「淡々と」の意味は?例文と一緒に解説【類語・対義語】

淡々との意味とは ビジネス用語

「淡々と」とは「あっさりしているさま。特に言動や態度、人柄などについて、しつこさやこだわりがなく、冷静に事を進める様子。」を表します。

よくビジネスシーンでは「淡々と仕事をすることが大切」などと言われますが、「淡々と」とは一体どんな状態なのでしょうか。

また、よく「粛々と」と同じ意味に捉えられることもありますが、本当に一緒の意味なのでしょうか。

この記事では、 淡々と」の意味を例文や類義語などと一緒にご紹介します。

間違った使い方をしないように、しっかりと最後まで読んでくださいね。

スポンサーリンク

1.「淡々と」の意味:あっさりしている様子

淡々と

読み:たんたんと

あっさりしているさま。特に言動や態度、人柄などについて、しつこさやこだわりがなく、冷静に事を進める様子。

「淡々と」は「あっさりしているさま。特に言動や態度、人柄などについて、しつこさやこだわりがなく、冷静に事を進める様子。」という意味があります。基本的には、人間の動作に関することを表す言葉です。

「淡々と」と表現する場合は、「淡々とした喋り方」のように感情の起伏なかったり、「淡々と仕事をしている」などいつも冷静な人を表していることが多いです。

2.「淡々と」の正しい使い方と例文をご紹介

淡々とび使い方

「淡々と」は、冷静な話し方や内容をしか話さない「人間の様子のことを表す」ことが正しい使い方です。または、人の動作のことを表現する際に使います。

「淡々と」は基本的に、「淡々な〜〜」とあとで、「何が」や「誰が」などを付け加える使い方をします。

具体的には次のような言い回しがよく使われます。

  • 淡々とした人
  • 淡々と話した
  • 淡々とした口調
  • 淡々な態度
  • 淡々すぎる

「淡々と」の後に、動作や説明を加えることで、「〜〜があっさりしていた、冷静だった」と伝えることができるのです。

ただし、人間の様子のことを表す言葉なので「会議が淡々と進行した」などとは使いません。

このように、「淡々と」は、人間の様子のことを表すときに使っていきます。

スポンサーリンク

2−1.「淡々と」の具体的な例文

「淡々と」は、使い方によっては「冷たい人」という意味で使うこともあります。例文で確認していきましょう。

<例文>

  • 毎日の仕事を「淡々と」こなすことが売上アップにつながる秘訣だ
  • 被告人は、事件当日の様子を「淡々と」話した
  • 私の上司は、いつも「淡々と」話すので少し怖い

「淡々と」という言葉は、基本的に冷静な、 ロボットのように働いている様子を表しています。しかし、使い方によっては「冷たい人」と言っていることもあるので注意しましょう。

3.「淡々と」の類語:「冷静に」「泰然と」

淡々との類語

「淡々と」の類語はいろいろありますが、以下の2つを紹介します

  1. 冷静(れいせい)
    意味:落ち着いていてその場の感情に走らないこと
  2. 泰然(たいぜん)
    意味:物事に動じない様子

「淡々と」には、「興奮せずに物事に対処する様子」と言った意味も含まれるため、「冷たい」落ち着いているという意味の「泰(たい)」などの漢字が使われるのです。

それぞれ解説していきます。

類語1.冷静(れいせい)

「冷静」は「落ち着いていて、その場の感情に走らないこと。」という意味があり、「淡々と」の類語として使われます。

「淡々と」も「冷静に」もそこまで意味に差はありません。

置き換えた例文を見ていきましょう。

<例文>

  • 売上に一喜一憂せず、「冷静に」業務をこなす必要がある
  • 犯人は、事件当時の様子を「冷静に」話し始めた
  • 冷静に」注意されると、怒鳴られるよりも落ち込む

「淡々と」で紹介した例文を、「冷静に」に変えて例文を紹介しました。

「淡々と」を「冷静」に置き換えても違和感はないですよね。このように、「淡々」も「冷静」も同じニュアンスで伝えることができるので、どちらを使っても問題ありません。

類語2.泰然(たいぜん)

「淡々と」のもう一つの類語である「泰然と」ですが、 「物事に動じない様子」という意味があります。

「淡々と」にも「動じていない様子」という意味があるので、同じ意味を持つ言葉ですが、使い方には若干相違があります。

<例文>

  • 売上が落ちても「泰然と」した態度で経営を続ける
  • 検事に質問されても「泰然と」した態度で返答する
  • 泰然と」して構えてくれる上司は心強い

「淡々と」に比べると「泰然と」は「逆境にあるときでも動じない」という様子を表す際に使われることが多い言葉となります。そのため「泰然とした態度」など、振る舞いを表現する言葉とセットで使用するのが適切です。

4.「淡々と」と「粛々(しゅくしゅく)と」の違い

「淡々と」との違いがわからないとされる言葉に「粛々と」があります。

「粛々と」の意味は「ひっそりと静かな様子」という意味です。

「淡々と」と「粛々と」は、どちらも静かなイメージの言葉となっていますが、意味に違いがあります。

「淡々と」がこだわりなくあっさりと物事を進める様子なのに対し、 「粛々と」は身を引き締めて物事をこなすという様子を表す言葉です。

「淡々と」は、感情の起伏が少ないという人にも使われることがあり、冷たい人という意味で使うこともあります。

一方「粛々と」は、「大事なことなので、真剣に取り組む」というような意味で使うのです。

「淡々と」と「粛々と」は、ひっそりと静かな様子のこと、「淡々と」はあっさりとした様子のことを意味しているので、意味は似ていますが実際の様子は異なります。

スポンサーリンク

4−1.「粛々(しゅくしゅく)と」の例文

「粛々と」をビジネスシーンで使う場合は、「大事なことなので、真剣に取り組む」様子を表していることが多いです。「淡々と」とは、根本的に意味が異なるので、使い方には気をつけましょう。「粛々と」は、次の例文のような使い方がされます。

<例文>

  • 会社の業績をアップさせるために粛々と会議を行う
  • 裁判長は判決文を粛々と読み上げた
  • 営業成績がアップするように粛々アドバイスをくれる先輩

「粛々と」には、問題解決に真剣に取り組むという様子を表す際によく使われます。「淡々と」と「粛々」を間違えて使ってしまうと、誤解を生むことがあるので気をつけましょう。

5.「淡々と」の対義語は「情熱的」「興奮」「切々」

淡々との対義語

「淡々と」には冷たいというイメージがある言葉です。そのため「淡々と」の対義語には、以下の3つのようなものがあります。

  • 情熱的
    意味:感情を燃え上がらせているさま。
  • 興奮して
    意味:感情が高ぶること。
  • 切々と
    意味:人の心を動かすほどに心がこもっているさま

「淡々と」の冷たいイメージに対して、感情のこもった表現が対義語となります。

「淡々と」には、あっさりしているというイメージもあるので、より熱いイメージを連想させる言葉を対義語として使うと良いでしょう。

<例文>

  • 売上を上げるために「情熱的」に仕事をしている。
  • 売上が上がったので「興奮して」知人に話す。
  • 売上を上げるために「切々と」取引先を説得する。

6.「淡々と」の英語表現をご紹介

淡々との英語表現

「淡々と」を英語で表現には、様々なものがあるので一概には言えませんが、例えば以下の3つのような表現があります。

  1. a bland tone
  2. coolly

①の「a bland tone」の「bland」には「無感情の」、「tone」は「口調」という意味があります。

合わせて「無感情の口調」となり、日本語の「淡々と」と同じ使い方が可能です。

②の「coolly」は「冷静」という意味があり、類語でも紹介したように「冷静」は「淡々と」と置き換えが可能な言葉なため、「淡々と」との英語としても使えます。

<例文>

  1. She always told me in a bland tone.
    (彼女はいつも、淡々とした態度をしていた)
  2. My mother coolly.
    (私の母は淡々とした人)

スポンサーリンク

まとめ

「淡々と」には「あっさりしているさま。特に言動や態度、人柄などについて、しつこさやこだわりがなく、冷静に事を進める様子。」という意味があります。

同義語には「泰然と」や「冷静に」という言葉があり、対義語には「情熱的」や「興奮して」という言葉が使われます。

似た意味に「粛々と」という言葉がありますが、「淡々と」と「粛々と」は似て非なる言葉なので、使い方に注意しましょう。

  • 淡々と:こだわりがなく、冷静にことを進める様子
  • 粛々と:大事なことなので、真剣に取り組む様子

ビジネスシーンでは、どちらもよく使われる言葉なので、しっかりと意味を理解しておくことで、正しい解釈ができるようになるでしょう。

  • スポンサーリンク