最終更新日:2021/02/11
新卒2年目になると、少し周りが見えてくるようになりますよね。
仕事の内容や職場の人間関係、将来などを考えると「このままこの会社に勤め続けていいんだろうか…?」という疑問が頭をよぎる方は多いと思います。
そうすると、一番に頭に浮かぶのは「転職」という文字ですが
「2年で転職するのは早すぎるんじゃないか」
「他のエンジニアはどうしているんだろう?」
などなど、色々と気になることがありますよね。
この記事は、そんな転職を考え始めた方に向けて、エンジニア2年目の転職状況や、実際に転職をするうえで注意することについてお伝えします。
※キャリアチェンジの悩みは「ワークポート」に相談しよう!
(引用:ワークポート)
「転職のことを相談したい」なら、「ワークポート」の利用がおすすめです。
ワークポートはIT専門で、経験が浅くてもサポートしてくれる転職エージェント。
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1.エンジニア2年目の転職は普通?みんなの意見は?
まず始めは、皆さんが一番気になる「2年目で転職するのは普通なのか?」という疑問にお答えしていきましょう。
実際の口コミも見ながら、新卒2年目の転職状況と、企業の対応についてお伝えしています。
実は2割弱のエンジニアが2年以内で転職している
6月24日
元バイト先の先輩2人とランチに行った。1人の先輩は社会人2年目で転職活動中らしい。2人とも口を揃えて、働いてみないと実際何も分からないと言ってた。やっぱりそうだよなぁ、、と思えば思うほど就活の意義を見失いそうになる。就活はガチャだよね。#22卒— クララ🐰22卒就活日記 (@love_it_rabb_it) June 24, 2020
こんな口コミをよく見かけますが、今や「社会人2年目での転職は普通」です。
厚生労働省の統計によると、平成18年度に大卒して就職し、2年以内に離職した人の割合は情報通信業で18.7%、産業全体はなんと25.5%にのぼります。
「就職したらまず3年は勤める」というイメージが未だに根強いですが、約2割が新卒2年以内に転職しているというのが現実。
気にせずに転職活動を始めて問題ないでしょう。
新卒2年目は「第二新卒」として優遇される
では、企業は2年目に転職する人に対して、どのような対応をするのでしょうか?
その答えは「第二新卒として積極的に採用する」です。
なぜなら、企業では若手人材を雇用する重要性が高まっているからです。
マイナビの人材ニーズ調査によると、2030年までの間で、若手人材の確保の重要性が高まると答えた企業が40%、変わらないと答えた企業が40%を占めています。
(引用:2030年までの間で、貴社において、以下の採用・人事施策の重要性はどのように変化すると思いますか|マイナビ人材ニーズ調査|2021年)
その若手人材として、新卒と共に第二新卒も期待されているということです。
さらには、以下のような第二新卒独自のメリットもあります。
- 採用後のミスマッチが少ない
- 社会人としての常識や、一定のビジネススキルを備えている
- 短期間で即戦力になりうる
第二新卒専門の転職エージェントもあるほどなので、転職のハードルは低いでしょう。
ただし、全体を通して「新卒よりは採用は厳しくなる」ことには注意しましょう。
IT業界は歓迎している
さらに、IT業界では特に転職者を歓迎する傾向があります。
その理由は「IT業界の圧倒的な人材不足」です。
経済産業省のデータによると、2025年で36万人、2030年で45万人のIT人材が不足するとされており、業界全体がIT需要の増加に追い付かず、深刻な人材不足に陥る予想がされています。
それだけ市場の伸びが圧倒的なので、エンジニアとしてのスキルを持つ人であれば第二新卒でも歓迎される、という背景があります。
@garicchi 余裕っす、新卒2年ちょっとでSIerのヘボインフラエンジニアから、ソシャゲベンチャーのインフラエンジニアに転職したもみんが言うんだから間違いない
— もみあげマン (@mominosin) September 3, 2013
口コミでも、2年目で他業界のエンジニアに転職した例が度々報告されており、転職時点でスキルが十分でなかったとしても、転職しやすいことが分かります。
2.2年目に転職することによるメリット
ここまでで、エンジニアは2年目に転職してもいい!ということが分かったと思います。
そこで、ここからは2年目で転職することでどんなメリットがあるのかをお伝えしていきます。
メリット1.キャリアの方向性を見直せる
まず一つ目は、キャリアの方向性を変えることができるということです。
新卒で採用されたときは、実際の仕事のイメージってなかなかつかないですよね。
「入社したら考えていたのと違う仕事をすることになった」という方も多いのではないでしょうか。
自分が磨きたいスキルを仕事で使っていないなら、そのまま働いていても自分の求めるキャリアは手に入りません。
逆に言うと、その場合は早く転職することが自分のスキルアップに直結します。
長期的なスキルアップ、キャリアアップを考えた上で、必要だと判断したらすぐに動いた方がいいでしょう。
メリット2.職場環境を見直せる
転職したい人の大半は、現状に不満を持っている人だと思います。
給与が低い、残業時間が多すぎる、人間関係に不満がある・・・などなど。
そんな不満の大半を解決できるのが、転職の2つ目のメリットです。
もちろん業界固有の給与形態、忙しさはありますが、明らかに同業界と比較しても劣悪な環境なら、普通に転職するだけでも一気に状況は改善するでしょう。
メリット3.一気に年収が上がる可能性も
新入社員の時は、即戦力として採用されているわけではないので、それを考慮した給与になっています。
そのため、「元々プログラミングが好きで独学していたけれど、就職してからは大した仕事を任せられなかった・・・」というような人は、転職することで一気に年収が上がる可能性があります。
自分のスキルに対して報酬が支払われることになるので、スキルに自信がある人、実力主義の方が燃える!という人はそういった環境に転職したほうがいいでしょう。
3.転職に失敗しないために大事なのは?
ここまで、転職することによるメリットについてお伝えしてきました。
ただ、当たり前ですが「転職すれば全てがよくなる」訳ではなく、転職によって失敗したと感じる人も多いです。
ここからは、転職して後悔しないために、注意すべきポイントをお伝えしていきます。
きっかけはネガティブな理由でもいい
失敗しないために、と書きましたが、それは「ネガティブな理由での転職はダメ」ということではありません。
例えば、下記のようなネガティブな理由でも、それを原動力にして状況を改善できるなら、問題ありません。
- スキルアップが望めない時
- 人間関係でどうしても馴染めない時
- 激務やストレスで心身が疲弊している時
- 給与が明らかに低すぎる時
今いる職場から逃げることは、何も恥ずかしいことではありません。
どうしても今の環境で頑張ることが自分のプラスに繋がらないなら、転職への道を進むのは当然です。
堂々と胸をはって、より良い転職先を見つけていって下さい。
逃げる「だけ」の転職をすると後で困る
きっかけはネガティブでOKという話をしましたが、転職をしていく上では「その先」を見て動いていく必要があります。
なぜなら、先を見据えて行動しないと、同じことを繰り返してしまう可能性があるからです。
「とにかく転職してみたけど、結局前職と似たような状況になってしまった・・・」というのはあまりにもったいないですよね。
とはいえ、焦る必要はありません。
まずは転職すると決めて、その後「どうやってキャリアを作っていくか?」を落ち着いて考えていきましょう。
将来のキャリアを考えるためのヒントは「4.転職を決めたらやるべき4つのポイント」で詳しく書いているので、参考にして下さい。
そもそも転職先はIT業界じゃなくてもいい
そして、少し混乱させることになるかもしれませんが・・・そもそも「IT業界に転職しなくてもいい」かもしれません。
筆者がそうだったのですが、「なんとなく良いと思ってエンジニアの世界に入ったけれど、何にチャレンジしても熱意がわかない・・・」という人もいると思います。
どの仕事でもそうですが、特にエンジニアは技術を磨き続けることが重要なので、熱意があるかどうかは非常に重要です。
他の仕事なら出てくるような熱意が、エンジニアの仕事ではどうしても出てこないなら、もっと自分が熱意を込められる仕事に変えることも良いと思います。
正直IT業界での経験は、すぐに辞めたし最後の方は人間関係がアレだったために、二度と戻りたくない業界になってしまってるんだが、教員としてその領域が指導科目となってる今、あの経験のうち、ちょっとの部分だけは捨てたもんではなかったと思うようになった
— Iris (@Iris_Pseudacoru) July 1, 2020
この口コミのように、別の業種でもエンジニアとしての経験はなんらかの形で役に立つので、「時間を無駄にした」ということはありません。
ただし、当然ですが未経験の職に転職する際のハードルは高いのでご注意ください。
年収が下がるなど、高確率で条件は下がるでしょう。それでも変える価値があると感じるなら、ぜひチャレンジするのをおすすめします。
異業種への転職方法について知りたい方は、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
4.転職を決めたらやるべき4つのポイント
それでは、転職していく上で、何に気を付ければ後悔しない選択ができるでしょうか?
そのヒントになる4つのポイントをお伝えします。
ポイント1.業界の動向を把握しよう
転職することを決めたら、まずは業界についての情報を詳しく調べていきましょう。
働く環境は、業界によって大きく変わるからです。
SIer系かWEB系かで大きな違いがあるように、業界や会社によって、仕事の内容、将来性、どんなスキルが求められるのか、開発環境などさまざまな違いがあります。
新入社員の時よりも視野が広がった状態で調べることで、自分のキャリアビジョンを考えるための有益な情報になるでしょう。
業界の違いについて知りたい方は、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ポイント2.自分のスキルを見直そう
次は、自分のスキルを見直しましょう。
「自分が何をできるのか」を知ることは、これからの転職活動で非常に重要になります。
スキルを見直すと自分の未熟さを目の当たりにするでしょう。
「会社で身に着けたスキルがあるが、世の中では通用しなかった」ということもあるかもしれません。
ただ、そうだったとしても熱意で経験の少なさを補えるのが第二新卒の特徴。
自分は何ができて何ができないかを理解していればOKです。
ポイント3.自分のキャリアビジョンを明確にしよう
業界の動向を知り、自分のスキルの棚卸ができたら、最も重要な「将来のキャリアビジョン」を考えてみましょう。
考える上で一番重要なのは「どんな自分になりたいのか」です。
高い給与が欲しいなら、どんな仕事で、どういう活躍をして給与を受け取っているのか?
仕事にやりがいを求めるなら、どんなスキルを得て、どういう立場で仕事をすればやりがいが手に入るのか?
答えは自分の中にしかありません。
それを見つけていくことが、一番の転職の成功に繋がると思っています。
これが自分の原点かも?結局エンジニアの仕事してていつも辛いけど、でもいつも「なぜか自分がここにいる理由」みたいなのを感じる時もあるんだよなあ。 https://t.co/8pX6ddWfON
— mayu (@mayu55634649) January 19, 2021
こんな口コミのように、時間を忘れて没頭できることが、やりがいや幸せの原点になるかもしれません。
ただ、このキャリアビジョンは考えているだけでは中々見つかりません。
それを見つけるために新しいジャンルのコードを書いてみたり、違う業界の人に話を聞いてみたり・・・とにかく行動してみることが大事ですよ。
ポイント4.転職エージェントに相談しよう
将来のキャリアビジョンが漠然とでも見えてきたら、あとはそこに向かって転職するだけ!
・・・ですが、実際にやってみると、思っていたように上手くいかないこともあります。
そんな理想と現実のギャップを埋めていくためには、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントは転職のプロなので、キャリア形成を始めとした業界の情報について詳しいです。
さらに転職活動中にもさまざまな支援が受けられるので、自分は面接対策に集中できるのもメリット。
ただし、一番大事なのは「自分がどうしたいのか」。
転職エージェントの話をうのみにしていくと、自分が本当にやりたいことから遠ざかってしまうことも。
自分が譲れないものは明確にした上で相談するようにしましょう。
5.新卒2年目のエンジニアにおすすめの転職エージェント
転職エージェントを使うなら、複数利用がおすすめです。
転職情報サイト「リクナビ」の調査では、転職成功者は平均4.2社に登録しているというデータもあります。
つまり、本気で転職を成功させたいなら、1社ではなく複数の転職エージェントに登録しておいた方がいいということです。
ここでは、新卒2年目のエンジニアに特におすすめの転職エージェントを3つ紹介するので、ぜひ相談してみてください。
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・20代の転職に特化したサービス ・都市部が多くサポートも充実 |
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IT専門のエージェントなら「ワークポート」
(引用:ワークポート)
「ワークポート」は、IT業界に特化した転職サービス。
エンジニア系の求人が多く、未経験の業界への転職にも対応してもらえます。
業界への知識が深いアドバイザーが多く詳しいフォローが貰えるため、書類選考の通過率が高いというメリットもあるため、IT業界への転職ならまずは登録してみましょう。
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詳しい解説は以下を確認してください。 「【未経験OK!】ワークポートの評判・口コミと登録前の注意点を解説!」 |
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第二新卒に特化した支援を受けるなら「マイナビジョブ20’s」
(引用:マイナビジョブ20’s)
「マイナビジョブ20’s」は、第二新卒を始めとした20代の転職に特化したサービス。
就職支援サービスとして有名な「マイナビ」が運営しているため、知名度が高いです。
なんと、利用者の85%以上が社会人経験3年以内の20代で占められています。
他には、都市部の求人が多いこと、そしてアドバイザーによるサポートが手厚いことも特徴。
2年目での転職なら、登録して損はないサービスです。
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(引用:doda)
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筆者も転職の際、「doda」に紹介された求人で転職先を決めたことがあります。
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まとめ
今回は、エンジニア2年目の転職状況や、実際に転職をするうえで後悔しないために知っておくべきことについてまとめました。
2年目の転職は今や普通で、転職によるメリットも多いです。
ただし、安易な転職で後悔しないために、今回ご紹介した4つのポイントを意識して転職をしてみてください。
【転職を決めたらやるべき4つのポイント】
- 業界の動向を把握しよう
- 自分のスキルを見直そう
- 自分のキャリアビジョンを明確にしよう
- 転職エージェントに相談しよう
転職活動の際には、転職エージェントを使うと希望にあった求人紹介や面接対策などもしてもらえるので転職成功率がアップします。
新卒2年目なら、下記の3つの転職エージェントが使いやすいでしょう。
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できれば全ての転職エージェントに登録し、相性のいいアドバイザーを見つけてサポートしてもらってください。
この記事を参考に、後悔のない転職を実現させてくださいね。