最終更新日:2021/02/14
歯科医師に憧れて国家資格を取ったのに、「このままじゃこの先が不安だ」と感じていませんか?
「給料が安い」「人間関係が大変」「労働時間が長い」などと悩んでいる歯科医師は多いです。
これらの問題を解決するために、転職をするという歯科医師は多くいます。
この記事では、歯科医師の転職方法や転職事情、おすすめのサイトや転職エージェントについてまとめました。
ぜひ最後まで読んで、今の不安を解消してくださいね。
1.歯科医師の転職理由
まずは、歯科医師の転職理由についてまとめてみました。
歯科医師の転職理由は以下の通りです。
【歯科医師の転職理由】
- 経済的問題
- 人間関係
- さらに技術を身につけ、さまざまな患者様に対応できるようになりたいため
- 歯科医院を開業していたが、経営難のため廃業
- 勤務医だが開業医に転身したいため
歯科医師の転職理由で多いのが「経済的問題」です。
歯科医師の勤務医は、年収の格差も多く年収1,000万以上を超える開業医もいるなかで、勤続年数が長くても年収400万程度です。
歯科医師が明かす仕事の本音(honne.biz)でも、「労働時間が長すぎる」と記載されており、勤務医の労働環境は大変なようです。
参考:honne.biz
また、歯科医師の経済問題は、勤務医だけではありません。
開業しても必ず成功するわけではなく、歯科医院の数が多いため廃業になってしまう場合もあります。
経済的問題で転職する人も多いですが、様々な理由があり転職したいと思っている人がいます。
2.歯科業界の現状
転職活動をする前に、歯科業界の現状について把握しておきましょう。
歯科医師の平均年収は、勤務医と開業医で大きく異なることがわかっています。
また、歯科業界では歯科医院の増加に伴う様々な問題が発生している状態です。
転職活動をする前に、歯科医師の平均年収や平均転職回数、また歯科業界の問題点について知り、転職活動の参考にしてみてください。
歯科医師の平均年収
歯科医師の平均年収は、勤務医と開業医で異なります。
平均給料(年額) | 賞与 | 年収 | |
---|---|---|---|
勤務医 | 586.4万円 | 34.6万円 | 621万円 |
年間収益 | 費用(給与・医薬品など) | 損益差額 | |
---|---|---|---|
開業医 | 4,068.6万円 | −2,880.7万円 | 1,187万円 |
開業医の年収は、計算上約1,200万円ですが人気のある歯科医院ではさらに収益があります。
歯科医師は、勤務医と開業医で年収の格差が激しいことがわかりますね。
今の年収と比較し、今後の転職活動の参考にしてみてください。
歯科医師の年収について詳しく知りたい方は「歯科医師の平均年収は700万円!?勤務医と開業医の差や将来性をチェック」を併せてお読みください。
歯科医師の平均転職回数と離職率
歯科医師の平均転職回数は3〜4回と言われており、離職率も高いです。
理由としては、歯科医師として勤務医を経てから開業する歯科医師が多いためです。
また、女性の歯科医師であると結婚や出産などのライフステージの変化に合わせて転職する歯科医師も多いようです。
その結果、歯科医師の離職率は高くなります。
歯科業界の問題点
歯科業界の問題点は以下の通りです。
- 歯科医院と歯科医師が増加している
- 20人に1人の歯科医師はワーキングプア
- 過疎地域は歯科医師不足
歯科医院の数は、2017年時点で68,940件となっており、歯科医師の数は、2016年時点で104,533 人となっています。(参考:平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況(厚生労働省))
また歯科医院の数は、全国のコンビニエンスストアの店舗数(55,564店舗)よりも多いです。(参考:コンビニ店舗数の現状をさぐる(2018年7月時点))
歯科医師の数も年々増加しており、開業する歯科医師が多いため定年退職する制度がなく、増加傾向です。
その影響で、歯科医師の20人に1人はワーキングプアと言われており、20人に1人の歯科医師は無収入です。
さらに、5人に1人は年収200万円以下という調査結果が出ています。
そして、歯科医師や歯科医院が増加しているにも関わらず、過疎地域は歯科医師不足です。
下記の画像では、都市と地方で歯科医師の数の格差があることがわかります。
参考:平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況(厚生労働省)
3.歯科医師の転職活動方法
歯科医師の転職活動方法についてまとめてみました。
歯科医師から転職するとなると、歯科医師の経験を活かした転職活動を考えますよね。
歯科医師への転職をする場合の転職活動方法を紹介します。
歯科医師の求人情報をチェックする
転職活動を始めるなら、まずは求人をチェックしましょう。
歯科医師は専門職であり、募集している歯科医院をまとめてチェックすることのできる転職サイトが存在します。
複数の求人情報サイトをチェックし、効率よく探しましょう。
また、ハローワークに登録することで、求人情報を斡旋してもらえるため、定期的に歯科医師の求人情報をチェックしてみてください。
実際の転職活動の流れ
歯科医師の転職活動の流れについて説明していきます。
- 転職理由や歯科医師としてのキャリアの棚卸し
- スケジュール調整
- 履歴書記入・応募
- 面接
- 内定・退職手続き
まずは、なぜ転職したいと思っているか、今後歯科医師としてどのような展望を持っているかという部分を考えることはとても大切です。
なぜなら、転職先を変える必要があるかを見定めることができるからです。
自分の中で転職するという気持ちが確実になった上で、スケジュールの調整に入ります。
労働契約書に書かれている「退職する◯日以上前までに届け出ること」という基準よりさらに前に伝えていた方がスムーズに退職できることが多いため、早めに伝えておきましょう。
その後、転職先を決めた上で履歴書を記入し、応募します。
面接の日程が決まり、実際に面接を受けます。
そして、内定が出た場合、退職手続きになります。
退職の流れについて詳しく知りたい方は「会社の辞め方完全マニュアル!円満に辞める5つの手順を丁寧に解説」を併せてお読みください。
4.歯科医師の転職におすすめの求人情報サイト
歯科医師の転職におすすすめの求人情報サイトについてまとめてみました。
手厚いサポートを受けたいなら「ジョブメドレー」
まず1つ目は、ジョブメドレーです。
ジョブメドレーでは、地域や雇用形態・給与などからも簡単に検索することができます。
【ジョブメドレーを利用するメリット】
- スカウトがある(内定率1.7倍)
- 登録するとキャリアサポートが受けられる
- 転職するとお祝い金がもらえる
転職活動の際に利用するとお得なことがたくさんありますね。
ぜひ登録してみてください。
歯科業界に特化した最新情報をチェックしたいなら「でんたろう」
2つ目は、でんたろうです。
【でんたろうを利用するメリット】
- 歯科業界の求人情報が多数掲載されている
- メールマガジン登録をすると、新着求人情報を受け取ることができる
- 様々なSNSで求人情報をチェックすることができる
でんたろうでは、メールや各種SNSで求人情報をチェックすることができます。
現在、仕事が忙しくて求人を探す時間がなくても、効率よく転職先を探すことができるのがメリットです。
5.【歯科医師を辞める】おすすめ転職エージェント
歯科医師を辞めて、他の職種に転職しようと思ってもどのように転職活動をすれば良いかわかりませんよね。
そこでおすすめなのが、転職エージェントの利用です。
それぞれの転職エージェントで特徴は異なりますが、登録無料で求人情報を取得することができ、さらには転職活動の手厚いサポートを受けることができます。
それぞれの転職エージェントについて特徴も踏まえながら紹介していきます。
転職がはじめてなら「パソナキャリア」
(引用:パソナキャリア)
転職がはじめての方におすすめの転職エージェントは、パソナキャリアです。
電話やメールなどの対応もスピーディで丁寧なので、手厚いサポートを受けたい方にはおすすめです。
異業種からの転職にも強くため、歯科医師以外に転職する場合に安心して利用することができます。
はじめての転職活動が不安な場合には、ぜひ登録してみてくださいね。
パソナキャリアについて詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
運営会社 | 株式会社パソナ |
---|---|
公開求人数 | 約29,900件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
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対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!パソナキャリアの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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面接が不安なら「doda」
(引用:doda)
面接が不安な場合におすすめの転職エージェントは、dodaです。
doda公式ホームページには、面接の不安が軽減されるように、面接対策について詳しく解説してくれています。
また、専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれるため、安心して面接に挑むことができます。
さらに、スカウトサービスも充実しており、登録しておくとスカウト限定の面接確約オファーが来る可能性があります。
面接確約オファーとは、書類選考なしで面接を確約してもらえ、企業と直接やりとりができるというものです。
dodaについて詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約75,000件 (2021年3月時点) |
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対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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多数の求人から選びたいなら「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
多数の求人から選びたい場合におすすめの転職エージェントは、リクルートエージェントです。
リクルートエージェントでは、求人数は公開・非公開を合わせると26万件以上あります。
求人数は、転職エージェント業界でもかなり多く、さらに無料登録すれば他の人よりも優先的に非公開求人を紹介してもらえます。
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運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
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公開求人数 | 約107,200件 (2021年3月時点) |
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対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
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まとめ
歯科医師の転職方法について紹介してきました。
歯科医師の転職活動では、歯科医師へ転職するか別業種に転職するかによって、転職活動方法も変わってきます。
あらかじめ、「なぜ転職したいのか?」また、「これからのキャリアについてどうしたいか?」をしっかり考えることが大切になりますね。
- 歯科医師への転職は、歯科業界に特化した求人サイトを利用する
- 歯科医師以外への転職は、転職エージェントを利用する
- 歯科業界は「歯科医院増加」「過疎地歯科医師不足」「ワーキングプア」などの問題がある
将来の展望が叶うような前向きな転職活動になることを願っています。
【歯科医師におすすめの転職サイト】
【異業種に転職したい人におすすめの転職エージェント】
- 転職がはじめてなら「パソナキャリア」
- 面接が不安なら「doda」
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