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震災や豪雨災害などの復興事業、東京オリンピックに関わる建設事業の増大によって、土木エンジニアの需要が高まっています。
しかし、土木エンジニアに興味がある人の中には、以下のような疑問を感じている人も少なくないはず。
「土木エンジニアってどのような仕事をするのだろう?」
「土木エンジニアになるのに何か資格は必要なのか?」
そこでこの記事では、土木エンジニアの仕事内容や年収、取得しておきたい資格について解説します。
記事後半では、転職する際に利用したい転職エージェントも紹介。
この記事を参考にして、土木エンジニアへの転職活動にお役立てください。
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(引用:ワークポート)
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1.土木エンジニアの仕事内容
一口に土木エンジニアと言っても、その仕事内容は幅広いです。
まずは、土木エンジニアの主な仕事内容を4つ紹介します。
仕事内容1.整備計画の策定
1つ目の仕事は、整備計画の策定。
国や自治体からの要望に対して、河川や道路などの公共インフラをどのように整備するかを計画します。
ただ整備すればよいのではなく、利便性・安全性・環境など、あらゆる視点から最適な整備計画を練ることが求められます。
仕事内容2.土地の調査
2つ目の仕事は、土地の調査。
実際に整備する土地まで足を運び、整備に必要な調査を行います。
調査は、主に測量と地質調査の2種類があります。
【土木エンジニアが行う主な調査】
- 測量:道路や建物などの位置関係を正確に捉えるために行われる。
- 地質調査:土質の状態や地下水の有無など、地下の地質を捉えるために行われる。
測量や地質調査は、数学や物理の知識を押さえた上で「測量士」や「地質調査技士」といった専用の資格を取得しなければ務まりません。
「測量士」「地質調査技士」については、「3.転職に有利な資格4つ」にて解説します。
仕事内容3.設備の設計
3つ目の仕事は、設備の設計。
「土地の調査」によって得られた結果を基にして、設計図を作成します。
「整備計画の策定」と同様に、設計においても安全性・利便性・環境など、あらゆる視点を考慮することが求められます。
また、設計図の作成ではCADと呼ばれる設計のためのツールを用いるのが一般的。
そのため、「CAD利用技術者」など、CAD関連の資格を保持していると現場で重宝されます。
資格の詳細は「3.転職に有利な資格4つ」にて解説します。
仕事内容4.施工の管理
4つ目の仕事は、施工の管理。
設計図を基にして、工事のスケジュール管理・人員管理などを行います。
また、施工中は工事現場を巡回して工事の様子を作業員から伺い、翌日の工事内容を都度計画します。
施工を管理する土木エンジニアは、「主任技術者」または「監理技術者」と呼ばれ、工事現場に必ず配置しなければなりません。
両者の違いは、請け負う工事の金額にあります。
技術者 | 請負金額 |
---|---|
主任技術者 | 制限なし |
監理技術者 | 4,000万円以上 (建築一式工事の場合は6,000万円以上) |
そして、「主任技術者」「監理技術者」になるには、「土木施工管理技士」の資格の取得が必須です。
詳細は「3.転職に有利な資格4つ」にて解説します。
2.土木エンジニアの年収
転職情報サービスdodaの調査によると、土木エンジニアに関わる職種の2019年における年収は、以下の通りでした。
職種 | 年収 |
---|---|
施工管理 | 457万円 |
設計 | 439万円 |
測量 | 400万円 |
大工・とびなど | 346万円 |
(参考:doda|【167の職種別】平均年収ランキング 最新版)
実作業を行う大工・とびよりも、調査・設計をする職種や現場管理を行う職種が年収が高いことが分かります。
3.転職に有利な資格4つ
土木エンジニアに転職するには、資格が求められることが多いです。
ここでは、土木エンジニアになるために取っておきたい資格を4つ紹介します。
資格1.土木施工管理技士
土木施工管理技士の資格を保持していれば、土木エンジニアの仕事の一つである「施工の管理」を行うことが可能です。
1級と2級の2種類があり、取得している級によってできる役割が異なります。
級 | 役割 |
---|---|
1級 | 「主任技術者」に加えて「監理技術者」になれる |
2級 | 「主任技術者」になれる |
試験内容は、学科試験と実地試験の2種類あります。
特に実地試験では、知識の有無だけでなく実際に現場で体感したことについて問われるのが特徴です。
資格レベル |
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出題範囲 |
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試験時間 |
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出題数 |
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合格ライン |
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(参考:一般財団法人全国建設研修センター)
資格2.測量士
測量士の資格を保持していれば、土木エンジニアの仕事の一つ「土地の調査」のうち、測量に関わる仕事を行うことが可能です。
「測量士」と「測量士補」の2種類の資格があり、以下のような違いがあります。
種類 | 役割 |
---|---|
測量士 | 測量業務に加えて、測量業務に関する計画を作成できる |
測量士補 | 測量士の作成した測量計画に従って、測量業務に携われる |
測量士・測量士補になるための条件は、国土地理院が開催する試験で合格する他に、以下のような条件があります。
【測量士になるための条件】
- 文部科学大臣認定の大学で測量関連の科目を修め卒業し、測量業務を1年以上経験していること
- 文部科学大臣認定の短大・高専で測量関連の科目を修め卒業し、測量業務を3年以上経験していること
- 国土交通大臣認定の養成施設で1年以上、測量士補が有するべき知識を修め、測量業務を2年以上経験していること
- 測量士補を有しており、国土交通大臣認定の養成施設で必要知識を修めていること
【測量士補になるための条件】
- 文部科学大臣認定の大学で測量関連の科目を修め卒業していること
- 文部科学大臣認定の短大・高専で測量関連の科目を修め卒業していること
- 国土交通大臣認定の養成施設で1年以上測量士補が有するべき知識を修めていること
つまり、測量について学べる学校を卒業すれば自動的に測量士補に、実務経験を積めば自動的に測量士になることが可能です。
資格レベル |
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出題範囲 |
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試験時間 |
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出題数 |
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合格ライン |
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(参考:国土地理院)
資格3.地質調査技士
地質調査技士の資格を保持していれば、土木エンジニアの仕事である「土地の調査」のうち、地質調査の仕事に携われます。
階級が存在しない代わりに部門制を採用しており、「現場調査」「現場技術・管理」「土壌・地下水汚染」の3部門のうち、1つを受験します。
なかでも現場調査部門には口頭試験があり、試験官の質問を適切に理解して回答する力が問われるのが特徴的です。
資格レベル |
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出題範囲 |
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試験時間 |
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出題数 |
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合格ライン |
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(参考:全国地質調査業協会連合会)
資格4.CAD利用技術者試験
CAD利用技術者試験は、コンピュータを利用して設計作業をするのであれば、ぜひ取得しておきたい資格の一つ。
CAD利用技術者試験は2次元、3次元の2種類があり、そこからさらに基礎(2次元のみ)・2級・1級に分かれています。
さらに2次元CAD利用技術者試験の1級は、「建築」「機械」「トレース」の3つの専門分野に分かれています。
土木エンジニアを目指すのであれば、2次元CAD利用技術者試験の基礎、2級、1級(建築)の順に進めていくのがおすすめです。
資格レベル |
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出題範囲 |
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試験時間 |
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出題数 |
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合格ライン |
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4.土木エンジニアに向いている人の3つの特徴
ここでは、土木エンジニアに向いている人の特徴を3つ解説します。
特徴1.勉強することが好き
土木エンジニアの仕事のほとんどは、資格を保持していないとできないものが多く、資格取得のための勉強が欠かせません。
また、「土木施工管理技士」のように、現場での経験が試験で問われることから、現場経験を自身のスキルとして身につけることも求められます。
このことから、勉強することが好きで苦痛に思わない人は、土木エンジニアに向いています。
特徴2.コミュニケーションがとれる
土木エンジニアは、作業員・発注者・工事現場周辺の住民など、いろいろな人と接する機会があります。
特に、現場の安全管理を適切に行うためにも、作業員との密なコミュニケーションが必須です。
このことから、土木エンジニアはコミュニケーションが適切にとれる人に向いている職種といえます。
特徴3.用心深い
土木工事は、常に危険を伴うため安全管理が最も重要です。
そのうえで、土木エンジニアは作業員全員の安全に常に気を使わなければなりません。
そのため土木エンジニアは、注意深く観察できる用心深い性格の人に向いています。
5.土木エンジニアに向いていない人の3つの特徴
土木エンジニアに向いている人がいる一方で、向いていない人も存在します。
ここでは、土木エンジニアに向いていない人の特徴を3つ説明します。
特徴1.体を動かすことが好き
土木エンジニアという響きから力仕事を想定しがちですが、実際に体を動かす仕事はほとんどありません。
あったとしても、現場監督として工事現場を歩いて周回する程度です。
そのため、力仕事に従事したい人は土木エンジニアには向いていません。
特徴2.大雑把である
土木エンジニアの仕事内容である「土地の調査」では、細かい数字を取り扱う作業が多いです。
また、「設備の設計」では安全性・品質・環境など、あらゆることを考慮する必要があるため、細かな作業が要求されます。
そのため土木エンジニアは、大雑把に作業をこなす人には不向きの職種と言えます。
特徴3.協調性に欠けている
土木エンジニアは一人でこなせる仕事ではありません。
仕事の発注者を始めとして、土木作業員、さらには工事現場の周辺住民ともコミュニケーションが必要です。
そのため、周囲の人達と足並みをそろえられない人は、土木エンジニアに向いていません。
6.土木エンジニアに転職するなら転職エージェントがおすすめ
土木エンジニアに転職したいなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは、業界に精通したアドバイザーが転職に関するサポートをしてくれます。
希望にマッチした企業の紹介や転職に関する手続きの代行などが無料で利用できます。
転職活動がうまく進むか不安な人も、転職エージェントを利用すれば安心して転職活動ができます。
ここでは、土木エンジニアに転職したい人におすすめの転職エージェントを3社ご紹介します。
ワークポート |
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リクルートエージェント |
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建設転職ナビ |
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【転職エージェントは複数利用がおすすめ】
転職エージェントはそれぞれ保有している求人が異なるため、気になったエージェントは全て登録しておくのがおすすめです。
大手転職サイト「リクナビNEXT」によると、転職成功者は平均4.2社のエージェントを併用しています。
つまり、本気で転職成功したいなら転職エージェントは3〜4社同時に登録しておいた方がいいということです。
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(引用:ワークポート)
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運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約54,000件(2022年6月時点) |
非公開求人数 |
約21,000件(2022年6月時点) |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「ワークポートの評判・口コミは良い悪い?登録前の全注意点も解説」 |
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豊富な求人の中から探したいなら「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」の特徴は、紹介している企業の数が業界No.1であること。
より多くの企業に目を通したい人におすすめの転職エージェントです。
キャリアアドバイザーの専門性は高く、業界に適した提案をしてくれるので、土木エンジニアに転職したい人にもおすすめです。
業界に精通したアドバイザーによる書類添削や推薦状の作成など、サポートも手厚いため、転職活動を優位に進められます。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約176,100件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
約226,400件(2022年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
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公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「リクルートエージェントって実際どうなの?気になる評判と利用前の全注意点」 |
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業界出身のアドバイザーに相談したいなら「建設転職ナビ」
(引用:建設転職ナビ)
建設転職ナビは、建設業界に特化した転職エージェント。
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7.土木エンジニアが関わる工事と将来性
土木エンジニアの担当する工事は、さまざまな種類があります。
ここでは、土木エンジニアが担当する工事の種類と将来性について解説します。
工事1.河川
河川の水流による岸の侵食を防ぐための護岸工事や河川の氾濫を防ぐための築堤工事などを行います。
河川周辺の住民・建物を自然災害から守ることが、河川工事の主な目的です。
最近は、台風や豪雨によって河川が氾濫し被害が出ていることから、河川工事の重要性が注目されています。
日本は水害が多いことから、今後も河川工事の需要は減ることはありません。
工事2.ダム
治水を目的とした治水ダム、利水を目的とした利水ダムなどを建設するための工事を行います。
雨水の貯水量を調節することで洪水を防いだり、雨水を安定的に利用できるようにしたりすることが主な役割。
河川工事の場合と同様に水害が頻発する日本において、ダムは必要不可欠なインフラです。
現在でもダムの新規建設が行われている他、既存のダムについても改良工事がなされるなど、今後もダム工事の勢いが衰えることはありません。
工事3.道路
新規に道路を開設したり、道路の修繕や改良をしたりします。
道路は毎日多くの人が利用するため、安全に利用できるための維持工事が欠かせません。
そのため、道路工事の需要が減ることはなく安定していると言えます。
工事4.水道
給水管・排水管の宅地への引き込みや、配管のメンテナンスなどを行います。
家やビルなどを建てるには水道工事が欠かせないこと、災害復興・東京五輪による開発の活発化が著しいことから、水道工事も大きな需要があります。
工事5.空港
新しい空港の建設や滑走路の拡張などを行います。
現在、日本において新しい空港の建設はありませんが、滑走路の拡張工事については成田国際空港を始めとして複数予定されています。
また、河川・道路工事と同様に、安全に利用できるための維持工事も欠かせないことから、空港工事の需要も無くなることはありません。
工事6.トンネル
山岳地帯や海底に道路や鉄道を敷設するためのトンネルを掘ります。
また、老朽化したトンネル設備の修繕・維持の工事なども行います。
今後のトンネル工事は、修繕・維持の工事が中心となることが予想されます。
まとめ
今回は、土木エンジニアに興味がある人に向けて、仕事内容や年収・資格について解説しました。
土木エンジニアの仕事内容は、以下の通りです。
【土木エンジニアの特徴】
- 仕事内容は、土木工事の計画・調査・設計・施工の管理がメイン
- 年収は400万円~457万円
- 土木エンジニアの仕事は資格が求められることが多い
- 転職には転職エージェントを使うと有利
また、土木エンジニアに転職したい人に向けて、おすすめの転職エージェントを3つ紹介しました。
ワークポート |
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リクルートエージェント |
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以下の記事では、建設業界の転職事情や土木エンジニアに関連する職種の仕事内容について解説しています。