「謹んで」の正しい意味!「慎んで」との違いやシーン別の使い方、類語を解説!

謹んでの意味とは ビジネス用語

「謹んで」は 「うやうやしく物事を行う様子」を意味する言葉です。

目上の人に対する挨拶からビジネスシーン、お祝いのシーンなど多くの場面で多用されます。

そのため、「謹んで」には多くの使い方があります。

そこで、今回は使い方が多くて混乱しがちな「謹んで」について、意味や言い換え表現なども一緒に覚えていきましょう。

1.「謹んで」とは

「謹んで」の読み方と意味を紹介します。

謹んで

読み:つつしんで

うやうやしく物事を行う様子、かしこまった様子

「うやうやしく」とは、非常に礼儀正しく丁寧な様子を表し、「かしこまって」には、小さくなっている様子や緊張している様子がうかがえる用語です。

要するに「謹んで」には、相手を敬いながら何かを丁寧にしているニュアンスが含まれます。

2.「謹んで」の使い方

「謹んで」は相手を敬った態度の言葉であることから、 年配の方、目上の人、取引先などに対して使います。

ビジネスシーンに限らず、日常的な場面でも頻繁に使う言葉です。

では「謹んで」を使ったフレーズごとに使い方などを確認していきましょう。

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  • 2-1.お祝いの時のフレーズ

    お祝いの場面では以下のフレーズをよく使います。

    謹んでお祝い申し上げます。

    単に「お祝い申し上げます」と伝えるより 相手に敬意を示すことができますね。

    • 部長に昇進されたと聞きました。謹んでお祝いを申し上げます。
    • この度はお二人が婚約されたということで、謹んでお祝いを申し上げます。

    新年の挨拶でも「謹んで新年のお喜び申し上げます」と言う機会が多いのではないでしょうか。

    もちろん年下の人からの新年挨拶でも聞きますが、年上の方からもこのような丁寧な挨拶をいただくことがありますね。

    これは、こちらに敬意を表して丁寧に挨拶をしてくれているのです。

    新年の挨拶としては「謹んで新年のお喜び申し上げます」の他にも、「謹賀新年」という四字熟語がありますよね。

    年賀状などのマナーとして、目上の人には失礼になるフレーズなどがありますが、「謹賀新年」の場合は漢字通り相手を敬った表現なので不安にならず使うことができます。

    2-2.報告する時のフレーズ

    ビジネスシーンにおいては、進行状況を報告したり、結果を報告したりと人に何かを報告しなければならないことが多いですよね。

    そのような場面では、以下のフレーズを使います。

    謹んでご報告申し上げます。

    「謹んで」を付けることで、 謙虚な姿勢で報告する態度を表すことができます。

    「謹んでご報告申し上げます。」という時は、多くは内定が決まった時や、賞を受賞した時、昇進した際など何か良い報告がある時に使うことが多いです。

    「謹んで」を使うことで、ただ良い知らせを報告するよりかしこまった様子が伝わり印象が良くなりますね。

    • 今回の大会で勝ち、全国大会に進みますことを、謹んでご報告申し上げます。
    • 私の作品が優秀賞を受賞しましたことを、謹んでご報告申し上げます。
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  • 2-3.お悔みの時のフレーズ

    お祝いなど嬉しい場面で使える「謹んで」ですが、お葬式の際などお悔みの時にも使います。

    以下のフレーズも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

    謹んでお悔やみ申し上げます。

    遺族などに対して敬意を表す表現ですが、口頭でお悔みの言葉を伝える際には「心よりお悔み申し上げます。」という方が心がこもった表現で良いかもしれません。

    弔辞などを文書で伝える場合は例文のように「謹んで」を使うことが多いです。

    • 突然の悲報に驚くばかりです。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
    • 誠に失礼ながら書中をもちまして、謹んでお悔やみ申し上げます

    2-4.謝罪のフレーズ

    ビジネス上では失敗は避けたいものの、誰もが一度はミスをしてしまうものです。

    その場合にも、 相手にしっかり敬意を示して謝罪を伝えることができる以下のフレーズを使います。

    単に「申し訳ありません。」と伝えるよりも、かしこまって反省している印象が受け取りやすいため、スムーズに謝罪の意を伝えることができます。

    では「謹んで」を使った謝罪の例文を以下で確認してみましょう。

    • 前回の打ち合わせで、誤解を招いてしまったことを謹んでお詫び申し上げます。
    • こちらの都合によりご迷惑をおかけしましたこと、謹んでお詫び申し上げます。
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  • 2-5.依頼を受ける時のフレーズ

    依頼だけでなく、内定や昇進、また結婚式の出席などでは以下のようなフレーズが使えます。

    謹んでお受けいたします。

    相手に対し謙虚な態度で引き受けるという印象が伝わりやすく、非常に丁寧な表現です。

    では以下で「謹んで」を使った例文を見てみましょう。

    • 前回のご依頼の件ですが、謹んでお受けいたします。
    • ご結婚おめでとうございます。謹んで出席させていただきます

    また、依頼を残念ながら断らなくてはいけない場合にも「謹んで」を用いることで、 相手を敬った態度で丁寧に伝えることができます

    例文.せっかくご依頼いただいたのに非常に残念ではございますが、今回は謹んで辞退させていただきます。

    3.「謹んで」と「慎んで」は違う用語

    「謹んで」も「慎んで」も、どちらも「つつしんで」と同じ読み方をします。

    しかし、この2つは意味の異なる言葉です。

    「慎んで」は「慎む」という動詞で使われることが多く、以下の意味があります。

    1. 行きすぎないよう控えること
    2. 抑えながら行うこと

    相手に対しての敬意を表す「謹んで」に対し、 「慎んで」は自分に対する注意意識・行動制限です。

    以下の例文のように「慎んで」を使います。

    • 周りに迷惑をかけないように、言動を慎む
    • 前回は酔ったせいで記憶をなくしてしまったので、今回はお酒は慎むよ。

    このように、相手への敬意などは全く含まれておらず、自分自身に対する行動に対する注意を示しています。

    文書などで漢字で表す際には、間違った方を用いて相手に失礼にならないように注意して使い分けましょう。

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  • 4.「謹んで」の類語

    謹んでの類語

    「謹んで」には、「 恐縮ながら」「 畏みて(かしこみて)」などがあります。

    ①「恐縮ながら」

    「恐縮」は本来「恐れから身をすくめている状態」という意味ですが、現代では「 相手に感謝をする際や、謝罪する際にかしこまった態度」というニュアンスで使われています。

    感謝の意を伝えたい時には「恐縮です」という言葉がよく使われます。

    一方、依頼を断る場合は「恐縮ながら、」と後に言葉が続きます。

    • 大変恐縮ながら今回のご依頼は辞退させていただきます。
    • 大変恐縮ではありますが、先約があるため今回は欠席とさせていただきます。

    このように、相手のリクエストに上手に答えられない場合でも、低い姿勢で相手を敬う態度により失礼なく断りを入れることができます。

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  • ②「畏(かしこ)みて」

    「畏(かしこ)みて」は、「謹んで」の意味である「 畏まった態度」と同じです。

    使い方としては、以下のように使うことがあります。

    • 畏みてお礼を申し上げます。
    • 畏みてお詫びを申し上げます。

    このように、実際に使えるフレーズもありますが、基本的には神に対しての祝詞などでよく使われる用語です。

    そのため、日常生活の中では「謹んで」「恐縮ながら」を使った方が自然です。

    まとめ

    「謹んで」は「うやうやしく物事を行う様子・かしこまって」という意味です。

    目上の方と関わる機会の多い社会人だからこそ、敬意を表し丁寧に何かを伝える用語は覚えておく方が良いでしょう。

    フォーマルな場面で使われることが多い用語なので、間違った意味や使い方をして恥ずかし思いをしないよう、しっかり理解しておきましょう。

     

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