最終更新日:2020/11/29
「デザイン業界に転職したいけど未経験じゃ無理かな…」と諦めかけてはいませんか?
じつはデザイン関連の仕事のなかには、未経験から転職しやすい職種もあります。
今回は、未経験からデザイナーに転職するためのコツや、採用率を高めるポートフォリオの書き方を徹底解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、夢のデザイナーへの第一歩に役立ててくださいね。
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未経験からのデザイン業界転職におすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」「doda」「ワークポート」です。
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1.【未経験でも大丈夫?】デザイン業界の転職事情まとめ
デザインの経験がない場合、「転職できるのかどうか」心配になりますよね。
実際にデザインの求人を見てみると「経験者募集」がほとんど。
ですが、場合によっては「未経験可」としている求人もあります。
まずは、デザイン関係の仕事の転職事情についてチェックしていきましょう。
今すぐデザイナーに転職するコツについてお読みになりたい方は「4.未経験からデザイン業界デザイナーに転職するコツ」をご覧ください。
転職活動をしてよかったと思っている人は多い
デザイン業界の仕事は安定性に欠けるイメージがあり、転職をためらってしまう人も多いでしょう。
しかし、実際にデザイン業界に転職活動をされた方のなかには、「転職活動をしてよかった」と考えている人も多いです。
以下は、ネット上で見られた「デザイン業界に転職してよかった」というツイートの一例です。
DTPデザイナーからWEBデザイナーに転向したくて転職して退職したわけだけど、おかげさまでpsdデータの取り回しとXDの使い方わかるようになったのでよかった。あとWEBの仕事の範囲とか分かるようになってよかった。
— まるみカナダひきこもりデザイナー (@yaserumaru0910) December 1, 2018
あそうそう、
一昨日自分がデザイン&コーディング1から作ったコーポレートサイトが公開されました!
入社一年目の自分に全部任せてくださった弊社に感謝しかない
先輩方も褒めてくださってお世辞でも嬉しい…
本当にデザイナーに転職してよかった。
めっちゃ見せたいけどダメだよね、ダメだよね…— ゆーし@これだけデザイン (@OnitsukaYushi) September 12, 2019
ご覧のように、「デザイン業界に転職してよかった」と考える方は大勢います。
また、「結果的に転職に失敗したけれど、転職活動をしてみてよかった」という声もネット上では少なくありません。
元々マイペースな人間だけども
でも20代中盤は色々学ぶ意欲も行動力もマンマンにあったなーー
転職に燃えてて日中はデザインの学校、放課後はデザインの展示会とか画材屋さんに足を運んだ日々よ…結局転職は失敗したけど、あの時全力で走り抜けたっていう経験は完全には無駄じゃないな〜と思う
— まさお階段ダイエット@タメ語OK (@masaokkasan) October 27, 2019
たとえ結果としては失敗に終わった場合でも、転職活動をした経験自体は決して無駄にはなりません。
もし、あなたが少しでも「転職をしたい」と考えているなら、まずは行動を始めてみるのも一つの手段と言えるでしょう。
デザインの求人は即戦力を求めている
デザイン業界は人手不足のため、常に即戦力を求めています。
デザインはさまざまな会社で必要とされていることに加え、個人の能力が大きく関わってくるため代わりがすぐに見つかりません。
さらに未経験となると、仕事を任せられるまで時間がかかってしまいます。
そういった事情から、デザイン業界では即戦力となる経験者を積極的に採用しています。
未経験でも募集しているのはグラフィック・Webデザイナー
デザイン関係の仕事の中でも「グラフィック」や「Webデザイナー」は、比較的未経験可の募集が多くあります。
『引用:doda』
グラフィックやWebデザイナーに「未経験可」の求人が多いことには、以下のような理由があります。
【グラフィックやWebデザイナーに「未経験可」の求人が多い理由】
- 独学でもスキルが身につけやすいから
- 他のデザイン職と比較して年収が低く、離職者が多いから
経験を積みたいなら、グラフィックやWebデザイナーから始める方法も考えましょう。
人手が足りない業界では未経験者も採用している
経験者をメインに募集している業界でも、人手不足が深刻な場合には、未経験者を募集することがあります。
中小企業では少数のデザイナーでも仕事を回せますが、大手企業では仕事のスケールに見合った数のデザイナーが必要になります。
そのような場合、仕事を円滑に進めるための人手を確保するため、「未経験可」の求人を出す場合があるのです。
ただし、「未経験可」と求人にあっても、以下のような最低限のスキルは必要です。
【未経験でも最低限必要とされるスキル】
- Adobeソフトが操作できること(フォトショップ、イラストレーター、インデザイン)
- HTMLとCSSの基礎的な知識
- 色やフォントの知識
- SEOについての知識
- パソコンに関する基礎知識(トラブルが発生した場合の対処ができるなど)
また、 「未経験可」としているところでも、経験者がいればそちらが優遇される可能性が高いことは覚えておきましょう。
デザインの仕事に転職する場合は若いほうが有利
デザインの仕事への転職は若い方が有利です。
デザインの仕事の現場では、覚えていかなければならないことも多いため、成長性が見込める若い人を積極的に採用する傾向にあります。
そのため、未経験可の求人では「20代を対象」としているケースも少なくありません。
デザインの仕事に転職を考えているなら、できるだけ若いうちに転職活動を始めるようにしましょう。
絵が好きという気持ちだけでは採用を得るのは難しい
デザインの仕事は、趣味の延長線上で続けられるほど甘いものではありません。
デザイナーの仕事は、クライアントや会社に要望されたデザインを完成させることです。
そのため、デザインの仕事がしたいと考えていても、以下のような動機だと採用が難しくなります。
【面接時に不利になりがちな動機】
- イラストを描くのが得意なのでイラストの仕事をしたい
(イラストはクライアントのイメージを優先するため、外注で依頼することがほとんど) - キレイでカッコイイデザインをしたい
(こだわりが強すぎるとクライアントの要望に柔軟に対応できない)
「趣味の延長で仕事がしたい」という安易な気持ちだけでは、デザインの仕事を続けることは難しいでしょう。
デザイナーの平均年収は432万円
「賃金構造基本統計調査」によると、デザイナーの平均年収はおよそ432万円でした。
なお、この調査でデザイナーとして分類されている職種は以下のとおりです。
デザイナー・服飾デザイナー・商業デザイナー・ディスプレイデザイナー・テキスタイルデザイナー・ファッションデザイナー・フラワーデザイナー・グラフィックデザイナー・広告デザイナー・インダストリアルデザイナー・図案家・建築装飾図案家・陶磁器デザイナー・友禅図案家・レイアウター(広告・宣伝業)
国税庁の調査によると日本人の平均年収は441万円なので、 デザイナーの平均年収は日本人の平均よりやや低いと言えます。
ただし、上記の数字はあくまでも平均値でしかありません。
デザイン関係職には、会社に雇用される働き方、フリーランスとして仕事を請け負う働き方など、たくさんの働き方があります。
さらに 仕事の種類も多岐に渡るため、働き方・仕事内容によって年収に大きな違いが生じるのです。
次の章からは、デザインの仕事にはどんなものがあるのか、その種類と業務内容を詳しくご紹介していきます。
2.【デザインの仕事】種類と業務内容
デザイナーの仕事は、商品やPRするものの数だけ種類があります。
ここでは具体的なデザイナーの職種別に、詳しい業務内容について見ていくことにしましょう。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、印刷物をはじめとした平面デザインを行う仕事です。
おもにポスターや雑誌に載せる広告、配布物としてのフライヤー、商品のパッケージなどをデザインします。
イラストレーターやコピーライターと共同して仕事をすることもあり、チームリーダーのような立場で仕事をします。
また、クライアントに提出する企画案を作成することもあります。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインをする仕事です。
Webサイト全体の見やすさだけでなく、クライアントが求めているものや対象となる顧客が使いやすいデザインかどうかなど、あらゆる面からデザインを考えます。
Webサイトを構成することはもちろん、サイトで使うボタンやバナーなどを作成するのも業務に含まれます。
CGデザイナー
CGデザイナーは、CG(コンピュータグラフィックス)を制作する仕事です。
映画やゲーム、アニメなどの他、建築モデルや機械の製造などでもCGを作成するため、幅広く活躍しています。
CGを専門に行う会社に所属する人や、フリーランスで仕事を請け負う人もいます。
DTPデザイナー
DTPデザイナーは、印刷に出すデータを作る仕事です。
DTPは「Desk Top Publishing」の略称で、専用のソフトを使って制作を行います。
出版社や広告代理店、印刷会社など幅広い場所で活躍しています。
その他のデザイナー
先にご紹介した4つのデザイナーは、デザインの仕事の中でも比較的求人の多い業種です。
その他にも、デザインの仕事には多くの職種があります。
ゲームグラフィックデザイナー | ゲーム制作の場で、ゲームの舞台や登場人物などゲームに関わるすべてのデザインを行う。おもな活躍の場は「ゲーム制作会社」。 |
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インダストリアルデザイナー | 大量生産が可能な工業デザインを手がける。デザインと共に「安全性」を求められる。製造メーカーの「デザイン部門」で活躍する。 |
エディトリアルデザイナー | 紙媒体で、文章が主となる印刷物のデザインを行う。書籍や雑誌の他、カタログやマニュアルなどを手がける。デザイン会社などが活躍の場。 |
インテリアデザイナー | 建物の内装の企画や設計を行う。デザインだけでなく空間なども含んだ総合的なデザインが求められる仕事。ハウスメーカーなどが活躍の場。 |
プロダクトデザイナー | インダストリアルデザイナーと混合されがちだが、立体物をデザインし模型などを使ってプレゼンをする仕事。工芸製品や一点ものを手がけることもある。デザイン事務所などが活躍の場となる。 |
カーデザイナー | 車のデザインを専門に行う。形のデザインだけでなく走りやすさや安全性なども考慮した提案をすることが求められる。自動車会社のデザイン部門が活躍の場となる。 |
上記のような仕事は、専門学校や美術学校などでデザインを専門的に学んだ人が新規採用されることが多いです。
中途採用の場合、未経験可の募集はほとんどなく、デザイン会社などである程度技術を磨いた人を採用する傾向にあります。
もし、上記のような職種に転職したい場合は、事前に専門学校などに通うなどの準備をしておく必要があるでしょう。
3.デザインの仕事に転職するために取っておきたい資格
デザインの仕事では、未経験でもグラフィックソフトが一通り使えることが前提になっていることがほとんど。
時間がある場合は、専門学校で学ぶことも考えましょう。
社会人向け専門学校では、デザインソフト講座なども開講されていますよ。
ここからは、デザインの仕事に転職する上で取得しておきたいスキルや資格について説明します。
イラストレーターとフォトショップの基本操作はできることが前提
デザインの仕事では、Adobeのソフトが多く採用されています。
そのためバージョンの違いはあるとしても、基本操作はできることが前提です。
ソフトを自分で購入するのは高額になってしまうので、廉価版を購入して独学で学ぶか、パソコン教室で学んで基本操作はできるようにしておきましょう。
専門的な操作に関しては、入社した後で自分で調べながら学んでいくことになります。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定とは、Webサイト制作に必要となる知識や、サイト構築に関連したスキルについて問われる試験です。
Webデザイナーにとっては唯一の国家資格です。
特定非営利活動法人「インターネットスキル認定普及協会」が実施しており、1級から3級まであります。
3級は誰でも受けることができますが、2級や1級はその前の級で合格していることが必須です。
未経験からWebデザイナーへの転職を目指しているなら、資格を取ることで意欲をアピールできます。
Photoshopクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験は、AdobePhotoshopによる編集能力を測定する試験です。
スタンダードとエキスパートという2つの認定基準があります。
サーティファイが主催している資格試験制度の一つで、実技問題と実践問題の2つの試験が行われます。
合格率は72%と比較的高く、デザイナーとして必須の試験ではありませんが、「基本操作はできる」ことをアピールするために受けてみることをおすすめします。
Illustratorクリエイター能力認定試験
Illustratorクリエイター能力認定試験は、AdobeIllustratorによる制作能力を測る試験です。
Photoshopクリエイター能力認定試験と同じく、サーティファイが主催しています。
スタンダードとエキスパートという2つの認定基準があり、知識と実技問題、実践問題の2つの試験が行われます。
合格率は68%と、難易度はそれほど高くありません。
Illustratorを使えるスキルを証明したい場合は取得を検討してみて下さい。
4.未経験からデザイン業界に転職するための3つのコツ
未経験からデザイン業界に転職するなら、スキルや資格を取得するだけでなく、転職するためのコツを知っておくことも大切です。
ここでは、未経験からデザイン業界に転職するための3つのコツを解説していきます。
未経験から転職しやすい職種を目指す
未経験からの転職を成功させるなら、未経験転職しやすい職種を目指すとよいでしょう。
デザイン業界で未経験転職がしやすい職種は「グラフィックデザイナー」と「Webデザイナー」です。
未経験から転職しやすい職種は、それだけ求人の間口が広く、採用のチャンスも多いと言えます。
(引用:doda)
(引用:doda)
また、上記の職種以外でも、数は少ないですが未経験可の求人が掲載されていることもあります。
たとえば、こちらは販促ツールを手掛ける広告・POPデザイナーの求人です。
(引用:doda)
このように、Webデザイナーやグラフィックデザイナー以外でも、まれに未経験可のデザイン業界の求人が掲載されていることはあります。
ただし、Webデザイナーやグラフィックデザイナーに比べて圧倒的に数が少ないため、採用はそれだけ難しいと言えるでしょう。
ポートフォリオを作成する
デザイン業界の求人ではポートフォリオの提出を求められることが多いです。
ポートフォリオとは、企業側にあなたの実力を示すために作成する作品集のこと。
あらかじめポートフォリオを作成しておけば、いつ提出を求められても対応でき、提出の必要がない場合でもアピール材料として活用できます。
デザイン業界への転職活動には、ほぼ必須と言っても過言ではないツールなので、ポートフォリオは早めに作成を済ませておくようにしましょう。
ポートフォリオの具体的な作成方法については「6.知っておきたい!正しいポートフォリオの書き方」をお読みください。
転職エージェントを活用する
未経験の業界に転職する場合、あらかじめ業界に詳しい人から話を聞いておくことが望ましいのですが、そんな知人がいない人も多いことでしょう。
そこで、是非とも活用してほしいのが転職エージェントです。
転職エージェントとは、履歴書の添削から給与交渉の代行まで、転職に関するあらゆる支援を行っているサービスのこと。
転職エージェントを利用すれば業界に精通したアドバイザーから、転職活動に役立つアドバイスが受けられます。
求職者は基本的に無料で利用ができるので、転職に不安がある方は積極的に活用していくことをおすすめします。
5.未経験からデザイン業界を目指す人におすすめの転職エージェント
転職エージェントは数多くあるため、「どこに登録すればいいのか分からない」と悩んでしまう人も多いです。
そこで、ここからは未経験からのデザイン業界転職におすすめの転職エージェントを厳選して3社ご紹介していきます。
エージェント名 | 特徴 |
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たくさんの求人を見たいなら「リクルートエージェント」
リクルートエージェントは、業界トップクラスの求人数、内定決定人数を誇る転職エージェントです。
「クリエイティブ職」の求人は約7,000件ほど掲載されています(2020年7月時点)。
多くの求職者と企業をつないできた実績があり、メーカーのデザイン部門といった企業内でのデザイナー求人も豊富です。
キャリアアドバイザーが一人一人の実績や経験を見極めた上で、条件に合う求人を紹介してくれるので、安心して転職活動を行えますよ。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
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対象地域 | 全国・海外 |
公開求人数 | 約100,000件(2020年7月時点) |
非公開求人数 | 約110,000件(2020年7月時点) |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しくは「リクルートエージェントの解説記事」をご覧ください。 |
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自分にあった仕事を見つけたいなら「doda」
dodaは、リクルートエージェントに次いで多くの求人数を保有する転職エージェントです。
デザイナーを含む「クリエイター・クリエイティブ職」の求人は、2,000件以上にのぼります(2020年7月時点)。
多くの求職者のデータを持っているため、過去の実績なども踏まえながら希望する業界の求人を紹介してもらえます。
登録時に希望する年収や休日を入力することで、スピーディーに求人を紹介してもらえる点も魅力のひとつ。
メーカーだけでなくデザイン事務所など幅広い求人を扱っていることから、リクルートエージェントと共に活用したい転職エージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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対象地域 | 全国・海外 |
公開求人数 | 約57,000件(2020年7月時点) |
非公開求人数 | 非公表 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しくは「dodaの解説記事」をご覧ください。 |
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WEBデザイナーの求人を見たいなら「ワークポート」
ワークポートは、IT専門の転職で10年以上の実績のある転職エージェント。
Webデザイナーでの転職を考えているなら、ぜひ登録をおすすめします。
Webデザイナーの求人は約250件、クリエイティブ系の求人をあわせると、約1,000件の求人が掲載されています(2020年7月時点)。
IT関係の業界事情に詳しいキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、業界の裏事情を知りたい人にもおすすめです。
また、ワークポートでは、IT関係の独占求人や他では紹介してもらえないような企業の求人も多く取り扱っています。
「他にはない好条件の求人を探したい」という方にもぴったりです。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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対象地域 | 全国+海外 |
公開求人数 | 約25,000件(2020年7月時点) |
非公開求人数 | 保有求人の約70%~95%(2020年7月時点) |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
詳しくは「ワークポートの解説記事」をご覧ください。 |
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6.知っておきたい!正しいポートフォリオの書き方
ポートフォリオは、デザインの仕事に転職するうえで非常に重要なアイテムです。
ポートフォリオの書き方に決まった形式があるわけではありませんが、最低限書いておくべき項目というものがいくつか存在します。
ここでは、転職活動に役立つ、正しいポートフォリオの書き方について解説していきます。
ポートフォリオの形式
デザイン業界の求人では、ポートフォリオの提出を求められることが多いのですが、その提出形式は企業によって異なります。
ポートフォリオの提出形式は、大きくわけて次の三通りがあります。
- 紙の形式で提出
- PDFファイルで提出
- Web形式で提出(Web上でポートフォリオサイトを立ち上げ、URLを共有する)
どの形式で提出を求められてもいいように、上記3通りのポートフォリオを用意しておくのがおすすめです。
また、具体的な作成イメージが掴めないという方は「Pinterest」というサービスを利用して、他の人のポートフォリオを参考にしてみると良いでしょう。
<Pinterestとは>
画像をブックマークして管理することができるサービス。
他の人がネット上に公開しているポートフォリオで気に入ったものを登録しておけば、いつでも自由に参照することができる。
ポートフォリオの内容
ポートフォリオでは、あなたの実力を端的に伝える必要があります。
具体的には、以下の内容をポートフォリオに盛り込むのがおすすめです。
それぞれの内容について、もう少し具体的に見ていきましょう。
あなた自身について
ポートフォリオには、自分の作品だけでなく、あなた自身のことも簡単に説明しておくべきです。
どんなものが好きで、どんなツールを使っているかなどの情報は、作品を見ただけでは伝わらないこともあるからです。
あなた自身について、ポートフォリオに書いておくべき内容は次のとおりです。
- 今までの実績
→過去の受賞歴、担当した仕事など - 今できること
→使えるソフト・言語など - 今大切にしていること
→どんなこだわり・ポリシーを持っているかなど - 将来のビジョン
→将来はどんな仕事をやりたいかなど
あまり詳しすぎると読む方も疲れてしまうので、重要なものをピックアップし、長くても1~2ページ程度にまとめるようにしましょう。
作品について
ポートフォリオに作品を掲載する際は、作品そのものに加えて、以下のような補足情報も記載しておきましょう。
- 製作した作品(Web)のタイトル
←タイトルも作品の一部 - 写真などビジュアルが伝わるもの
←文章だけでは作品のクオリティは伝わらない - 作品のコメントや説明
←コンセプトやターゲットなど作品の詳細がわかるように
採用側は作品そのものでなく、タイトルをつけるネーミングセンスや、自分の作品をアピールできる力を見ていることもあります。
また、ポートフォリオに掲載する作品は、できるだけ完成度が高いものや、作風の幅広さをアピールできるものを選ぶようにしましょう。
魅力的なポートフォリオを作成する3つコツ
ただ書くべきことを漠然と並べただけでは、魅力的なポートフォリオにはなりません。
ここからは、見る人の心を掴む、魅力的なポートフォリオを作成するコツを解説していきます。
- 見やすい目次を作る
- 適切なサイズで作成する
- ポートフォリオ作成サービスを利用する
1.見やすい目次を作る
ポートフォリオに見出しがあると、読む方は自分の見たい作品・興味のある作品に辿りつきやすくなります。
作成している側はどこに何が掲載されているかをわかっていても、読む方は実際にページを開くまでどこに何があるかわかりません。
ポートフォリオは、あなたの才能や個性を伝えるための大切なツールです。
自分の能力をしっかり伝えるために、見やすい構成の目次を作ることを心がけましょう。
2.適切なサイズで作成する
転職活動で使用するポートフォリオは、ビジネス文書と一緒に保管されるものです。
そこで重要になるのは、受け取った人にとって扱いやすく、大きな負担にならないサイズにするということです。
具体的には、印刷して持ち込んだり、郵送したりする場合、他のビジネス書類にも頻繁に利用されるA4、A3に揃えることをおすすめします。
A4とA3には、それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。
サイズ | メリット | デメリット |
A3 |
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A4 |
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ポートフォリオを作成する際は、それぞれのメリットとデメリットをよく理解したうえで、自分の作品にあったサイズを選ぶと良いでしょう。
3.ポートフォリオ作成サービスを利用する
ポートフォリオの作成には、構成や作品の選定も含めて十分な時間をかけるべきですが、なかなか時間が取れないという人も多いでしょう。
ポートフォリオの作成を効率的に行いたいなら、「MATCHBOX」などのポートフォリオ作成サービスを利用することをおすすめします。
<MATCHBOXの特徴>
- 一度の入力で印刷版とWebサイト版の両方を作成可能
- 履歴書も自動で作成できる
- あらゆる職種に対応
「MATCHBOX」などのツールを使えば、短時間でクオリティの高いポートフォリオが作成できるため、忙しい人には特におすすめです。
もしポートフォリオ作成に関する具体的なアドバイスが欲しいのであれば、転職エージェントに相談すると良いでしょう。
7.デザイン業界への転職に関するQ&A
最後に、デザイン業界に関するよくある悩みと疑問について確認しておきましょう。
デザイン業界の将来性は?
A.デザイン関係の仕事がなくなる可能性は低い。
世の中には無数の商品やWebサイトが存在し、それだけデザインの仕事があることを考えれば、デザインの仕事がなくなる可能性は低いです。
また、クリエイティブな仕事なのでAIに取って代わられる心配がないのは大きな強みと言えます。
反面、スキルを高め続ける意欲がないと、年収は低いままの可能性もある厳しい仕事だと言えるでしょう。
デザイナーに転職できるのは何歳まで?
A.未経験なら20代のうちがおすすめ。
未経験からデザイン業界に転職したいなら、20代のうちに転職することをおすすめします。
なぜなら、30代以降になるとスキルや経験に加え、具体的な実績やマネジメント能力が求められるからです。
言い換えれば、30代・40代でも優れた実績やマネジメント能力があれば、転職は決して不可能なことではないと言えるでしょう。
まとめ
未経験から、デザインの仕事をすることは不可能ではありません。
ただし、デザイン関係への転職には、最低限以下のスキルが求められます。
【デザインの仕事で必要とされるスキル】
- Adobeソフトが操作できること(フォトショップ、イラストレーター、インデザイン)
- HTMLとCSSの基礎的な知識
- 色やフォントの知識
- SEOについての知識
- パソコンに関する基礎知識(トラブルが発生した場合の対処ができるなど)
また未経験であるなら、経験の少なさを補うだけのやる気や熱意・情熱が必要と言えます。
熱意や情熱をアピールする方法を知るためには、転職エージェントに登録して、アドバイスを受けると良いでしょう。
【未経験からデザイン関係への転職を目指す人におすすめの転職エージェント】
- たくさんの求人を見たいなら「リクルートエージェント」
- 自分にあった仕事を見つけたいなら「doda」
- WEBデザイナーの求人を見たいなら「ワークポート」
デザイナーにはさまざまな業種がありますが、未経験からの転職の場合、おすすめは「Webデザイナー」や「グラフィックデザイナー」といったパソコンを使う仕事です。
エージェントを上手に活用し、転職を成功させましょう。