「胡乱」の意味・読み方は?「胡乱げ」「胡乱な目」など使い方を解説!

胡乱の意味とは ビジネス用語

「胡乱」とは「うろん」と読み、 「正体が怪しく疑わしいこと」「不確かであること」「乱雑であること」という意味です。

「胡乱な奴め」や「胡乱な視線」などの使い方をします。

この記事では「胡乱」の意味や類語・対義語、英語表現などを、例文付きで詳しく解説していきます。

1.「胡乱」の意味とは?

胡乱

読み方:うろん

  1. 正体が怪しく疑わしいこと
  2. 不確かであること
  3. 乱雑であること

①②③とそれぞれ詳しく確認していきましょう。

意味1.「正体が怪しく疑わしいこと」

怪しいこと・疑わしいこと・胡散臭いことを意味します。

不審な人物や、疑わしいような言動を取っている人物に対して使うことができます。

例文

  • 家の前に胡乱な男が立っている
  • 私の言っていることが信じられないのか、彼は胡乱げな表情で話を聞いている
  • あの人の言っていることはどうも胡乱げだった
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  • 意味2.「不確か・不誠実であること」

    曖昧で不確かな様子を意味しています。

    納得いかない、腑に落ちない時に使うことができます。

    例文

    • 胡乱なところは辞書で確認しよう
    • 彼女に関しての胡乱な噂を聞いた

    意味3.「乱雑であること」

    雑でいい加減であることの意味で使うことができます。

    「胡乱」という言葉は本来、この「乱雑であること」の意味を持っていました。

    意味が変化してきた今では、もうほとんどこの意味では使われていません。

    例文

    • この胡乱な字は何だ
    • あの船頭は何に慌てたのか、胡乱な様子で舵を取っていた
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  • 「胡乱」の語源は古代中国

    胡」というのはそもそも、中国の西方や北方に住む異民族のことを表す言葉です。

    古代中国ではそのような異民族のことを「胡人」と呼んだり、外国から来た物に胡椒(こしょう)、胡麻(ごま)などという名前を付けていました。

    ある時、その 胡人から中国の住民が襲撃を受けたことで慌てふためいた様子から、秩序がないという意味の「乱」をつけて「胡乱」という言葉が生まれたのです。

    室町時代に仏教を通して日本に伝わり、「正体が怪しく疑わしいこと・不確かであること」などを意味する言葉として使われるようになっていきました。

    2.「胡乱」を使う言葉と例文

    胡乱の使い方

    実際の使い方を、以下の2つに分けてそれぞれ紹介していきます。

    まずは「胡乱げ」から、例文付きで詳しく見ていきましょう。

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  • 胡乱げ

    「胡乱」に「~げ」が付くことで、そういう様子、気配、という意味となります

    どこか胡散臭い様子、言動などが怪しげな様子としてよく使われる表現です。

    例文

    • 実に胡乱げな医者だったので、もしかしたらヤブ医者だったのかもしれない
    • 胡乱げな説明になってしまったので、私の疑いを晴らすことができなかった
    • 彼は胡乱げな様子で私の話を聞いていたので、きっとまだ疑っているだろう

    胡乱な

    断定の助動詞「なり」が変音していった「な」が付くパターンです。

    例文

    • 彼は胡乱な噂が絶えない男だ
    • 彼が胡乱な目つきで私を見てくる
    • 胡乱な言動が目立っているので左遷となってしまった

    ここで注意したいのが「胡乱な目つき」というのは 目つきそのものが怪しいのではない、ということです。

    視線の対象が怪しい(胡乱だ)と思われている、という意味です。

    目つきそのものの怪しさを表現する場合と混同しないように注意しましょう。

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  • 3.「胡乱」の類語と例文

    胡乱の類語

    次は「胡乱」の類語を見ていきましょう。

    「疑わしいこと」「不確かであること」などの意味が当てはまる類語には以下のようなものがあります。

    1つずつ確認していきましょう。

    類語1.胡散臭い

    胡散臭い

    読み方:うさんくさい

    意味:どことなく疑わしい

    「胡散臭い」とは 「どことなく疑わしい・なんとなく怪しくて油断できない」という意味です。

    「胡乱」と同じような意味で使うことができます。

    例文

    • あいつはまた何か胡散臭いことを思いついたようだ
    • 彼は胡散臭いだから油断しない方がいい
    • あなたの胡散臭い話を信用することはできません
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  • 類語2.不審

    不審

    読み方:ふしん

    意味:疑わしいこと、疑問に思うこと

    「不審」とは 納得のいかないことがあって疑わしく思うことを意味します。

    こちらも「胡乱」の言い換え表現として同じように使うことができます。

    例文

    • 犯人の供述には不審な点が多い
    • 彼女の荒っぽい金遣いを不審に思って通帳を見てみた
    • 防犯カメラには不審な人物がうろついている様子が映っていた

    なお、不審と似たような言葉に「不信」があります。

    どちらも読み方は同じ「ふしん」ですが、 意味は以下のように違いますので、混同しないように注意しましょう。

    • 不審:疑わしく思うこと
    • 不信:信用できないこと

    類語3.曖昧模糊

    曖昧模糊

    読み方:あいまいもこ

    意味:あやふやではっきりしないさま

    「曖昧模糊」とは、 物事がぼんやりしていて、はっきりしないさまを意味します。

    「曖昧」も「模糊」も、ぼんやりしてはっきりしない様子を表しています。

    「胡乱」の言い換え表現として使うことができる四文字熟語です。

    例文

    • 曖昧模糊とした言い方で、肝心なところが伝わっていない
    • 事件の真相は依然として曖昧模糊としている
    • このレポートは曖昧模糊としていて、何を伝えたいのか分からない

    4.「胡乱」の対義語と例文

    胡乱の対義語

    続けて、「胡乱」の対義語を確認していきましょう。

    確実なこと、信用できること、整っていることなどの言葉が「胡乱」の対義語となりますので、以下の3つをご紹介していきます。

    それでは、「確か」から説明していきます。

    対義語1.確か

    確か

    読み方:たしか

    意味:確実であること、信用できること

    「確か」とは 「信頼できること」「はっきりしていて明瞭なこと」を意味する言葉で、日常生活でもよく使われています。

    また、「断言はできないがたぶんそうだろうという気持ち」も表すことができます。

    例文

    • 自分でもチェックしてみたけど、彼の報告内容は確かだった
    • 確かに彼女はそう言っていた、間違いないよ
    • あれは確か、去年の2月のことだったと思います

    対義語2.誠実

    誠実

    読み方:せいじつ

    意味:まじめで真心がこもっていること

    「誠実」とは、 「真心がこもっていて、うそ偽りがないこと」「他人や仕事に対してまじめなこと」の意味を持っています。

    嘘をつかず、自分の利益ではなく他人のためを考えられるような人に対して使うことができます。

    例文

    • 彼女の素直で誠実な人柄は好かれている
    • 私は何年も誠実に商売を続けてきました
    • あの人のやったことは誠実さに欠ける行為だった

    対義語3.整頓

    整頓

    読み方:せいとん

    意味:よく整った状態にすること

    「整頓」とは 「きちんと片付けること」「乱れたものを片付けてよく整った状態にすること」の意味を持っています。

    「胡乱」の意味3としてご紹介した「乱雑であること」の対義語として使うことができる言葉です。

    例文

    • かばんと机の上を整頓した
    • テスト前に掃除や整理整頓をしてしまう
    • 膨れ上がってきた組織を整頓する

    また、「整理整頓」という言葉もありますが、 整理と整頓の違いもここで確認しておきましょう。

    • 整理(せいり) :不要な物を取り除いて、乱れたものを片付けること
    • 整頓(せいとん):乱れたものを片付ける意味だが、不要なものを取り除く意味は持たない

    5.「胡乱」の英語表現

    胡乱の英語表現

    次に「胡乱」の英語表現を見ていきましょう。

    「胡乱」を直訳できる単語はありませんが、同じような意味として使うことができる表現は以下の通りです。

    文脈や場面にあった単語を選んでくださいね。

    よく使うのは「Fishy」

    「Fishy」とは 「疑わしい」「胡散臭い」「インチキ臭い」という意味を持ちます。

    直訳すると「においや味などが魚のような・魚臭い」となりますが、そこから転じて「胡散臭い」「疑わしい」などの意味でも使われるようになりました。

    例文

    • This project looks fishy.
      怪しげな企画だ)
    • have a fishy face.
      胡散臭い顔をする)
    • His story sounds fishy.
      (彼の話は胡散臭い

    「suspicious」や「doubtful」も使える

    どちらも 「(人や物事が)怪しい」「疑わしい」「不確かな」という意味で使うことができる表現です。

    人から疑われるような場合や、本当かどうか疑問だ、という時に使います。

    例文

    • Her actions are suspicious.
      (彼女の行動は怪しい
    • We are all suspicious about him.
      (みんな彼を怪しいと思っている)
    • This survey is very doubtful.
      (この調査結果はどうも疑わしい
    • One thing remains doubtful.
      (一つ疑問が残る)

    まとめ

    胡乱」とは「うろん」と読み、怪しくて疑わしいこと」を指します。

    「乱雑であること」という意味もありますが、現代ではこの意味で使われることは少ないです。

    あまりなじみのない言葉かもしれませんが、意味や使い方をこの記事でマスターして、ぜひ日常やビジネスの場でも使ってみてください。

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