最終更新日:2021/02/11
エンジニアとして働いていく中で、今後のキャリアパスについて考えることはありませんか?
「エンジニアのキャリアパスってどうなっているのだろう」
「キャリアアップをしていきたいけど、どんな選択肢があるのだろう」
現在エンジニアとして仕事をしていても、これからもずっと同じ仕事をしていくのか、新しいキャリアを積んでいくのかを考えている人も多いと思います。
そんな方へ、今回の記事では、エンジニア19種類のキャリアパス例を徹底解説します。
記事を最後まで読んでいただければ、今後の自身のキャリアパスについてイメージしやすくなるでしょう。
気になる項目をクリック
1.エンジニアのキャリアパスで迷った時は
エンジニアのキャリアパスをどのように選択していくか悩むこともあると思います。
そのような時には、下記の3つの方向性の中から、キャリアパスを選択していくとよいでしょう。
- スペシャリスト
- ジェネラリスト
- マネジメント
上記のキャリアパスの方向性を決めることで、今後どのような選択をしていくかどうかが明確になります。
今回は、スペシャリストかジェネラリストの選択とマネジメントの選択の2つに分けて解説していきましょう。
スペシャリストかジェネラリストで分ける
まずは、スペシャリストかジェネラリストの選択です。
スペシャリストとは、特定の分野に対して専門的な知識を有している人材のことを指します。
また、ジェネラリストは、一つの分野だけではなく複数の知識や技術を有しており、幅広い業務にも対応ができる人材です。
スペシャリストとジェネラリストは、どちらを選択するかでキャリアパスの選択に大きな影響を与えるので、それぞれの特徴について具体的に解説していきます。
スペシャリストを選ぶ場合
エンジニアとしてスペシャリストの選択をしていく場合は、下記のような形があります。
【スペシャリストを選ぶ場合のキャリアパス】
- 同じ職種の言語や業務内容を深掘りして、特定の分野の専門知識を有したエンジニアになる
- 同じ職種・言語での対応可能な業界を広げていき、特定の言語開発における幅広い業界の知見があるエンジニアになる
ケース1.同じ職種の言語や業務内容を深掘りして、特定の分野の専門知識を有したエンジニアになる
同じ職種の言語や業務内容を深掘りして、特定の分野の専門知識を有したエンジニアになるという選択があります。
エンジニアとして活動をしていく中で、選択肢としては一番ハードルが低い選択肢です。
というのも、現在自身が経験している業務に特化してレベルを上げていく選択なので、キャリアチェンジの必要がありません。
なおかつ、一つの分野に特化するので、特定の分野において仕事を探す時に、他のエンジニアよりも選ばれやすいです。
例:人材業界における知識に精通したPHPエンジニア
ケース2.同じ職種・言語での対応可能な業界を広げていき、特定の言語開発における幅広い業界の知見があるエンジニアになる
スペシャリストのもう一つの選択が、同じ職種・言語での対応可能な業界を広げていき、特定の言語開発における幅広い業界の知見があるエンジニアになるという選択です。
スペシャリストとして技術を極めていく中で、一つの業界に関わらず、幅広い業界の対応をしていく機会もあるでしょう。
業界の幅を広げることで、さまざまな業界の視点での開発が可能になるため、特定の言語において仕事探す際に仕事選びの幅が広がります。
例:人材業界・医療福祉業界・飲食業界のサービス開発に対応可能なPHPエンジニア
ジェネラリストを選ぶ場合
次は、ジェネラリストの選択です。
エンジニアとしてジェネラリストの選択をしていく場合には、下記のような形があります。
- 同じ職種の中でも、異なる言語にチャレンジして、仕事の幅を広げていく
- エンジニアとして別の職種や言語の仕事にチャレンジして、どのような開発や構築にも対応できるようになる
ケース1.同じ職種の中でも、異なる言語にチャレンジして、仕事の幅を広げていく
ジェネラリストの選択としてあるのが、同じ職種の中でも、異なる言語にチャレンジして、仕事の幅を広げていく選択です。
エンジニアにおけるジェネラリストとしての選択肢として、特定の職種における、言語の幅を広げていくことで、エンジニアとしての市場価値を上げることにつながります。
ただ、この選択は同じ職種の中に複数の言語が存在する場合にのみできる選択なので、当てはまらない職種もあるでしょう。
例:PHP・Ruby・Pythonの言語を用いた開発が可能なサーバーサイドエンジニア
ケース2.エンジニアとして別の職種や言語の仕事にチャレンジして、どのような開発や構築にも対応できるようになる
ジェネラリストとしてのもう一つの選択が、エンジニアとして別の職種や言語の仕事にチャレンジして、どのような開発や構築にも対応できるよになることです。
この選択は、実績を積んでいくためにはハードルは高くなってしまう反面、実績を積み重ねていくことで、他の選択肢よりも市場価値が高くなる傾向にあります。
現代社会において、求められているのが1人で幅広く対応ができる人材です。
ジェネラリストとして、幅広い開発に携わることができれば、それだけで仕事の選択肢が増えるとともに、キャリアアップをする際にも幅広い経験を活かして仕事をしていくこともできるでしょう。
例:フロントエンド開発・サーバーサイド開発・インフラ構築などの対応が可能なエンジニア
経験を積んだらマネジメントに転向する
これまでにご紹介した、「スペシャリスト」と「ジェネラリスト」の選択以外にも、経験を積んだ後に、「マネジメント」に転向していくという選択もあります。
エンジニアの職種において、マネジメントの選択をしていく場合、どの職種でも下記のような選択をするケースが多いです。
- 開発の経験を活かして、プロジェクトリーダーにキャリアアップ
- 開発の経験を活かして、ディレクターとして現場の進捗管理に移る
- プロジェクトリーダーやディレクターの経験を活かして、プロジェクトマネージャーとしてマネジメントの仕事にキャリアアップ
- 過去の開発経験やマネジメントの経験を活かして、ITコンサルタントにキャリアアップ
ケース1:開発の経験を活かして、プロジェクトリーダーにキャリアアップ
キャリアアップの選択として、開発の経験を活かしてリーダーとして現場を率いていく選択があります。
プロジェクトリーダーになることで、チームのマネジメントを行う機会があり、今後のキャリアアップの足掛かりになるでしょう。
ケース2:開発の経験を活かして、ディレクターとして現場の進捗管理に移る
エンジニアの他の選択として、開発の経験を活かしてディレクターの職種に転向するという選択も可能です。
ディレクターとして現場の進捗管理などをしていくことで、プロジェクトマネージャーとして仕事をしていく際に必要な経験を積むことができるようになります。
ケース3:プロジェクトリーダーやディレクターの経験を活かして、プロジェクトマネージャーとしてマネジメントの仕事にキャリアアップ
プロジェクトリーダーやディレクターの経験を活かして、プロジェクトマネージャーとして仕事をすることも可能です。
プロジェクトマネージャーは、仕事の責任が大きい分、報酬も高くなる傾向にあり、キャリアアップの選択としては上位職種として認識されています。
ケース4:過去の開発経験やマネジメントの経験を活かして、ITコンサルタントにキャリアアップ
プロジェクトマネージャーとして働いた後に、ITコンサルタントとして働いていく選択もあります。
ITコンサルタントとして仕事をすることで、より経営層に近い仕事の経験をすることができるため、市場価値や報酬が高い職種です。
以上が、キャリアパスの選択する際に参考にすべき3つの指標です。
ここまでで、「スペシャリスト」「ジェネラリスト」「マネジメント」の3種類のキャリアパスの方向性について解説してきました。
ただ、今回ご紹介した選択をしたからといって、ずっと同じ方向性を選ぶ必要はありません。
現段階で、特定のキャリアの方向性を選んだとしても、途中で方向転換をすることも可能です。
なので、一つの基準として、キャリアパスの選択に迷った時には、3つのキャリアパスの方向性に立ち戻って、今後のキャリアを選択していくと良いでしょう。
ここからは、具体的に19種類の職種の仕事内容や関連スキル・将来のキャリアパスについて解説していきます。
2.開発エンジニア(システムエンジニア)のキャリアパス
はじめに紹介する分類が、開発エンジニア(システムエンジニア)のキャリアパスです。
開発エンジニア(システムエンジニア)には下記のような職種が存在します。
システムエンジニア
仕事内容 | 業務系システムの開発 |
---|---|
年収 | 551万円 |
関連スキル | Java/C言語など |
キャリアパス | 開発ディレクターやプロジェクトマネージャーにキャリアアップ |
システムエンジニアは、業務系のシステムの構築を行う仕事です。
クライアントの要望を確認して、企業に必要になるシステムの構築を行っていきます。
システムエンジニアにおける業務には、銀行システムの構築や会計ソフトウェアの開発など、主に会社内で利用するシステムや業務に関連するソフト開発などを行うことが多いです。
システムエンジニアのキャリアパスとして、開発の経験を活かして開発ディレクターやプロジェクトマネージャーにキャリアアップしていくことが挙げられます。
アプリケーションエンジニア
仕事内容 | Webアプリケーション・スマホアプリケーションの開発 |
---|---|
年収 | 450.5万円 |
関連スキル | Java/C言語/Objective-C/Swift/Kotlin など |
キャリアパス |
|
(年収引用:doda)
アプリケーションエンジニアは、PC専用のソフトウェアを開発したり、スマホアプリケーションの開発を行っていく職種です。
現在においてWebサービスが主流となってきているため、業務用ソフトウェアよりもスマホアプリケーションの開発の需要が高い状況にあります。
そのため、キャリアチェンジをしていくのであれば、スマートフォンアプリケーションの開発のスキルを磨いていくのがおすすめです。
アプリケーションエンジニアのキャリアパスとして、対応言語の幅を広げたり、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられます。
また、アプリ開発の経験を活かして開発ディレクターやプロジェクトマネージャーにキャリアアップしていくことも可能です。
組み込みエンジニア
仕事内容 | 組み込みソフトウェア開発 |
---|---|
年収 | 509.6万円 |
関連スキル | Java/C言語/アセンブラ など |
キャリアパス |
|
(年収引用:doda)
組み込みエンジニアは、PCや電子機器などに機能を組み込んでいく業務に関わってくる職種です。
組み込みエンジニアは、私たちの身近にある製品の機能に関わる仕事になるため、安定した需要がある仕事です。
また、ドローンやゲーム機器などの技術の進化があるハードウェアの機能の組み込みなど、幅広い分野において活躍できる職種なので、興味があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
組み込みエンジニアのキャリアパスとしては、他のエンジニアの職種にチャレンジしたり、開発ディレクターやプロジェクトマネージャーにキャリアアップしたりしていくことも可能です。
3.開発エンジニア(Webエンジニア)のキャリアパス
2つ目に紹介するのは、開発エンジニア(Webエンジニア)のキャリアパスです。
開発エンジニア(Webエンジニア)には下記のような職種が存在します。
フロントエンドエンジニア
仕事内容 | Webサイトの制作・Webサービスのフロント画面制作 |
---|---|
年収 | 548万円 |
関連スキル | HTML/CSS/JavaScript/JQuery など |
キャリアパス |
|
(年収引用:求人ボックス)
フロントエンドエンジニアは、Webサイトの制作やWebサービスにおけるWeb上に表示される画面の制作などを行っていく職種です。
現代社会において、フロントエンドエンジニアは必要不可欠であり、スキルを磨いていけば、より多くの収入を得ることも可能になります。
また、フロントエンドエンジニアは、比較的チャレンジしやすい職種なので、新しくスキルを磨くならおすすめの職種です。
フロントエンド エンジニアのキャリアパスとして、対応言語の幅を広げたり、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられます。
また、Webサイト制作などの経験を活かしてWebディレクターやプロジェクトマネージャーにキャリアアップしていくことも可能です。
バックエンドエンジニア
仕事内容 | Webサービスにおける機能の開発 |
---|---|
年収 | 300万~600万円 |
関連スキル | PHP/Ruby/Pythonなど |
キャリアパス |
|
バックエンドエンジニアは、Webサービスにおける機能の開発を行っていく職種です。
バックエンドエンジニアは、現代において需要が高く、スキルの幅を広げていくのであれば、抑えておいて損はないと言えます。
今後も継続して需要があるので、興味がある場合には、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
サーバーサイドエンジニアのキャリアパスとして、対応言語の幅を広げる・他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられます。
また、開発の経験を活かして開発ディレクターやプロジェクトマネージャーにキャリアアップしていくことも可能です。
4.インフラエンジニア のキャリアパス
3つ目は、インフラエンジニアのキャリアパスをご紹介します。
また、インフラエンジニアに関連する職種は下記の通りです。
サーバーエンジニア
仕事内容 | サーバーの設計や構築 |
---|---|
年収 | 466.7万円 |
関連スキル | Linux/オンプレミス |
キャリアパス |
|
(引用:doda)
サーバーエンジニアは、業務システムを運用していくためのサーバーを設計・構築する仕事です。
どのような、システムを動かすためにもサーバーの構築は不可欠なので、重要な役割を担っています。
自社サーバーの構築をメインに行いますが、サーバー設計や構築の仕事は業界に問わず共通する部分が多いです。
そのため、転職した場合でも経験を活かして業務を進めていくことも可能でしょう。
サーバーエンジニアのキャリアパスとして、クラウドでのサーバー構築を行うクラウドエンジニアにキャリアチェンジしたり、その他のエンジニアの職種にチャレンジしたりすることが挙げられます。
ネットワークエンジニア
仕事内容 | インターネットサーバーの設計・構築 |
---|---|
年収 | 460.6万円 |
関連スキル | Cisco/LAN/Wi-Fi |
キャリアパス |
|
(年収引用:doda)
ネットワークエンジニアは、独自ネットワークの設計や構築を行っていく仕事です。
ネットワークと聞くとルーターやWi-Fiなどのインターネットに接続機器をイメージする方もいるかもしれませんが、ネットワークエンジニアは、インターネットに接続するための回線の構築を行っていきます。
秘匿性の高い情報を扱うために独自の社内ネットワークを構築したり、多くの人が利用できるようなネットワークの構築をしたりと重要な役割を担っています。
ネットワークエンジニアのキャリアパスとして、ネットワーク以外のインフラ関連のスキルを磨くなど、他のエンジニアの職種にチャレンジすることがおすすめです。
データベースエンジニア
仕事内容 | データベースの設計・構築・運用など |
---|---|
年収 | 489.1万円 |
関連スキル | SQL/MySQL/BigQuery |
キャリアパス |
|
(年収引用:doda)
データベースエンジニアは、業務上で発生するデータベースの構築や管理を行っていく仕事です。
日々の業務において、データを正確に管理してくことは必須事項となっており、データベースの構築は後のデータ分析に大きく関わってくるため重要な役割を担っています。
社内データベースの構築や、運営、データベースの以降など、対応する業務の幅は多くなります。
データベースエンジニアのキャリアパスを選択する場合は、データサイエンティストなどの関する知識やスキルが必要な職種にチャレンジしてみるのがおすすめです。
セキュリティエンジニア
仕事内容 | 社内セキュリティの設計・構築・運用 |
---|---|
年収 | 489.1万円 |
関連スキル | 企業運営やシステムセキュリティにおける構築や運用に関する知見 |
キャリアパス | 他のエンジニアの職種にチャレンジする |
(引用:doda)
セキュリティエンジニアは、自社におけるシステムのセキュリティの設計や構築、管理などを行っていく仕事です。
セキュリティの設計・構築や情報の管理体制の構築を怠ることで、場合によって企業存続にも影響する損失を産むことになるので、企業の運営においてとても責任のある役割です。
ただ、セキュリティの構築や運用が正しくされることは企業にとっても重要なので、セキュリティの構築から運用まで対応できるエンジニアの需要は高くなります。
また、セキュリティーエンジニアのキャリアパスとして、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられます。
セキュリティに関するスキルや知見はどの業界でも必要になってくるため、他の職種にチャレンジしても既存のスキルは活かしていくことができるでしょう。他のエンジニアの職種にチャレンジ
クラウドエンジニア
仕事内容 | クラウドサーバーの設計・構築 |
---|---|
年収 | 576万円 |
関連スキル | AWS/GCP |
キャリアパス |
|
(年収引用:求人ボックス)
クラウドエンジニアは、インターネット上Webサービスを提供するためのサーバーを設計・構築していく仕事です。
クラウドサービスには、AWS(アマゾンウェブサービス)やGCP(グーグルクラウドプラットフォーム)などのサービスがあります。
AWSやGCPを利用したサーバー構築が可能なエンジニアの需要は高く、サービスの運営に必須の仕事のためチャレンジしてみても良いでしょう。
クラウドエンジニアのキャリアパスとして、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられます。
また、フロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニアなどの技術を身につけていくことで、フルスタックエンジニアとして仕事ができるようになるでしょう。
5.上流工程を担当するエンジニアのキャリアパス
4つ目は、上流工程を担当するエンジニアのキャリアパスをご紹介します。
上流工程を担当するエンジニアに関連する職種は下記の通りです。
ITコンサルタント
仕事内容 | ITを用いた企業課題の解決の提案 |
---|---|
年収 | 651万円 |
関連スキル | プレゼンテーション/戦略立案 など |
キャリアパス | ITコンサルできる業界を増やしていく |
(年収引用:求人ボックス)
ITコンサルタントは、企業の経営課題においてITの技術やツールを用いて解決するための戦略や提案を行っていく仕事です。
ITコンサルタントは、さまざまな仕事の中でも上位職種として認識されていて、キャリアのゴールとしてITコンサルタントを目指している人も多くいます。
キャリアの選択に迷っている場合、一つの目標としてITコンサルタントを目指してみるのも良いでしょう。
そんなITコンサルタントのキャリアパスは、現在の業界以外にも幅広い業界での知見を広げていくことです。
対応可能な業界の幅が広がれば、それだけ多くのクライアントに対してコンサルティングをすることができ、市場の価値もより上がっていくでしょう。
プロジェクトマネージャー
仕事内容 | システム開発などのプロジェクトのマネジメント |
---|---|
年収 | 653万円 |
関連スキル | 開発に関する知見/マネジメントに関する知見 |
キャリアパス |
|
(年収引用:転職会議)
プロジェクトマネージャーは、システム開発において、全体のマネジメントを行いプロジェクトを成功に導いていく仕事になります。
IT関連の職種において、現場の仕事から最終的にプロジェクトのマネジメントを目指してキャリアを積み重ねている人も多いです。
どの職種においても、共通して目指せる職種になるので、マネジメントに興味がある方は、プロジェクトマネージャーを目指してキャリアを積みかせねていくのも良いでしょう。
プロジェクトマネージェーのキャリアパスとしては、対応できる業界の幅を広げたり、ITコンサルタントにキャリアアップしたりする選択が挙げられます。
6.その他のエンジニアのキャリアパス
5つ目は、その他のエンジニアのキャリアパスです。
その他のエンジニアに関連する職種は下記の様なものが存在します。
フルスタックエンジニア
仕事内容 | システム開発における開発業務全般 |
---|---|
年収 | 380~660万円 |
関連スキル | HTML/CSS/JavaScript/PHP/インフラ構築 など |
キャリアパス |
|
フルスタックエンジニアは、開発において幅広く対応できるエンジニアのこと指します。
Webサービス開発であれば、フロントエンド制作・バックエンド開発・インフラ構築・スマホアプリ開発など、1人で開発を担うこともあります。
ベンチャー企業など、大規模な開発ができない場合に、フルスタックエンジニアが求められることが多く、スキルの幅も広いため必要なスキルを身につければ、安定した仕事を続けることができるでしょう。
フルスタックエンジニアのキャリアパスとして、より多くの業務に対応できるように対応言語の幅を広げたり、開発の経験を活かして開発ディレクターやプロジェクトマネージャーにキャリアアップしていったりする選択肢があります。
データサイエンティスト
仕事内容 | データを分析してビジネスの意思決定を支援する |
---|---|
年収 | 699万円 |
関連スキル | Python/R言語/SQL など |
キャリアパス |
|
(引用:求人ボックス)
データサイエンティストは、蓄積された膨大なデータを分析して、ビジネスにおける意思決定を支援していく職種です。
データの分析をしていくためには、PythonやR言語を用いてデータの集計・解析を行った上で、統計結果をもとに数値のプログライングや課題の定義などを行っていきます。
実務において、統計に関する知識意外にもデータの解析のためにプログラミング要素が必要になるため、データ解析のための技術から分析のための知見などさまざまな能力が必要になります。
データサイエンティストとしてのキャリアパスは、対応できる業界の幅を広げたり、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられるでしょう。
品質管理エンジニア(テストエンジニア)
仕事内容 | 製品の品質テスト |
---|---|
年収 | 376.8万円 |
関連スキル | テスト製品に関する知見 |
キャリアパス |
|
(年収引用:doda)
品質管理エンジニア(テストエンジニア)は、作成された製品のテスを行う仕事です。
テストによって、バグなどの不具合を洗い出して、品質の向上に努めていきます。
開発においてテストは必須ですが、テストエンジニアはテストをこなっていくための具体的な計画を立てることも必要になってきます。
品質管理エンジニアのキャリアパスとして、対応できる業界の幅を広げたり、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられるでしょう。
フィールドエンジニア
仕事内容 | クライアント先でのシステム導入や保守・カスタマイズ |
---|---|
年収 | 603万円 |
関連スキル | システム開発に関する知識 |
キャリアパス |
|
(年収引用:求人ボックス)
フィールドエンジニアは、クライアント先に直接出向き、システムの導入や保守などを行っていく仕事です。
フィールドエンジニアの仕事は、システムのカスタマイズ・クライアント先での導入作業など、直接クライアントのニーズを聞いて柔軟に対応をしていく必要があります。
フィールドエンジニアとしてのキャリアパスは、対応できる業界の幅を広げたり、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられるでしょう。
セールスエンジニア
仕事内容 | 技術的な提案やサポートを含む営業活動 |
---|---|
年収 | 499万円 |
関連スキル | 販売製品の技術的な知見 |
キャリアパス |
|
(年収引用:求人ボックス)
セールスエンジニアは、営業と技術者の両方の仕事を行っていく仕事です。
クライアントへの営業と合わせて、ニーズのヒアリングや具体的な技術要素の提案やシステム運営に関するサポートなど、営業意外にも、技術的な知見を活かした提案をしていく必要があります。
セールスエンジニアとしてのキャリアパスは、対応できる業界の幅を広げたり、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられるでしょう。
社内SE
仕事内容 | 社内システムの開発や運用・社内の技術サポート |
---|---|
年収 | 498万円 |
関連スキル | Java/C言語など(システムエンジニアと同様) |
キャリアパス |
|
(年収引用:求人ボックス)
社内SEは、社内におけるシステムエンジニアとして定義されています。
システムエンジニアが、クライアント先のシステム開発などを行っていくのに対して、社内SEは自社におけるシステム開発を行っていきます。
また、システム開発以外にも、自社システムのメンテナンスやPCのキッティングなど、会社内における技術サポートなども含まれることもあります。
社内SEとしてのキャリアパスは、対応できる業界の幅を広げたり、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられるでしょう。
また、システムエンジニアなど、外部における開発業務にもチャレンジしてみることでより仕事の幅を広げていくことが可能になります。
ブリッジSE
仕事内容 | オフショア開発における、マネジメント業務 |
---|---|
年収 | 400~800万円 |
関連スキル | 語学知識/マネジメント/海外の文化に関する知見 |
キャリアパス |
|
(年収引用:レバテックキャリア)
ブリッジSEは、日本と海外を跨ぐ開発を行う際に橋渡しを行っていく仕事です。
現代において、開発コストが安い海外企業に開発を依頼(オフショア開発)する際に、双方の間に入ってコミュニケーションやマネジメントを行っていきます。
海外に業務開発を依頼することは今後も増えていくので、需要としては今後も継続していくでしょう。
ブリッジSEとしてのキャリアパスは、対応できる業界の幅を広げたり、他のエンジニアの職種にチャレンジするなどが挙げられます。
また、海外企業とのやりとりの幅を広げるために、語学の幅を広げることでキャリアアップに大きな影響を与えるでしょう。
7.キャリアアップしたいエンジニアにおすすめの転職エージェント
ここまで19種類の職種の仕事内容やキャリアパスの紹介をしてきました。
もしキャリアパスで悩んでいるのであれば、まずは方向性を決めていき、エージェントなどに相談してみることをおすすめします。
転職エージェントとは、無料で希望の求人を紹介してもらえるサービスで、以下のようなサポートを受けることが可能です。
【転職エージェントで受けられるサービス】
- 転職の悩み相談
- 求人紹介
- 面接対策
- 履歴書などの書類添削
- 年収などの条件交渉
エージェントはたくさんのエンジニアの転職をサポートしているため、キャリアに詳しいです。
サービスは全て無料で受けられますし、気に入らなければすぐに退会できるので、まずは気軽に登録してみることをおすすめします。
転職エージェントは多数ありますが、エンジニア転職でおすすめなのは以下の3社です。
ワークポート |
|
---|---|
レバテックキャリア |
|
マイナビITエージェント |
|
この4つの中で特におすすめはワークポートです。
ワークポートは転職支援実績が50万件以上あり、エンジニア転職の定番として利用されています。
そのため、真っ先に登録しておきたい転職エージェントです。
ワークポートだけでは不安な人は、それ以外の転職エージェントも登録しておくと安心です。
ここからは、3社のエージェントをおすすめする理由について詳しく解説します。
すぐに転職したいなら「ワークポート」
すぐに転職したいなら「ワークポート」がおすすめです。
ワークポートは、IT・Web業界の転職に特化したエージェントで、未経験の仕事へのキャリアチェンジに強いのが特徴です。
転職サポートにも多くの実績があるため、未経験の業種にチャレンジしたいという方にとって、強力なサポーターとなってくれるでしょう。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
---|---|
利用者層 | 20代、30代 |
対応エリア | 全国 |
公開求人数 | 27,319件 |
非公開求人 | 非公開 |
利用料 | 無料 |
公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
詳しくは「ワークポートの解説記事」をご覧ください。 |
(※2020年10月時点)
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
スキルに自信があるなら「レバテックキャリア」
「レバテックキャリア」は、IT・Web業界専門の転職エージェントです。
転職において、IT・Web業界に関する専門知識をもとに、自身のキャリア選択の手助けをしてくれます。
また、丁寧なヒアリングも行ってくれるため、転職においてキャリアアップを図っていきたいという方におすすめな転職エージェントです。
運営会社 | レバテック株式会社 |
利用者層 | 20〜40代 |
対象エリア | 関東、関西、九州 |
公開求人数 | 9,997件 |
非公開求人 | 非公開 |
利用料 | 無料 |
公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
詳しくは「レバテックキャリアの解説記事」をご覧ください。 |
(※2020年10月時点)
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
20代の転職なら「マイナビITエージェント」
「マイナビITエージェント」は、IT・Web業界に特化したマイナビのエージェントサービスです。
マイナビは多くの方が知っているように、転職サービスとしては大手とされています。
そのため、案件の取り扱いの数は業界屈指を誇るので、多くの案件の中から希望の仕事を選んでいきたいという方にはおすすめのサービスです。
運営会社 | 株式会社 マイナビ |
---|---|
利用者層 | 20代、30代 |
対応エリア | 全国、海外 |
公開求人数 | 5,976件 |
非公開求人 | 13,489件 |
利用料 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
詳しくは「マイナビITエージェントの解説記事」をご覧ください。 |
(※2020年10月時点)
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
年収アップや未経験など、条件にこだわって転職したい方は「IT転職エージェント未経験&経験者向けおすすめ10選!正しい選び方も解説」をご覧ください。
まとめ
今回の記事では、19種類のエンジニアのキャリアパスについて、紹介してきました。
もしキャリアに迷ってしまったら、以下の方法で頭を整理してみてください。
もしキャリアパスで悩んでいるのであれば、まずは方向性を決めていき、エージェントなどに相談してみることをおすすめします。
エージェントであれば、より多くの人材が辿ってきたキャリアパスに詳しいので、相談することで、自身のキャリア選択のが明確になっていくでしょう。
おすすめの転職エージェントは以下の3社です。
ワークポート |
|
---|---|
レバテックキャリア |
|
マイナビITエージェント |
|
エンジニアとしてキャリアを積んでいく際に大切なのは「自身が興味を持って仕事をしていけるか」「需要のある仕事を選択していけるか」です。
このポイントを忘れずに、あなたにあったキャリアを歩んで行ってください。