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「よろしいでしょうか」は、相手に許可を求めるとき・問題ないかを確認するときに使う言葉です。
丁寧な表現なので、上司などの目上の人にも使うことができます。
そこで今回は、「よろしいでしょうか」の意味や使い方、例文や類語などをご紹介します。
正しく使ってビジネスシーンに役立てていきましょう。
1.「よろしいでしょうか」の意味は?
まずは「よろしいでしょうか」の意味から見ていきましょう。
「よろしい」「でしょうか」に分けて解説していきます。
「よろしいでしょうか」は、自分から相手に許可を得る・問題ないかを確認するときに使う言葉です。
漢字表記は「宜しいでしょうか」
「よろしいでしょうか」を漢字にすると「宜しいでしょうか」になります。
「宜」の意味は、「程よくかなっている・肯定する気持ち・納得がいく様子・理に適っている様子」です。
漢字で表記しても問題ありませんが、ひらがなで表記したほうが読みやすいでしょう。
「よろしいでしょうか」は正しい敬語表現
「よろしいでしょうか」は、「それでいいか」を丁寧にした言い方のため、正しい敬語表現です。
そのため、目上の人にも使うことができます。
また、「よろしいでしょうか」とよく似た言葉に「よろしいですか」があります。
「よろしいですか」は「よろしいでしょうか」に比べると軽い表現になるため、目上の人には使わないほうが良いでしょう。
2.「よろしいでしょうか」の使い方と例文
ここからは、「よろしいでしょうか」の使い方と例文をシーン別にご紹介します。
- メールで使う場合
- ビジネス会話で使う場合
- 日常会話で使う場合
1つずつ見ていきましょう。
「よろしいでしょうか」をメールで使う場合
ビジネスメールで「よろしいでしょうか」を使う際の例文をご紹介します。
相手と自分の日程を調節したり、取引先の人に書類を確認してもらったりする時に「よろしいでしょうか」を使います。
<例文>
- 御社のビルへ来週の金曜日の13時に伺ってもよろしいでしょうか
- 来週の面談の日程を明後日の18時に変えていただいてもよろしいでしょうか
- 添付したファイルを確認していただいてもよろしいでしょうか
「よろしいでしょうか」をビジネス会話で使う場合
上司に許可をもらう時や、お客様に商品の確認をする時など、ビジネス会話で「よろしいでしょうか」を使う際の例文をご紹介します。
<例文>
- いくつか質問してもよろしいでしょうか
- お客様がご購入された商品は、こちらでよろしいでしょうか
「よろしいでしょうか」を日常会話で使う場合
日常会話でも「よろしいでしょうか」を使うことができます。
普段なら「いいですか」と言うところを「よろしいでしょうか」にするだけで、大人の印象になります。
とくに、自分よりも目上の人・あまり親しい関係ではない人に対して、許可を求める・確認をするときに使ってみましょう。
<例文>
- お隣に座ってもよろしいでしょうか
- 集合時間は10時でよろしいでしょうか
- ここに荷物を置いてもよろしいでしょうか
3.「よろしいでしょうか」と「よろしかったでしょうか」の使い分け方
「よろしいでしょうか」と混同する表現に「よろしかったでしょうか」があります。
現在・未来の出来事には「よろしいでしょうか」を使い、過去の出来事には「よろしかったでしょうか」を使います。
たとえば、現在進行形で確認をしている場合は、「お探しの商品はこちらでよろしいでしょうか」という表現になります。
この場合の誤用として、「こちらの商品でよろしかったでしょうか」という表現をよく聞きます。
よくある誤用なので、間違えないようにしましょう。
4.「よろしいでしょうか」に対する返答
「よろしいでしょうか」に対する返答例として、代表的な以下の2つについて紹介します。
- かまいません
- 結構です
返答1:かまいません
「かまいません」の意味は以下の通りです。
「かまいません」は「差し支えありません」に言い換えることも可能です。
以下に例文をご紹介します。
<例文>
- こちらの件については特に差し支えありません
- 履歴書は郵送でもデジタルデータでもかまいません
返答2:結構です
「結構です」の意味は、以下の通りです。
「よろしいでしょうか」と聞かれた際の返答して、YESの場合の「結構です」は、上記の意味になります。
しかし、「結構です」には、逆の意味もあります。
断ったり遠慮したりする文脈では、「必要ありません」「要りません」などといった意味で使われる断り文句。
(引用:weblio辞書)
例えば、相手から何かを聞かれて、自分にとって問題なければ「結構です」と返答します。
何かを断る場合は、「結構です」だとわかりづらいので、「お気遣いなく」や「お気持ちだけいただきます」と返した方がまぎらわしくありません。
<例文>
- 来週の金曜日、13時からの開催で結構です
- こちらの商品で結構です
5.「よろしいでしょうか」の類語
ここから、「よろしいでしょうか」の類語を紹介していきます。
- お間違いないでしょうか
- いかがでしょうか
類語1.お間違いないでしょうか
「お間違いないでしょうか」は、問題ないか・間違っていないかを相手に確認したい時に使います。
<例文>
- お席はこちらでお間違いないでしょうか
- 出発時刻は8時でお間違いないでしょうか
類語2.いかがでしょうか
「いかがでしょうか」は、目上の人に意見や感想を尋ねたり、状況の確認をしたりする時に使う言葉です。
仕事の進捗状況を尋ねたい時・こちらから行動を促す時に「いかがでしょうか」を使えば、相手に丁寧な印象を与えることができます。
<例文>
- 当店自慢のスイーツはいかがでしょうか
- 会議の日程は来週の金曜日、13時でいかがでしょうか
- 企画の進行状況はいかがでしょうか
まとめ
「よろしいでしょうか」は、相手に許可を求める時・問題ないかを確認する時に使う言葉です。
類語には「お間違いないでしょうか」「いかがでしょうか」などがあります。
ビジネスシーンでは頻繁に使う言葉なので、「よろしいでしょうか」の意味や正しい使い方を覚えておきましょう。