最終更新日:2021/02/24
「石の上にも三年」ということわざがありますが、入社3年目という時期は多くの人が転職を考えるタイミングです。
しかし、初めての転職には不安がつきものですから、実際には中々身動きが取れないという方もたくさんいます。
結論から言えば、社会人3年目や第二新卒(新卒1年目から3年目)での転職は、市場・年齢から考えても絶好のタイミングです。
本記事では、社会人3年目での転職のメリットをはじめ、転職活動を始める前に知っておくべき注意点をご紹介します。
また、初めての転職の強い味方となる「転職エージェント」の活用法も詳しく解説しています。
ぜひ最後までご覧になって、自信を持って「社会人3年目での転職」に臨んでくださいね。
【結論】社会人3年目・第二新卒の転職は転職エージェントの支援を受けよう!
社会人3年目・第二新卒など比較的若い年代での転職は、転職市場の需要が高いため有利です。
ただ、必ずしも成功するわけではなく「若さ」「第二新卒」といった独自の武器を最大限にアピールする必要があります。
とくに転職が初めての場合、うまくアピールできなかったりブラック企業に応募したりなど、経験不足や焦りのせいで失敗する危険性も…。
そんなときに活用したいのが転職エージェントです。
転職エージェントは求人紹介・書類添削・面接対策などの支援を行い、あなたの転職活動を的確にサポートしてくれるサービス。
キャリアアドバイザーから転職についてのアドバイスや企業の内部情報も聞けるため、1人で転職活動を進めるより断然有利になります。
社会人3年目や第二新卒での転職におすすめしたいのは、「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」「ハタラクティブ」などの若年層の転職支援に強みを持つエージェントです。
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気になる項目をクリック
1.「社会人3年目」は多くの人が転職を考えるタイミング
入社3年目は、さまざまな理由から転職を考える人が多いです。
ツイッターでは、次のように「入社3年目で転職を考える人」の口コミが多く見られました。
もうじき3年目になるんだけど、よく聞く「転職は3年やって~」ってのがなるほどなって感じるようになった。ある程度内情が分かってきた時期、サクッと見切りをつけるか残って自分で変えていこうとするか。私は度胸も行動力もないので後者だが、結局古参の反発にあって変えられず絶望する未来が見える。
— 縹 (@Hanada_Snow) February 4, 2020
今の職場に勤めて今年で3年目になります( ̄∇ ̄)
様々なことを教えてもらいましたが給料の面でキツイので12月でやめます(._.)
やめて転職してもよくなる保証はないけど探してみないとわからないので頑張ります^_^
— ケンケン (@Xag0FKyISqaF8ZC) February 2, 2020
気づいたら3年目、気づいたら25歳。
転職したいって言って動いてない自分にも腹は立つけど、動けない自分の気持ちもわかる。
とりあえず一歩、資格を取ろう。なんて前向きになりたいだけな気がする。
取ったところで役に立たない資格じゃ意味ないよね〜なんて言いながら今日もうだうだしている。— 夜香(よか) (@I_love_gyunabe) January 15, 2020
入社から数年経って会社に慣れてくると、「この先ずっとこの会社で働き続けるべきか…」という考えが少なからず出てくるもの。
多くの社会人にとって入社3年目は、転職すべきかどうかを考える「節目の年」だと言えるでしょう。
2.【実態】社会人3年目の退職事情
転職を考えてはいるものの、「本当に3年目で転職して大丈夫なの?」と不安を感じている人も多いことでしょう。
この章では、さまざまなデータをもとに、社会人3年目で転職した人の転職事情について解説します。
さっそく順に確認していきましょう。
20代の退職理由ランキング
入社3年目で転職を考えている人の退職理由が気になる方も多いことでしょう。
まずは、厚生労働省が公表している「20代の退職理由ランキング」を見てみましょう。
20代男性の退職理由
順位 | 退職理由 | |
---|---|---|
20~24歳 | 1位 | 労働条件が悪かった |
2位 | 収入が少なかった | |
3位 | 人間関係が悪かった | |
25~29歳 | 1位 | 収入が少なかった |
2位 | 労働条件が悪かった | |
3位 | 人間関係が悪かった |
20代女性の退職理由
順位 | 退職理由 | |
---|---|---|
20~24歳 | 1位 | 人間関係が悪かった |
2位 | 労働条件が悪かった | |
3位 | 仕事に興味が持てなかった | |
25~29歳 | 1位 | 労働条件が悪かった |
2位 | 収入が少なかった | |
3位 | 人間関係が悪かった |
『引用:厚生労働省「平成 30 年雇用動向調査結果の概況」』
20代で退職する人の多くが、「労働条件」や「収入」、「人間関係」を退職理由に挙げていることが分かります。
逆に言うと、これらの条件や環境が整っていれば、快適に働くことができると言えるでしょう。
新卒の3人に1人が3年以内に離職!?
厚生労働省のデータには、大学卒で入社した方の3人に1人が3年以内に離職しているという調査結果もあります。
【最終学歴別にみる離職率】
最終学歴 | 3年以内の離職率 |
---|---|
大学卒 | 32.0% |
短大卒 | 42.0% |
高校卒 | 39.2% |
中学卒 | 62.4% |
『引用:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)」』
最終学歴が大学卒の人では、3人に1人が3年以内に離職していることが分かります。
さらに、中学卒の3年以内の離職率は62%、およそ3人に2人が3年以内に離職しているのです。
このように、多くの新卒者が3年以内で転職をしていることから、3年目での転職は決して早すぎるとは言えないことがお分かりいただけるでしょう。
転職後に満足している人は多い!
企業口コミサイト「転職会議」の調査では、転職者の73.8%が転職に「成功した」「どちらかというと成功した」と回答しています。
『出典:「転職会議Report」』
また、「公益社団法人全国求人情報協会」(求人広告の掲載基準を定める団体)の調査でも、3年目での転職に満足している人は70.7%との結果が出ています。
実は、「入社3年目の転職」の満足度が高く成功しやすいのにはいくつかの理由があるのです。
3.【理由】3年目の転職はなぜ有利なの?
この章では、3年目での転職が有利な理由について解説します。
【3年目の転職が有利な理由】
さっそく順に確認していきましょう。
理由1.即戦力ではなく「若さ」や「やる気」を評価されるから
入社3年目の年齢である、20代前半から半ばの転職では、実績よりも「若さ」や「やる気」を重視する企業が多いです。
それは、年齢が若いことで「新しい会社への適応力」の高さや、仕事を覚える「吸収力」が期待されるから。
以下は、中小企業から大企業への転職に成功した方のツイートです。
基本的に20代までは社会からゲタをはかせてもらえる。つまり実力+若さで甘め評価して貰えることが多い。実力が無くても「まだ20代で若いしこれからの伸びに期待」というイメージ。これが30代になると実績ありきとなる。自分は20代で中小から大企業に転職したけど完全にゲタ効果だったと思っている。
— 小田 恵美子 Emiko Oda (@mi_dorino) December 14, 2019
即戦力としての活躍が期待される30代と比べ、20代の転職はポテンシャルを重視してもらえます。
そのため、新卒では入れなかった大企業への転職を成功させる人も。
「若さ」や「やる気」を評価される入社3年目の転職は、他の年代と比べて有利に転職活動が進められます。
異業種・職種にも挑戦しやすい
入社3年目での転職活動は、現職の仕事内容とは違う「異業種・異職種」への転職がしやすい時期です。
なぜなら、20代での異業種・異職種転職は「即戦力」ではなく、「将来のポテンシャル」が期待されるからです。
そのため、経験者や専門知識を持つ求職者とは別のフィールドで戦えるので、十分に勝機を見いだせます。
「他の仕事にチャレンジしたい!」と考えるのであれば、入社3年目は絶好のタイミングだと言えるでしょう。
理由2.第二新卒採用に積極的な企業が増えているから
昨今の少子化による人手不足の影響もあり、どの企業も第二新卒の採用に積極的です。
企業が第二新卒を評価するポイントは、以下の通りです。
【企業が第二新卒を評価するポイント】
- ビジネスマナーや言葉遣いなど社会人の基礎能力
- 将来性や新しいスキルを身につけられる柔軟性
- 3年間続けて働いたという努力
社会人3年目の人材は、若さと社会人経験の両方を持ち合わせているため、多くの企業が積極的に採用したいと考えるのです。
企業にとって「若年採用」はこんなメリットも
「入社3年目」「第二新卒」の採用は、企業側にもさまざまなメリットをもたらします。
【企業にとって第二新卒を雇うメリット】
- ビジネスマナーなど社会人基礎スキルの教育コストがかからない
- 早期退職した新卒・採用を逃した新卒など若い人員の補充ができる
- 学習能力・将来性などポテンシャルを期待できる
とくに採用側にとって、学習能力・将来性・柔軟性が期待できるのは重要なポイント。
他の企業のルール・仕事の進め方に染まっていない人材は、今後長く働いてもらうのにもってこいの存在です。
さらに、採用した新卒が早期退職した企業にとっては、3年目や第二新卒はまさに貴重な新戦力と言えるでしょう。
転職市場における社会人3年目・第二新卒の価値は、今後ますます高まると予想されます。
まずは気軽に転職活動を始めてみよう
ここまでお伝えしたように、今、第二新卒は転職市場において需要が高い存在です。
社会人経験を積んだことで、新卒時には「高嶺の花」と思っていた企業に入社できる可能性もあります。
このタイミングを逃さずに、転職活動をスタートしてみてはいかがでしょうか。
【転職活動を始めたからと言って必ず転職しなくてもいい】
「転職活動を始めるからには本格的に進めないと…」と思うかもしれませんが、必ずしも内定を決める必要はありません。
活動した結果、やっぱり転職しないでおこうと決める方もたくさんいます。
まずは求人検索や転職アドバイザーに相談のみに留めるなど、気軽にできることからスタートしましょう。
4.【体験談】3年目の転職成功談・失敗談
3年目転職を検討するときには、「実際に3年目で転職した人の生の声」も気になりますよね。
ここからは、Twitterに挙がっていた「3年目転職に成功した人、失敗した人」の口コミや体験談をご紹介します。
さっそく順に確認していきましょう。
3年目の転職に成功した方の体験談
まずは、入社3年目で転職して「年収が上がった」「労働環境が良くなった」という口コミをご紹介します。
転職したら年収が上がった
友人が600万の年収からリスクをとって年収300万のスタートアップに転職し、その後2年目400万→3年目550万→4年目700万そして5年目の去年1300万、今年は1800万円の予定らしい。すばらしい。おめでとう!!よくがんばった。
— Yoshio Ikeda (@yi_testuser) July 19, 2019
何年経っても年収300万すらない正社員という話題をよく見るので自分の経験を書きますが、新卒で入ったブラック会社を3年目で辞めて半年ニートした後、基本情報処理資格があるということで年収400万で再就職できました。誰でも簡単に取れる資格なので、これを取って転職するのも一つの手かと思います。
— Minea / Ariena (@mineamidi) August 29, 2019
Twitter上では、「転職したら年収が上がった」という口コミ・体験談も多く見られました。
応募する企業の待遇や入社後の頑張り次第では、年収アップできる可能性は高いです。
「年収を上げたい!」と考えているなら、転職エージェントのキャリアアドバイザーに、年収アップの交渉を依頼するのもおすすめです。
労働環境が改善した
社会人になって
1年目得体の知れないブラック企業に就職するの巻
2年目同期の仲間と共に地獄のような日々を送るの巻
3年目パワハラ上司と虚しい日々に嫌気がさして転職を決意の巻
4年目転職して3ヶ月時間に余裕ができ仕事と音楽の両立に成功の巻— Ryo@Rottenmeier (@RYOMATSUMOTO6) January 26, 2018
思えば今日入社して3年目だw前より
は休みも多く給料もそんな変わらず人間関係は断然こっちのがいいから転職して成功……だと思いたい😇— トンガリ@8日納車in麺活春日部 (@tongari5120) February 19, 2019
「自分の時間が持てるようになった」「人間関係が良くなった」という口コミです。
成功するか分からない初めての転職は、誰もが不安なものです。
しかし、上記の口コミの方達のように、勇気を出して一歩踏み出してみたら「労働環境が改善した!」というケースもあります。
もし現職に不満があるのなら、「入社3年目」という有利な時期に、転職に向けて少しずつ行動してみて下さい。
3年目の転職に失敗した方の体験談
では次に、3年目転職を失敗した方のtweetを確認してみましょう。
転職したら年収が下がってしまった
私自身の転職キャリアは
・1社目3年目で年収800万円くらい
・2社目年収3分の2くらい。ブラックすぎて失敗
・3社目年収ちょいダウンで入社
で、1社目にいたらできてない経験しまくってて幸せです。
年収ダウンはリスクですけど、年収高い業界に入って年収維持思考になるのもリスクだなあと思ってます https://t.co/QlaBYjpfRz— 藤田佳佑 / アライドアーキテクツ (@sato310sss) March 31, 2019
仕事のやりがいを優先して転職先を選んだ結果、年収が下がったという方の口コミです。
転職先に求めるものは人それぞれですが、転職で年収アップを目指すのであれば、求人に応募する際に「給与額の交渉」を行いましょう。
給与交渉は転職エージェントが代行してくれる!
「給料の金額交渉をするのは苦手…」という場合は、あなたに代わって給与交渉をしてくれる、転職エージェントの活用がおすすめ。
この記事の後半では、3年目の転職におすすめの転職エージェント3選をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
社会人経験があるのに新人扱いをされる
第二新卒が転職すると辛いことは、転職した先でだいたいまた一から「新人」をやること。
社会人3年目とかでも転職した先のおじさんたちからしたら年齢あたりも同じ「新人」扱いだから、でも自負はある。
でもその業界や職種の経験はないから、失敗したりして落ち込む。ここが超えられるかだと思う。— 元リクパパさん_沖縄 (@motorikuokinawa) July 6, 2019
「社会人経験があるにもかかわらず、新人として扱われることが不満…」というツイートです。
入社3年目での転職は、新入社員と同じくらいの年齢であることから、「新人」扱いを受けることも多いです。
転職を考える際は、新人扱いをされてしまうことを覚悟の上、人一倍努力する必要があると言えるでしょう。
また、応募企業をしっかりと見極めて、入社後のミスマッチを防ぐことも大切です。
転職活動が上手く行かない場合もある
これは600万くれてるから、まだいい例。
成長が期待できない業務の部署に新卒で入って、永遠300万くらいの収入に危機感を覚えて3年目で転職活動したけど、何も能力のない3年目とかどこも採用しない。
(そもそもアピールする能力もない)低成長、低収入、脱出不可の詰みになるこーゆーパターンが多い
— おばけ3号 (@ghost03type) April 20, 2019
上記の口コミ・体験談のように「なかなか転職活動がうまくいかない」という声も少なくありませんでした。
3年目転職は他の年代に比べて有利ですが、それでも簡単とは言えません。
転職にピッタリな時期ではありますが、転職活動のやり方によっては、思い通りにいかないケースももちろんあるのです。
それでは、入社3年目での転職を考えるなら、どのようなことに注意したら良いのでしょうか?
5.【注意点】転職に踏み切る前に知っておくべき4つのポイント
入社3年目での転職活動を始める前には、以下4つのポイントに注意してください。
【入社3年目の転職での注意点】
前章では「転職失敗例」をご紹介しましたが、失敗の理由は、上記のようなポイントを押さえていなかった可能性が高いです。
さっそく順に確認していきましょう。
ポイント1.会社を辞めなくても問題を解決できる場合もある
転職活動を始める前に、「本当に今の会社のままで問題を解決できないのか」を再度考えてみましょう。
給与の少なさや仕事内容に不満があるのなら、給与交渉や部署移動などで解決できる可能性もあります。
「業績が悪くて給与が上がらない」「やりたかった仕事に就きたい」など、転職しなければ絶対に解決できない問題があるときに初めて検討しましょう。
また、転職には時間や労力がかかる上、成功した場合には今の生活が一変する可能性があることも心に留めておいてください。
ポイント2.早期離職は企業側に不安を与える要素でもある
社会人3年目での転職は「ポテンシャル採用」が狙えますが「忍耐力・継続力がない」と判断される危険性もはらんでいます。
人事・採用担当者によっては「入社してもすぐに辞めるのでは」と疑いの眼差しを向けてくるかもしれません。
しかし、転職するに値する正当な理由や、次は長く働きたいという意思を伝えることでクリアできる問題です。
面接時には「将来の明確なビジョン」や「前向きな転職理由」、そして「絶対に辞めないという意思」をしっかりアピールしてください。
ポイント3.転職先では初めから高額な給与やハイポストは期待できない
3年目の転職でいきなり高年収職・管理職を狙うのは、難易度が高いです。
というのも、よほど業績が良い企業でない限り、キャリア3年目の人への好待遇は考えにくいからです。
もし「もっとお金がほしい」「管理職・役員を目指したい」という場合は、現時点の待遇ではなく企業・業界の伸びしろに注目してください。
最初の雇用条件がそれほど良くなかったとしても、あなたの仕事の成果や業績の伸びによっては、前職と比べ物にならないくらい年収が上がったり、役職が付く可能性もあるでしょう。
ポイント4.専門知識・即戦力を求める企業への転職は難しい
社会人3年程度の経験とスキルでは、専門知識・即戦力を求める企業への転職は難しいです。
なぜなら、3年程度のキャリアでは、専門知識や即戦力として働けるレベルまで成長するのは難しいからです。
企業側が入社3年目の転職者に求めるものは、即戦力よりむしろ、今後の伸びしろの部分が大きいと言えます。
そのため、入社3年目の段階で転職を考えるのであれば、専門知識・即戦力を求める企業への転職よりも、若さによるポテンシャルを期待する企業に応募すると良いでしょう。
6.【転職成功のコツ】3年目の転職はこうやって成功させる!
3年目転職を確実に成功させるには、あらかじめ転職活動のコツを意識することが大切です。
「3年目転職を成功させるコツ」として、以下4つの要素が挙げられます。
【3年目転職を成功させるコツ】
では以下より、順番に詳細を解説します。
コツ1.転職活動は会社を辞める前に行う
転職活動は必ず会社を辞める前に行いましょう。
転職先を決める前に退職してしまうと、以下のようなリスクがあります。
【退職後に転職活動を行うリスク】
- 転職活動が長期化した場合、生活費が足りなくなる
- 焦りや不安から、ブラック企業や望まない求人に転職してしまう
- 転職に失敗すると、何度も転職を繰り返す羽目になる
また、活動を進めるうちに「やっぱり辞めないでおこう」と思いなおす可能性も。
こうしたさまざまな要因から、転職活動は在職中に進めるようにしましょう。
ただし、ハラスメントや体調不良をきたすほどのストレスがある場合は、早急に仕事を辞めることをおすすめします。
コツ2.転職理由は明確にする
3年目転職を成功させる方法として、「あなたが転職する理由の明確化」がもっとも大切な作業になります。
転職理由を明確にしなければ、「あなたが転職によって解決すべき問題」が分からず、転職先でも同じ悩みを抱えてしまう可能性が高いからです。
転職先選びの鉄則として、「今いる企業では解決できない問題を解決できる」ことが最優先事項。
たとえば「やりがい」を求めて転職を始めたのに「お金」に目がくらんで転職してしまうと、本来のやりがいは手に入りません。
高い給料をもらっても「心」は満足できず、同じ悩みを繰り返すはめになるでしょう。
そこであらかじめ「転職したい理由」を明確にしておけば、転職先選びや求人チェックの際に軸がブレずに希望の案件を探しやすくなります。
一番叶えたい条件を優先して選ぶのですから、入社後のミスマッチも防ぎやすいです。
転職理由の明確化は、転職活動において必須と言えるでしょう。
コツ3.第二新卒の弱みは「やる気」と「熱意」でカバーする
「企業は3年目(第二新卒)の人材に何を求めているか?」まずはこれをしっかり考える必要があります。
なぜなら、求める人物像が分かれば、志望動機や面接時に自分をアピールできるからです。
企業が社会人3年目の転職希望者に期待する要素は、おもに以下の3つです。
【企業が入社3年目の転職者に期待するポイント】
- 新卒にはない社会人としての自覚
- 経験者にはない柔軟性や新しい発想
- ベテランにはない将来性やポテンシャル
転職を成功させるためには、「入社3年目の自分が他の世代には負けないこと」を分析しておくことが大切です。
コツ4.応募する企業は慎重に決める
応募する企業は、事前に下調べをして慎重に選ぶことが大切です。
なぜなら、応募する企業を安易に決めた場合、入社後に「思っていた会社と違った…」などと、後悔することになりかねないからです。
応募する企業を選ぶときには、ホームページなどを念入りにチェックして、自分の実現したいキャリアプランが叶えられそうかを判断する必要があります。
転職を繰り返さないためにも、企業選びは慎重に行いましょう。
企業・業界研究は念入りに
ここでは、応募する企業に関する情報を調べる方法についてご紹介します。
企業の内部事情を調べるには、企業口コミサイトやTwitterなどのSNSが便利です。
口コミサイトを使って、社風や会社の雰囲気など「求人票に載っていない情報」を事前に仕入れておけば、入社後のミスマッチを防げます。
企業研究するときに役に立つ、おすすめの企業口コミサイトは、以下の3つです。
求人に応募する際には、事前に従業員の生の声を集めて、会社の実像をつかんでおきましょう。
不安があるなら転職のプロに相談をしよう
もし1人での転職活動が不安であれば、転職エージェントを利用し転職のサポートを受けましょう。
転職エージェントは、求職者と企業のマッチングを手助けするために、さまざまな支援を行うサービスです。
【転職エージェントの支援内容】
- ネットや情報誌に出回らない優良な「非公開求人」の紹介
- 転職のプロであるキャリアアドバイザーによるカウンセリング実施
- 履歴書・職務経歴書などの書類添削や面接練習などの実施
- 企業の社風・業務内容など求人票に乗っていない情報のアドバイス実施 など
転職エージェントは採用企業から報酬を得るシステムのため、求職者側には費用がかからず無料で利用できるのも嬉しいポイント。
転職エージェントをうまく使って転職を成功させましょう。
次の章では、3年目転職で利用するのにおすすめの転職エージェントをご紹介します。
7.【登録必須】3年目の転職におすすめの転職エージェント3選
不安の多い入社3年目・第二新卒の転職の強い味方となるのが転職エージェントの存在です。
転職エージェントでは、履歴書作成や面接対応など、転職活動に関するあらゆるサポートを無料で行ってくれます。
3年目の転職で利用をおすすめしたいのは、以下の転職エージェント3社です
【3年目で転職する人におすすめの転職エージェント】
上記3社は求人や職種数・20代や第二新卒者の支援実績が豊富なため、20代前半~中盤が多い3年目転職の強い味方になってくれます。
以下より、各社の特徴や支援内容などをご紹介します。
すべての求職者におすすめ「リクルートエージェント」
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詳しくは「リクルートエージェントの解説記事」をご確認ください |
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第二新卒向けの求人も豊富な「マイナビエージェント」
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保有求人の8割以上が未経験でもOK「ハタラクティブ」
ハタラクティブは、レバレジーズ株式会社が運営するフリーター・既卒・第二新卒の支援に特化した転職エージェントです。
ハタラクティブは、「未経験からでも正社員になれる求人」が紹介求人の80%以上。
せっかく見つけた求人が未経験不可だったり、派遣社員の募集であったりといった可能性が低いので、効率よく求人を探すことができます。
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詳しくは「ハタラクティブの解説記事」をご確認ください |
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8.【Q&A】3年目の転職によくある質問
最後に、入社3年目の転職に関する情報をご紹介します。
Q1.退職の希望はどのタイミングで伝えるべき?
A 転職先が決まったら、上司に退職の希望を伝える
上司と上手く話をする自信がない人、もしくは上司が退職を受け入れてくれない人は、退職代行サービスを利用するのもおすすめです。
退職代行サービスの「EXIT(イグジット)」は、5万円の料金で退職手続きを代行してくれます。
メールやLINEでの無料相談も受け付けているため、退職手続きに困った場合には、ぜひ活用してみましょう。
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Q2.今の会社から適切な給料が支払われているかを知るには?
A 年収診断サイトを使って自分の価値を確かめよう
dodaの年収診断サービスなら、あなたの適正年収が確認できます。
約20の質問に答えていくだけで、「◯◯万円」という形で自分が本来貰うべき年収が表示されるので、現在の収入と比較してみましょう。
なお、推定年収の測定は、「doda」の登録を進めると表示される「適正年収を診断する」というボタンから行えます。
診断は3分ほどで完了しますので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。
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Q3.転職エージェントを活用したいけど、どうやって選べばいい?
A 転職エージェントによって対象年齢や目的が違うことに着目する
転職エージェントとひと口に言っても、対象年齢や転職の目的など、各社さまざまな特色があります。
まずは自分の年齢と転職の目的が合っているエージェントに、2~3社登録してみましょう。
その中から、自分と相性の良い「優秀なキャリアアドバイザー」を選ぶことが、転職成功のカギと言えます。
まとめ
社会人3年目や第二新卒(新卒1年目から3年目)での転職は、転職市場や年齢から考えても「絶好のタイミング」と言えます。
他の年代に比べて、入社3年目での転職が有利な理由は、以下の通りです。
【3年目の転職が有利な理由】
- 即戦力ではなく「若さ」や「やる気」を評価されるから
- 第二新卒採用に積極的な企業が増えているから
転職を成功させるためには、企業や業界についてじっくりと研究して、あなたが理想とする企業に応募しましょう。
また、転職活動を始めたからと言って必ず転職する必要はありません。
転職すべきかどうか悩んでいるのなら、まずは以下の転職エージェントに登録し、カウンセリングを受けてみましょう。
【入社3年目の人におすすめの転職エージェント】
- すべての求職者におすすめ「リクルートエージェント」
- 第二新卒向けの求人も豊富な「マイナビエージェント」
- 保有求人の8割以上が未経験でもOK「ハタラクティブ」
ぜひ当記事の情報を参考に、あなたの3年目転職を成功させてくださいね。