「年の瀬」はいつから?意味や使い方、挨拶で使える例文、類語を紹介!

年の瀬の意味とは ビジネス用語

テレビで「年の瀬が迫り」と言っていたけど、「年の瀬」っていつからいつまでのことを言うんだろう?

「年の瀬」とは、12月中旬以降から12月31日までを表す言葉です。

「年の瀬」は年末の挨拶などに使用することもできる便利な言葉なのですが、意外と使い方を知らない場合も多いのではないでしょうか。

この記事では「年の瀬」の意味と使い方、類語や英語表現などをご紹介します。

1.「年の瀬」の意味と語源は?

年の瀬

読み方:としのせ

意味:12月中旬以降から12月31日までの時期

「年の瀬」の 「瀬」には、「川の浅くて流れの早い部分」という意味があります。

年末は何かと忙しくバタバタしてしまいがちですが、その慌ただしさを川の流れに例えて表現している言葉です。

1-1.「年の瀬」の意味:12月中旬からその年の最終日までの時期

「年の瀬」は年末と同義の言葉ですが、「年の瀬」にはいつからいつまでという明確な定義があるわけではありません。

そのため、 12月に入ればいつ使っても問題はありません

しかし、一般的には12月中旬からその年の最終日(12月31日)までの時期を表す場合が多いです。

  • スポンサーリンク

  • 1-2.「年の瀬」の語源:江戸時代は年末の未払い金の返済があり慌ただしかったことから

    「年の瀬」の 語源は、江戸時代では年末に未払い金の返済に追われて慌ただしかったことからきています。

    江戸時代の人々は、支払いを「ツケ」として後払いにする習慣がありました。

    そして、後払いしたお金は年末には返さなければなりません。

    しかし、当時は貧しい人々も多くおり、生活が苦しい中で年内までに借りたお金を返すことは当時の人々にとっては大変なことでした。

    時には、「ツケ」を返すことで、自分の食べるものや、寒さをしのぐための道具を購入するお金が足りなくなってしまうこともあったのです。

    当時の人々はそのような命の危険がある中で、どうにか年末までに必死にお金を得ようとしていました。

    その 切羽詰まった慌ただしさを、うっかり流されると命の危険にさらされかねない川の急流に例えた言葉が「川の瀬」なのです。

    2.挨拶にも使える「年の瀬」の使い方

    年の瀬の使い方

    「年の瀬」は年末の挨拶にも使用できる便利な言葉です。

    年末になるとお歳暮の準備や大掃除など年内に片付けなければならない作業や、新年に向けておせちの準備や新年の挨拶の準備などなにかと忙しくなりがちです。

    「年の瀬」は、気持ちよく新年を迎えられるように、そういった1年でやり残した仕事の片付けや新年の準備で忙しくなる状況の際に一般的には使用されます。

    「年の瀬」を使用した表現には以下のようなものがあります。

    1. 年の瀬が押し迫る
    2. 良い年の瀬
    3. 年の瀬を迎え
    4. 年の瀬を感じる
    5. 年の瀬が近づく

    上記の表現について、それぞれ例文を踏まえ使い方を説明していきます。

  • スポンサーリンク

  • 2-1.年の瀬が押し迫る

    「年の瀬が押し迫る」とは、その年の最終日である 12月31日が徐々に迫ってきているということを表す表現です。

    「押し迫る」とは、「すぐそばまで近づいてきている。」「間近に迫る。」といった焦りや急ぎの状況を表す言葉です。

    物が物理的に近づいていること以外にも、時間などが短くなっていることも意味しており、締切がギリギリの際などに「締切が押し迫る」などといった使われ方をします。

    年末になり新年の準備や今年やならければいけない事を片付けるといった気忙しいという表現の際に、「年の瀬が押し迫る」という言葉を用います。

    そのため、基本的には12月中旬以降に使用します。

    以下の例文のように、手紙などの冒頭の挨拶で使用することが多い表現です。

    <例文>

    年の瀬も押し迫ってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

    2-2.良い年の瀬

    「良い年の瀬」とは、 「良い年末」と同じ意味の表現です。

    年末はなにかとバタバタしがちですが、挨拶や手紙などで使用することで、「慌ただしい中でも素敵な年末を過ごしてほしい」という気持ちを伝えることができます。

    会社などであれば、最終出社日で会社の人たちに別れを伝える際に使用することができます。

    また、年末に送る際などに、手紙の締めの言葉としても使用することが可能です。

    <例文>

    今年は大変お世話になりました良い年の瀬ををお過ごしください。 

  • スポンサーリンク

  • 2-3.年の瀬を迎え

    「年の瀬を迎え」とは、 「12月を迎え」と同じ意味の表現です。

    「年の瀬」は12月中旬を指す場合が多いですが、「年の瀬を迎え」の場合は12月に入ったことを伝える表現になります。

    そのため、一般的には12月上旬に使用されることが多いです。

    以下の例文のように、手紙の冒頭や結びの言葉として使用されます。

    <例文>

    • 年の瀬を迎え寒い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
    • 年の瀬を迎えお忙しい毎日かと存じますが、お体にお気をつけてお過ごしください。

    2-4.年の瀬を感じる

    「年の瀬を感じる」とは、 1年の終わりを感じることを表す表現です。

    12月前後は寒さも一層強まり、カレンダーの日数もどんどん減っていきます。

    また、町中でクリスマスソングが流れ出したり、イルミネーションや年末セールが始まったり、テレビで年末特番が組まれたりなど、年末に向けて気温だけでなく世間も変わっていきます。

    そういった風景や状況を見て、「いよいよ今年も終わりなのだな」と感じた際に使用できるのが「年の瀬を感じる」という表現です。

    手紙の冒頭や、ちょっとした会話などで使用されることが多い表現になります。

    <例文>

    • 年の瀬を感じる今日この頃ですが、元気にお過ごしですか?
    • めっきり寒くなってきて、年の瀬を感じますね。
  • スポンサーリンク

  • 2-5.年の瀬が近づく

    「年の瀬が近づく」とは、12月の終わりが近づいていることを表す表現です。

    「年の瀬が押し迫る」とほぼ同じ意味です。

    ただし、ニュアンスとしては「年の瀬が押し迫る」のほうがより切羽詰まっている状況を表しますので、「年の瀬が近づく」のほうがやわらかいイメージの言葉になります。

    手紙の冒頭に使用されることが多い表現です。

    <例文>

    年の瀬が近づきなにかと気ぜわしい毎日ですが、皆いかがお過ごしでしょうか。

    3.「年の瀬」の類語

    年の瀬の類語

    「年の瀬」には、 「年末」をはじめいくつかの類語が存在します。

    1. 年末
    2. 年の暮れ(としのくれ)
    3. 歳末(さいまつ)
    4. 歳暮(さいぼ・せいぼ)

    一つずつ説明をしていきます。

  • スポンサーリンク

  • 3-1.年末

    「年末」とは、1年の終わりの時期を表す言葉です。

    一般的には、クリスマスである12月25日から12月31日までの期間を指す場合が多いです。

    しかし、11月下旬や12月頭に年末セールが開催されていたりなど、厳密にいつからいつまでといった定義はありません。

    <例文>

    年末は実家に帰ってゆっくり休む予定です。

    3-2.年の暮れ

    「年の暮れ(としのくれ)」も、1年の終わりを指す言葉です。

    「暮れ」とは「ある期間の終わり」を指す言葉で、「年」と組み合わせることによって「その年の終わり」を表すことができます。

    <例文>

    その年の暮れにあった同窓会で、私は彼女と出会いました。

    3-3.歳末

    「歳末(さいまつ)」は、1年の終わりの時期を表す言葉です。

    意味合いとしては「年末」と同じとなります

    <例文>

    12月1日から地元のショッピングモールで歳末セールが開催される。

    補足.「歳末」の「歳」は「数え年」のなごり

    なぜ「歳」という漢字が使用されているかというと、 「数え年」の考え方が由来となっているからです。

    現在は、生まれた日の年齢は0歳で、誕生日を迎えるたびに1歳加算する「満年齢」の考え方が当たり前のように使用されいてます。

    しかし、1902年12月22日以前は「数え年」のほうが一般的でした。

    「数え年」では、生まれた日の年齢は1歳で、どの日に生まれた人であっても1月1日に1歳加算します。

    例えば、ある年の1月1日、7月1日、12月31日に生まれた人がいた場合、翌年の1月1日には全員等しく2歳になります。

    つまり、その年齢でいられる最後の月が12月であり、 「その年齢の終わり」を意味する「歳末」という言葉が使用されるようになったのです。

    3-4.歳暮

    「歳暮(さいぼ・せいぼ)」も年末を表す言葉になります。

    しかし、 現在では「年末」という意味で使用されることはほとんどありません。

    「歳暮」を「年末」という意味で用いた例として、芥川龍之介の「饒舌(じょうぜつ)」という作品内の以下の表現があります。

    外では歳暮(せいぼ)大売出しの楽隊の音がする。

    参考:「青空文庫

    現在では、以下の意味で使用されるのが一般的です。

    歳末に、その年に世話になった人へ贈る贈り物

    その場合、読み方は「せいぼ」になります。

    「さいぼ」と読む場合にも「歳末の贈り物」という意味があるのですが、今では使いません。

    一般的に使用される「歳暮」の例文は以下のとおりです。

    <例文>

    お世話になった上司にお歳暮を送った。

    4.「年の瀬」の英語表現

    年の瀬の英語表現

    「年の瀬」を表す英語表現は以下の2つです。

    • the end of the year
    • the year-end

    いずれも「その年の終わり」という意味です。

    上記2つの表現を使用した例文を以下でご紹介します。

    <例文>

    • Almost all shops are closed for the end of the year.(ほとんどのお店は年末のため閉まっていました。)
    • The shops are busy toward the year‐end.(年末の商店は忙しいです。)

    まとめ

    「年の瀬」は12月中旬以降から12月31日までを表す言葉になります。

    厳密にいつからいつまでという定義はなく、12月であれば使用することもできますが、基本的には12月中旬以降を指すことが多いです。

    「年の瀬が押し迫る」や「良い年の瀬」など、「年の瀬」を使用した表現はいくつもあります。

    年末に備えて覚えておくと良いでしょう。

  • 3分で分かる!転職サービス診断

    1. 希望の勤務地は?

    2. 現在の年収は?

    3. 転職サービス


    4. こだわり条件

    最適度0%