最終更新日:2021/02/18
IT業界に転職を考えている方も、IT業界で働いている方も「今後の動向」は気になると思います。
「新型コロナの影響で今後仕事がなくなるのでは?」
「せっかく転職しても、仕事がなくなってしまうのでは?」
「安定して稼げる職種はどれ?」
など、不安を感じている方もいるでしょう。
そこで、この記事ではIT業界の今後の動向や、将来性が高い分野・安定性が高い職種を紹介します。
今後IT業界はどうなっていくのかを知りたい方や、将来性の高い職種に転職を考えている方はぜひご覧ください。
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(引用:ワークポート)
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1.IT業界の現状
IT業界の将来性や今後の動向を確認する前に、まずはIT業界の現状について確認をしていきましょう。
すぐに今後の動向を知りたい方は「2. IT業界の今後はどうなる?」からお読みください。
ここでは現状把握のために、「市場規模」「平均年収」「人材不足」の3つについて解説を行います。
国内市場規模は28兆円
IT専門調査会社「IDC Japan」よると、2020年4月時点では、IT業界の市場規模(支出額ベース)は28兆円を超えると予測されています。
28兆円というと、トヨタ自動車の時価総額が30兆円なので、トヨタ自動車1社を購入できるくらいの金額です。
ただし、新型コロナウィルスの収束の見通しが立たないため、予測よりも市場規模が減少する可能性があります。
平均年収が高い
IT業界は、一般的な会社員と比較すると、以下のように年収が200万円以上高いです。
- IT業界:約660万円
- 一般的な会社員:約441万円
(参考1:経済産業省|IT関連産業の給与等に関する実態調査結果(P6))
(参考2:厚生労働省|賃金構造基本統計調査(P12))
単純に月割りをすると両者には約20万円の差があります。
IT業界の年収が高い理由は、プログラミングなど専門的な知識が必要なため、誰でもできる仕事ではないからです。
人材は不足している
経済産業省の「IT人材受給に関する調査」では、IT人材は2030年には78.9万人不足すると言われています。
IT人材の不足の原因のひとつとして、「市場規模の成長速度が速い」ことが挙げられます。
IT業界が成長する速度に人材採用が追い付いていないということです。
そのため、IT業界は人材を確保するために「雇ってから育てる」という方法にシフトしています。
人材不足は問題ですが、おかげで未経験者でもIT業界に入りやすい状況となっています。
2. IT業界の今後・将来性は非常に高い
結論から言うと、IT業界の将来性は非常に高いです。
なぜ、IT業界の将来性が高いのか、その理由を2つ解説します。
理由①:ITは「なくてはならない存在」となっているから
衣食住と同様に、現代においてITはなくてはならない存在となっています。
たとえば、みなさんが毎日使っているスマートフォンはもはや生活必需品となっていると言っても過言ではないでしょう。
このスマートフォンの例のように、身の回りのほとんどがIT技術で溢れています。
【IT技術が使われている例】
- Twitterで朝のニュースを確認
- 時刻表アプリで電車の時間を確認
- Suica(ICカード)で通勤電車に乗る
- Webの勤怠管理で「出社」を記録
- スマホで電話してアポ取り
IT技術は人間の生活と切り離せない存在になっているため、今度進化していく可能性が高いです。
このことから、IT業界の将来性は非常に高いと言えるのです。
理由②:人手不足を解消するために必要となるから
現代では、少子高齢化によって各業界で人材不足が問題となっています。
この人材不足を解消するために、ITを導入して効率化や自動化を図る動きが各業界で見られます。
このことからも、AIの管理や開発などを行うIT業界の将来性が高いことがわかります。
3.IT業界で活躍したいならここ!将来性が高い職種3選
IT業界と言っても、その職種は多岐に渡っており、それによって行う仕事は全く違います。
ここではIT業界の数ある分野のなかでも、将来性の高い職種を3つ紹介していきます。
将来性の高い職種に携わり、安心して働きたい人はぜひ参考にしましょう。
①AI関連
AIという言葉を聞くと、ロボットのようなイメージを持たれることが多いですが、すでにわたしたちの周りにはAIが搭載された商品やサービスで溢れています。
AIの定義ははっきり決まっていませんが、学習や推論などの人間が持つ知能を備えた、コンピュータシステムのことです。
例えば次の商品やサービスにはAI機能が搭載されています。
- 「Google」などの検索エンジン
- お掃除ロボット「ルンバ」
- 自動運転機能付きの自動車
- iPhoneの音声アシスタント機能「siri」
- スカートスピーカーの「Alexa」
今後もこのような商品やサービスは、一層身近になることが予想できるため、AI関連のIT企業は将来性の高い分野であると言えるでしょう。
②IoT関連
IoTとは、様々なモノがインターネットに接続された製品のことを指します。
例えば、電子レンジとインターネットが接続され、料理のメニューやレシピを表示してくれる機能もIoTです。
今後もあらゆるモノがインターネットに接続されることが予想でき、それに付随したサービスや仕組みを作る企業は将来性が高いと言えるでしょう。
ITエンジニアとして携わるのはもちろん、営業や企画、広報など様々な職種で携わることができます。
③セキュリティ関連
前述したIoTの普及により、ネットワークに接続される機会が増加しています。
別の見方をすれば、不正アクセスや情報漏洩の入口が増えるということです。
それらの不正アクセスや情報漏洩を防ぐべく、各企業はセキュリティ関連に力を入れています。
インターネットが発展し、情報を電子で管理するのが当たり前となった昨今において、セキュリティは切って離せないものとなっています。
つまり、今後IoTが発展していくことに比例して、セキュリティ関連の分野も併せて発展していくことが見込めると言えるのです。
4. IT業界で安定して働きたい人におすすめの3つの職種
IT業界において将来性の高い職種について解説を行いました。
「将来性の高さよりも安定している職種が良い」という人もいることでしょう。
そこで、ここではIT業界における安定した3つの職種について解説をしていきます。
手堅い職種で安定的に働きたい人はぜひ参考にしてください。
①汎用性の高いプログラミング言語での開発
システムやアプリを開発するための開発言語はたくさんありますが、技術進歩に合わせて流行り廃りがあります。
当然、需要が減少(廃れる)すれば安定した働き方はできません。
そのため、これからプログラミング言語を学ぶ人は需要の高い(汎用性の高い)ものを選ぶと良いでしょう。
汎用性の高いプログラミング言語には次のものがあります。
もちろん、自身がどのようなエンジニアになり、どのようなキャリアマップを描くのかによって学ぶべき言語は変わります。
まずは、それぞれの言語で何ができ、どのようなものに使われているのかを把握するところから始めると良いでしょう。
②インフラ全般は常に需要がある
インフラは「基盤」や「土台」といった意味で、IT業界ではネットワークやサーバを指します。
現代において、Webサービスはもちろん、前述したIoTなど様々なものがインターネットに接続されている時代です。
そのため、通信するのに必要不可欠なインフラ全般は需要が高く、開発言語と比べると流行り廃りも少ないので安定していると言えます。
インフラ系は、未経験者や経験の浅い人でも転職しやすい職種ですので、これからIT業界を目指す人は候補に入れると良いでしょう。
③Webページはほとんどの企業やサービスに存在する
誰しも一度は、商品やサービスを購入、お店や施設に出掛ける際などインターネットを使用して事前に調べた経験があることでしょう。
現代ではほとんどの企業やサービスに対してWebページが用意されており、これらが今後なくなることは無いと予想できます。
そのため、Webサイトの構築やアプリ、クラウドサービスに関する分野も安定していると言えるでしょう。
5.将来性の高い分野へ転職する方法
将来性が高い分野で働くためには専門的な知識が必要になるので、未経験者が転職するには難易度が高くなっています。
求人情報を見ていてもわかるように、実務経験や実績を問われることが多く、未経験者や経験の浅い人はなかなか転職することができません。
「それではどうしたら良いのか?」と疑問に感じることでしょう。
ここでは、将来性の高い分野へ転職するための方法について紹介をしていきます。
方法1.資格取得で基本的知識を身に付ける
IT業界で働くこと自体が未経験であるという方は、まずIT知識の基本を身に付けなければなりません。
その理由は次の通りです。
- 異業界からIT業界に転職する意気込みを採用面接で伝えるため
- 専門性が高い業界であるため
- 転職後、スムーズに仕事に取り掛かれるようにするため
IT業界は専門性が高い業界です。
また、基本的な知識を事前に身に付けておくことで、異業種から転職する際に「本気でIT業界に転職したい」ことをアピールすることができます。
転職してから勉強しても問題はありませんが、転職後は新しい仕事を覚えなければならず、なかなか勉強をすることが難しいものです。
そのため、事前に知識を習得しておくとスムーズに仕事に取り掛かれることができるでしょう。
ここではIT系の知識を身に付けることができる資格を紹介します。
ITパスポート
ITパスポートは、ITの基本を学ぶことができる国家資格です。
IT知識に自信のない方やIT業界未経験者は、まずITパスポートの資格取得から始めると良いでしょう。
国家資格ですが、各テストセンターで毎月試験が行われているので受験しやすいです。
転職活動のタイミングに合わせて受験することをおすすめします。
こちらのテキストは、イラストも多く使われているので、IT未経験者でも理解しやすいです。
まずはITの基本から学んでいきましょう。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITの基本知識を網羅的に学ぶことができる国家資格です。
ITパスポートと出題範囲はほぼ同じですが、基本情報技術者試験では使われる用語が多く、問題も複雑になるため難易度が高いです。
また、試験では開発系の知識も必要となるのでITに関する全般を学ぶことができます。
IT系の企業では、入社後に取得を推奨していることも多いため、学んで損はありません。
IT業界未経験者の場合、取得していることでIT業界に転職する意気込みや、最低限の知識を身に付けていることをアピールしやすくなることでしょう。
「まずは用語や基本を覚えたい」という人におすすめなのがこちらのテキスト。
イラスト入りなのでイメージしやすく、普段読書をしない人でも読み進められます。
方法2.エンジニアとして実務経験を積んでから転職する
AIやIoT関連のエンジニアとして転職をしようとした際、ほとんどの場合が実務経験を問われます。
そのため、全くの未経験者がいきなり転職することは募集要項を満たすことができず、応募することすら叶わないのが現実です。
将来性の高い分野のエンジニアとして働きたい人は、まずインフラや開発といったエンジニアとしての実務経験を積むことをおすすめします。
求められる経験年数は企業によって異なりますが「3年以上」とされていることが多いため、ひとつの目安とすると良いでしょう。
人材が不足している昨今、未経験者でも採用をする企業は豊富にあるので、まずは下積みをするところから始めましょう。
方法3.転職エージェントを利用する
将来性の高い分野へ転職したい方は、転職エージェントの利用が非常に有効です。
将来性の高い分野へ転職するにはそれ相応のスキルや実績が必要とお伝えしましたが、未経験者でも転職できる企業はゼロではありません。
しかし、膨大な数のある企業のなかから個人で転職支援サイトや各企業のWebサイトを通して探すのは、非常に効率が悪く、見付けることができない可能性もあります。
転職エージェントを利用すれば、以下のようにアドバイザーに相談することで希望する条件の企業を自身の手間をかけず、無料で探してもらうことができるのです。
その他、転職エージェントを利用するメリットは次の通りです。
- 業界の最新情報が手に入る
- 希望に沿った案件を紹介してもらえる
- 内定獲得のためのフォローをしてもらえる
転職エージェントについては、以降で詳しく紹介をしていきます。
転職エージェントの登録を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
6. 未経験からIT業界に転職したい人におすすめの転職エージェント
「転職エージェントに登録しようと思ったけどどれが良いかわからない」という方に向け、ここでは未経験からIT業界に転職したい人におすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
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詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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まとめ
IT業界は、将来性が非常に高い業界です。
その理由は次の通りです。
【IT業界の将来性が高い理由】
- ITは日常になくてはならない存在となっている
- 人手不足の解消のためにますます必要となる
過去、歴史を見ても技術は進化をしても衰退することはありません。
ITは現代において、生活の一部となっており今後もより発展していくことが予想できます。
そのため、IT業界は将来性が高いと言えるのです。
そんなIT業界のなかでも、より将来性が高い職種は次の通りです。
【今後将来性が高い職種】
- AI関連
- IoT関連
- セキュリティ関連
しかし、こうした将来性の高い分野への転職は、実務経験やスキルが求められることがほとんどなので、未経験者や経験の浅い人は転職しにくいのが実情です。
このような将来性の高い分野へ転職をしたい人は、転職エージェントを利用することで転職可能な企業を紹介してもらうことができます。
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