定性的の意味や使い方とは?定量的との違いや類義語も解説

ビジネス用語

定性的(ていせいてき)は 物事を数値・数量では表せない部分に着目して捉える事を意味する言葉です。

例えば、「給料を基準に就職先を選ぶのではなく、やりがいや人間関係を軸にして選ぶ」こと、これが定性的です。

「定性的な説明」や「定性的な評価」などの形で用いられます。

日常生活で使う事はあまり無い日本語ですが、ビジネスや研究分野では広く使われる言葉です。

今回は「定性的の意味」と、合わせて覚えたい「定常的との違い」などを分かりやすく解説します。

1.定性的の意味

定性的(ていせいてき)は 物事を数値・数量では表せない部分に着目して捉える事を意味する言葉です。

「個々の意見を聞きたいインタビュー調査」や「数値的な実績だけでは無く、働きぶりなどを見る人事評価」など、物事を数値や数量だけでは語れない場面で用いられます。

2.定性的の使い方・例文

定性的は、 数値や数量では表せない部分に着目をして物事を捉える意味を持つ言葉です。

その為、状況説明や目標設定を行う際に用いられます。

分かりやすい例が、単純な数値的な評価だけでは、図り切れない人事評価の目標設定です。

例えば、営業職であれば、売上や契約件数などの数値で評価を計算できますよね。

一方、事務職の場合、売上や契約件数などの数値目標を基本的に持ちません。

数値的な目標を持たない代わりに、「ミスを起こさない体制を作る」や「クレームを発生させない様にする」など数値では表せない目標設定が行われます。

数値的な実績に結びつかなかったとしても、評価に値する取組みを行った社員は評価されるべきですよね。

この様な数値では表せない状況を説明する際や目標を設定する際に定性的が用いられます。

以下が主な例文です。

  • 先月行ったイベントの状況を、定性的に説明してください。
  • 定性的な目標設定を行う必要がある

上記の例の様に、定性的を用いる際は「説明」や「目標」、「分析」など性質の内容を問う文言と合わせて使います。

なお、定性的を覚える上では、物事を数値や数量で捉える「定量的」も合わせて覚えておきたい言葉です。

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  • 3.定性的と定量的の違いとは?

    「定性的」と合わせて覚えておきたいのが「定量的」です。

    「定性的」と「定量的」の違いは、物事を捉える際に「数値に表せる部分」に着目をするか、「数値に表せない部分」に着目をするかにあります。

    「定量的」とは物事を数値的に捉えると言う意味を持つ言葉です。

    例えば、テレビを選ぶ際に大きなテレビではなく、60型以上のテレビという切り口で選ぶのは「定量的」と言えます。

    物事を数値では表せない部分に着目して捉える「定性的」とは、反対の意味です。

    ビジネスシーンにおいては、 具体的な根拠のある説明が好まれる為、一般的に「定量的」な表現で説明されます。

    以下で、ビジネスのワンシーンを「定性的な表現」と「定量的な表現」で見比べて見ましょう。

    • 定性的な表現

    今回のイベントは若者からの反応が、非常に良かったです。

    • 定量的な表現

    今回のイベントは若者からの反応が、前回に比べて3倍以上高かったです。

    定性的な表現の場合、事情は分かるものの具体的な数値が無いので、やや抽象的な印象を受けます。

    一方定量的な表現は、数字的な根拠に基づいて物事を捉えているので、具体的なイメージを持つ事が出来るのです。

    ビジネスシーンにおいては、分かりやすい説明を行う為にも、定量的な表現を心掛ける様にしましょう。

    4.定性的の類義語

    定性的の 類義語として挙げられるのが「質的」です。

    質的は定性的と同じく、「質に関わるさま」を意味します。

    定性的と質的の使い分け方のポイントは、文中での使い方です。

    定性的は「定性的な説明」や「定性的に目標を設定する」など1つの単語で使う事もありますが、質的は「質的調査」や「質的評価」などの単語と合わせて使われます。

    分かりやすく以下の例文で説明します。

    • (○)先月のイベントの状況を定性的に説明してください。

    • (○)先月のイベントの状況を質的評価してください。

    • (△)先月のイベントの状況を質的な面に着目して、説明してください。

    • (×)先月のイベントの状況を質的に説明してください。

    上記2つは正しい表現です。

    一方、3番目は伝わらなくは無いものの、「状況を質的な面に着目して」の部分が長く、まどろっこしさがあります。

    また、4番目は言葉が足りていないため、このままでは伝わりません。

    いずれ 質的の部分に定性的を使う事で端的に表現が可能です。

    なお、質的というフレーズを使いたい場合は、「質的評価」という言葉で表現をする事でわかりやすい表現にできます。

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  • 5.定性的の英語表現

    定性的の 英語表現は「qualitative」です。

    「qualitative」は「qualitative objective (定性的目標) 」や「qualitative analysis (定性的分析)」の様に、「目標」や「分析」などの単語と合わせて用いられます。

    以下で例文を見ていきましょう。

    • 例) Please qualitatively explain the reaction of this event.(今回のイベントの反応を定性的に説明してください。)

    • 例)Qualitative analysis is important to achieve results.(成果を上げるためには定性的な分析は重要です。)

    海外においても、定性的な目標設定や分析は行われています。

    ビジネスシーンにおいて、よく用いられる表現なので覚えておきましょう。

    まとめ

    定性的(ていせいてき)は、 物事を数値・数量では表せない部分に着目して捉える事を意味する言葉です。

    数値や数量では語り切れない、個人の意見を捉える際や人事評価などにおいて多く用いられています。

    ただし、定性的な表現は抽象的になるため、ビジネスの世界では具体的な数値を盛り込んだ、定量的な表現が好まれます。

    定性的を使いこなすために、定量的と合わせて覚えてくださいね。

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