最終更新日:2021/02/14
ディーラーの業務に不満があり、転職を考えていませんか?
転職したいけれど、自分がどんな職種に向いているのか分からずに、転職への第一歩が踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。
ディーラーからの転職は、培ってきた経験・スキルを活かすことが成功への近道です。
この記事では、ディーラーからの転職を成功させる方法やおすすめの転職先について詳しくご紹介します。
ディーラーからの転職を有利にするコツを知り、新しいキャリアへの第一歩を踏み出しましょう。
【結論】ディーラーからの転職にはエージェントを活用しよう!
ディーラーからの転職は、決して難しくはありません。
ディーラー経験のある人を必要とする業界はたくさんありますので、自信を持って転職活動に臨みましょう。
そうは言っても「自分の経験をどう活かしたらいいのか分からない…」という人には、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントとは、専任のキャリアコンサルタントが、求人情報の紹介から内定獲得までの転職活動を無料でサポートしてくれるサービスです。
転職成功者からの評価が高いエージェントは、「リクルートエージェント」「doda」「マイナビエージェント」の3社です。
転職エージェントは複数同時利用が基本なので、3社まとめて登録して使うのもおすすめです。
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1.ディーラーからの転職理由とは?
ディーラーからの転職を考える人は非常に多く、離職率が高い職業としても知られています。
離職者が絶えない理由は、おもに次の4つが挙げられます。
ノルマがきつい
カーディーラーの営業職として働くと、必ず課せられるのが「ノルマ」です。
自動車の販売台数だけでなく、次のようにさまざまなノルマがあります。
- 自動車保険の契約件数
- 車検の獲得件数
- タイヤ交換の獲得件数
- クレジットカードの契約件数
- JAFの契約件数
- 携帯電話の契約件数 など
ノルマを達成しなければ、ペナルティが課せられたり、社内での立場が悪くなるため、営業マンは必死で達成をしようとします。
親類や友人に頼み込んでノルマを達成する人も多いと言います。
ノルマ達成のプレッシャーに耐えられなくなり、ディーラーからの転職を考える人が多いようです。
営業時間外の顧客対応
自動車ディーラーは、残業が多い職種としても知られています。その理由は大きく分けて2つあります。
- 「個人客」の都合に合わせて、営業時間外にメールや電話の対応をする必要があるから
- 車を売れば売るほどアフターサービスの件数が増えるため、残業して対応せざるを得ないから
このようなディーラーの営業スタイルから、時間外労働が多くなってしまうと考えられます。
社内競争が激しい
ディーラーの営業マンは、ノルマが厳しいことから社内での競争も激しくなります。
成績が悪い営業マンが、社内での居場所を失うのは当然ですが、トップセールスマンであっても居心地が良い環境とは言えません。
成績のよい営業マンは、同僚から妬みや嫉妬の対象になったり、出世競争に巻き込まれるケースもあるからです。
ピリピリとした社内の雰囲気に嫌気が差して、転職を考える人も多いようです。
年収が低い
日本政府による賃金構造基本統計調査 において、ディーラーの平均年収は500万円と、日本人の平均年収422万円よりも高い年収が発表されています。
しかし、価格.comが運営するサイト「求人ボックス」の利用者の平均年収は373万円なので、実際の平均年収は400万円中盤くらいだと考えられます。
ディーラーの仕事は残業や休日出勤が多い上に、ノルマなどのプレッシャーもきつい業務です。
その割には給料が安いということで、他の業界への転職を考える人は多いです。
2.ディーラーからの転職は可能?
「自分にはディーラーの経験しかないから、転職は難しいかな…」と考えていませんか?
実は、元ディーラーの人は採用者側からの受けが良く、採用されやすい傾向にあるようです。
ディーラー経験者は転職に有利
カーディーラーの営業職経験者は、転職活動を有利に進めることが可能です。
- 激務であるディーラーの仕事に就き、ある程度働き続けていたという事は「忍耐力」があることの証明になる
- 現在の日本で「車が売れにくい」ことは周知の事実であるため、ディーラーとしてある程度の販売実績があれば、優れた営業マンだという証明となる
- ディーラー経験があれば接客技術も身についており、対面営業はもちろんのこと、電話での応対も得意なことが容易に想像できる
以上の点から、ディーラー経験者を採用したがる企業が多いのは当然のことだと言えるでしょう。
培ってきたスキルを活かせば転職を成功させられる
ディーラー経験で身に着く能力や知識は、次のようなものがあります。
- 営業力
- 目標達成能力
- クレーム対応能力
- セルフマネジメント能力
- 車や損害保険に関する知識
これだけ多くの能力や知識を身に着けているのですから、営業として迎え入れたいと考える企業は多いのもうなずけます。
能力が高いディーラーは即戦力となってくれるため、企業側としては「研修費用」が少なく済むというメリットもあり、比較的簡単に採用試験に合格する場合がほとんどです。
中には、簡単な面接だけで内定が出るなど、ほとんど無試験に近い形で転職に成功した人もいるようです。
親父が自動車ディーラーの重役を務めていた当時、車を生産する某自動車メーカーへ無試験で入社しました。
これなどは自動車メーカーは地方の販売店と仲良くやっていかないと、販売力が付かないからです。
(参考:教えてgoo!)
ディーラー経験者の持つ高い能力についてご理解いただけたところで、経験を活かせる業界について見てみましょう。
3.ディーラーからの転職でおすすめの業種5選
ここでは、ディーラーで培った経験を活かせる業種を5つご紹介します。
①自動車メーカー
ディーラーからの転職したいけれど、自動車関連の仕事から離れたくない人におすすめなのが、自動車メーカーです。
自動車メーカー営業は、ディーラーのようなBtoC営業ではなく、企業対企業の取引を行うBtoBの営業のため、土日休みが取れるというメリットがあります。
また、自動車メーカーへの転職希望者は、他業種からの転職者が多いため、自動車業界からの転職者は貴重な存在。
他の応募者よりも経験がある分、転職活動をする上では有利だと言えます。
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②自動車部品メーカー
ディーラーからの転職で、自動車関係の仕事に就きたいのなら、自動車部品メーカーもおすすめです。
なぜなら、ディーラーで働きながら学んだ「部品に関する知識」が、そのまま自動車部品メーカーで生かせるからです。
志望動機には、ディーラー勤務時代に知った「自動車部品」の製造技術の素晴らしさについて、より具体的に説明できると良いですね。
③中古車販売業
自動車を売る仕事は好きだけど、年収の低さが原因で転職したいと考えているなら、中古車販売業がおすすめです。
中古車業界は他の業種と比べ年功序列ではなく、実力主義の会社が多いので、年齢が若くても実績があれば高収入が得られます。
自分の営業力に自信がある方にはおすすめの業界です。
④保険業界
ディーラーからの転職なら、保険業界もおすすめです。
保険業界は、ディーラーと同じ「個人客」が顧客であるため、今までの営業スタイルを生かすことが可能です。
また、ディーラーで得た損害保険業務の知識もありますので、全く知らない業種に飛び込むよりも馴染みやすいようです。
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⑤不動産業界
ディーラーから不動産業界への転職もしやすいと言われています。
ディーラーは、個人に対して数百万円以上の商品を売っているため、不動産業界との親和性は高いようです。
ご自身の営業スタイルを変えることなく、別の業界にチャレンジしたいと考えるなら、不動産業界をおすすめします。
4.ディーラーからの転職を有利にするコツとは
次に、ディーラーからの転職を有利に進めるためにおすすめな、3つの方法をご紹介します。
現職で結果を出す
ディーラーとして良い成績を残すことができれば、転職先へ強いアピール材料となります。
なぜなら、営業力を持つ人材に興味を持たない企業などあり得ないからです。
- 年間優秀セールスマン賞を3年連続受賞
- 累計販売台数〇〇台突破賞を受賞
- 年間個人表彰でナンバーワン
こうした実績があれば、転職を有利に進められます。
履歴書や職務経歴書に記載する際は、客観的な数値を提示するようにしましょう。
在職中に転職活動する
ディーラーからの転職を考えているなら、次の仕事を決めてから辞めることをおすすめします。
次の仕事が決まってないのに辞めてしまうと、精神的にも金銭的にもきつい状況となり、冷静な判断ができなくなってしまいます。
金銭的な余裕のなさから、とりあえず内定がもらえた企業へ再就職したものの「前の職場の方が待遇が良かった」というケースも。
「今すぐに辞めたい…」と切羽詰まった状態でなければ、会社に籍を置いた状態で転職活動を進めることをおすすめします。
転職エージェントに相談する
転職エージェントは、仕事が忙しくて転職活動ができないディーラー職の人にうってつけのサービスです。
エージェントを使うメリットは次の通りです。
- 自分の自由時間に登録することができ、無料でキャリア相談、求人の紹介を受けられる
- 履歴書、職務履歴書の作成も、エージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来る
- 担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたに合った業界、業種、年収アップ可能な求人などを紹介してくれる
- 経験豊富な担当エージェントと一緒に、自分のキャリアの方向性を決められるので、自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が見つかることも多い
- 給与交渉もエージェントを仲介して行えるので、年収アップの可能性が高くなる
多忙なディーラー業務をしながら転職活動をするなら、転職エージェントの活用がおすすめです。
5.ディーラーからの転職におすすめな転職エージェント
ここからはディーラーからの転職におすすめな転職エージェントを紹介していきます。
紹介する転職エージェントは、以下の3つです。
- 豊富な求人から選びたい人は「リクルートエージェント」
- 忙しいなか転職活動したい人は「doda」
- 初めての転職なら「マイナビエージェント」
豊富な求人から選びたい人は「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、大量の求人数を誇る業界トップクラスの転職エージェントです。
ディーラーからの転職に有利な自動車業界や保険業界、不動産業界の求人数も豊富です。
また、リクルートエージェントは求職者との対話を重要視しているため、経験豊富なエージェントと相談しながら転職先を決めたい人にもおすすめです。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
---|---|
公開求人数 | 約107,700件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約137,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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忙しいなか転職活動したい人は「doda」
(引用:doda)
dodaは、面接対策に力を入れている転職エージェントです。
ディーラーの仕事が多忙で、転職活動に掛ける時間がないという方には、書類添削や面接対応などをしっかりサポートしてくれる「doda」への登録がおすすめです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約72,000件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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初めての転職なら「マイナビエージェント」
(引用:マイナビエージェント)
初めて転職する方には、マイナビエージェントがおすすめです。
夜間や休日の問い合わせを、受け付けていない転職エージェントもありますが、マイナビエージェントでは夜間や土曜の問い合わせにも対応しています。
帰宅時間が遅くなりがちなディーラー勤務の人や、転職活動が初めてで手厚いサポートを受けたい人は、マイナビエージェントを利用した方が良いでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約22,500件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約14,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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まとめ
【ディーラーからの転職はエージェントの活用が有利!】
- ディーラーの仕事は、ノルマがきつく残業も多いので、離職率が高い
- ディーラーの激務をこなした実績や能力を高く買う企業は多いため、ディーラー経験者は転職しやすい傾向にある
- 退職する前に次の仕事を見つける方が、金銭的にも精神的にも楽に転職活動ができる
- 仕事が多忙で転職活動の時間が取れないなら、転職エージェントに登録してサポートしてもらうのがおすすめ
ディーラーからの転職について、おすすめの転職先や転職のコツについて解説しました。
転職エージェントでは、求人の紹介だけではなく、志望動機の書き方や面接に関するサポートを受けることができます。
転職活動を有利に進めるためにも、積極的に転職エージェントを活用するようにしましょう。
ご紹介したエージェントの特徴をまとめると以下の通りです。
- 豊富な求人から選びたい人は「リクルートエージェント」
- 忙しいなか転職活動したい人は「doda」
- 初めての転職なら「マイナビエージェント」
Career-Picksは、あなたの転職が成功するように心から応援しています。