最終更新日:2021/02/07
30代未経験でIT業界に転職したいとなると、技術だけではなく年齢も気になりますよね。
結論から言うと、30代前半であれば未経験でも転職は可能ですが、35歳を境に転職の難易度がぐっと高くなります。
とはいえ、30代未経験でIT業界への転職にチャレンジにしている人はいますし、成功している人もいます。
この記事では、30代未経験でIT業界に転職する際に何が壁になるのか、同じ境遇の人たちはどうやって転職を成功させたのかを解説します。
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(引用:ワークポート)
「30代で未経験からエンジニアになりたい」なら、「ワークポート」の利用がおすすめです。
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1.30代未経験のIT転職は厳しい
「30代で未経験者のIT転職は厳しい」ということはよく耳にしますが、それはなぜなのでしょうか?
ここでは、30代の未経験者がIT転職をする際に、厳しいと言われる理由について解説をしていきます。
理由①:年齢に上限が設けられていることが多いから
IT転職の求人を見ていると、募集要項に年齢の上限が設けられているケースが目立ちます。
実際に、転職サイトリクナビNEXTで未経験エンジニアの求人を検索したところ、26歳までという条件をの求人が見つかりました。
(引用:リクナビNEXT|2020年10月時点)
その理由として、「長期キャリア形成を図るため」と記載されています。
企業から見て採用したいのは、長く勤めてくれて、リーダーなどのマネジメント職になる人材なので、若い人材が優先されます。
年齢が上がる分、転職先の選択肢が狭まるので、納得した条件や環境での転職が難しくなります。
また、優良企業があったとしても、倍率が高くなるため内定獲得が厳しくなるのです。
また、「年齢不問」という求人もありますが、未経験は29歳以下という暗黙のルールがあるという声もありました。
エンジニア転職で年齢制限がない求人を見かけるが、未経験の場合は29歳以下という暗黙のルールがあるらしい😆
36歳からエンジニア転職を視野に入れてプログラミング勉強したのに…
「とにかく即行動」を心掛けてきたが、踏み出す前にリサーチすることも大事だね😣
— まるぼうず@革靴を愛する人 (@mbztokumitsu) July 26, 2020
理由②:20代と比較されると勝てないから
30代の未経験者は、20代と比較されると勝てない可能性が非常に高いです。
たとえば、採用選考が進むなかで、同じ未経験者のAさん(20代)とBさん(30代)が最終選考に残っているとします。
両者とも、能力に差はなく、違いは年齢のみであった場合、30代のBさんよりも20代のAさんが採用される確率が高いことが想像できることでしょう。
エンジニアは、実績を積むことが重要視されるので、年齢が若い方が様々な経験をさせられるので有利となるのです。
また、IT技術は日々進歩しているので、学び続けていかなければなりません。
何歳からでも新しいことを学ぶことはできますが、客観的に見た場合には年齢が若い方が知識やスキルを習得できると考えられます。
このような理由から、20代と比較されると30代未経験者は転職活動で勝つのが難しいのです。
理由③:雇用条件が一致しないから
30代の未経験者がIT転職をする際に、ネックとなるのが「雇用条件」です。
特に、収入面の条件が一致せず転職することができないケースが目立ちます。
エンジニアの待遇(評価)は、スキルや実務経験が大きく影響する実力主義です。
そのため、未経験で転職をすると月収が20~28万円前後であることが多く、収入が下がってしまいます。
このように、30代でこれまで社会人経験があるにもかかわらず、新卒程度の収入になってしまうといった雇用条件の不一致のため、転職が上手く進まないケースが非常に多いのです。
もちろんエンジニアに転職してから、スキルや実績を積むことで収入をアップさせることもできますが、必ず収入が上がるという確証はないのでリスクとなります。
理由④:未経験歓迎はブラック企業の確率が高いから
年齢制限を設けず、未経験を歓迎する企業も存在しますが、ブラック企業である確率が高いです。
それは「未経験を歓迎しないと人材が確保できない」「離職率が高いのでとにかく人が欲しい」といった背景がある可能性があるためです。
このように、慢性的に人手不足の会社は、一人に対する業務量も多く、激務になる可能性が非常に高くなります。
また、常用型派遣をサービスとして提供している企業は、エンジニアのスキルよりも人材を派遣先に派遣することを重視しているため、使い捨てのような扱いを受ける可能性が高く要注意です。
これらの企業に応募する際には、社員の口コミが掲載されている「転職会議」などを確認して、ブラック企業ではないか確認しておきましょう。
2.30代未経験からIT業界へ転職挑戦した人たちの声
ここでは、実際に30代で未経験からIT業界へ転職をした人たちの声を確認してみましょう。
リアルな声なので、転職活動の参考になります。
また、TwitterのようなSNSを活用し、気になる発信をしている人には質問をしてみるのもおすすめです。
プログラミングスクールに通ってエンジニア転職に挑戦中
昨日で10週間のテックキャンプ カリキュラム終了
初めはできないと思った簡単なアプリも難なく作れるようになりました
同期の出会いにも感謝
さーて、30代未経験エンジニア転職どうなることやら#駆け出しエンジニアと繋がりたい— deliciousshingo (@deliciousshingo) October 10, 2020
プログラミングスクールに通ってアプリ開発のスキルを身に付けた方の声です。
30代でもスキルを身に付け、実際に開発したもの(ポートフォリオ)があると転職活動の成功率もアップします。
この記事でもプログラミングスクールについて解説をしますので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。
応募企業約180社で内定を獲得
私事ですが、、
三ヶ月半の就活の末、ようやく内定をいただき来週から再就職が決まりました!コロナ、30代、未経験と苦しい中、約180社程応募してもらった内定、
非常に嬉しい限りです!ここからがスタート!
ステップアップ出来るよう頑張ります!#プログラミング初心者#エンジニア転職— たにし@未経験プログラミング勉強中 (@taicchii_taichi) October 3, 2020
30代未経験者というだけでも厳しいですが、さらにコロナの影響で転職活動が難航しているという人が多数。
こちらの人は約180社に応募して内定を獲得されたようです。
エンジニア未経験で30代の人は、覚悟と根気を持って転職活動に臨むようにしましょう。
また、なかなか転職先が決まらないこともあり得るので、転職活動は在職中に行うことをおすすめします。
事前準備をしなければ30代未経験者のエンジニア転職は厳しい
30代未経験からWEBエンジニアに転職した自身が、転職の際に気をつけた事をまとめてみました。自身の経験が何かの役に立てば嬉しいです。#駆け出しエンジニアと繋がりたい #エンジニア転職 #未経験 #プログラミング独学 pic.twitter.com/XHABnlvllq
— TARY@独学エンジニア/デザイナー (@ryty62072) September 29, 2020
上記のまとめにもあるように、30代未経験者がエンジニア転職をするためには事前準備が必須です。
特に、Webエンジニアや開発エンジニアへ転職をしようとしている人はポートフォリオや作品の提示ができるようにしておくと転職の成功率が高まります。
エンジニアは専門性が高い仕事ですので、知識やスキルの習得、作品の制作など転職活動をするのに念入りに準備をしなければいけないことを覚えておきましょう。
3.30代未経験からITエンジニアに転職するまでの流れ
「30代の未経験者は厳しい」と言われていますが、それでもエンジニアを目指したい人はどうすれば良いのでしょうか?
そのような疑問を解消すべく、ここでは30代の未経験者がITエンジニアに転職するまでの流れについて解説をしていきます。
自身のレベルに合わせて、参考にしてみてください。
ステップ1.目指すエンジニアの種類を決める
エンジニアには種類があり、「インフラ系」「開発系」「Web系」の3つに大別することができます。
エンジニアの種類によって、必要な知識やスキルが異なるため、漠然と「エンジニアに転職する」ではなく「〇〇エンジニアに転職する」と決めておくことが必要です。
また、目指すエンジニアの種類を決めておかなければ、事前に学習をすることはおろか、転職先の企業を決めることができません。
エンジニアを目指す際には、自身がどのエンジニアになりたいのか、しっかりと考えてから行動に移すようにしましょう。
ステップ2.業界知識を身につける
IT業界へ初めて転職する人は、業界知識を身に付ける必要があります。
身に付けるべき知識は次の通りです。
- IT業界や技術の基礎知識
- 転職先企業の取引先の業界について
- IoTやAIといったトレンドについて
まず、第一にITの基礎知識の習得です。
どの業界においてもIT化が進んでいますが、IT業界ではその名の通り、他の業界よりもIT業務に携わる機会が多くあります。
一般的な企業では社内SEが担当する業務も、IT業界では一般社員が当然のように行うということもありますので、基礎知識は必ず習得しておくようにしましょう。
また、IT業界はITの基礎知識やスキルだけではなく、他の業界の知識も求められます。
たとえば、転職先の企業が金融系のシステムを作っているのであれば金融系、勤怠管理のシステムであれば労務管理、アパレルのWebサイトであればファッションといったように、取引先の業界知識も必要となるのです。
加えて、業務に関係がなくともIoTやAIといったトレンドとなっている用語は日常的に話題に出ます。
トレンドについては、ものすごく詳しくなければならないというわけではありませんが、「用語の意味すら分からない」では恥ずかしい思いをします。
コミュニケーションに差支えのない程度に覚えておくようにしましょう。
ステップ3.独学で勉強する
目指すエンジニアの種類を決め、IT業界や技術の基礎知識を身に付けたあとは、目指すエンジニアの知識やスキルの習得に向けて勉強をしましょう。
独学で勉強をする際のポイントは「実際に手を動かして作業してみる」ことです。
実際に手を動かして作業してみることは、知識やスキルの習得だけではなく、エンジニアとして自身に適性があるのか確認をすることにも繋がりますので、必ず行うようにしましょう。
独学での勉強法については、下記記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
ステップ4.独学が難しいならプログラミングスクールを利用する
「テキスト通りにやっているのに動かない」
「こういう動作をさせたいのに上手くいかない」
このように独学が難しい場合はプログラミングスクールを利用するのも1つの方法です。
仕事をしながら勉強したい場合は、オンラインで学べる「テックアカデミー」がおすすめです。
(引用:TechAcademy )
テックアカデミーは、オンライン完結の受講スタイルで、自宅にいながら現役のプロから学ぶことができます。
目的ごとにコースを選ぶことができ、4〜16週間の短期集中プログラムで勉強を進めていきます。
講師は全員「現役エンジニア」で、質が高いのが特徴です。
メンターはマンツーマンで指導してくれますし、毎日チャットサポートが受けられるので、わからないことがあればすぐに質問可能です。
受講料はコースによって異なりますが、最も安い「はじめてのプログラミングコース(4週間)」なら、109,000円で受講することができます。
しかも、TechAcademyでは全コースで「転職サポート」が受けられるので、勉強しながら転職活動も進めることができます。
「お金を払ってから挫折したら困る」と不安な方は、「プログラミング無料体験」を利用してみるのがおすすめです。
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詳しくは「テックアカデミーの解説記事」をご覧ください |
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4.未経験からのIT転職成功率をアップさせるポイント
前章では、30代の未経験者がIT転職をするために必要なステップについて解説をしてきましたが、事前準備以外にも転職の成功率を上げる方法があります。
ここでは、未経験からIT転職の成功率をアップさせるための方法について解説をしていきますので、転職活動の参考にしてみてください。
大手より中小企業を狙う
大手企業は、プロジェクトの規模や待遇面が良く非常に魅力的に見えます。
しかし、知識やスキルはもちろん、これまでの実務経験や実績を求められるため、未経験者が転職をするには難易度が高いです。
また、大手企業への転職はスキルや実績のあるエンジニアと採用枠を競うことになるので、ハードルは高く内定を勝ち取るのは困難と言えるでしょう。
そのため、30代の未経験者が転職活動をする際には、中小企業を狙うのがおすすめです。
それに加えて、前職の業界知識やスキルを活かせる企業を狙うと転職の成功率も上がりますので、企業の選定を行う際の基準にしてみましょう。
派遣エンジニアも検討する
前述した「未経験歓迎はブラック企業の確率が高い」で、常用型派遣には注意が必要であると解説しましたが、30代の未経験者は派遣エンジニアに転職することをおすすめします。
その理由は、派遣エンジニアは未経験でも採用されやすいからです。
エンジニアになりたいのは「ゲームが作りたいから」「在宅ワークでプログラミングをしたいから」と考え、派遣エンジニアを選択肢から外す人も多くいます。
しかし、実務経験がない状態で「ゲーム制作」「在宅ワーク」を叶えることは難しいのが現実です。
経験を積むうえで、派遣エンジニアは、様々な現場を経験することができるので、未経験者にとっては良い修行の場となります。
目指すエンジニア像が明確である人は、自身の目標に合わせて実務経験を積むことができるのです。
「派遣」という働き方について不安を感じる人は、以下の記事にて詳細を解説しているので参考にしてみてください。
転職エージェントを利用する
一般的に、企業のホームページや求人情報が掲載されている転職支援サイトを利用して転職活動をしますが、これまで解説してきたように30代で未経験の転職活動は難易度が高いです。
そこでおすすめなのが、転職エージェントの利用です。
転職エージェントは、プロのアドバイザーに企業の紹介や転職の相談をすることができるので、成功率が格段に上がります。
また、転職エージェントは、紹介企業から報酬を得ているので、利用者(転職者)は無料で利用することができます。
上記「転職エージェントの仕組み」から分かるように、利用者はリスクなくプロのアドバイザーに相談をすることができるのです。
他にも、転職エージェントを利用すると次のようなサービスを受けることができます。
【転職エージェントで受けられるサービス例】
- 書類添削
- 面接対策
- 年収などの条件交渉の代行
- エンジニア転職の傾向やトレンドなど最新情報の入手
次章では、30代未経験者におすすめの転職エージェントを紹介していきますので、そちらも確認をしてみてください。
5.30代未経験でIT業界に転職したい人におすすめのエージェント
「転職エージェントってどれを使えば良いの?」と悩む人も多いことでしょう。
そこで、ここでは30代の未経験者におすすめの転職エージェントを紹介していきます。
これから転職エージェントへ登録することを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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エンジニア専門のエージェントなら「ワークポート」
(引用:ワークポート)
ワークポートは、ITやWebに特化した転職エージェントです。
エンジニアに特化した転職エージェントでは、実務経験が求められることが多くありますが、ワークポートでは業界未経験でも対応してくれます。
また、アドバイザーの専門性も高く「エンジニア未経験者がすべきこと」について、深い内容で相談することが可能です。
エンジニア転職をしようとしている人にとって、ワークポートはとても心強い味方となってくれるので、ぜひチェックしてみてください。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約34,200件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【未経験OK!】ワークポートの評判・口コミと登録前の注意点を解説!」 |
豊富な求人から選びたいなら「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
リクルートエージェントは、大手人材会社のリクルートキャリアが運営する転職エージェントです。
取り扱っている求人は、他の転職エージェントよりも圧倒的に多いのが最大の特徴と言えるでしょう。
その豊富な求人数から、他の転職エージェントでは取り扱っていない30代の未経験者向けの企業を紹介してもらうことが可能です。
また、大手企業が運営している転職エージェントなので、初めて転職エージェントを利用する人も安心して利用することができます。
転職エージェント選びに悩んだら、まずリクルートエージェントをチェックしてみると良いでしょう。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
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公開求人数 | 約107,700件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約137,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
サポートの質を重視するなら「doda」
(引用:doda)
dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。
転職エージェントの利用は初めてでも、新卒の就活の際に就職支援サイトのdodaの利用はしたことがあるという人は多いことでしょう。
転職エージェントとしてのdodaの特徴は、アドバイザーやサポートの質が高く、厳選した求人を紹介してもらえるところにあります。
在職中に転職活動をする人にとって、限られた時間のなかで質の高いサポートを受けられるので、効率よく転職活動を進めたい人は登録を検討してみましょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約72,000件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
6.30代未経験からの転職でよくある質問
ここでは30代の未経験者がエンジニア転職をする際に、よくある質問について解説をしていきます。
疑問を解消し、クリアな状態で転職活動に挑みましょう。
Q1.転職に成功しやすい人の特徴は?
A.成功する人には次のような特徴があります。
- 前職の経験を活かすことができる人
- 転職前にきちんと準備ができている人
- 謙虚で素直な姿勢で学べる人
「新しいことに挑戦したい」という姿勢は大切ですが、会社は個人的な挑戦する人ではなく、利益をもたらす人を求めています。
このことから「どのように貢献できるのか」「見込みはあるのか」を示すことが重要です。
【貢献できるポイント例】
- エンジニアは未経験だけどコミュニケーションや事務能力を活かせる
- 前職と転職先に接点があり業界知識が活かせる
- 未経験でもエンジニアになるため知識やスキルを十分に身に付けている
転職活動で成功する人は、このように会社に貢献できる特徴があります。
また、エンジニアに転職しても、そこはゴールではなくスタート地点です。
30代未経験での転職は、自分よりも年下の先輩から仕事を教わる機会も多くあるので「自分の方が年上なのに…」という気持ちでいては、成長も人間関係も上手くいきません。
年齢にこだわらず、謙虚で素直でいることが人から教わる事前準備であると心掛けましょう。
Q2.転職で失敗しやすい人の特徴は?
A.失敗しやすい人には次の特徴があります。
- 未経験から転職する理由が曖昧
- 勉強しない
30代で未経験の仕事を始めるには「成長の伸びしろが少ない」「給料が下がる」といったリスクがあります。
このような様々なリスクを負ってまで転職する理由が「エンジニアが流行っているから」「今の業界が先細りだから」といった曖昧なものでは書類選考や面接で良い印象を与えられません。
また、IT技術の進歩は非常に速く、エンジニアになってからも勉強し続けていく必要があります。
未経験からエンジニアになる際に、事前から勉強をしていないと「エンジニアになってからも学ばない」と捉えられ、内定をもらうのが難しくなってしまうのです。
30代未経験者は「人より遅れている」という危機感を持って、学ぶ姿勢を示せるようにしましょう。
Q3.IT業界で転職しやすい職種は?
A.IT業界未経験からでも転職しやすい職種もあります。
IT系に勤めている人が、すべてプログラミングができるわけではありません。
ITの仕事は、プログラミング以外もあります。
- 運用エンジニア:開発したサービスの保守・運用をする人
- テストエンジニア:開発したサービス・ソフトウェアのテスト・検証をする人
- テクニカルサポート:自社のサービス・ソフトウェアについて、顧客への対応・サポートをする人
- セールスエンジニア:自社のサービス・ソフトウェアについて、営業をする人
「IT業界に入りたいけれど、プログラミングができない」という人でも、上記のような仕事なら未経験からでも転職しやすいです。
Q4.資格は必要?
A.資格がなくても転職は可能ですが、取得しておくと基本知識があることをアピールできて有利です。
資格があると、ITに関して基本的な知識があるということを証明することができます。
なので、採用の面談において、プラスになることはあってもマイナス、もしくは評価されないということはありません。
ここでは、IT転職する前に持っておくと便利な資格を2つ紹介していきます。
ITパスポート
ITパスポートとは、簡単にいうと情報処理に関する国家資格のうち、一番簡単で取りやすい資格です。
ITに関する基礎的な知識があることを証明することができます。
また、未経験で転職するのであれば、独学でしっかり勉強していることをアピールしやすい資格でもあります。
基本情報技術者試験
基本情報技術者とは、ITエンジニアであれば最初に取っておくべき国家資格です。
ITエンジニア向けのため、ITパスポートよりは難易度は高いですが、転職後に基本情報技術者を取得することを勧められます。
難易度が高い分、独学で取得できれば、ITエンジニアになるという姿勢、基礎知識が十分であることがアピールできます。
まとめ
30代で未経験からエンジニアに転職するのは厳しく、覚悟と十分な準備が必要となります。
必要な準備は次の通りです。
【30代未経験者がするべき準備】
- 目指すエンジニアの種類を決める
- 業界知識を身につける
- 独学で勉強する
- 独学が難しいならプログラミングスクールを利用する
また、上記以外にも、開発エンジニアやWebエンジニアを目指す人は、ポートフォリオを提示できるよう準備をしておくと転職の成功率が上がります。
これは「システムを作ったことがある」「これくらいのものなら作れる」といったように、未経験ながらも実績やスキルの指標となるのです。
また、30代の未経験者がエンジニア転職する際には、次のようなポイントがあります。
【30代未経験者の転職時のポイント】
- 大手より中小企業を狙う
- 派遣エンジニアも検討する
- 転職エージェントを利用する
30代の未経験者は、なかなか内定がもらえず転職先が決まらないことが往々にして有り得ます。
その際には、一人で悩まず転職エージェントを利用して、相談や対策をすると良いでしょう。
この記事で紹介した転職エージェントは次の通りです。
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30代で未経験職種への転職は難易度が高いですが、決して不可能ではありません。
転職を成功させるために、十分な準備と正しい対策をして転職活動に臨みましょう。