
転職したいと考えているインフラエンジニアの中には、転職できるか不安だったり、何から始めてよいかわからずに転職活動に踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。
本記事はそのような方々のためにインフラエンジニアに焦点を当て、転職市場の現状や、職種別年収、転職活動の流れとポイントを解説します。
この記事を最後まで読めば転職活動に一歩足を踏み出すことができるはずです。
理想の職場へ転職するために是非お役立てください。
※本記事はすでにインフラエンジニアとして働いている方向けの記事です。
未経験からインフラエンジニアに転職したい方は「未経験からインフラエンジニアに転職するには?必要スキルからおすすめ転職エージェントまで解説」をご覧ください。
※エンジニア転職の悩みは「ワークポート」に相談しよう!
(引用:ワークポート)
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1.インフラエンジニアも売り手市場!転職市場の現状分析
近年、ITの急速な成長に伴い、ITエンジニアは売り手市場だといわれています。
しかしITエンジニアと聞いてぱっとイメージできるのはWebエンジニアなどの「フロントサイドエンジニア」で、インフラエンジニアの転職市場はイメージできない方も多いのではないでしょうか。
結論としてはインフラエンジニアも売り手市場であるといえます。
ではなぜ売り手市場であると言えるのか解説します。
クラウドが普及してもインフラエンジニアの需要はなくならない!
「クラウド」の普及でインフラ環境の構築は「オンプレミス」開発よりも簡潔になり、高度な技術がなくても構築することが可能になりました。
そのため、インフラ環境を1から検討して構築するような、従来のインフラエンジニアとしての仕事は減ってきています。
しかし、以下のような課題も出てきていることから、インフラエンジニアは従来よりも需要が高まっています。
【インフラエンジニアがクラウド普及で需要が高まっている理由】
- 知識がない人が構築したことにより、適切に構築が行わていない
- インフラ環境で問題が生じた際に対応できる人がいない
インフラ設計を技術面から適切にレビューすることができたり、問題発生時に根本原因の特定や対策の検討ができる、知識や経験が豊富な人材が必要となるのです。
2.キャリアアップするといくら?職種・役職別年収
現職の年収に不満があって、転職を検討している方もいるのではないでしょうか。
年収は職種や役割によっても変わります。
以下はインフラエンジニアの年収について、職種や役職ごとの一例を紹介します。
職種ごとの年収
まずは職種ごとの年収ついて紹介します。
転職サイトの情報をまとめると職種ごとの年収は以下の範囲となります。
インフラ監視
平均年収:300〜400万円
(参考:レバテックキャリア)
「インフラ監視」は、今回紹介する職種の中では年収が最も低くなっています。
インフラ監視はすでに構築されたインフラ環境を監視する職種です。
構築済みの環境上でシステムが稼働しており、サーバやデータベース、ネットワークで異常が検知された際に報告をあげたり、あらかじめ準備されている対策を実施します。
インフラ監視は他の職種と比べると深い知識は必要ではなく、未経験の方でも採用されることも多いため、今回紹介する職種の中では年収が最も低くなっています。
保守運用
平均年収:300〜500万円
(参考:レバテックキャリア)
「保守運用」は、インフラ監視よりも年収がアップします。
保守運用は構築済みのインフラ環境を日々稼働させるための運用や問題が生じた際の対応(保守)を担う職種です。
インフラ監視と異なる点は、保守運用はインフラ監視で対応できないような未知の障害を対応したり、日々の運用に必要な作業を検討したりします。
「保守運用」は専門的な知識や経験が必要となるため、インフラ監視よりも年収がアップします。
設計構築
平均年収:500万円〜
(参考:レバテックキャリア)
「設計構築」の年収は、今回紹介する職種の中で最も年収が高くなります。
設計構築はこれまでの職種と異なり、インフラを0から設計して構築する役割を担います。
そのため、専門的な知識や経験が必要となるだけでなく、求められる性能や機能が何であるかを関係者から聞いて把握するなど、コミュニケーション力も必要となります。
そのため、年収も職種の中では最も高い水準となります。
役職ごとの年収
同じ職種でも担う役職によって年収は異なります。
役職は企業によって定義が異なりますが、今回は以下の役職の年収をご紹介いたします。
転職サイトの情報をまとめると年収は以下の範囲となります。
メンバー
平均年収:400万未満
(参考:レバテックキャリア)
「メンバー」の年収は、役職の中では最も低いです。
メンバーはチームリーダーやプロジェクトマネージャーの指示に沿って作業します。
作業の方針を検討したり、チームの管理を行うことはないため、役職の中では最も低い年収となります。
チームリーダー
平均年収:400万円〜500万円
(参考:レバテックキャリア)
「チームリーダー」は、メンバーよりも年収が上がります。
チームリーダーはプロジェクトの方針に沿ってチーム作業の検討やメンバーの進捗管理を行う役職です。
メンバーよりも任される範囲が広くなるため、その分年収の水準も上がります。
プロジェクトマネージャー
平均年収:500万円〜
(参考:レバテックキャリア)
「プロジェクトマネージャー」は、役職の中で最も高い年収となります。
プロジェクトマネージャーはプロジェクトの最高責任者で、プロジェクトの方針検討やプロジェクト全体の管理を行います。
プロジェクトの全責任を負うため、年収も最も高い水準となります。
3.インフラエンジニアがキャリアアップするために必要なスキルと勉強法
転職する際に職種や役職をレベルアップすることによりキャリアアップすることが可能です。
職種や役職をレベルアップするためには必要となるスキルをしっかり把握し、効率的にスキルアップすることが重要となります。
以下ではインフラエンジニアがキャリアアップするために必要なスキルと勉強法について、解説します。
インフラに関する技術的なスキル
インフラエンジニアとしてキャリアアップし、長期的に市場価値を高めていくためには土台となる技術的なスキルを習得することが必須となります。
具体的に必要な知識としては以下のものが挙げられます。
【インフラエンジニアに必要なインフラの知識】
- OS
- ネットワーク
- サーバ
- データベース
- セキュリティ
- クラウド
全ての分野についてプロフェッショナルになる必要はなく、それぞれの分野について最低限の知識は身につけ、その中で1つや2つ自分の武器となる分野を見つけて深掘りしていくことがおすすめです。
勉強方法としては、資格を取得することをお勧めします。
資格としては以下のようなものがあり、「IT技術全般」を扱うものや、ネットワークやデーターベースなど「各分野に特化」した資格があります。
資格名 | 分野 | 難易度 |
---|---|---|
基本情報技術者 | IT技術全般 | 低 |
応用情報技術者 | IT技術全般 | 中 |
ネットワークスペシャリスト | ネットワークに特化 | 高 |
データベーススペシャリスト | データベースに特化 | 高 |
基本情報技術者の勉強ならSTUDing
「STUDing」はスマホ・タブレット・PCなどで隙間時間にサクッと勉強できるオンライン講座です。専任講師による動画説明後に、一問一答形式の基礎問題集や過去問題集でアウトプットしながら学習を進めるため、効率よく学習を進めることができます。コースは2種類ありますが、全くの未経験ならITパスポートもまとめて学べる「基本情報技術者 初学者コース」がおすすめです。
プロジェクトを推進するためのスキル
技術的なスキルを向上させることでもキャリアアップすることは可能ですが、あわせてプロジェクトを推進するためのスキルを身につけることで大幅にキャリアアップすることが可能です。
インフラエンジニアのほとんどの仕事はプロジェクト単位で行われるため、チームで仕事を行ったり、役職によっては顧客との折衝や外部委託会社との調整を担うこともあります。
そこで必要になるのは円滑にプロジェクトを進めるためのスキルであり、例として以下のものが挙げられます。
【プロジェクト推進に必要なスキル】
- コミュニケーションスキル
- 問題解決力
- マネジメントスキル
「コミュニケーションスキル」を身につけることで、相手に伝えたいことを的確に伝えたり、相手の意図を適切に汲み取ることができるようになり、円滑にプロジェクトを進めることができます。
スキルを向上される方法の一例としては、「結論→理由→具体例」の順で会話することを意識するが挙げられます。
プロジェクトでは必ず問題が発生します。「問題解決力」は問題を効率よく解決するための筋道を立てる力であり、この力を身につけていると重宝される人材になることができます。
スキルを向上させる方法の一例としては、問題解決のフレームワークを参考書で学ぶことが挙げられます。
「マネジメントスキル」を身につけるとチームリーダーやプロジェクトマネージャーを担うことができるため、更なるキャリアアップを目指すには必須のスキルとなります。
スキル向上には経験が大きく影響してきますが、マネジメントに関する書籍を読んで、プロジェクトで実践するとスピード感を持ってスキル向上させることができます。
転職のためにプログラミングスクールで学びたいという方は、「【オンラインで学べる】エンジニアにおすすめのプログラミングスクール11選!」をご覧ください。
4.転職の大まかな流れとは?事前準備と面接対策も解説
実際に転職活動を始める際に、何から始めてよいかわからずに活動を見送ってしまう方もいるかもしれません。
事前に転職活動の全体像と必要な作業を把握しておくことで、スムーズに転職活動を始めることができます。
以下では転職活動の全体像と必要な作業について解説します。
転職の大まかな流れ
転職の大まかな流れとしては以下の手順となります。
順番 | 内容 | 目安期間 |
---|---|---|
1 | 自己分析・求人探し | 1〜2ヶ月 |
2 | 応募書類の作成 | 1〜2ヶ月 |
3 | 求人応募 | |
4 | 面接対策 | |
5 | 退職手続き | 1〜3ヶ月 |
転職に希望する条件や状況にもよりますが、転職活動にかかる期間の目安は平均3~6ヶ月と言われています。
転職活動は長期戦になる覚悟も必要ですから、まずは無理のないスケジュールを組みましょう。
スケジュールを立てる際は、勤務先に求める条件や現職の仕事状況なども踏まえて、余裕を持って計画を立てることが大切です。
詳しい転職の流れを知りたい方は、「正しい転職のやり方6STEP!おすすめ転職サイト・エージェントも紹介」も参考にしてください。
ただ、働きながら転職活動を進めると余裕がなくなってしまうケースが多いです。
特に初めての転職の場合、用意する書類がわからなかったり、手順がわからなくなって混乱してしまう可能性が高いので、転職をサポートしてくれる転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントは自己分析や求人探しを手伝ってくれるだけではなく、応募書類の作成や面接対策まで行ってくれます。
転職先への面接日程の調整や、退職手続きの手伝いも任せることができるので、働きながらでも十分に余裕を持って転職活動を進めることが可能です。
転職エージェントのサービスは全て無料で利用できるので、まずは気軽に登録しておくといいでしょう。
事前準備
転職活動は事前準備を徹底して行うことで、効率的に転職活動を行うことができます。
事前準備の例としては以下が挙げられます。
- 職務経歴の整理
- スキル整理
- キャリアパスの検討
「職務経歴」や「スキル整理」は面接する際に企業へのアピールするための重要なポイントとなります。
あらかじめ準備しておくことで面接対策を効率に行うことができます。
「キャリアパスの検討」は中期的、長期的なキャリアパスを検討することでどのような求人に応募するかを絞り込むことができます。
膨大な数の求人から自分の求めるにのみ応募するために重要な準備となります。
面接対策
事前準備が終わり、求人に応募したら面接対策を行いましょう。
ここでは面接で必ず聞かれる2点について解説します。
転職理由
なぜ今回転職することになったかを1分から3分程度で端的に説明できるように練習しましょう。
ポイントとしては、「その転職理由が転職するしか選択肢がないという印象を相手に与える」ことです。
NG例:「上司と馬が合わない」
「他の部署に移動すれば解決する」ため、転職しなくても良いという印象を与えます。
OK例:「クラウド開発でインフラエンジニアを担いたいが、現職はオンプレミス開発しか行っていない」
今の会社では実現しないため、転職するしか選択肢はないことが伝えられます。
志望理由
志望理由に正解はないですが、一例として以下のポイントで考えると志望理由を整理できます。
- 自分のやりたいことが実現できるから
- 自分のスキルが企業に貢献できると考えたから
ポイントは自分のやりたいことを伝えるだけでなく、自分が企業に貢献できるポイントをアピールすることです。
やりたいことに関しても「残業を減らしたい」といったマイナスな理由ではなく、「クラウドのような最新技術に携わりたい」といったプラスの理由を伝えた方が企業からの印象が良くなります。
また、求人には求められる技術が記載されていることが多いため、求人を細かく見ましょう。
その上で、自身が保有している技術と求められている技術とで一致しているものがあれば、その点を重点的にアピールして、企業に貢献できることを印象付けましょう。
5.転職エージェントを活用して転職をスムーズに進めよう!
転職エージェントを活用することで、膨大な求人から自分に合った求人を提案してくれたり、面接対策を行ってくれます。
さらに転職エージェントは無料で活用できるため、効率よく転職活動を進めるために利用することをお勧めします。
以下ではおすすめの転職エージェントを紹介します。
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【転職エージェントは複数利用がおすすめ】
転職エージェントはそれぞれ保有している求人が異なるため、気になったエージェントは全て登録しておくのがおすすめです。
大手転職サイト「リクナビNEXT」によると、転職成功者は平均4.2社のエージェントを併用しています。
つまり、本気で転職成功したいなら転職エージェントは3〜4社同時に登録しておいた方がいいということです。
ここで紹介する3社は全て無料で利用できますし、登録は3分ほどで簡単に完了します。
なるべく多くのエージェントで情報収集をして、失敗を防ぎましょう。
経験に不安があるなら「ワークポート」
(引用:ワークポート)
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「登録が面倒だから」という理由で転職エージェントの利用を先延ばしにされている方は、ワークポートなら簡単に登録できるので、ぜひ利用してみてください。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約52,600件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「ワークポートの評判・口コミは良い悪い?登録前の全注意点も解説」 |
キャリアアップしたいなら「レバテックキャリア」
(引用:レバテックキャリア)
「レバテックキャリア」はIT・Web業界専門の転職エージェントです。
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ヒアリングに時間をかけるため、アドバイザーとじっくり相談して転職先を決めたい方におすすめです。
運営会社 | レバテック株式会社 |
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公開求人数 | 約14,480件(2021年9月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 京都+兵庫+千葉+大阪+愛知+東京+熊本+神奈川+福岡 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「レバテックキャリアの評判・口コミは良い悪い?「断られた」「しつこい」の口コミを調査!」 |
大手に就職したいなら「マイナビIT AGENT」
(引用:マイナビIT AGENT)
「マイナビIT AGENT」は人材紹介大手の株式会社マイナビが運営している、IT専門の転職エージェントです。
大手のエージェントであることから求人も豊富であり、特に一般には公開されていないような好条件の非公開求人も豊富です。
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
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料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「マイナビIT AGENTの評判・口コミは良い悪い?メリット・デメリットを解説!」 |
まとめ
最後にインフラエンジニアの転職についておさらいします。
【インフラエンジニアの転職で知っておきたいこと】
- インフラエンジニアは売り手市場であり、クラウドが普及したことで重要視されている
- 職種・役職によって年収は異なり、キャリアアップも可能
- キャリアアップするためには技術的スキルとプロジェクト推進スキルの向上が必須
- 転職は事前準備や面接対策を行うことで効率的に活動できる
- 転職エージェントは求人の提案や面接対策などを無料で利用でき、転職をスムーズに進められる
転職は時間も労力もかかりますが、ポイントを抑えて、目的に沿った転職エージェントを活用することで効率的に転職を成功させることができます。
特にインフラエンジニアはIT業界の中でも知識が必要であるため、ITに特化したエージェントの活用をお勧めします。
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