「取り急ぎお礼まで」は失礼にあたる?意味や使い方・例文を解説

取り急ぎお礼までの意味とは ビジネス用語

「取り急ぎお礼まで」とは「 急ぎなのでとりあえずお礼だけしておきます」という意味です。

「取り急ぎお礼まで」は失礼にあたるので、使わないようにしましょう。

本記事では「取り急ぎお礼まで」が失礼にあたる理由や、正しい使い方と例文、言い換え表現、英語表現を解説します。

本記事を読んでいただければ、「取り急ぎお礼まで」を失礼でない形で適切に使いこなすことができますよ。

ぜひ、最後までご覧ください。

1.「取り急ぎお礼まで」の意味

意味|急いでいるのでとりあえずお礼まで

取り急ぎお礼まで

読み:とりいそぎおれいまで

意味:急いでいるのでとりあえずお礼まで

「取り急ぎお礼まで」とは、「 急いでいるのでとりあえずお礼まで」という意味です。

「取り急ぎ」は「急いでいるので十分な準備や報告ができていない」ことを相手方に伝える表現で、ビジネスでよく使われます。

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  • 2.「取り急ぎお礼まで」は目上の人に失礼にあたる

    「取り急ぎお礼まで」の意味がわかったところですが、実はこの言葉はなるべく使わないほうがいい言葉だとされています。

    特に「取り急ぎお礼まで」は目上の人に対して使うと失礼にあたるので、気をつけましょう。

    ここでは「取り急ぎお礼まで」が失礼にあたる理由として、以下の2つを解説します。

    1. 文末を省略しているから
    2. お礼は急いでするものではないから

    また、「取り急ぎお礼まで」は目上の人に限らず、同僚や部下にも使わない方がいいことについても解説していきます。

    失礼にあたる理由1.文末を省略しているから 

    「取り急ぎお礼まで」が目上の人に対して失礼にあたる第一の理由は、「 文末を省略しているから」です。

    文末とは、文や文章の終わりのことを言いますが、通常ここの部分を省略しないのがマナーです。

    ただ、「取り急ぎ」を入れることで、「文末を省略して用件だけをお伝えさせてもらう」という意味を含めることができます。

    そして、その文末を省略していると失礼にあたる理由は2つあります。

    1. ビジネスでは省略して伝えること自体が相手方に対して失礼にあたるから
    2. お礼を省略することが失礼にあたるから

    文末を省略する形は、親しい間柄や、自分の部下に対してであれば問題ありません。

    しかし、ビジネスでのやり取りや、相手方が自分とまだ親しくない間柄であるとき、相手方が目上の人であるときは、省略して伝えることは丁寧さに欠けるので失礼に当たります。

    また、②にもあるように、お礼を言う時に言葉を省略すること自体が失礼にあたるのです。

    相手に対して感謝の気持ちを伝えるときは、こちらの誠意を見せるべきですよね。

    それにもかかわらず、感謝の言葉を省略して伝えてしまったら、相手方からすると「本当に感謝しているのだろうか」と思ってしまいます。

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  • 失礼にあたる理由2.お礼は急いでするものではないから 

    「取り急ぎお礼まで」が目上の人に対して失礼にあたる2番目の理由は、「 お礼は急いでするものではないから」です。

    そもそも、お礼とはこちらの感謝の気持ちを相手に伝えることを目的としているはずです。

    感謝の気持ちは、こちらの誠意を見せるからこそ伝わるものなのに、急いでお礼をしてもこちらの誠意を見せることはできません。

    例えば相手方が親しい間柄であったり、自分の部下であったりする場合は、「取り急ぎお礼まで」を使っても問題は生じません。

    しかし、相手方が目上の人であったり、ビジネスの相手方であったりした場合、 「取り急ぎお礼まで」を使うのは丁寧さに欠け、誠意を見せることができず、失礼にあたるのです。

    「取り急ぎお礼まで」は同僚や部下にも使わない方が良い

    また、「取り急ぎお礼まで」は目上の人に限らず、同僚や部下にも使わない方が良いです。

    その理由は以下の2つです。

    1. 感謝の気持ちが伝わらないから
    2. 正しいビジネス敬語を使えていないと思われるから

    たとえ相手が同僚や部下であっても、「取り急ぎお礼まで」が丁寧な表現ではないことは変わりません。

    お礼をする時に丁寧な表現をしなければ、相手に対して誠意を見せることはできず、感謝の気持ちも伝わりません。

    もちろん、感謝の気持ちを伝えるといっても、どのようなことに対してお礼を言うのかにもよります。

    小さい事柄に対してお礼を言うのであれば「取り急ぎお礼まで」でも不自然ではないですが、大きな事柄について助けを受けたりした場合はきちんと丁寧にお礼を言いましょう。

    たとえ相手が同僚や部下であったとしても、お礼を言う時に丁寧さに欠けていれば、相手との信頼関係も崩れてしまいます。

    また、「取り急ぎお礼まで」を使っていると正しいビジネス敬語が使えないのだなと思われてしまう可能性もあります。

    特に部下に対してそう思われると、 上司としての信頼が揺らいでしまうので、きちんとしたビジネス敬語が使えることを見せておくことは大切です。

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  • 3.「取り急ぎお礼まで」の「取り急ぎ〜まで」の2つの使い方と例文

    「取り急ぎお礼まで」はビジネスではなるべく使わないほうがいい言葉であることがわかりました

    ただ「取り急ぎ」の部分は他の言葉と繋げて使う機会もあるので、それを紹介します。

    「取り急ぎお礼まで」の「取り急ぎ」は、ビジネスではお礼をするときではなく、以下の2つの場合で使われます。

    1. 取り急ぎご報告まで
    2. 取り急ぎご連絡まで

    それぞれ見ていきましょう。

    3-1.取り急ぎご報告まで

    「取り急ぎ」は「ご報告まで」と合わせて使われる機会があります。

    取り急ぎご報告まで」は、「 急いでいるのでとりあえず報告します」という意味です。

    報告することは感謝することとは異なり、急いで報告を行うべきことも多いですよね。

    そのため「とりあえず間に合せでご報告だけ先に失礼します」というニュアンスで「取り急ぎ」を使います。

    <例文>

    • 取り急ぎご報告まで、メールにて失礼します。
    • 社長が亡くなったため、急遽代理の者が行くことになりました。取り急ぎご報告まで
    • お仕事の件ですが、地震により中止になりました。取り急ぎご報告まで
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  • 3-2.取り急ぎご連絡まで

    「取り急ぎご連絡まで」は、「 急いでいるのでとりあえず連絡します」という意味です。

    「取り急ぎご連絡まで」は、「取り急ぎご報告まで」と同様、連絡を急いで行ってもマナー違反にはならないからです。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • 担当の者が入院してしまったため、別の者が伺うことになりました。取り急ぎご連絡まで
    • 地震のため電車が長時間停止しており、到着が遅れてしまうかと思います。取り急ぎご連絡まで
    • 後日、詳細な報告書を送らせていただきます。取り急ぎご連絡まで

    3-3.「取り急ぎ〜まで」を使うときの注意:目上には使わない・その後の連絡を忘れない

    「取り急ぎ〜まで」の他の使い方を説明しましたが、これらも使うときには以下の2つの注意が必要です。

    1. 目上には使わない
    2. その後の連絡を忘れない

    それぞれ説明します。

    ①目上には使わない

    できるだけ目上に対しては「取り急ぎ〜まで」を使わないようにしましょう。

    「取り急ぎ〜まで」は「間に合わせの連絡です」という意味を含んでいます。

    よって、本当に急いでいる報告でも、「取り急ぎ〜まで」と伝えてしまうと「とりあえず間に合わせで…」と受け取られる可能性があるのです。

    間に合わせの連絡をするのは、目上の人に対してとても失礼ですよね。

    「この人は自分に対して、間に合わせの連絡をしてくる雑な人なんだ」と思われかねません。

    「取り急ぎ〜まで」の表現は目上の人には使わないようにし、急ぎの報告をする際は「ご報告のみで失礼いたします」などと言い換えていきましょう。

    ②その後の連絡を忘れない

    「取り急ぎ〜まで」と使った連絡をした後は、 その後の連絡を忘れないようにしましょう。

    「取り急ぎ〜まで」には「とりあえず・一旦」という意味も含まれています。

    とりあえずの連絡だけをして、詳細については後ほど…という風に受け取られる言葉でもあるので、「取り急ぎ〜まで」と使った後は、詳細の連絡を入れる方が良いのです。

    もしその後に連絡をしないのであれば、「取り急ぎ〜まで」という文言は使うべきではないので注意してください。

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  • 4.「取り急ぎお礼まで」の言い換え表現

    「取り急ぎお礼まで」は失礼にあたるので、使わないようにしましょう。

    ここでは、その代わりに使える言い換え表現を紹介します。

    「取り急ぎご連絡まで」には以下の2つの言い換え表現があります。

    <例文>

    1. まずは、お礼申し上げます。
    2. 略儀ではありますが、まずはお礼申し上げます。

    それぞれ見ていきましょう。

    4-1.まずは、お礼申し上げます

    「まずは、お礼申し上げます」は「 最初にお礼を言います」という意味です。

    「まずは、お礼申し上げます」は何かに対してとりあえずお礼を言うという意味では「まずはお礼まで」と同じです。

    しかし、「まずは、お礼申し上げます」の方が文末を省略していないので、より丁寧な形です。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • まずは、メールにてお礼申しげます
    • まずは、お手紙にてお礼申し上げます。
    • まずは、書中をもってお礼申し上げます。

    4-2.略儀ではありますが、まずはお礼申し上げます

    「略儀ではありますが、まずはお礼申し上げます」は「 略した形ではありますが、最初にお礼を言います」と言う意味です。

    「略儀ではありますが」と文頭につくことで、「まずはお礼申し上げます」のより丁寧な表現になっています。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • 略儀ではありますが、まずはメールにてお礼申し上げます
    • 略儀ではありますが、まずは書中にてお礼申し上げます
    • 略儀ではありますが、まずは資料拝受のご報告とお礼申し上げます

    5.「取り急ぎお礼まで」の英語表現

    「取り急ぎお礼まで」は英語で「 This is a quick note to thank you」と表現します。

    例えば以下のように使われます。

    <例文>

    • This is a quick note to thank you for  your acceptance of taking work.(お仕事をお引き受けしてくださったことに、取り急ぎお礼を申し上げます)
    • This is a quick note, but I’d like to thank you.(以上、取り急ぎではありますがお礼の言葉に代えさせていただきます

    英語表現も紹介しましたが、日本語同様「取り急ぎお礼まで」はあまり使わない方がいい表現ではあります。

    覚えておく程度にし、お礼を伝えるときは英語でも丁寧に表現しましょう。

    まとめ

    「取り急ぎお礼まで」とは「急いでいるのでとりあえずお礼だけしておきます」という意味です。

    急いでお礼を言うことや、文末を省略していていることから、目上の人に使うのは失礼な表現です。

    急ぎなのでお礼だけ言いたいときは、 文末を省略せず丁寧に表現するようにして、「取り急ぎ」も使わない方がいいでしょう。

    相手に対するお礼をおざなりにしていると信頼関係が揺らいでしまうので、お礼をするときは可能な限り丁寧に誠意を見せるよう心がけましょう。

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