見失っていることを戒めた言葉が由来となっています。

    2.「怠惰」を使い方と例文

    ここでは「怠惰」という言葉の使い方と例文を見ていきましょう。次の場面で「怠惰」がよく使われています。

    • 仕事中の行動
    • 日常の生活
    • 対人関係
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  • 2-1.仕事中の行動

    仕事中の行動における「怠惰」とは、 本来やるべき仕事をやらずなまけている状態です。

    例えば以下のような状態のときに使われます。

    • 面倒だから仕事をサボる
    • 仕事をやらずにゲームをする
    • 重要な仕事にもかかわらず手抜きする

    このように、やるべき仕事をやらずにサボっていたり、手を抜いている人に対して使う言葉です。

    文章中では、以下のように使います。

    <例文>

    他の人の労作と成果をただ受容する者は、怠惰であると言える。

    この例文は、「他の人が行った仕事の成果や傑作と見ているだけの人は、なまけている」という意味で使われます。

    2-2.日常の生活

    日常生活での怠惰とは、 メリハリがなくだらしなく生活している様子を表します。

    例えば以下のような生活です。

    • 時間にメリハリがない     
    • 髪をとかさない
    • 毎日好きなだけ眠る
    • 何日も同じ服を着ている

    身なりを整えていなかったり、時間にメリハリ無く暮らしている人は、怠惰な生活を送っていると言えるでしょう。

    文章中では以下のように使います。

    <例文>

    毎日眠りたいだけ眠り、その他はぶらぶらと歩き怠惰な生活を送った。

    この例文は、「日常の生活でだらだらとしただらしない状態」を指します。

    具体的な行動も文に入れることもありますが、「怠惰」という言葉を入れるだけでも使用します。

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  • 2-3.対人関係

    人間関係を築く上で、怠惰な性格が障害になることがあります。性格上の怠惰は、どちらかというと 「楽をして利益を得る」ことを意味しています。

    例えば以下のような性格です。

    • 自分だけ楽をしようとする
    • 周りの人に気遣いをしない
    • 空気を読めない(もしくはあえて読まない)

    対人関係の怠惰は、周りの人に迷惑をかけてしまうので嫌われてしまう原因になります。

    本人に備わっている性格なので、すぐに直せないのが厄介です。

    文章中では以下のように使います。

    <例文>

    彼の怠惰な態度や仕事ぶりは、職場の人たちをいつもイライラとさせている。

    この例文は、「自分だけ楽をして利益を得ようとしている」という性格を表しいます。

    人とのコミュニケーションをとる時にも、「気遣いがない、人の和を考えない」など配慮がない状態も意味しています。

    3.「怠惰な人」の4つの特徴

    「怠惰」という言葉は「怠惰な人」というように、人に対して使われることが多いという特徴があります。

    ここでは、どのようなタイプの人が「怠惰な人」なのかについて解説していきます。主に次の4つがあります。

    • メリハリがなくだらしない
    • 向上心が感じられない
    • 楽観的で自分に甘い
    • 自信がない
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  • 特徴1.メリハリがなくだらしない

    目に見える人の行動や発せられる会話の中で「怠惰」という言葉を使うことがあります。

    主なケースとしては、 メリハリがない言葉や、だらだらとした話し方などです

    例えば、「〜かもしれないけど、そうじゃないかもしれないし」というような結論がはっきりしない話し方です。

    また一つ一つの行動についても使用されます。この場合もだらだらとしただらしない動きをするという特徴があります。

    特徴2.向上心が感じられない

    「怠惰」という言葉は、人の内面について表現する方法としても使われています。

    本来やるべきことをせずに現状に甘んじている、成長のための行動をせずに留まっている、というような人に対して使われます。

    例えば、もっと質の高い仕事が求められているのに、自分の基準でOKラインを下げてそれ以上の向上を求めないなどという人です。

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  • 特徴3.楽観的で自分に甘い

    「怠惰」は人の考え方とそれに伴う行動について表すときにも使われます。

    本来は、もっと別の行動をするべきなのに、 「まあこのくらいでいいだろう」と自分に対して甘くなり行動をしない、という場合にも使われます。

    特徴4.自信がない

    怠惰な人や怠惰な行動をするケースの背後には、精神面も影響しています。

    その一つが 「自分への自信のなさ」です。心理的に「未来が怖い・自信がない」ことからあと一歩の行動ができなくなっていることも考えられます。

    例えば、「失敗をしたら恥ずかしいので、今のままで動かずにいよう」などの考えで、始めから前に進めない状態もその一例です。

    続いては「怠惰の類語」と「怠惰を使った例文」について解説します。

    4.「怠惰」の類語と例文

    「怠惰」の主な類義語には以下の言葉があります。これら3つの例文も一緒に見ていきましょう。

    • 怠慢
    • 横着
    • 不精

    類語1.怠慢 (たいまん)

    「怠慢」は 「当然しなければならないことをしないこと。なまけて、仕事や義務をおこたること。また、そのさま」という意味です。

    「怠惰」との違いは、怠惰は「だらだらと怠けている様子」を意味してます。

    一方で、怠慢は「やる気がない上、実際にやっていない様子」というように、実際の行動にもだらしなさが反映している、という違いがあります。

    「怠慢」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    報告書を提出しない場合、職務怠慢と見なされるので注意が必要です。

    「怠慢」という言葉と「職務」という仕事を意味する言葉を組み合わせた表現です。また、「業務怠慢」という風にも使われます。

    自分が担当している職業上の勤めをきちんと果たさないこと、また職務を怠ること、などの意味があります。

    類語2.横着 (おうちゃく)

    「横着」とは 「するべきことを故意に怠けること」「できるだけ楽をしてすまそうとすることや、そのさま」という意味です。「横着」は「怠惰」と同じように「怠けている」ということも意味します。

    しかし「横着」は、それに加えて 「わがままで図々しい」というニュアンスも含む言葉なのです。

    実例では、人を自分の思うように動かすことで自分は楽をする、などする人に対して使用します。

    「横着」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    彼は横着を決め込んだまま、部屋から出てこない。

    本来しなければならないことを放棄して、わざと怠けている様子を表しています。

    また、注意されたことなどに対して反抗し、わがままな行動をとっているという意味もあります。

    類語3.不精 (ぶしょう)

    「不精」の言葉の意味には、 「体を動かして行動することを面倒くさがること。また、そのさま」「身だしなみに無頓着な様子」などがあります。

    「怠惰」は「だらだらとしてだらしがない」様子について述べることが多いのですが、 「不精」は 行動を伴わない」という意味も含んでいます。

    「不精」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    私は筆不精なので、故郷の母とは電話で話すことが多い。

    「筆不精」は「不精筆」ともいいます。マメに手紙やはがきを書いて出すことが苦手な様子や、面倒くさいという理由から、手紙をほとんど出さない、ということを意味します。

    他には「出不精」や「不精な性格」などの使い方もあります。

    5.「怠惰」の対義語と例文

    「怠惰」の主な対義語には以下のようなものがあります。

    • 勤勉
    • 真面目
    • 精勤

    対義語1.勤勉 (きんべん)

    「勤勉」とは、 「仕事や勉強などに一生懸命に励むこと。また、そのさま。」という意味の言葉です。

    「怠惰」には「やるべきことをしないで怠けること」という意味があり、「勤勉」はその逆の意味を表しています。

    「勤勉」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    世界中から日本人は真面目で勤勉な性格というイメージを持たれています。

    ここで使われている「勤勉な性格」は、仕事や勉強、そしてあらゆることに関する事柄に対しての取り組みや、心がけを意味しています。

    勤勉という言葉自体は、プラスのイメージを与える言葉なのです。

    対義語2.真面目 (まじめ)

    「真面目」には、 「本気であること。うそや冗談でないこと。」「まごころをこめること。誠実なこと。」という意味があります。

    「怠惰」は「楽をしてだらだらしている」という意味もあり、 その様子は誠実さや本気度が感じられません。このことからも「真面目」は「怠惰」と逆の意味があることが分かりますね。

    「真面目」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    彼女は急に真面目な顔になり、病気で仕事を休んでいる同僚の話を始めた。

    この文に出てくる「真面目」とは、「心配をしている気持ち」や「冗談では話すことができない」ということを表しています。

    このように、真面目とは人の性格を表すとき以外に、「冗談ではなく本気になっている時」などにも使われます。

    対義語3.精勤 (せいきん)

    「精勤」とは、 「熱心に職務に励むこと。」「仕事や会合などを休まずに出勤・出席すること。」を意味する言葉です。

    「怠惰」には「やるべきことをせずに怠けている」という意味もあり、精勤が持つ 「熱心な姿」や「休まずに仕事をする」ことの逆の意味の言葉となります

    「精勤」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    当社には有給休暇の他に精勤手当などの制度がある。

    「精勤」は、「手当」という言葉と共に使われます。また「精勤する」などのように、動詞としても使うことができます。

    精勤手当は、月に欠勤など会社を休まずに勤務した場合に払われる手当(賃金)のことです。「皆勤手当」とも呼ばれています。

    6.「怠惰」の英語表現と例文

    「怠惰」の英語表現は主に以下の3つが挙げられます。英単語及び、それらを使った例文をみていきましょう。

    • idleness (怠惰、無益、ブラブラしていること)
    • laziness (無精、怠惰、物臭)
    • indolence (怠惰、怠け)

    英語1.idleness

    「idleness」は 「怠惰、無益、ブラブラしている」という意味を持つ英語の名詞です。

    「idleness」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    You must pay for your idleness by failing in your examination. ( 怠けた報いで落第する )

    「pay for your idleness by ~」で、「怠けた報いで~する」という意味になります。

    怠けた結果~という報いを受ける、というように、怠惰なことの結果も同時に表すときに使うことができます。

    英語2.laziness

    「laziness」は 「無精、怠惰、物臭」という意味を持つ英語の名詞です。

    「laziness」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    I fell into the habit of laziness these days. ( 最近怠け癖がついてしまった。)

    「habit of laziness」は怠け癖という意味を表します。「laziness」は名詞で「怠惰」や「無精」を意味します。

    前に形容詞をつけて「his laziness」などの使い方もできます。

    英語3.indolence

    「indolence」は 「怠惰、怠け」という意味を持つ英語の名詞です。

    「indolence」は以下の例文のように使いましょう。

    <例文>

    Beware of indolence ! ( 怠惰に陥るなかれ!)

    このように、indolenceは名詞でも「a」や「the」などを付けずに使います。前に「terrible」などの形容詞をつける使い方もあります。

    「indolence」は人のことは指しません。怠惰な態度や事柄などについて述べるときに使います。

    まとめ

    「怠惰」という言葉は主に 「なまけること」や「だらしないこと」などの意味があります。

    「怠惰な○○」という表現は、ビジネスや日常でもよく使われます。

    日常の生活の中での実例を挙げると、「怠惰な生活」「怠惰な態度」などのように使用されます。形容詞として使い後ろに名詞をつけて使うことが多い言葉です。

    また、「怠惰」の類語や反対語、そして英語での表現方法も覚えておくと、日常で会話をするときに話題も広がりますね。

    「怠惰」という言葉の意味を正確に理解し、ビジネス上の会話ので上手に使えるようにしましょう。

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