「唯我独尊」の意味と使い方!本来の意味や語源、類語を詳しく解説!

唯我独尊の意味とは ビジネス用語

「唯我独尊(ゆいがどくそん)」は、 現代では、「自分だけが優れているとうぬぼれること」という意味で使われています。

しかし、 本来は「人間はみな尊い」という意味だったのです

本記事では、「唯我独尊」の使い方や例文、本来の意味や語源を分かりやすく解説していきます。

1.「唯我独尊」の意味

唯我独尊

読み方:ゆいがどくそん

  1. 自分だけが優れているとうぬぼれること
  2. 人間は皆尊く、たった一つの存在であること

1-1.意味は「自分だけが優れているとうぬぼれること」

「唯我独尊」の1つ目の意味は、 「自分だけが優れているとうぬぼれること」です。

不良たちが座右の銘として、よくこの言葉を使っていますよね。

この言葉を聞いて、あまり良く思わない人も多く、現在では悪い意味として使われることが多いです。

しかし、これは本来の意味ではなく、誤用として広まった意味です。

では本来はどういう意味なのでしょうか。

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  • 1-2.本来の意味は「人間はみな尊いたった一つの存在である」

    「唯我独尊」の本来の意味は、 「人間はみな尊いたった一つの存在である」という意味です。

    とてもいい意味ですよね。

    「我」というのは、本来は「我々」、つまり「自分たち人間が」という意味だったのですが、自分ひとりを対象にしていると勘違いされ、誤用として広まったと考えられます。

    2.「唯我独尊」の由来

    「唯我独尊」は、 お釈迦が生まれた時に放った言葉の一部である、と言われています。

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  • 2-1.由来はお釈迦様の言葉

    お釈迦様は生まれた時に、以下のような発言をしました。

    天上天下 唯我独尊 三界皆苦 吾当安此
    (てんじょうでんげ(が)、ゆいがどくそん、さんがいかいく、ごとうあんし)

    「天上天下唯我独尊」という言葉は聞いたことがありますよね。

    しかし続きがあることは知らなかった人も多いのではないでしょうか。

    この一文を簡単に訳すと、次のようになります。

    • この全宇宙のなかで(天上天下)
    • 私達はみなたった一つの尊い存在である(唯我独尊)
    • しかし、この世界は苦しみにあふれかえっている(三界皆苦)
    • 私はその苦しみを気にかけるために生まれてきたのだ(吾当安此)

    この言葉の一部である「私達はみなたった一つの存在である」という部分が「唯我独尊」の由来です

    3.「唯我独尊」の使い方と例文

    「自分が優れている存在である」は誤用として広まった意味ですが、現在でも使われているのが事実です。

    ここでは本来の意味と、誤用の意味の使い方と例文を解説していきます。

    1. 自分がたった一つの存在である
    2. 人間はみな尊い

    順に解説していきます。

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  • 3-1.「自分がたった一つの存在である」という意味での使い方

    誤用では、 「自分は優れていて、たった一つの存在である」とうぬぼれる時に使います

    ヤンキーの特攻服などに書かれていて、ニュースに取り上げられたシーンを見たことがある方もいるでしょう。

    この場合は悪い意味として使われることが多く、例えば喧嘩などで「自分は強い存在である」と表す時などに使います。

    例文を紹介します。

    <例文>

    • 唯我独尊のような態度では、周りから嫌われてしまうだろう。
    • 彼の唯我独尊の態度には、みな呆れている。

    3-2.「人間はみな尊い」という意味での使い方

    本来は、 「人間はみんな平等で尊い」という時に使います

    例えば「みんな尊い存在なのだから、争いは控えよう」という時などに使う表現です。

    こちらは本来の意味で、いい意味として使います。

    しかし、現在では誤用の方の意味が広まっているので、誤解が生まれないように、多用は控えるべきでしょう。

    例文を紹介します。

    <例文>

    • みなが唯我独尊の精神であれば、争いは生まないだろう。
    • 人はみなたった一つの存在である。天上天下唯我独尊というから、意見が違って当然だ。
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  • 4.「唯我独尊」の類語

    「唯我独尊」の類語を以下の2つ紹介します。

    1. 唯一無二(ゆいいつむに)
    2. 自己中心

    順に解説していきます

    類語1.唯一無二

    唯一無二

    読み方:ゆいいつむに

    この世で二つは無い、たった一つの存在である

    「唯一無二」は、 「この世でたった一つの存在である」という意味です。

    誤用の「唯我独尊」と似ている表現ですが、自分自身ではなく、主に友人やモノに対して使う表現です。

    いい意味として使われます。

    「唯一無二」の例文を紹介します。

    <例文>

    • 彼女は僕にとって唯一無二の存在である。
    • この方針は唯一無二のものであるから、必ず成功するだろう。
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  • 類語2.自己中心的

    自己中心的

    読み方:じこちゅうしんてき

    自分自身が物事の中心であると思い、物事を解釈すること。他人について考えられないこと

    「自己中心的」は、 「自分のことばかり考えすぎて、他人について考えられないこと」を意味します。

    誤用の「唯我独尊」と似たような意味ですが、違いを見比べてみましょう。

    • 唯我独尊:自分が優れているたった一つの存在と考えること
    • 自己中心的:自分が中心であると考えること

    ニュアンスは似ていますが、自分が唯一の存在であるか、自分が中心であるかが違います。

    以下の例文のように、悪い意味として使われます。

    <例文>

    • 彼はいつも集合時間に遅れるが、何食わぬ顔でいる自己中心的な人だ。
    • 自己中心的なのは辞めたほうが良い。人が離れていくよ。

    5.「唯我独尊」の英語表現

    「唯我独尊」の英語表現を、本来の意味と誤用の2つ紹介していきます。

    1. Every human being is precious.(人間はみな尊い存在だ)
    2. I’m the one and only.(自分がたった一つの存在である)

    順に解説していきます。

    英語1.Every human being is precious.

    「Every human being is precious.」は、 「全ての人間は尊い存在である」という意味です。

    「precious」は、「貴重、かけがえのない、大事な」という意味があります。

    「唯我独尊」の本来の意味の英語表現です。

    例文を紹介します。

    <例文>

    Every human being is precious. So do you and me.
    (全ての人はみな尊いです。そしてそれは、あなたも私も同じです。)

    英語2.I’m the one and only.

    「I’m the one and only.」は、 「自分はたった一つの存在である」という意味です。

    「唯我独尊」の誤用の意味の英語表現です。

    しかし、「私は母親にとって唯一の存在です」のように、いい意味として使うこともできます。

    ニュアンスとしては、「唯一無二」に近いですね。

    例文を紹介します。

    <例文>

    I’m the one and only child in this family.
    (私はこの家族のたった一人の存在です。)

    まとめ

    「唯我独尊(ゆいがどくそん)」は、 現在では「自分だけが優れているとうぬぼれること」という意味で使われています

    しかしこちらは、誤用で悪い意味として使われることが多いです。

    本来の意味は、 「人間はみな尊い存在である」で、いい意味として使われます

    「唯我独尊」という言葉を聞いて、あまり良いイメージを持たない方も多いでしょうが、それは誤用が原因だったということですね。

    本来の意味を理解すると、とてもいい意味の言葉であることが分かります。

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