最終更新日:2021/02/07
- データベースエンジニアって、将来性はどうなんだろう?
- データベースエンジニアになったものの、今後もやっていけるだろうか
上記のように、データベースエンジニアの将来性について、疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?
ご安心ください。データベースエンジニアは将来性が非常に高い職種ですが、ポイントを押さえられていないようだと、将来が危うい場合もあります。
本記事では、20年近くデータベースエンジニアとして活躍する筆者が、データベースエンジニアの転職動向から、将来も自信をもって活躍するためのポイントまで徹底解説します。
データベースエンジニアとしてIT業界で活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。
※キャリアチェンジの悩みは「ワークポート」に相談しよう!
(引用:ワークポート)
データベースエンジニアが転職の相談をするなら、「ワークポート」の利用がおすすめです。
ワークポートはIT専門の転職エージェントで、キャリアの相談から、希望にあった求人紹介など、様々なサポートを受けることができます。
「転職するべきかどうか」「転職以外にもっといい選択肢はないか」なども相談できるので、まだ転職に迷っているデータベースエンジニアにも利用価値があります。
完全無料で利用できるので、まずは気軽に登録してみましょう。
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
気になる項目をクリック
1.データベースエンジニアの転職動向
データベースエンジニアへの転職を考えている方は、現在の転職市場が気になりますよね。
現在の需要や求人の傾向、将来性はどうなっているのでしょうか?
求人の動向
現状データベースはシステムに必須の仕組みであることから、データベースに関する知識や技術を持った人材の需要は高いです。
また、昨今IT業界全体にいえる人材不足という点もあり、未経験OKの求人も豊富にあります。
(引用:Green|2020年11月時点)
また、データベースに限らずサーバやネットワーク含め、インフラエンジニアという形での求人や、以下のようなビッグデータを扱う求人もあります。
(引用:Green|2020年11月時点)
データベースという1つの分野に限らず、インフラ全般のスキルやデータ分析スキルも求められています。
さらに、女性向けの求人もあります。
(引用:女の転職type|2020年11月時点)
データベースエンジニアは、男女関係なく活躍することが可能です。
平均年収は758万円
データベースエンジニアの平均年収は、758.2万円です。
経済産業省が平成29年に公表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、データベースエンジニアはIT技術スペシャリストに分類されます。
一般的なITエンジニアに分類される「IT運用・管理(顧客向け情報システムの運用)」の平均年収608.6万円や、「IT保守(顧客向け情報システムの保守・サポート)」の平均年収592.2万円に比べて、非常に高い水準となっています。
引用:「経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査P6」」
もちろん、個々の企業によってボーナスの支給回数、手当の有無などの条件が変わってきます。
特に、対応可能な業務によって大きく平均年収が変わります。
対応可能業務 | 平均年収 |
---|---|
データベース運用・保守 | 300万~400万円 |
データベースの設計・構築 | 400万~500万円 |
大規模システムの設計・構築、障害対応 | 500万円以上 |
大規模システムでの設計・構築、さらにデータベースの障害や問題に対応できるスキルをもったエンジニアほど、平均年収も高い傾向にあります。
2.注意!こんなデータベースエンジニアは将来性が危うい
求人の傾向としては、特定のデータベースが扱えるエンジニアより、インフラやネットワークなどITインフラ全般のスキルを求める方向に変わってきています。
なぜなら、データベースが単独でシステムとして存在するわけではないため、ITインフラ全般のスキルをもった人が必要とされているからです。
ここでは、求人の動向から将来性が危ういという人の特徴を3つ解説していきます。
データベース1製品しか扱えない
データベース製品は多くの種類があります。
たとえば、特に高いシェアを誇っているのは、Oracle社の「Oracle Database」や「MySQL」、Microsoft社の「SQLServer」などです。
それぞれ、製品によって実行できるコマンドや動作仕様も異なります。
また顧客によっては、複数のデータベース製品を使用している場合もあります。
このとき、いずれか1つのデータベースしか扱えないようでは、顧客の要望に応えることができません。
よく聞かれるのが、Oracle Databaseは操作できるものの、SQLServerはコマンドがわからず思うように動かせない、という人です。
これでは顧客が所有するデータベース全体を管理することができません。
データベースしかわからない
データベースの性能に問題が発生した場合、原因となる箇所はデータベースだけに限りません。
たとえば、以下のようなケースがあります。
- データベースとは異なる処理がCPUやメモリなどのリソースを多く消費している
- データベース通信間のネットワーク帯域が細い
- ストレージで負荷が高くデータの取得に時間がかかっている
- アプリケーションの作りが悪く、効率の悪い処理をしている
問題箇所が複数にまたがる場合、データベースエンジニアは様々な角度から情報を取得し、原因分析をおこないます。
データベース製品しかわからず、サーバOSやネットワーク、ストレージについての知識がないようでは、原因分析ができません。
そのため、データベースエンジニアはデータベース周辺のインフラ全般の知識が必要です。
データベースが壊れたときに復旧できない
データベースエンジニアとして最も技術力が問われるタスクの1つとして、「データベースの復旧」があります。
この「データベースの復旧」ができないと致命的です。
特にサービスを提供しているシステムのデータベースで障害が発生すると、顧客は重大な損失を被ります。
そのため、事前に復旧できる準備がとれているか、それらを利用し速やかにデータベースを復旧できるか、が大変重要です。
万が一の時にデータベースを復旧できないようでは、顧客からの信用を失います。
3.データベースエンジニアとして活躍し続けるための4つのポイント
データベースエンジニアとして活躍し続けるために、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
以下の4つを押さえればデータベースエンジニアとして長く活躍できるでしょう。
ポイント1.スペシャリストの最高位資格を狙う
データベースエンジニアの最高位資格として最も有名なのは、「Oracle Master Platinum」資格です。
データベース資格「Oracle Master」の中でも唯一の実技試験であり、真に技術力が問われます。
取得すれば「Oracle Certified Master」としてグローバル認定され、トップクラスの技術力をもっている証明になります。
企業も企業内のOracle Master Platinum取得保持者数をアピールするほど、価値が非常に高い資格です。
引用:Oracle University(2020年7月時点)
受験費用が261,800円(税込)と大変高価であり、また受験するためにはOracle Master Gold資格の取得と、履修コース2つの修了が必要です。
個人では受験するのも大変難しいですが、企業によっては資格取得支援が受けられるところもあります。
データベースエンジニアとして長く続けるためには、ぜひ技術の証明として取得を目指しましょう。
ポイント2.ITインフラ全般に詳しくなる
データベースをとりまくITインフラ全般に詳しくなることが重要です。
データベース障害時だけでなく構築する際においても、下記のように考慮しなければいけない点は多くあります。
- アプリケーションサーバーやストレージとはどのような形で接続するか
- データベースサーバーまわりのネットワーク経路は何があるか
- 性能監視やサーバーの死活監視はどのようにおこなうか
- ハードウェアはどのような構成か
このようなことを考慮しながら、サーバ―エンジニアやネットワークエンジニアと連携してシステムを設計・構築しなければなりません。
ITインフラ全般に詳しくなり、データベースのみならずインフラ構築を担うチームを牽引するくらいのスキルをもっておくと、プロジェクトで大いに活躍できます。
ポイント3.常に製品の最新バージョンの情報をキャッチアップ
各社ベンダーから提供されるデータベース製品は、日々バージョンアップにより機能追加や仕様変更が行われます。
たとえば、バージョンが上がると今まで使用できていた機能が使用できなくなったり、動作が変わることはよくあります。
そのため、データベースエンジニアは常に最新情報をキャッチアップし、把握しておかなければなりません。
同じ製品でも数年後にシステムをアップデートすると「今まで使用できたコマンドが使用できない」ということになりかねません。
ポイント4.データ分析のスキルを身につける
データベースエンジニアは、データベース内に格納されているデータについても管理します。
そのため、データベースエンジニアのスキルを応用し、データ分析のスキルを身につけておくという手もあります。
それにより、データサイエンティストへの道も開かれます。
ビッグデータを扱うデータサイエンティストは今非常に注目されており、需要が高いです。
データベースエンジニアとしてだけでなく、データサイエンティストとしての能力もあると、今後仕事の幅が広がるでしょう。
4.将来性のある職場に転職したいデータベースエンジニアにおすすめの転職エージェント
将来性のあるある職場に転職したいのであれば、IT系の転職に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは無料であなたにあった求人紹介や、書類の添削、面接対策をしてくれるので、安心して転職活動を進めることができます。
ここでは、数ある転職エージェントの中でも、特にデータベースエンジニアの転職におすすめの3社を紹介します。
初めての転職なら「ワークポート」
(引用:ワークポート)
【こんな人におすすめ】
- 初めて転職する(業界・実務未経験も対応)
- 手厚いサポートを受けたい
- すぐに転職したい
ワークポートは、IT・WEB・ゲーム業界の求人を多数紹介している転職エージェントです。
「転職コンシェルジュ」と呼ばれるキャリアアドバイザーのサポートが手厚いことで定評があり、初めて転職する人にぴったりです。
経験者はもちろん、業界・実務未経験の転職にも対応しています。
対応スピードも早く、面談をした日のうちに案件が送られてくるので、待ち時間なしで転職活動を進められます。
登録も簡単で、名前と生年月日、メールアドレス、パスワードの設定だけですぐに利用できます。
「企業名など聞かれるのが面倒」という理由で転職エージェントの登録を先延ばしにされている方も、ワークポートなら簡単に登録できるので、ぜひ利用してみてください。
わ
運営会社 | 株式会社ワークポート |
---|---|
公開求人数 | 約34,200件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【未経験OK!】ワークポートの評判・口コミと登録前の注意点を解説!」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
キャリアアップしたいなら「レバテックキャリア」
(引用:レバテックキャリア)
【こんな人におすすめ】
- データベースエンジニアとしてさらなるキャリアアップをしたい
- 年収アップしたい
- 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡で転職を考えている
レバテックキャリア は、IT・Web業界専門の転職エージェントです。
レバテックキャリアをおすすめする理由は、徹底的なヒアリングによりマッチングの精度を高めているからです。
時間をかけてヒアリングを行うため、求職者のアピールポイントを逃さずキャッチします。
転職後もスキルを活かして活躍できる求人を紹介してくれるので、利用者の60%以上が年収アップに成功しています。
レバテックキャリアは求人数は少なめですが、その分一人ひとりに時間をかけて対応してくれるのがメリットです。
特に東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡の求人が充実しているので、この地域で転職するデータベースエンジニアはぜひ利用してみてください。
運営会社 | レバテック株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約11,300件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 九州+京都+兵庫+千葉+和歌山+埼玉+大阪+奈良+東京+神奈川+福岡+近畿+関東 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「レバテックキャリアの評判は悪い?「しつこい」「断られた」の口コミを調査!」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
20代・第二新卒の転職なら「マイナビIT AGENT」
(引用:マイナビITエージェント)
【こんな人におすすめ】
- スペシャリストになるため、スキルアップを図りたい
- 働きやすい職場をみつけたい
- 転職が初めてで、どうしたらいいか不安
「マイナビIT AGENT」は、大手のマイナビが運営する転職エージェントです。
一般には公開されていない非公開求人も豊富なので、好条件の案件を確認することができます。
もっと良い条件で働ける職場を探したいというデータベースエンジニアは、ぜひ利用して求人を紹介してもらうといいでしょう。
業界に精通したアドバイザーからサポートを受けられるため、初めて転職するデータベースエンジニアにもおすすめです。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約10,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
約6,000件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビIT AGENTの悪い評判と利用前の全注意点」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
その他のエージェントも検討したい方は「IT転職エージェント未経験&経験者向けおすすめ10選!正しい選び方も解説」をご覧ください。
5.【補足】未経験でもデータベースエンジニアに転職できる?
結論からいうと、データベースエンジニアは、未経験でも転職できます。
ただし、未経験からスキルを身につけるのは時間がかかります。
そこで、ここではできるだけ早く業務を覚えるためのコツを2つ紹介します。
IT業界未経験ならサポート業務からスタートがお勧め
IT業界未経験だと、まずはITに関する幅広い知識を得ることから始めなければなりません。
データベースエンジニアは、できる限りシステム全体を理解できる幅広い知識が必要です。
中でも代表的なものは以下の3つがあります。
- データベースを扱うための基本的な知識
- SQLをはじめとしたプログラミング言語の理解
- サーバ、OS、ネットワークなどのITインフラ全般の知識
これらの知識を身につけるには、データベースに関連した問い合わせを対応するサポート業務からスタートするのがおすすめです。
なぜなら、サポート業務では製品仕様を問うものから、障害対応まで幅広く対応するからです。
これにより、データベース関連の知識・経験を幅広く得ることができます。
多くのクライアントでシステム構築を行う企業によっては、サポート業務を専門に行う部署があります。
IT業界未経験からデータベースエンジニアを目指す場合は、そのような部署でサポート業務から始めるのがおすすめです。
エンジニアの実務経験があるならデータベースを中心にスキルアップを目指す
データベースを扱ったことがないものの、エンジニアとしての実務経験がある方は、データベースを中心としたスキルアップを目指しましょう。
実務経験がある業務をこなしつつ、データベースの知識を深めていきます。
たとえば、最初プログラマーだった筆者の場合は、以下のような流れでスキルアップしました。
- データベースを扱うプログラミング言語であるSQLを学ぶ
- データベース製品やデータベース周辺のITインフラ知識を深めていく
- データベースのパフォーマンスチューニングや障害復旧のスキルを身につける
- データベースエンジニアに転職
プログラミングスキルから徐々にデータベースを中心としたスキルを身につけることで、データベースエンジニアへとシフトしていきます。
まとめ
データベースエンジニアは将来性が非常に高い職種です。
ただし、以下のような状況だと、将来が危ういです。
- データベース1製品しか扱えない
- データベースしかわからない
- データベースが壊れたときに復旧できない
データベースエンジニアとして活躍し続けたいなら、以下の4つを目指しましょう。
- スペシャリストの最高位資格を狙う
- ITインフラ全般に詳しくなる
- 常に製品の最新バージョンをキャッチアップ
- データ分析のスキルを身につける
データベースエンジニアとして、将来性の高い職場に転職したいなら、転職エージェントを利用すると良いでしょう。
書類のきめ細かい添削指導、丁寧なサポート、企業との給与・待遇交渉等も代行してくれます。
特におすすめする転職エージェントは以下の3つです。
ワークポート |
初めて転職する人におすすめ |
---|---|
レバテックキャリア |
キャリアアップしたい人におすすめ |
「マイナビIT AGENT」 |
20代・第二新卒の転職におすすめ |
キャリアピックスでは、あなたの転職成功を心より願っています。