融通が利くの「融通」ってどんな意味?類語、英語を含めて徹底解説

融通の意味とは ビジネス用語

「融通」は「状況に合わせて対応する」という意味の言葉です。

よく「融通をきかせる」という形で使われているのを、耳にしたことも多いのではないでしょうか。

今回は、 そんな「融通」の詳しい意味や使い方を、例文を用いて分かりやすく解説していきます。

意外と知られていませんが、融通には2つの意味があります。正しく使い分けることができないと恥をかいてしまうので、ぜひチェックしておいてください。

1.「融通」の意味とは

意味は、その場に合わせた適切な処置をとるという事

「融通」

読み:ゆうずう

  1. その場に合わせた適切な処置をとること。とどこおらずに通ずること。
  2. 金などをやりくりして貸し借りすること。

何かに固執することなく、 物事に柔軟に対応し、的確な処理を行うのが「融通」の意味です。

また、お金の貸し借りをすることも「融通」と言います。

つまり、「融通」には2種類の意味があるのです。

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  • 「融通」は仏教用語

    「融通」は「融通無碍」という仏教に関する言葉が語源と言われています。

    融通無碍は、華厳経(けごんきょう)という仏教に関する書物に記載されており、「異なるものがとけあう」という意味が込められています。

    この「溶け合う」という意味こそが「融」の持つ本来の意味でしたが、現在では「滞らないこと」という使われ方をすることが多くなりました。

    「融通無碍」の意味は「自由自在に見方を変えて対処していくこと」

    「融通無碍」とは自由自在に見方、考え方を変え、よりよく対処していくことのできることです。

    つまり、 古い考えにこだわりを持たず、柔軟に対応していこうとする考え方といえます。

    松下幸之助氏が著書の中で心の在り方として挙げられているのがこの「融通無碍」。ビジネスの用語として用いられることも多い言葉です。

    変化が大きいビジネスの世界で、イノベーションを起こすためには必要な姿勢を表す言葉です。

    また、困難に立ち向かう際にも有用な言葉ともいえます。

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  • 2.「融通」の使い方と例文

    融通がきく」という使われ方をするのが一般的です。

    「その場に合わせて適切な対応をする」という意味と「金銭などを貸し借りする」という2つの意味が含まれるので、状況に応じた使い方が必要となります

    2-1.「融通」がきく

    融通がきく」とはその場の状況に合わせて対応を変えていくことです。

    人にも組織に対しても使うことができます。

    「あなたのお店が融通をきいてくれてほんとに助かったよ」と言われたらサービスを称賛されたことになります。

    この他にも以下のような使い方をすることができます。

    • 融通がきくシフト」
    • 「あの会社は時間の融通がきく
    • 融通がきく人物」

    意味が分かりにくければ、個人の場合には「機転が利く」や「話が分かる」「頭が切れる」などと言い換えてみるとわかりやすいでしょう。

    一方、この否定形である 「融通がきかない」原則や細かい点にこだわりすぎて、柔軟な対応ができない場合などに使われます。

    <例文>

    • 「彼は融通がきかないね」
    • 「機械の操作に融通がきかない
    • 融通のきかないソフトウェア」

    これらは、度々批判の言葉としてもよく使われます。

    ただし、不器用なもののこだわりが強い「職人気質な人」を「融通のきかない男」と言って褒めることがあります。

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  • 2-2.「融通する」

    資金の貸し借りを「資金を融通する」と表現することもできます。

    たとえば、 お金を借りる場面で「資金を融通していただきたい」というような使い方をすることができます

    <例文>

    • お互いに資金を融通し合う
    • もう少しだけ融通してもらいたいです

    3.「融通」の類語とその違い

    融通の類語
    「融通」にはいくつかの類義語があります。

    これらの用法や意味ついてみていきましょう

    3-1.「融通」と「融資」

    「融資」

    読み:ゆうし

    資金を融通して貸し出すこと。

    お金を貸すことを「融資」といいます。「銀行からの融資を受ける」は非常によく使われる言葉です。

    銀行側は「融資」を実行する側となります。どちらかといえば、銀行からその顧客へという一方通行的な関係を表します。

    金銭に限定している融資に対して、融通は貸し借り全般を表す言葉ですから、金銭以外にも使われます。

    「時間を融通する」「デートのために車を融通する」など物や時間、空間と、適応する幅が広い言葉です。

    また、「所有物を融通し合う」のように相互関係に立つことが多く、シェアや、共有というイメージでとらえられることもあります。

    3-2.「融通」と「順応」

    順応

    読み:じゅんのう

    1. 環境や境遇の変化に合わせて、なれていくこと。
    2. 環境の知識の変化に適応するため内部の概念を変化させること。
    3. 生物が外部環境の変化に合わせて、機能や性質・状態を変えること。

    「順応」は環境に適合するという意味です。新しい環境に適応してきたという場面使われることが多い言葉です。

    一方、「融通」はさまざまな場面で発揮される柔軟性を指すことが多い言葉です。

    つまり、順応は環境に適合することそのもので「融通」は環境に適合するために柔軟性を発揮するこという解釈になります。

    新しい環境に「順応」するためには「融通」をきかせなくてはならないのです。

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  • 4.「融通」の対義語

    融通の対義語

    は、「頑固」

    「頑固」

    読み:がんこ

    他人の意見を受け入れず、かたくなに自分の考えや態度を守り続けること。またはその様子。

    「頑固」はかたくなに一つのことにこだわり続けること。一貫性を持ち簡単には曲げないことをさす言葉です。

    これらの意味が転じて、頭が固いことを表す場合にも使われています。

    頑固という言葉は、よく「頑固おやじ」「頑固一徹」というような使われ方をします。

    「頑固おやじ」はかたくな意地を張ったり、信念を曲げない。わからずやの父親を表現する際に使います。

    また、「頑固一徹」の一徹とは強情に自分の考えを押し通すということ意味です。頑固とはほぼ同じ意味になります。

    要するに、絶対に信念を曲げずに貫き通す性格や行動を表す表現です。

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  • 5.「融通」の英語表現

    融通の英語表現

    融通自体が多義語であるため、英語の表現も意味に合わせて変える必要がある

    お金を融通するの場合であれば、「lend (人)(金額)」という表現になります。

    融通手形のように少しフォーマルな表現になると「accommodation 」が使われます。

    例文は以下の通りです。

    <例文>

    He accommodated her with money.(彼は彼女にお金を用立ててやった)

    柔軟性を表す「融通」がきくなどの場合は 「flexible」という形容詞がふさわしいでしょう。

    例えば、以下のように使うことができます。

    <例文>

    He works flexible hours.(彼は始業、就業に融通のきく時間の中で働く)

    出勤時間や退勤時間を働く人が自分で決めることができる、フレックスタイムの語源となっている言葉です。

    また、名詞形「flexibility」です

    まとめ

    「融通」の意味や使い方について解説してきました。

    もともとは経本の中の言葉だったものが、今は柔軟性を表す言葉に変わってきました。

    「融通」がきくとは状況に合わせて、最適な対応をとることです。

    この記事を参考に「融通無碍」=自由で素直な心で受けてめて、「融通自在」に使えるように実践していってください。

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