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IT業界を経験された方は、システム監査技術者への転職に興味を持たれる方も多いのではないでしょうか。
しかし、下記のような疑問が出てくる方も多いと思います。
「監査なんてやったことないけど、なれるのかな」
「高収入と聞くけど、年収はどれくらいだろう」
「ITエンジニアからシステム監査技術者になるにはどうすればいいの?」
本記事ではシステム監査技術者になるために必要なスキルや転職方法について、エンジニア経験のある筆者がご紹介いたします。
この記事を読めば、システム監査技術者への転職について興味をもてるだけでなく、転職に向けての具体的な行動までわかります。
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(引用:ワークポート)
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1.システム監査技術者とは
システム監査技術者とは、「企業で使用されているシステムが経営の役にたっているか、企業内部と外部に対して信頼性が継続されているかを監督して検査する専門家」です。
一般的には、「システム監査人」とも呼ばれます。
ここでは、システム監査技術者について、仕事内容の詳細、平均年収についてご紹介します。
システム監査とは
システム監査技術者がおこなう「システム監査」とは、企業が使用する情報処理システムに対して、信頼性・安全性・効率性の観点から客観的に監査します。
より具体的な内容としては、下記の3つの項目を第三者観点から点検・評価・検証し、課題の抽出と改善・助言の提案を行います。
- 障害防止対策
障害対策が十分か、万が一発生しても即時に復旧できるか - セキュリティ対策
情報漏洩や不正アクセスなど、セキュリティ対策は万全か - システムの経営活用
企業経営に活用されているか、無駄な機能はないか
システム監査技術者がITエンジニアの中でも特殊である点の1つとして、独立性があげられます。
ITエンジニアといえば、システム開発に携わるイメージがありますが、システム監査技術者はシステム開発に携わりません。
なぜなら、システム監査は監査対象であるシステムから独立した立場で実施する必要があるからです。
企業が使用するシステムを第三者観点から確認し、改善と助言を行うのがシステム監査です。
システム監査とIT監査の違い
システム監査と非常に似た言葉で、「IT監査」というものがあります。
「システム監査」と「IT監査」は、言葉が同じように見えて意味が異なります。
システム監査では実施タイミングや種類を企業で自由に決められることに対し、IT監査は決められたルールがある「法的監査」であることが大きな違いです。
システム監査 | IT監査 | |
---|---|---|
監査の目的 | 企業が自由に設定可能 (例:セキュリティの適正運用確認、システムの品質向上) |
法定監査目的であり、自由に決められない (例:会計監査人などが財務報告の適正性に関して意見を述べる) |
監査手続きの種類・時期・範囲など | 企業が自由に設定可能 | 財務報告目的から、監査の時間や種類が決まる |
監査人 | 企業で決められる | 法律上、被監査企業から独立した監査人が実施する (企業が自由には決められない) |
システム監査とIT監査は、目的・対象・監査人においてさまざまな違いがあるので、混同しないように注意しましょう。
平均年収は600~800万円
システム監査技術者の平均年収は、600~800万円です。
経済産業省が平成29年に公表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」では、高度SE・ITエンジニアに分類されます。
一般的なITエンジニアに分類される「IT運用・管理(顧客向け情報システムの運用)」の平均年収608.6万円や「IT保守(顧客向け情報システムの保守・サポート)」の平均年収592.2万円に比べて、高い水準となっています。
引用:「経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査P6」」
もちろん、企業によって採用条件が変わるため、年収も変わってきます。
転職情報を確認すると、企業によっては500万円~1,000万円と、経験やスキルによって年収の幅が大きい求人もありました。
システム監査技術者はITエンジニアの中でも、年収は高い傾向にあります。
なぜなら、仕事の専門性が高く、ほぼ必須である資格の難易度が高く設定されているからです。
日系SIerにいましたが、もう戻りたくないですね。年収も低いしきつかったです。
明日からシステム監査人として監査法人に入りますが、こちらのほうが明らかに年収良いですね。— BlingBlingH1kaRrrrruH (@bling2hikarule) April 30, 2020
資格については「6.システム監査技術者に転職するのに役立つ資格」をご覧ください。
監査法人や大手企業から求人が多く、需要がある
システム監査技術者は、監査法人や大手企業からの求人が多く、需要があります。
なぜなら、システム監査を受け入れることで、企業は多くのメリットが得られるからです。
【企業がシステム監査を受けるメリット】
- システムの無駄を洗い出せる
- 障害のリスクを未然に防ぐことができる
- 障害を速やかに復旧するための方法について助言を受けられる
- セキュリティにリスクがないかチェックできる
障害によるシステムの停止や、セキュリティ事故の発生が発生すると、企業は致命的な損害を被ります。
よって、それらを未然に防ぐための「システム監査」は大変重要です。
監査法人は、企業からの依頼に基づき監査を行う法人です。
また、大手企業では内部で監査部署をもち、自社内のシステムに対して監査を行います。
そのため、システム監査を行えるシステム監査技術者は、監査法人および大手企業からの需要があります。
こちらのプログラミング講師の方が言われているように、エンジニア経験をもつ人は、監査経験がなくとも転職はしやすいです。
/
システム監査っていう仕事知ってる?📡
\◻️企業のシステムにリスクがないかを調査する仕事
◻️給料も高めで比較的安定している仕事
◻️エンジニア経験ある人は転職しやすいあまり知られてないけど給料高めですし、
意外と穴場だったりします🤣笑#転職#駆け出しエンジニアとつながりたい— くっく🐣やわらかプログラミング講師 (@kudo0810) May 12, 2020
しかし、システム監査技術者になるにはエンジニア経験以外にも、必要なスキルがあります。
次は、システム監査技術者に転職するために必要なスキルについて、ご紹介していきましょう。
2.システム監査技術者に求められるスキル
システム監査技術者は、主に3つのスキルを求められます。
この章では、システム監査技術者に求められる3つのスキルについて解説していきます。
スキル1.IT関連スキル
ITシステムが適切に管理・運用されているかを確認するために、IT関連全般の知識・スキルが必要です。
なぜなら、システム全体のさまざまな箇所において、障害防止対策がとられているかどうか、即時復旧が可能かどうかを判断する必要があるためです。
たとえば、開発したシステム以外にも、ネットワーク、データベース、セキュリティなども監査対象です。
これらも含め細かく判断するためには、システム全般の知識・経験が求められます。
IT関連スキルを身につけるには、エンジニア経験をもつことが最も有効です。
経験が長ければ長いほど、その経験が活かせます。
エンジニアから転職してシステム監査人になったとき、エンジニアの経験が役に立つのか不安だったけど、実際やってみるとめちゃくちゃ役に立った。むしろもっと経験してないといけなかったくらい。結局、どの仕事の経験も役立つんだね🙂#駆け出しエンジニアと繋がりたい#プログラミング初心者
— くっく🐣やわらかプログラミング講師 (@kudo0810) September 19, 2020
スキル2.監査関連のスキル
システム監査をおこなっていくには、監査に関連した知識を持っておく必要があります。
監査に関連した知識には、以下が挙げられます。
【監査関連のスキル】
- 経営戦略に関する知識
- 会計に関する知識
- 法務に関する知識
これらは、対象システムが経営に役立つか、法律および規制に適合しているかを見定めるために必要です。
監査に関する知識を身につけるには、監査法人や大手企業の監査部門に転職し、経験・実績を積むのが一般的です。
他にも、システム監査に関する資格を取得し、知識を得るという手もあります。
資格については「6.システム監査技術者に転職するのに役立つ資格」をご覧ください。
スキル3.コミュニケーションスキル
システム監査技術者は監査人という立場上、経営層やシステム管理部門に対して丁寧に説明をしなければなりません。
場合によっては、時に厳しい指摘をしなければならないときもあります。
たとえ意見が食い違っても信頼を損なうことのないように、丁寧に説明し、改善に向け理解を得なければなりません。
監査対象側とスムーズにやりとりするためには、高いコミュニケーション能力が必要です。
この章で説明した3つのスキルがあれば、システム監査技術者に転職することは可能です
次の章では、システム監査技術者の転職先についてご紹介します。
3.システム監査技術者の転職先
システム監査技術者のスキルを活かせる転職先は、大きく3つあります。
この章では、システム監査技術者としてのスキルが活かせる転職先をご紹介します。
転職先1.監査法人
監査法人とは、企業など他社からの依頼により、質の高い監査を組織的に行うために設立された法人のことです。
日本では、特に以下の4つの監査法人が有名です。
【日本における4大監査法人】
- EY新日本有限責任監査法
- 有限責任監査法人トーマツ
- 有限責任あずさ監査法人
- PwCあらた有限責任監査法人
監査部門をもたない企業がシステム監査を行いたい場合は、監査法人に依頼します。
監査法人は、システム監査以外にも会計監査など多くの監査のために、多数の公認会計士やコンサルタントが在籍しています。
IT関連スキルに強いシステム監査技術者は、システム監査を行う専門家として監査法人の中でも需要が高いです。
求人が多いだけでなく、システム監査未経験でもOKの求人もあります。
引用:コトラ(2020年9月時点)
転職先2.大手企業の監査部門
監査法人は外部から監査業務を行うのに対し、大手企業の監査部門は自社内のシステムに対し監査業務を行います。
大手企業は所有するシステムも大規模かつ複雑であるため、独自のシステム監査専門部署にて、自社のシステムを監視します。
監査法人と異なるのは、内部監査(監査対象と同じ企業)であるという点です。
監査法人が実施する外部監査と比べ、より独立性の意識が必要です。
監査部門をもつ企業の例として、お金を取り扱う金融系企業があげられます。
他にも、過去システムで大きな問題が発生したことのある企業は、再発防止として監査部署をもつケースもあります。
転職先3.特殊スキル枠の公務員
企業以外にも、公務員も転職先の候補となります。
システム監査技術者は「高度情報処理技術職種」の1つであるため、特殊スキル枠の公務員として転職が可能です。
転職先としては、各省庁や警察、自衛隊などがあげられます。
4.システム監査技術者に転職するために押さえるべきポイント
システム監査技術者は、ITエンジニアの中でも特殊です。
なぜなら、一般企業ではなく、監査法人や監査部署というシステム開発とは異なる部署が職場となるからです。
この章では、システム監査技術者に転職するのに役立つ、押さえるべきポイントについて解説します。
面接で聞かれること
面接では、ITスキルに関することや、監査という職種を希望した理由などが問われます。
【面接で聞かれること】
- 経験した仕事:どのような仕事に携わってきたか
- 特定技術:「○○」という技術を知っているか
- 志望企業:なぜ当監査法人(または当企業)に入りたいと考えたか
- 志望職種:なぜコンサルタントではなく、システム監査を希望したか
特に経験した仕事、志望企業や志望職種についてははっきり答えられないと、落とされる可能性が高いです。
もし聞かれた場合は、以下のようにこれまでの経験に絡め、自分がどのような企業に貢献できるのか説明できるようにしましょう。
私は多くの大規模基幹システムの開発を経験してきました。
システム監査業務は、私がもつ開発経験の中でも特に重要と感じたリスク管理を活かせると考えました。
また、監査法人であれば、その経験を多くのクライアントに対して貢献できると考えています。
そのため、監査法人でクライアントのシステムの健全化・活性化に貢献したいと考え、志望しました。
システム監査に対する強い熱意をアピールすることが大切です。
IT関連の経歴やスキルをアピールする
先ほどの面接での質問内容にあったように、面接でIT関連スキルや経験を見定めるための質問は必ず聞かれます。
この質問については、ITスキルをアピールするチャンスですので、できるだけ詳細に答えられるように準備しましょう。
【IT関連の経歴やスキルでアピールするポイント】
- 経験したプロジェクトの規模、概要
- 自分が担当した役割(リーダー、担当など)
- 使用したツール、技術
- 業務で苦労したこと、それについて工夫したこと
特に、使用したツールや技術について詳細に答えられるとスキルをアピールできます。
また、苦労したことや工夫したことについては、システム監査に関連する「放置することでリスクにつながる」内容がおすすめです。
転職エージェントを利用する
システム監査技術者は、ITエンジニアの中でも監査業務に特化した職種です。
そのため、システムエンジニアやプログラマーのような開発者ではなく、監査業務の求人であることをしっかり見極める必要があります。
とはいえ、監査だけでなくリスクマネジメントやセキュリティ業務などもあり、自力で求人情報を見極めるのは難しいです。
また、働きながら転職活動を行う方だと、じっくり求人を確認する時間もとれないでしょう。
そこで利用したいのが、転職エージェントです。
転職エージェントを利用すれば、求人情報を分析して、あなたの希望にあった転職先を紹介してくれます。
また、書類の添削、面接対策、条件交渉の代行などもサポートも受けられます。
転職エージェントは、人材を募集している企業から報酬を受け取るため、求職者は無料で利用可能です。
まだ転職を決めていない人でも利用可能ですし、気に入らなければすぐに退会できるので、気軽に登録してみてください。
次の章では、システム監査技術者の転職におすすめの3社を紹介します。
5.システム監査技術者になるためにおすすめの転職エージェント
システム監査技術者に転職したいと思った方には、IT系の転職に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは無料であなたにあった求人紹介や、書類の添削、面接対策をしてくれるので、安心して転職活動を進めることができます。
ここでは、数ある転職エージェントの中でも、特にシステム監査技術者の転職におすすめの3社を紹介します。
ワークポート |
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ビズリーチ |
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doda |
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未経験からの転職なら「ワークポート」
(引用:ワークポート)
ワークポートは、IT専門の中では珍しく、業界・実務未経験にも対応してくれる転職エージェントです。
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詳しい解説は以下を確認してください。 「ワークポートの評判・口コミは良い悪い?登録前の全注意点も解説」 |
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(引用:ビズリーチ)
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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6.システム監査技術者に転職するのに役立つ資格
システム監査技術者は、資格がなくてもスキルがあればできる職種です。
しかし、実際はシステム監査技術者で資格未取得の人はほとんどいません。
求人によっては、資格が必要経験・スキルとして記載されているものもあります。
未経験から転職するなら、どれか1つでもよいので取得しておきたいところです。
以下では、システム監査技術者の転職に役立つ資格を紹介します。
それでは一つずつ解説していきます。
資格1.システム監査技術者(AU)
「システム監査技術者」は、経済産業省が認定する情報処理の国家資格です。
「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」の上位試験にあたり、情報処理国家資格の資格の中でも最難関と認知されています。
国内のシステム関連資格では最も知名度の高い資格であり、転職に大変有利です。
この資格の特徴は、以下の通りです。
受験日 | 毎年4月の第3日曜日 |
---|---|
受験料 | 5,700円(税込み) |
試験区分 | 午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ |
合格率 | 14.6% |
受験資格 | なし |
さらにこの資格を取得後、非営利活動法人日本システム監査人協会(SAAJ)に登録申請のうえ、2年以上の監査経験を積むことで「公認システム監査人(CSA)」に認定されます。
資格2.公認情報システム監査人(CISA)
「公認情報システム監査人(CISA)」は、情報システムコントロール協会(ISACA)が認定している資格です。
情報システムの監査、セキュリティ、コントロールに関する高度な知識、技能と経験を持つ人材を認定する資格です。
資格取得をすれば監査のプロフェッショナルとして評価され、転職や業務で高く評価されます。
受験日 | 年4回 |
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受験料 |
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試験区分 | 5つの区分から、150問(四肢択一方式) |
合格率 | 非公開 |
受験資格 | なし。ただし資格認定は実務証明が必要 |
この資格取得後、維持のためにCPE(継続専門教育)の受講が必要です。
資格3.情報システム監査専門内部監査士
「情報システム監査専門内部監査士」は、日本内部監査協会が主催する講習会を修了することで得られる民間資格です。
内部監査の中でも、システム監査に分野を絞った内容での認定資格です。
講習受講と論文によって認定される資格であるため、上記2つの資格に比べると比較的取得しやすいといえるでしょう。
受験日 | 毎年6月下旬~7月下旬 |
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受験料 | 正会員または個人会員:165,000円(税込) 非会員:236,500(税込) |
試験内容 | 講習会を修了後、論文審査を提出 |
合格率 | 非公開 |
受験資格 | 次のいずれかに該当すること。
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まとめ
システム監査技術者は、企業が扱うシステムのリスクを洗い出し、改善・助言の提案を行う職種です。
他のITエンジニアに比べてシステム監査業務に特化しており、年収は高く需要もあります。
また、エンジニア経験があると転職に大変有利です。
システム監査技術者へ転職する際に、頭に入れておきたいポイントは、以下の通りです。
- 第三者観点から、経営の役にたっているか、企業内部と外部に対して信頼性が継続されているかを監査する職種
- 年収アップが見込め、需要も高く将来性もある
- IT関連だけでなく、経営戦略や法律・規則についてもスキルが必要
- 仕事をする上で資格はほぼ必須
- 転職活動に不安がある場合は転職エージェントを利用する
システム監査技術者は、監査というITエンジニアの中でもやや特殊な仕事をもつ職種です。
そのため、転職には転職エージェントを利用し、自分にあった企業を見つけることをおすすめします。
この記事で紹介した3社のエージェントは、システム監査技術者への転職を無料でサポートしてくれるので、ぜひ気軽に登録してみてください。
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