エンジニアからIT営業への転職ってどうなの?違いやメリットデメリットを解説

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エンジニア転職

エンジニアからIT営業への転職をお考えですか?

エンジニアから技術営業やセールスエンジニアなどのIT系営業職へ転職する場合、違いを理解しておかないと転職したあとで後悔してしまう可能性が高いです。

なぜなら、エンジニアと営業では全く仕事内容が異なるからです。

この記事では、営業への転職がどうなのか不安な方のために、IT営業とITエンジニアを渡り歩いてキャリアアップしてきた筆者が、エンジニアと営業の仕事の違いやメリット・デメリットを解説します。

これらを知ることで転職するか否かの判断材料にもなりますので、エンジニアから営業へ転職を検討している人はぜひ参考にしてください。

この記事はエンジニアからIT営業飲みに絞って解説しています。営業職全般について知りたい方はこちらをご覧ください。

1.エンジニアからIT営業へ転職するのはどうなのか?

職種別に求人情報を見ても営業職の募集は非常に多く、エンジニアから営業へ転職する人も大勢います。

なかでもIT営業は、エンジニアのキャリアを活かせる機会も多く、異業種からの転職でもキャリアアップを狙うことができます。

かく言う筆者も、客先常駐型のエンジニアから東証一部の営業へ転職し、年収も100万円以上アップした経験があります。

そんなキャリアアップや年収アップを狙えるエンジニアからIT系営業への転職ですが、技術職であるエンジニアと商品やサービスを売る営業職では必要なスキルや知識が異なります

ここでは営業職に転職するために必要なスキルや知識、適性について確認をしていきましょう。

また、併せて平均年収も紹介しますので転職の参考にしてください。

必要なスキル・知識

営業職に必要なスキルや知識は次の2つです。

それぞれについて以下で確認をしていきましょう。

①コミュニケーション能力

「営業=コミュニケーション能力が高い」とイメージされる人は大勢いますが、コミュニケーション能力とは単に話が上手いことを指すわけではありません。

営業に求められるコミュニケーション能力とは次の通りです。

  • トーク力
  • ヒアリング力
  • 提案力

上記のように、コミュニケーション能力とは自身の「トーク力」、相手の話しを聞く「ヒアリング力」、商品やサービスを売り込む「提案力」など様々な能力が複合したものを指します

「喋ることが得意=コミュニケーション能力が高い」というわけではないのです。

これは自分自身に顧客の立場に置き換えて考えてみると分かりやすいでしょう。

一方的に、自社の商品やサービスのことばかり話す営業と、きちんと抱えている問題を理解したうえで解決方法を提案してくれる営業がいたとします。

どちらの営業と契約を結びたいか問われれば、間違いなく後者が選ばれることでしょう。

また、コミュニケーション(商談)を円滑に行うためには、時事ネタやお客様の業界に関する話題に対し常にアンテナを張ることも必要で、お客様に対して有益な情報を発信できるようにしておかなければなりません。

相手にとって有益な情報を提供できるということで、単に商品やサービスを売り込むだけではなく、あなた自身に価値を持たせることができるのです。

これからコミュニケーション能力を磨く際は、これらを意識して取り組むようにしましょう。

②商品やサービスに対する知識

営業は、販売する商品やサービスに対して深い知識を持たなければなりません。

お客様が当然抱くであろう疑問に対し、網羅的に準備しておくことはもちろん、競合他社の商品と何が違って、どこが優れているのかを説明できなければいけないからです。

自社に新商品が開発されたら勉強をするのはもちろん、他社の新商品に対しても学ばなければいけません。

お客様からの質問に「分かりません」「帰社してから回答します」では契約を取ることは困難であり、信頼関係を築くこともできないでしょう。

エンジニアが日々進化する技術を学ぶのと同じく、営業も常に知識のアップデートが必要なのです。

  • 仕事の適性

    営業には以下の適性が必要です。

    それぞれについて詳細を確認していきましょう。

    ①対人に関する能力が高い

    営業は、商品やサービスを販売するため、ほとんどのケースで対面での商談が発生します。

    エンジニアとして働いている人のなかには「なるべく社外の人と関わりたくない」という人も少なからず存在しますが、そういった人は営業にはあまり向いていません。

    人と接することに抵抗がなく、円滑なコミュニケーションを取ることができる人は適性があると言えるでしょう。

    ②ストレス耐性が高い

    お客様へ商品やサービスを売り込む営業は、時折お客様から無理難題を投げ掛けられることがあります。

    また、トラブルが生じた際、お客様から真っ先に怒られるのは営業であり、謝罪するのも営業です。

    そういった環境は非常にストレスが溜まりやすく、精神的にも辛いものがあります。

    このような環境下においても、上手くストレスを逃がすことができる人は営業の適性があると言えるでしょう。

    平均年収は約470万円

    • IT営業の平均年収:約470万円
    • 会社員の平均年収:約440万円

    参考:DODA

    上記から分かるように、営業の平均年収は会社員の平均年収よりも約30万円ほど高いという調査結果が出ています。

    この金額を見て「あまり稼げない」と感じるかもしれませんが、こちらの金額はあくまで平均年収です。

    営業は、基本給や残業代以外に契約数や売上金に応じてインセンティブのような手当が支払われます。

    そのため、結果を出せば出す分だけ収入を上げることができるのです。

    ITエンジニアの派遣営業をしていた筆者を例に挙げると、当時の年収は650~700万円ほどでした。

    元々客先常駐型のエンジニアとして働いていたことから、現場の様子が手に取るように分かり、顧客のニーズに上手く答えることができた結果です。

    このように、自身のエンジニアとしてのキャリアや営業の適性がマッチしていれば、大幅な収入アップが見込めるでしょう。

  • 2.エンジニアとIT営業の違いについて理解する

    職種を変える転職する際は、現職と新しく挑戦する職種の違いについて理解しておくことが重要です。

    これを怠ると、転職してから思わぬギャップに苦しみ、早々に退職することになりかねません。

    転職後、腰を据えて働けるようにエンジニアと営業の違いについて、きちんと理解をしておきましょう。

    営業は結果がすべてである

    • エンジニア:システムや商品を作成することが結果
    • 営業:契約締結や売上を上げることが結果

    営業では「契約を獲得する」という結果が何よりも重要視され、契約数や売上が評価となると言っても過言ではありません。

    もちろん、エンジニアにおいても結果は重要ですが、仕様に食い違いがないよう要件定義確認のために何度も打合せをしたり、仕様書作成や動作検証を行ったりなど、プロセスにも重きが置かれています。

    また、プロセスに限らず、スキルや資格を持っていることも評価に加わることが多いものです。

    このように、エンジニアと営業では求められる求められる結果が違うということを認識しておきましょう。

  • クライアントとの接し方が変わる

    • エンジニア:営業が獲得してきたクライアントに対応する
    • 営業:一からクライアントとの関係を構築する

    エンジニアと営業がクライアントと接する際、上記の前提があります。

    エンジニアは営業が獲得してきたクライアントと接するため、一からクライアントとの関係性を構築することはありません。

    接する機会も、要件や仕様の確認、システム運用のサポートや問い合わせ対応がほとんどでしょう。

    また、エンジニアの場合、システムの構築では曖昧な設定をすることができないことから、要望に対して「できる」「できない」をハッキリと伝えます。

    一方の営業は、自社の商品やサービスを購入してもらうための売り込みや、そのための人脈作りに奔走することから始まります

    契約を勝ち取るためには、競合他社に負けないようクライアントの無茶な要望を飲まなければならないことも往々にしてあります。

    そうした事態に陥らないよう、事前準備や言葉の言い回しに細心の注意を払う必要があるのです。

    身だしなみへの配慮が必要である

    エンジニアは自社内で作業することから、身だしなみに対して比較的寛容であることが多いものです。

    多少の髭が伸びていたり、シャツにシワがあっても許されることがほとんどでしょう。

    また、開発エンジニアやWebエンジニアのなかには私服勤務、髪色やアクセサリーに制限がないことも多々あり、身だしなみは比較的自由です。

    一方、クライアントと対面で接することが多い営業は、「人は見た目が9割」という言葉があるように、身だしなみチェックが非常に厳しいです。

    身だしなみは単に服装だけではなく、身に付ける腕時計やネクタイピン、バッグやボールペンなど多岐に渡ります。

    当然、伸びっぱなしのヒゲや爪など清潔感がないことも許されません。

    身だしなみひとつで契約が獲得できないこともあるので、常に「人から見られている」という意識が必要です。

  • 3.エンジニアからIT営業へ転職するメリット

    転職する際に「現職よりも良い環境(条件)」といった、転職することのメリットを考えることがほとんどです。

    ここでは、エンジニアから営業へ転職する際にはどのようなメリットがあるのか確認をしていきましょう。

    メリット①:給料を上げやすくなる

    エンジニアの給料は、資格手当やスキルの熟練度といった要素が大きく影響します。

    つまり、エンジニアとして「できること」「どれだけの能力があるのか」で給料が変わるのです。

    また、参画しているプロジェクトの進捗状況次第では稼働が長くなり、残業代が加算されることも多くあるでしょう。

    一方の営業では、前述した通り結果が全てであり、インセンティブといった成果に対する報酬で給料を上げることができます。

    • エンジニア:資格手当、スキルの熟練度、残業代
    • 営業:契約獲得によるインセンティブ

    一見エンジニアの方が良さそうに見えますが、「給与査定が年に一度しかない」「評価基準が曖昧で年齢給しか収入が上がらない」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。

    営業は「結果を出す」という目に見える成果が評価の大半を占めるため、成果を出すことで収入アップに直結します

    つまり、頑張った分だけ自分に返ってくるということです。

    この点から、エンジニアよりも営業の方が給料を上げやすいと言えるでしょう。

    メリット②:キャリアアップがしやすくなる

    エンジニアのキャリアマップを大別すると、技術のスペシャリストとして働き続けるか、広範囲の業務に携わるゼネラリストに分けられます。

    エンジニアからゼネラリストになるためにはPM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)といった役職に就くケースが一般的ですが、当然席数は限られています。

    つまり、プロジェクトの数やチームの数によって左右されるということです。

    そのため、エンジニアからゼネラリストとしてキャリアアップをするのは難易度が高いと言えます。

    一方の営業では、常に数字(利益)と隣り合わせで仕事をしているので、経営関係の仕事に関わる機会や、経理や営業事務といった他部署と連携を取る機会が非常に多くあります

    • エンジニア:PMやPLなどの管理職があるが、技術系の部署に限定されることが多い
    • 営業:総合的な知識を身に付けられるので様々な部署にキャリアを進めることができる

    エンジニアが、技術職以外のことになかなか触れられないことに対し、このように営業は様々な知識に触れることができます。

    つまり、経験を積みやすいということです。

    経験を積む機会が豊富にあることから、自ずとキャリアアップするチャンスも掴みやすいと言えるでしょう。

    メリット③:コミュニケーション能力が向上する

    何事においても物事を上達させるためには練習が必要です。

    資格試験に合格するためには過去問を、エンジニアがプログラミングできるようになるためには実際に構築してみると同じことです。

    サッカーを上手くなりたい人が、ルールブックを読んだだけで上手くならないように、コミュニケーション能力も実際に行わなければ上達しません

    営業は、常にコミュニケーションを求められる職種であるため、コミュニケーション能力を磨く機会が豊富にあります

    つまり、反復練習ができるということです。

    コミュニケーションが上手い人を真似してみたり、自身が上手く話せないのはなぜなのかを分析しながら日々を過ごすことで、必ず能力は向上することでしょう。

    メリット④:技術営業はエンジニアのキャリアを活かせる

    技術営業(セールスエンジニア)は、クライアントが抱えている問題や課題をシステム導入や技術者支援で解決する提案を行う仕事です。

    技術営業は営業の種類の中でも、これまでのエンジニアとしてのキャリアをもっとも活かし易いと言えます。

    その理由は次の通りです。

    • 提示された問題や課題の根本的な原因を理解することができる
    • エンジニアの知識を活かして提案することができる
    • 技術的なトラブルに対して的確な対応をすることができる

    転職する際、これまでのキャリアをどのように次の仕事に活かすことができるのか考えることは非常に重要なことです。

    はじめて営業職に転職する人が、これまでずっと営業職として働いてきた人に対して営業力でいきなり勝つことは難しいです。

    しかし、上記のような強みはエンジニアという経験があればこそです。

    様々な業界でIT化が進む昨今、こうした強みはとても大きなアドバンテージになると言えるでしょう。

    4.エンジニアからIT営業へ転職するデメリット

    ここまでエンジニアから営業に転職するメリットを紹介してきましたが、営業になることで感じるデメリットもあります。

    ここからはエンジニアから営業になることのデメリットについて紹介をしていきます。

    メリットばかりではなく、デメリットも理解したうえで転職するようにしましょう

    デメリット①:社外からのストレスが増加する

    多くの人がイメージしているように、営業は社外からストレスを感じる機会が非常に多いものです。

    • 顧客からの理不尽な要求
    • 冷たい言葉をかけられアポが取れない
    • 商品に問題が生じた際、真っ先に謝罪に立たされる

    どんな職種であってもストレスを感じる機会は往々にして存在しますが、営業は上記のように社外からストレスが増加します。

    エンジニアは社内で完結することがほとんどですが、営業はこのように社外からの非常に影響を受けるということを理解しておきましょう。

    デメリット②:社内外の板挟みになる

    営業は社外だけではなく、社内との調整業務に追われることが多々あります。

    エンジニアとして働いている人のなかには「営業が客から無理な仕様変更を勝手に受けてきた」「そんな納期で開発できるわけがない」といった不満や文句を感じた経験もあることでしょう。

    しかし、営業は顧客からの無理な要望を飲まなければいけない状況も多々あるのが実情です。

    こういった要望は仕様や納期だけに限らず、顧客から提示されている金額と社内から命じられている金額に悩まされることもあります。

    顧客から受け取れる金額が小さくなれば、プロジェクトに使用できる費用も小さくなりリソース(人材)を割けなくなり、自ずと納期も短くなり、先のような不満が社内から飛び出すのです。

    しかし、このような状況であっても、契約が取れなければ「なぜ契約が取れないんだ!」と社内で上司から詰められることも往々にしてあります。

    このことから分かるように、営業は社外(クライアント)からの要望を受けつつ、社内の状況を把握をしながら上手く立ち回らなければならないのです。

    デメリット③:成果に対するプレッシャーを感じるようになる

    エンジニアとして働いていても、プレッシャーや緊張を感じることはもちろんあります。

    プロジェクトを任され、納期まで問題なく完遂することができるのかというプレッシャーや、本番環境へシステムをリリースした際にトラブルが発生しないかどうかなどといった緊張など様々でしょう。

    しかし、営業で感じるプレッシャーや緊張はエンジニアよりもさらに大きいのです。

    「営業は成果が全て」とこれまでお伝えしてきたように、営業は常に成果を求められます。

    「同僚は成果を上げているのに自分は成果が出せていない」「自分だけ目標に達していない」という焦りを感じることもあるでしょう。

    こうした気持ちを感じるようになると、次第に周囲からの目も気になるようになり、日々プレッシャーを感じます。

    こうした状況下でも耐えられる自信がなければ、営業に転職しても成功することはできないでしょう。

    5.【結論】エンジニアからIT営業への転職が向いているはこんな人

     

    エンジニアから営業に転職する際に必要なスキルや知識、メリットデメリットを紹介してきました。

    それらを照らし合わせて、どのような人がエンジニアから営業への転職が向いているのかその特徴についてまとめてきます。

    転職を検討している人は、自身に当てはまるか確認をしていきましょう。

    特徴①:柔軟な提案ができる人

    営業に向いている人は「柔軟な提案ができる人」です。

    顧客と打ち合わせ時、これまでに出てこなかった要件が突然出てきたケースを例に挙げてみましょう。

    エンジニアの場合、これまでに提案してきた設定や仕様を前提に、新たな要件の受け入れが可能か否かを話し合いしていきます。

    一方の営業は、これまでの話し合いが無駄になってしまっても顧客の要件を実現するための方法を提案することも契約を獲得するためには必要です。

    もちろん、ただ要件を受け入れて新しい提案をすれば良いというわけではありません。

    これまで打ち合わせに使用してきた時間もあるため、その分納期を伸ばしてもらうための交渉も必要です。

    仮に自社内ですでに作業が進んでしまっているようであれば、その分作業費も発生しています。

    そういった状況を把握しながらも、顧客の要件に応えられるよう柔軟な提案をすることができる人は、営業に向いていると言えるでしょう。

    特徴②:コミュニケーション能力が高い人

    ここまでにもお伝えしてきたように、営業には高いコミュニケーション能力が求められます。

    もちろん、営業に転職してからコミュニケーション能力を磨くことはできますが、元々コミュニケーションが得意な人はエンジニアから営業に転職をしても上手くいくことが多いものです。

    単に契約を獲得するために、顧客の言うことをなんでも聞くイエスマンになってはいけません。

    顧客の要望をしっかりとヒアリングしながら、自社に有利もしくはwin-winな関係を築けるような能力がある人は営業に転職してから成功する可能性が高いと言えるでしょう。

    特徴③:メンタルが強い人

    メンタルの強さは、営業に転職する際にもっとも必要な要素と言っても過言ではありません。

    「柔軟な提案ができる人」「コミュニケーション能力が高い人」といった要素は、営業に転職してからでも身に付けることができる能力です。

    メンタルも鍛えることはできますが、内面的な要素であるため向上しているのか否か判断がしにくい部分でもあります。

    営業は、エンジニアよりもストレスやプレッシャーを感じる機会が多いです。

    そのためメンタルが弱い人は、営業として長く働くことは難しいでしょう。

    ここまでに紹介してきたような状況下でも、心を折られずに働けるという人は営業に向いています。

    6.エンジニアとしてのキャリアを営業で活かす方法

     

    転職する際、これまでの経験を活かせることは強みになります。

    採用面接時に、自己PRをするにも役立つことでしょう。

    ここではエンジニアとしてのキャリアを、営業をしてどのように活かすことができるのか、その方法について紹介をしていきます。

    キャリアの活かし方①:クライアントに対する具体的なフォロー

    販売する商品やサービスにもよりますが、先に紹介したような技術営業(セールスエンジニア)のような職種の場合、技術的な知識を求められる場面が多々存在します。

    自社の商品やサービスの特徴を伝えて顧客の判断を仰ぐことは誰でもできますが、顧客の抱えている技術的な問題は技術的な知識がなければ答えることができません。

    エンジニア出身の場合、そういった技術分野に対する知見があるので、顧客に対して具体的なフォローやアドバイスをすることができるのです。

    このように、顧客が抱えている問題に対し具体的なフォローやアドバイスができることで信頼を得ることができ、契約を獲得しやすくなるのです。

    顧客との信頼関係が確立してくると、自身で提案を行わなくても顧客から新しい顧客を紹介してもらえることもあり、効率よく営業活動をしていくこともできます。

    キャリアの活かし方②:工数を意識した納期設定

    エンジニア経験がない人は、商品やサービスの構築にどれくらいの工数が必要になるのか正確に把握することができません。

    商談時には成果を焦るばかりに契約締結を優先し、短期間での納品を取り付けてしまうこともあるでしょう。

    エンジニア出身の場合、そういった工数に対する把握の精度が高く正確な納期で契約を締結することができます

    顧客が提示してきた納期よりも遅い納期を回答する際、単に「無理」と答えるのではなく「〇〇という理由があるのでできない」と答えるのでは印象も全く違うのは言うまでもありません。

    また、短期での納期設定では品質を保つことも難しいことが多く、結果として顧客に迷惑をかけてしまう恐れがあることを正確に伝えることができるのも、エンジニア出身ならではと言えるでしょう。

    このような精度の高い商談ができるのもエンジニアのキャリアを活かす方法のひとつです。

    キャリアの活かし方③:プログラミングスキルを活かした業務の効率化

    営業は、顧客と商談をするだけではなく、プレゼン資料や内部的な資料作成をすることがあります。

    営業事務がいない会社の場合、経費やランニングコストの回収なども自身で行い、それらを取りまとめることも業務の一環となります。

    こういったドキュメント整理のような業務は、単純作業にも関わらず手作業で行うと非常に時間がかかるものです。

    プログラミングスキルがある人は、営業に転職してからもJavaで簡単な業務ツールを開発したり、VBAで資料作成ツールを作ることで、こうした事務作業を効率良く進めることができます

    これまで資料作成に数時間かかっていたものでも、システム化することでものの数秒で片付く仕事になるのです。

    作ったツールを他の営業に共有すれば、会社全体の効率化にもつながります

    同僚にそうしたツール開発をすることができる人がいなければ、それはあなただけの仕事となり強みにもなるのです。

    7.エンジニアから営業に転職するための準備

    エンジニアから営業へ転職するにはどのような準備をしたら良いのでしょうか。

    何事においても事前準備は重要であるのと同じように、いきなり転職活動をするのではなくエンジニアから営業に転職する際にも準備をしてから行うようにしましょう。

    ここでは営業へ転職するための準備について紹介をしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

    ①ビジネス書を読む

    エンジニアから営業に転職する際には、ビジネス書を読むようにしましょう。

    特に営業のHow To本を読んでおくことをおすすめします。

    その理由としては、営業のHow To本を読むことで営業の仕事を理解できるほか、自身が営業で働いている姿をイメージしやすくなるからです。

    自身が働いている姿をイメージすることができるようになると、キャリアの活かし方や現時点で足りない能力を把握することができます。

    こちらの本は、ダメ営業マンである主人公が成長していく姿を描くサクセスストーリーです。

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    物語調で書かれているので、普段本を読まない人でも読みやすく勉強になるのでおすすめです。

    ②コミュニケーション能力を向上させる

    営業に必須なコミュニケーション能力は、転職する前に必ず向上させておきたいものです。

    「そんな簡単に向上するの?」と疑問に持たれるかもしれませんが、意識的にコミュニケーション能力を鍛えたことがある人はどれくらいいるでしょうか?

    アメリカでベストセラーとなったこちらの本は、人間関係の築き方を示してくれる良書です。

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    人間関係のなかで、自身の言動がどのように捉えられているのか見つめ直すことができるので、営業だけではなく、普段の生活にも役立つのでおすすめです。

    ③時事ネタに強くなる

    「時事ネタ」と聞くと、受験や採用面接を思い浮かべる人も多いことでしょう。

    営業として顧客のもとへ訪問した際に、いきなり商談に入ることは滅多にありません。

    「最近ニュースになっている〇〇って…」「今度〇〇がリリースされるけどどう思う?」なんて会話はよくあるものです。

    ニュースで見聞きした情報だけではなく、自分の考えを簡単に話できなければ「教養や常識がない」という印象を与えてしまいます

    普段からそういったニュースをキャッチしていない人は、営業になる前に習慣づけるようにしておくと良いでしょう。

    ④転職エージェントに相談する

    エンジニアから営業に転職するにあたって、「何をしたら良いのか分からない」「より詳しく情報が欲しい」という人は転職エージェントに相談するのがおすすめです。

    転職エージェントでは無料で相談できるほか、企業の紹介や提出書類の作成方法までサポートしてくれるサービスもあるので本気で転職したいと考えている人は積極的に利用するようにしましょう

    また、転職エージェントを利用するにあたって「ひとつしか利用してはいけない」というルールはありません。

    複数の転職エージェントに登録することで、一つのエージェントではカバーしきれない情報を漏れなくチェックすることができます。

    まずは3〜4社に登録して、最終的に2社に絞って転職活動するがおすすめです。

    8.エンジニアから営業への転職におすすめのエージェント

    人材不足が問題となっている昨今では、転職エージェントも数多く存在します。

    「たくさん種類があってどれを選んだら良いか分からない…」という人もいることでしょう。

    そこで、ここではエンジニアから営業に転職を検討している人へおすすめの転職エージェントを3つ紹介していきます。

    まだ転職エージェントに登録していない人はぜひ参考にしてみてください。

    ①すぐに転職したい人におすすめ「ワークポート」

    ワークポート

    ワークポートは、元々IT業界やWeb業界に特化したエンジニアの転職支援サービスでしたが、現在はエンジニアだけではなく、営業やプランナーなど幅広い求人を取り扱っています。

    総合転職支援サービスのワークポートですが、元々ITやWebに特化していたこともあり、IT業界の求人が豊富に揃っています。

    ワークポートの一番の特徴と言えば「スピード感を持って転職することができる」点です。

    「現職を退職してからすぐに働きたい」「現職を退職する日は決まったけど転職先が決まっていない」という人はぜひ登録してみてください。

    運営会社 株式会社ワークポート
    取り扱い求人 IT・WEB特化
    対応エリア 全国
    公開求人数 24,737件(2020年5月時点)
    非公開求人 非公表
    利用料 無料
    公式サイト https://www.workport.co.jp/
    詳しくはワークポートの解説記事をご覧ください。

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    ②大手企業への転職を希望している人は「マイナビエージェントIT」

    マイナビエージェントITは、転職支援サービス大手のマイナビが運営するITやWeb業界に特化した転職エージェントです。

    マイナビエージェントITの特徴は、マイナビという国内最大級の求人企業が運営していることから「アドバイザーが多数」「求人情報が豊富」という点です。

    求人情報を豊富に扱っていることで、転職時の希望条件にマッチした企業が見つかりやすくなるほか、求人情報を出している企業の情報収集をすることもできます。

    マイナビエージェントITは、転職活動時の面接通過率が高いことでも有名で、その割合は7~8割と言われています。

    このことからアドバイザーや求人数だけではなく、きちんと結果にもこだわっていることが分かります。

    本気で転職したい人にとって、大変心強い味方となってくれること間違いなしですので、転職時には登録することをおすすめします。

    運営会社 株式会社マイナビ
    取り扱い求人 IT・WEB特化(未経験者も利用可能)
    対応エリア 全国
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    利用料 無料
    公式サイト https://mynavi-agent.jp/it/
    詳しくは「マイナビエージェントITの解説記事」をご覧ください。

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    ③丁寧で熱心なサポートを受けたい人は「パソナキャリア」

    パソナキャリア

    パソナキャリアは、大手転職支援サービスを展開しているパソナが運営する転職エージェントです。

    ワークポートやマイナビエージェントITと違い、IT専門ではありません。

    しかし、IT系の営業の求人も充実しています。

    パソナキャリアの一番の特徴は転職支援のサポートが丁寧で熱心であるというところです。

    転職では、新卒採用の頃にはなかった「職務経歴書」の提出がほとんどの企業で必要になります。

    「どうやって書いたら良いの?」「何を書いたら良いの?」「Excelで作って良いの?」など、初めて転職をする人はたくさんの疑問が出てくるものです。

    パソナキャリアでは、こうした提出書類の添削からサポートしてくれるので安心して転職活動をすることができます。

    また、女性へのサポートが手厚いことで有名なので、IT系の営業に転職したい女性もぜひ利用してみてください

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    公式サイト https://www.pasonacareer.jp/
    詳しくはパソナキャリアの解説記事をご覧ください。

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    9.エンジニアから営業に転職してからの働き方やキャリア

    エンジニアから営業へ転職した際、その後どのようなキャリアが待っているのか気になっている人も多いでしょう。

    また、目指せるキャリアを把握しておくことで転職先の選択肢を絞り込むこともできます。

    ここでは、エンジニアから営業へ転職後に目指せるキャリアについて5つ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

    ①セールスエンジニア(技術営業)

    本記事でも既に紹介しているセールスエンジニア(技術営業)は、エンジニアから営業へ転職する場合、もっとも働きやすい営業であると言えます。

    商品やサービスを売り込むことは誰でもできることですが、マニュアルにない顧客それぞれの問題や課題を技術面でアドバイスやフォローができるのはエンジニア出身の強みです。

    販売だけではなく、顧客の役に立つことで信頼を獲得しながら働けるので、やりがいと貢献性の高い働き方ができると言えるでしょう。

    ②プロジェクトマネージャー(PM)

    プロジェクトマネージャー(PM)は、プロジェクトの管理や責任を負う役職です。

    予算の確保から工数やスケジュールの管理をはじめ、その仕事の範囲は多岐に渡ります

    顧客との打ち合わせに参加し、その場で交渉するをすることも頻繁にあるためコミュニケーション能力の必要です。

    エンジニアから営業に転職後、コミュニケーション能力を向上させることでこれらの対応が格段にしやすくなります。

    当然、エンジニアとしての知識があるので、プロジェクトの進捗状況や技術的なトラブルも正確に把握することが可能です。

    「現場を知っている責任者」は部下からの信頼も厚く、やりがいのあるポジションと言えるでしょう。

    ③上流工程のエンジニア

    プロジェクトマネージャーは管理職の意味合いが強いですが、営業から上流工程のエンジニアに戻るというキャリアも存在します。

    「営業をやってみたけど、やっぱりエンジニアに戻りたい」という人に向いています。

    上流工程のエンジニアになるためには、エンジニアとしての技術が高いことはもちろん、コミュニケーション能力も必要となります。

    その理由は、顧客との打ち合わせの場が増えるからです。

    要件定義や仕様書作成、進捗会議や定例会といった打合せの場では、技術的な状況把握だけではなく、参加者全員に理解できるよう説明する能力が求められます。

    こうした能力は、営業を経験することで身に付けられるのでキャリアアップの際に非常に役立つと言えるでしょう。

    ④フリーランス

    昨今、企業に所属せずに働くフリーランスという働き方を選択する人も増えてきています。

    フリーランスの働き方は様々ですが、エンジニアとして作業をするだけではなく、単価や納期についての交渉も自ら行わなければなりません。

    営業を経験していると、顧客に対しての提案方法や単価交渉など、営業で培った能力は必ず活かすことができるでしょう

    フリーランスの働き方について知りたい方は「フリーランスエンジニアで働きたい!メリットやデメリット・会社員との違いとは」も読んでみてください。

    まとめ

    エンジニアからIT系営業へ転職するメリットデメリットは次の通りです。

    • メリット:キャリアアップしやすくなる、給料が上がりやすい、コミュニケーション能力が向上する、エンジニアの経験を活かせる
    • デメリット:社外からのストレスが増加する、社内外の板挟みになる、成果に対するプレッシャーを感じるようになる

    エンジニアからIT系営業への転職は、エンジニアとしての経験を強みにすることができます

    また、経営や他部署と関わる機会も多いので、キャリアアップしやすい環境と言えるでしょう。

    営業は、結果を出すことが求められるため、成果を上げるほど給料も上がりますが、その反面「成果を出さなければいけない」というプレッシャーを感じるようになります。

    そのほかにも、顧客から無理難題を押し付けられることや社内との調整などでストレスを感じることも多々あります。

    こうしたメリットデメリットを理解したうえで転職をすると失敗することが少なくなります

    自分自身に「営業の適性があるのか」「どのようなIT系営業が良いのか」と悩んだ際は、転職エージェントの利用もおすすめです。

    最新の企業情報はもちろん、提出書類の書き方や対策などについてもしっかりとサポートしてもらえます。

    今回紹介した転職エージェントは以下の通りです。

    ワークポート

    すぐに転職したい人におすすめ

    マイナビエージェントIT

    大手企業へ転職したい人におすすめ

    パソナキャリア

    手厚いフォローを受けて転職したい人に

    異なる職種への転職でも、決してキャリアがゼロになるわけではありません。

    これまでの経験を活かし、自分だけの強みとして転職を成功させていきましょう。

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