【目的別】放射線技師の転職先一覧!転職理由から決める職場選び

technician explaining x-ray to patient
一般転職

放射線技師が転職する理由として「ルーチン検査から抜け出したい」「仕事がきつくて心身がもたない」など様々なことがあると思います。

現状を変えたいけれど、どうすればいいかわからないならまずは情報を整理してみてはいかがでしょうか?

この記事では、 放射線技師の転職先を目的別に紹介しています。

ぜひ最後まで読んで、悩みを解消できる転職先を見つけてくださいね。

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1.放射線技師が転職を決める4つの理由

放射線技師が転職したくなる理由には、どんなものがあると思いますか?

色々ありますが、今回口コミなどを調査して多かったのは以下の4つです。

それぞれの悩みを、口コミ付きで解説していきます。

理由1.人間関係の悩み

放射線技師が転職を決める理由で最も多いのが、 人間関係の悩みです。

以下のように、「ボタンを押すだけの仕事=スイッチマン」と陰口を叩かれることも多く、他の部署から理解されないと辛い思いをしている放射線技師も多いです。


他の部署から理解がない

なぜならボタンを押して撮影しているだけにしか思われていないのだから

(参考:honne.biz

立場として医師や看護師の下の存在として扱われ、嫌になってしまう人も・・・。


基本的に医師の小間使い。

医師より立場が強い看護師もいるので、それらにも顎で使われる。

(参考:honne.biz

他にも、 放射線技師同士で人間関係の悩みが生じることもあります。

上司からパワハラを受けたり、同僚同士馬が合わずに転職を決めるケースもあります。


20代、病院で働く放射線技師です。

男性上司のパワハラ(セクハラ?)が辛く、転職を考えています。

(参考:知恵袋

放射線技師の職場は人材の流動性が低いところが多く、閉鎖的なため一度人間関係が悪くなると改善されにくいです。

人間関係の悩みはどこの職場でもありますが、「放射線技師の場合は他部署から理解されにくい」「医師や看護師から下に見られる」というのがプラスされるのが辛いですね。

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  • 理由2.勤務がハードで心身が辛い

    「勤務がハードで心身がもたない」という理由で転職を決意する放射線技師も多いです。

    職場の種類によっても異なりますが、病院は当直やオンコールが必ずあるので、拘束時間が長くなります。

    また、職場の放射線技師の人数が少ないと当直回数が多くなり、さらに負担が増えます。


    各病院の人数が少ないため、当直回数が多い。

    始業点検→通常業務→当直→通常業務→終業点検などの流れで、35時間連勤とかも有り得る。

    (中略)機械の始業点検・終業点検や定期点検などがあるため、必然的に時間外労働が多くなる。

    (参考:honne.biz

    また、患者さんの生命に関わる仕事をするため、「何かあったらどうしよう」というプレッシャーに押しつぶされそうという人もいます。

    プレッシャーが原因で転職を考えるのは、新人さんに多いです。


    総合病院に勤務。3年目です。

    (中略)時々、生身の人間を扱うというプレッシャーに押しつぶされそうになります。

    この仕事をやっている以上しょうがないことですが。

    救急外来から緊迫した状況で運ばれてきた、状態の悪い患者さんを扱わなければいけない。

    体力がない自分が状態の悪い人を扱いきれない。

    CTの造影検査での皮下漏れリスク。

    自分がタイミングを間違えたら検査自体が無駄になってしまう。

    気をつけていても起こってしまうアクシデントやリスク。

    (参考:知恵袋

    「放射線技師はスイッチを押すだけの楽な仕事」などと言われることがありますが、実際にはオンコール当直で休めなかったり、連続で働かなければいけないほど過酷な仕事です。

    うまく撮影できていなければ病巣を見逃してしまう危険性もあるので、常にプレッシャーがあります。

    理由3.年収アップしたい

    年収アップしたいという放射線技師は多いです。

    政府の「2018年賃金構造基本統計調査」によると、放射線技師(診療放射線・診療エックス線技師)の平均年収は509万円です。

    病院からクリニックに転職すると当直がなくなり、手当がなくなるので給料ダウンすることもあります。


    給料が安い。

    日々勉強しなければ医療、医療機器の進歩についていけない。

    楽な仕事で給料高いと思われる。(実際は逆)

    (参考:honne.biz

    また、小規模病院は経営難で放射線技師の年収が低いケースもあります。


    今、病院に診療放射線技師として勤務してます。

    給料もそこそこありますが、田舎の病院です。

    将来的に今の保険制度では経営は困難だと考えてます。

    そこで医療機器メーカーに転職を考えています。

    (参考:知恵袋

    政府の統計では放射線技師の年収は500万円ほどと言われていますが、「実際にはそれほどもらっていない」という声もありました。


    前の病院は忙しくて休み4週6休。

    年収350ぐらい。

    年収の平均が500万以上だとネットには書かれているが嘘。

    ネットで調べたらわかるが年収400万以上のとこがほぼ無い。あるのは300万円台。

    転職しないでそこで働いてたら人生詰んでたと思う。

    (参考:honne.biz

    年収をアップさせるためには、「この年収が当たり前だから」と諦めずに給料がいい職場へ転職するのが最善の方法です。

    例えば、 企業の放射線技師は病院やクリニックの放射線技師に比べて年収が高めなので、企業への転職を考えてみる方法もあります。

    放射線技師の年収についてさらに詳しく知りたい方はこちらの「放射線技師の年収は509万円!資格別ランキング・勤務場所別の年収などを解説」をご覧ください。

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  • 理由4.ルーチン検査から抜け出したい

    「毎日同じ作業ばかりしていて面白くない」という声も多いです。

    放射線技師の仕事は人命に関わる大切なことですが、毎日同じ作業だとやりがいが感じられないと感じる人も少なくありません。


    脳神経外科のクリニックで、変人な脳外科医師に朝から晩まで頭部MRIルーチンをひたすら撮らされています。

    低賃金なうえ全くおもしろくない職種。

    検査でのクリニックの収入が院長のベンツ買う金になっていると思うと、萎えます。

    (参考:honne.biz)


    毎日同じ事の繰り返しで、さぼっているように見えて他の部署から嫌われています。

    実際さぼってる若手が多いです。

    空き時間が多い為、楽しようと思えばかなり楽できます。

    男としてこんな仕事で終わるのは嫌だと思ってます。

    将来性は皆無。医師が絶対なので、我々はただの写真撮影のスイッチマンに過ぎません。

    (参考:honne.biz

    様々な検査をやってみたいなら、総合病院などに勤務し、新しい検査機器を触って覚えていきたいですね。

    放射線技師の転職では、何の検査をできるかによって転職のしやすさが変わってきます。

    最近では、乳がんの検査が増えたため、女性でマンモグラフィができる放射線技師は転職しやすくなっているなど、違いがあります。

    こんな悩みを解消するためにも、次の章で転職先ごとの特徴を解説します。

    2.【目的別】放射線技師の転職先一覧

    放射線技師の転職先には、病院やクリニック以外に企業や健診センターもあります。

    今どんなことに不満を持っているかによって、おすすめの転職先は変わってきます。

    以下の表でそれぞれの特徴をまとめたので、確認してみてください。

    施設 病院 クリニック 企業 健診センター
    平均年収 330〜430万円 300〜450万円 500〜600万円 300〜450万円
    夜勤
    (当直・オンコール)
    あり なし なし なし
    残業 あり あり 多い なし
    休み 週2日制or4週8休制が多い 土日祝日休み 週2日制or4週8休制が多い
    有給 一人職場はとりにくい とりにくい 繁忙期以外取りやすい

    ※全ての職場が当てはまるわけではありません

    つまり、どこに転職すれば今の不満が解消されるかというと、以下の通りです。

    それでは順番に見ていきましょう。

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  • ①ルーチン検査から解放されたいなら「病院」

    「毎日同じことの繰り返しで、やりがいがない」「スイッチマンと言われて悔しい思いをしている」なら、病院への転職がおすすめです。

    病院といっても、小規模〜大規模、さらに専門病院があります。

    ルーチン検査から抜けだしたいなら、おすすめなのは 中規模〜大規模病院です。

    • 小規模(100床未満)
      診療科の数が少なく、放射線技師の人数が少ないのでとにかく忙しい
    • 中規模(200〜300床)、大規模(300床以上)
      診療科が多く、2次・3次救急の受け入れをするため、放射線技師に求められる技術・知識は高い
    • 専門病院①(循環器、脳外科)
      求められるレベルは高いが、専門スキル以外が弱くなりがち

    • 専門病院②(療養型・精神)
      慢性期の患者さんに対してレントゲン撮影が多い、求められるレベルは高くない

    中規模〜大規模病院クラスになると、 診療科が多くなり、2次・3次の救急を受け入れるので放射線技師に求められる技術や知識が多くなります。

    最新の医療機器や研究用の機器が導入されているため、たくさんの症例を経験することができ、学会での発表の機会も多くなります。

    意識が高い放射線技師も多く、専門資格を取得している人が増えます。

    勉強会やカンファレンスなどに参加する機会も多くなるため、キャリアアップに最適な環境です。

    例えば、下記のような700床以上の大規模病院なら最新の放射線治療を担当することができます。

    放射線技師求人例 診療放射線技師JOB 放射線技師求人例 診療放射線技師JOB

    (参考:診療放射線技師JOB/2019年7月時点

    大規模病院ではなくても、こちらの252床の中規模病院でも一般撮影の他に、MRI、CT、マンモグラフィー(女性のみ)、マーゲン、ポータブル撮影、オペ撮影などができます。

    放射線技師人材バンク 求人

    (参考:HJT放射線技師人材バンク/2019年7月時点

    病院のデメリットも知っておこう

    病院は最新の機械を使うことができ、珍しい症例に出会える確率が高いなど、やりがいがあるのがメリットです。

    一方で、以下のようなデメリットもあるので、 マイナス要素が大きすぎないかチェックしておきましょう。

    • 当直・オンコールがあるため、精神的負担が大きい
    • 3次救急受け入れ病院の場合は、グロテクスな症例にも対応する必要がある
    • 転職直後は一般撮影、ポータブル撮影以外任されない可能性がある
    • GWや年始年末など、まとまった休みが取れない可能性がある
    • 雑務を任されることがある
    • 医師や看護師の言うことを聞く必要がある

    ②当直をやりたくないなら「クリニック」

    病院で働く場合、当直やオンコール(呼び出し頻度が低い場合に自宅待機)があります。

    当直時間帯は大抵一人で、しかも緊急性の高い撮影が多いのでハラハラしますよね。

    「当直業務が精神的にきつい」「オンコールが気になってゆっくり眠れない」という場合は、クリニックへの転職が向いています。

    クリニックは基本的に夜勤(当直・オンコール)がないからです。

    例外として循環器・脳外科専門クリニックなどで救急の受け入れをしている場合は、当直やオンコール制を取っているところもありますが、ほとんどのクリニックでは当直やオンコールはありません。

    つまり、当直が嫌なら救急の受け入れをしていない、一般的なクリニックを選べばいいということです。

    例えば、こちらはの整形外科クリニックは、当直なし・オンコールなしです。

    HJT放射線技師人材バンク HJT放射線技師人材バンク

    (参考:HJT放射線技師人材バンク/2019年7月時点

     

    他には、以下のようなショッピングモール内に入っているクリニックだと、お店が閉まっている間はクリニックも開いていないので、当直・オンコール共にありません。

    HJT放射線技師人材バンク HJT放射線技師人材バンク

    (参考:HJT放射線技師人材バンク/2019年7月時点

    転職サイトや転職エージェントの 求人票には、「当直・オンコールなし」とはっきり書かれている場合もありますが、明記されていない求人の方が多いです。

    もし自分で調べたいなら、「HJT放射線技師人材バンク」という転職エージェントに登録すると職場の当直やオンコール情報について詳しく知ることができます。

    HJT放射線技師人材バンク

    登録料は無料なので、パッと調べたい人はぜひ登録してみてくださいね。

    クリニックのデメリットも知っておこう

    当直・オンコールがないのがクリニックのメリットですが、以下のようなデメリットがあるので、 マイナス要素が大きすぎないかチェックしてみてください。

    • 当直・オンコールなどの手当がないので給料低め
    • 撮影業務以外の雑務(患者さんの着替えサポート、院内の水回り掃除、カルテの整理)がある
    • 少数精鋭で休みが取りにくい
    • 一人職場だとなんでもやらされる
    • 急患が少ないので症例の経験が積みにくい
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  • ③年収アップしたいなら「企業」

    年収アップしたいなら、企業への転職がおすすめです。

    企業によって異なりますが、 平均年収は400〜500万円で病院やクリニック勤めの放射線技師より高くなっています。

    放射線技師の転職先として、医療機器メーカーや治験関連企業があります。

    <医療機器メーカー>

    放射線技師の企業転職で代表的なのが、医療機器メーカーの 「アプリケーションスペシャリスト」です。

    技術営業に近い仕事で、具体的には以下のような仕事を行います。

    【医療機器メーカーの仕事】

    • 医療機器を導入する医療機関で、医師や看護師などに操作方法や機器の説明
    • 医療機器の展示会や学会でデモンストレーション
    • 営業に同行して製品の説明

    アプリケーションスペシャリストは年収が高めなので、年収をアップさせたい放射線技師におすすめの転職先です。

    アプリケーションスペシャリストは営業職に近いため、成果を上げればインセンティブ(ボーナスのようなもの)を給与にプラスしてもらえる可能性もあります。

    例えば、有名メーカーである「日立製作所」のアプリケーションスペシャリストの求人もあります。

    doda doda

    (参考:doda/2019年7月時点

     

    年収は450〜650万円で、病院やクリニックより200万円近く年収が高くなっています。

    この求人は「診療放射線技師の有資格者」というのが応募条件になので、放射線技師の資格を持っているという特権を活かせます。

    また、以下のように 「未経験者歓迎」の求人なら、経験ゼロの放射線技師でも安心して転職できますよ。

    日経メディカルプロキャリア

    (参考:日経メディカルプロキャリア/2019年7月時点

    医療機器を使って撮影するよりも、医療機器自体に興味があるという放射線技師なら、アプリケーションスペシャリストの仕事はやりがいがあるでしょう。

    <治験関連企業>

    治験関連の仕事は 「治験コーディネーター」と「臨床開発モニター」の2つに分かれます。

    治験コーディネーターは治験を行う病院やクリニックに勤務します。臨床開発モニターは所属企業での勤務が一般的です。

    【治験コーディネーター(CRC)】

    • 仕事内容:治験被験者のスケジュール管理などサポートなど
    • 勤務先:治験を請け負う病院やクリニック
    • 所属:SMO(治験施設支援機関)企業に所属

    【臨床開発モニター(CRA)】

    • 仕事内容:治験施設や医師の選定、治験の観測、治験結果の報告
    • 勤務先:CRO(開発業務受託機関)に勤務
    • 所属:アウトソース企業で直接働く受託型or製薬会社や医療機器メーカーに出向して働く派遣型

    放射線技師が治験業界に転職する場合、 活かせる経験は「カルテの判読」「医師や医療従事者とのコミュニケーション」「画像診断(所見)」などです。

    画像診断は解析技術を使うCRO(開発業務受託機関)で活かすことができます。

    画像診断の経験を活かしたいなら、(臨床開発モニター)CRAの転職を検討してみるといいでしょう。

    それでは、実際に治験コーディネーターと臨床開発モニターの求人例を見て、年収はどれくらいか、どんな仕事を行うのかを確認してみましょう。

    治験コーディネーター(CRC)求人例

    こちらは、一般的な仕事内容のCRCの求人例です。

    診療放射線技師JOB 診療放射線技師JOB

    (参考:診療放射線技師JOB/2019年7月時点

    こちらは年収370〜450万円で、治験被験者のスケジュール管理やデータの収集、報告書作成などの業務を行います。

    つまり、治験被験者のサポート業務がほとんどです。

    未経験歓迎の求人が多いですが、応募条件として「診療放射線技の資格を取得していること」「診療放射線技師としての臨床経験2年以上あること」などがあるので、ある程度放射線技師として経験を積んだ人向けです。

    年収が500万円を超えているCRCの求人もあります。

    doda

    (参考:doda/2019年7月時点

    年収が450〜500万円で、「診療放射線技師資格を取得している」「実務経験5年以上ある」が応募条件となっています。

    治験を行う際に、AI(人口知能技術)を使い、病院とのやり取りや書類作成、データ解析の仕事を行います。

    新しい技術を取り入れている企業なら、一般的なサポート業務を行うCRCよりも年収アップできる可能性があります。

    臨床開発モニター(CRA)求人例

    未経験でもOKなCRAの求人には、以下のようなものがあります。

    doda doda

    (参考:doda/2019年7月時点

    年収は経験年数によって変わり、経験3年だと500万円、5年なら700万円までアップする可能性があります。

    仕事内容は、治験を依頼する予定の医師や医療機関が、GCP(治験を行う際に守るべきルール)にあっているかの確認や、治験薬の交付、回収などです。

    治験結果のデータをまとめて、厚生労働相に提出する仕事もあります。

    ジェネリック医薬品の仕事に関わりたいなら、以下のような求人もありますよ。

    Answers

    (参考:Answers/2019年7月時点)

    しかも最高年収750万円となっているので、稼ぎたい放射線技師におすすめです。

    CRAの転職については「未経験でもCRAへの転職は可能?転職事情から転職方法まで解説」で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

    企業のデメリットも知っておこう

    医療機器メーカーや治験関連企業は、給与が高いのがメリットです。

    しかし、以下のようにデメリットもあるので、デメリットがメリットよりも大きくないか確認してみてください。

    医療機器メーカー
    • 出張が多い
    • 営業行為がストレスになる可能性がある
    • 残業が多い(月平均30時間)
    • 患者さんに直接関われない
    • 臨床行為が行えない
    治験コーディネーター(CRC)
    • 担当施設が選べないので、職場が遠くなる可能性がある
    • 初年度の給与は低め(平均280〜350万円)
    • 残業が多い(月平均20時間)
    • 担当によって朝が早くなる可能性がある
    • 薬の知識など常に勉強が必要
    • スタッフや患者さんとの調整のストレスが大きく、精神的に疲れる
    • 事務作業が多く、慣れないと残業が増える
    臨床開発モニター(CRA)
    •  臨床行為に関わることができない
    • 撮影に対するスキルアップはできない
    • 放射線技師の資格はほとんど活かせない
    • 医師や医療機関との交渉や駆け引きが多く疲れる
    • 残業が多い(月平均40〜60時間)
    • 出張が多い

    また、 企業の求人は少ないので、希望の求人が見つからない可能性があるというのもデメリットです。

    もし見つからない場合は、「4.放射線技師の転職におすすめの転職エージェント」で紹介する転職エージェントに相談してみてください。

    ④残業や夜勤をやりたくないなら「健診センター」

    「機器の点検などで残業時間が長い」「夜勤の当直やオンコールをやりたくない」という放射線技師におすすめの転職先は、健診センターです。

    一応ここで「健診」と「検診」の違いを確認しておきます。

    • 健診(健康診断):学校や会社の健康診断、個人的に受ける人間ドックや脳ドック
    • 検診:ある特定の疾患の早期発見が目的。がん検診が代表的(乳がん検診、胃がん検診など)

    ただし、健診センターでもがん検診を取り入れていることがあるため、両方の業務を兼ねる可能性もあります。

    健診センターで扱うのは、以下のような検査です。

    • X線撮影
    • CT検査
    • MRI検査
    • マンモグラフィ
    • バリウム(胃・大腸の透視検査)
    • 超音波(エコー)検査

    健診センターは 昼間に業務を行うため、残業は月10時間以下、夜勤なしの求人が多いです。

    例えば以下のような求人が出ています。

    放射線技師 診療放射線技師JOB

    (参考:診療放射線技師JOB/2019年8月時点

    夜勤や残業がないので平均給与は300〜450万円で低めですが、以下のようなマンモグラフィに力を入れている施設なら、経験や専門資格があると給与がアップする可能性があります。

    診療放射線技師JOB 求人例

    (参考:診療放射線技師JOB/2019年8月時点

    「とにかく日勤だけで、残業も出来るだけやりたくない」という放射線技師にとって、健診センターはライフスタイルにあった働き方ができるでしょう。

    健診センターのデメリットも知っておこう

    メリットだけではなく、健診センターのデメリットも知っておくと、「こんなはずじゃなかった」という失敗を防ぐことができますよ。

    以下で確認してみてください。

    • 病院に比べて給与が低い
    • 同じような症例にしか出会えない
    • 出勤時間が早い施設もある
    • 放射線技師の人数が少ないと休みが取りにくい
    • パートや派遣の求人が多く、正社員求人が少ない

    もし 正社員の求人が見つからない場合は、転職エージェントに相談してみましょう。

    転職エージェントでは希望にあった求人を紹介してくれるので、正社員求人が見つけやすくなります。

    おすすめの転職エージェントは次の章で紹介します。

    3.放射線技師の転職におすすめの転職エージェント

    それでは、放射線技師の転職を有利に進めてくれる転職エージェントを3つ紹介します。

    ここで紹介する転職エージェントは特に利用者から評判がいいエージェントたちです。

    また、6つのエリア別(東京、大阪、埼玉、千葉、神奈川、愛知)の転職エージェントも紹介するので、このエリアで求人が多い転職エージェントを利用したい方はこちらも確認してみてください。

    スカウトメールが欲しいなら「ジョブメドレー」

    JOBメドレー

    ジョブメドレーは、 医療介護系の求人に特化した転職サイトです。

    転職サイトではありますが、転職エージェントのようにキャリアアドバイザーにメールやLINEで相談することができます。

    ジョブメドレーの特徴は、会員登録すると、登録内容に興味を持った職場からスカウトメールが来ることです。

    とりあえず登録さえしておけば、自動的にスカウトが受けられるので、希望や能力にあった転職先探しに役立ちます。

    放射線技師の求人数は227件(2019年8月時点)で決して多くありませんが、質の高い求人が集まっています。

    未経験OKの求人を探したいなら「マイナビコメディカル」

    マイナビコメディカル

    マイナビコメディカル」は、 リハビリ職や放射線技師の求人を扱っている転職エージェントです。

    転職業界でも大手のマイナビが運営しており、全国の求人を扱っています。

    放射線技師全体の求人は510件のうち、未経験歓迎の求人は公開求人だけで38件保有しています。

    これだけだと少なく感じますが、この他に非公開求人も保有しているので、実際にはもっと多いです。

    マイナビコメディカルは未経験者がわからない面接対策や書類添削をしっかりサポートしてくれるので、初めての転職におすすめです。

    人気の非公開求人を紹介してほしいなら「iDocter放射線技師」

    iDocter放射線技師

    iDocter放射線技師」は、 放射線技師専門の転職エージェントです。

    全国11万件の医療機関から、あなたにあった病院やクリニックを紹介してくれます。

    人気がある非公開求人も多数保有しているため、他の転職エージェントでは見つからない求人が見つかる可能性もあります。

    職務経歴書や履歴書などの書き方も丁寧に教えてくれるので、書類の書き方で不安がある方にもおすすめです。

    転職後のサポートまでしてくれるので、「転職してから何かあったらどうしよう」という方も利用してみてくださいね。

    エリア別おすすめの転職サイト

    ここまでは全国レベルでおすすめの転職エージェントを紹介しましたが、エリア別ではもっと求人数が多い転職エージェントが存在することもあります。

    もし「ジョブメドレー」「iDocter放射線技師」「マイナビコメディカル」だと 自分が住んでいるエリアは求人数が少ないという場合は、下記の転職エージェントも利用してみてください。

    地域 1位 2位 3位
    東京 HJB放射線技師人材バンク 診療放射線技師JOB iACTOR
    大阪 HJB放射線技師人材バンク 診療放射線技師JOB iACTOR
    埼玉 HJB放射線技師人材バンク 診療放射線技師JOB iACTOR
    千葉 HJB放射線技師人材バンク 診療放射線技師JOB iACTOR
    神奈川 HJB放射線技師人材バンク 診療放射線技師JOB iACTOR
    愛知 HJB放射線技師人材バンク 診療放射線技師JOB iACTOR

    転職エージェントは 3〜4社同時に利用するのがおすすめです。

    それぞれ持っている求人が違いますし、多く登録しておけば相性のいいキャリアアドバイザーに出会える確率が高くなるからです。

    ただし、多すぎると管理が難しくなるので多くても4社程度までにしておきましょう。

    4.放射線技師転職を成功させる転職のポイント

    放射線技師のような医療職でも、転職の際には面接があります。

    特に悩むのは志望動機ではないでしょうか?

    ここでは、放射線技師の転職を成功させる上で欠かせない志望動機の書き方と、面接対策について詳しく解説します。

    面接官を納得させる志望動機を考えておく

    志望動機はネガティブな動機は隠してポジティブに書くのがポイントです。

    間違っても、「前の職場より残業が少なそうだから」「給料が高いから」など面接官に不審がられそうな内容は避けてください。

    では何を書けばいいかというと、 以下の3つを入れればOKです。

    1. 何をしたいのか(what):転職して何がしたいのか
    2. なぜしたいのか(why):①の理由。エピソード、前職の経験
    3. どのように働きたいのか(how):転職したらどのように働きたいのか

    例えば、1、2、3には以下のような内容が入ります。

    【例1】クリニック⇒大規模急性期病院

    1. 急性期病院で様々な症例を経験したい
    2. 今の職場では経験できる症例に限界を感じたから
      珍しい症例に対して、特に力を入れているから
    3. 今まで扱ったことのないモダリティの知識を身につけ、貢献していきたい

    【例2】中規模病院⇒健診センター

    1. 健診のマンモグラフィー検査で乳がんを減らしたい
    2. これまで病院でたくさんの乳がん患者さんを見てきて、予防の大切さを感じたから
      この職場は「乳がん予防キャンペーン」に力を入れているということを知り、魅力を感じたから
    3. 乳がんの症例はたくさん見てきたので、即戦力として活躍できる

    あとはこの内容を150〜250文字程度の文章にまとめればOKです。

    ポイントは、「その施設ではないといけない理由」を入れることです。

    面接官に「別にうちの施設じゃなくてもいいんじゃないの?」と突っ込まれないためには、その施設でしか経験できないことを入れるのがポイントです。

    例えばこの施設では他の施設では「◯◯という珍しい症例に対して、特に力を入れている」「乳がん予防キャンペーンに力を入れている」などという特徴です。

    特徴が見つからない場合は、「施設の理念に共感したから」という理由でも良いでしょう。

    例えば「患者さんを安心させる医療」ということが経営理念だとしたら、それに共感したから自分もそのように患者さんに接していきたいなどという理由です。

    その施設でしか経験できないことや理念を知るためには、施設について深く理解しておくことが大切です。

    まずは転職希望先のホームページや求人情報を見て、一通りの情報を集めておきましょう。

    面接対策をしておく

    面接対策では、 「自己分析」「応募先の施設の調査」「志望動機の再確認」は必ずしておきましょう。

    また、未経験の場合は、仕事内容を理解しておくことから始めましょう。

    <面接対策でしておくこと>

    【自己分析

    • 入職・退職理由、経験、今後どのような仕事がしたいのか

    応募先の施設の調査

    • 施設の規模:病床数、患者層、企業なら資本金や売上高
    • 求人内容:仕事内容、勤務時間、給与
    • 競合:医療機器メーカーに転職する場合は調べておく
    • 沿革・理念

    【志望動機の再確認】

    下記で面接でよく聞かれることをまとめておいたので、練習の際に活用してくださいね。

    【面接でよく聞かれること】

    Q.自己紹介(学校卒業〜現在までの経歴)をしてください

    Q.志望動機は何ですか?

    Q.転職理由は何ですか?

    Q.放射線技師を目指したきっかけは?

    Q.夜勤(当直・オンコール)対応はできますか?

    Q.通勤時間はどれくらいですか?

    Q.転勤は問題ありませんか?

    Q.前職の年収や希望年収は?

    Q.他に受けている施設はありますか?

    Q.何か質問はありますか?

    もし一人で面接対策や練習を行うのが不安なら、 転職エージェントのリクルートエージェントに相談してみてはいかがでしょうか?

    リクルートエージェントでは書類添削や面接対策をしてくれるので、履歴書や面接対策が不安という方をサポートしてくれます。

    面接対策を受けるには登録が必要ですが、登録料も利用料も完全無料で、登録は3分ほどでサクッと完了します。

    一人で対策するのに不安がある方は、ぜひ利用してみてくださいね。

    転職サイトではなく転職エージェントを使う

    放射線技師の求人を探すなら、 転職サイトではなく転職エージェントを使うのがおすすめです。

    転職サイトには放射線技師の転職先の病院やクリニックなどの情報が載っています。

    求人票も公開されているので、それを見れば職場情報を知ることができます。

    しかし、情報が公開されているだけで、どれが自分におすすめの転職先かを紹介してくれたり、転職の手続きを代行してくれるわけではありません。

    一方で転職エージェントは おすすめの転職先の紹介、書類添削、面接対策、条件交渉の代行など、全て無料で行ってくれます。

    「自分で良い転職先を見つける自信や時間がない」「条件交渉をするのが不安」という人は、ぜひ利用してみてください。

    5.【転職者向け】放射線技師転職の豆知識

    最後に、転職したい放射線技師に向けて、知っておきたい豆知識をまとめておきます。

    転職事情全体を理解しておくことで、他の転職者よりも有利に活動を進めることができますよ。

    • 女性放射線技師の需要が増えている
    • 医療機関以外での需要が増えている
    • 転職しやすいのは20代後半〜30代前半
    • 資格を取ると転職しやすくなる

    女性放射線技師の需要が増えている

    最近では 乳がん予防のためのマンモグラフィ検査の広がりによって、女性放射線技師の需要が増えています。

    マンモグラフィの検査対象は女性なので、「男性の放射線技師には見られたくない」という人が多いからです。

    マンモグラフィを扱える求人は、応募資格が「女性」となっているケースもあります。

    iACTOR

    (参考:iACTOR/2019年7月時点

    医療機関以外での需要が増えている

    放射線技師の需要は、医療系だけではなく、 原子力発電所や電力会社にも広がっています

    今回紹介した病院、クリニック、企業(医療機器メーカー、治験関連企業)、健診センター以外では、以下のような職場があります。

    • 原子力発電所
    • 放射線測定を行う電力会社
    • 放射線を用いた非破壊検査(機械部品や構造物などを破壊することなく検出する)を行う企業

    医療機関の求人に比べると知名度は低いですが、将来的に放射線技師の一般的な職場になっていく可能性があります。

    また、放射線技師以外に「放射線取扱主任者」という資格を取得していると、電力会社や原子力発電所などで働くことが可能です。

    電力会社 求人 doda 電力会社 求人 doda

    (参考:doda/2019年7月時点

    転職しやすいのは20代後半〜30代前半

    放射線技師の転職で有利なのは、20代〜30代前半の若手です。

    ただし、入職から3年も経たずに辞めてしまうと「経験がない」と見なされて転職価値が下がってしまいます。

    そのため、 ある程度経験があり、職場のやり方に染まっていない20代後半〜30代前半の転職が有利です。

    一方、40代以上になると、管理職などの経験を求められるので転職難易度が上がります。

    転職をするなら、20代後半〜30代前半までにしておくのが理想的です。

    資格を取ると転職しやすくなる

    資格を取得してもほとんど転職の役に立たない職種と違い、 放射線技師は資格を持っているほど転職が有利になります。

    どんな資格を取得しているといいのかというと、例えば以下のような資格です。

    それぞれの公式サイトもリンク先として載せておきますので、詳細を知りたい方はリンク先のサイトをご確認ください。

    この中でも人気があるのは「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」の資格です。

    最近では乳がん検査の広がりによって女性の放射線技師の需要が高くなっているので、より高度な技術を持つ技師として認められる専門資格を取得しておけば、転職で有利になります。

    他にも、最近ではがん検査に対して力を入れている施設が増えているので、肺がんなら「肺がんCT検診認定技師」、胃がんなら「胃がん検診専門技師」などの専門資格を取得しておくと転職で有利になります。

    自分がどこに転職したいかによって、有利な資格は変わってくるので、どの資格を取るべきかよく考えてくださいね。

    まとめ

    放射線技師が転職を決める理由として多いのは、以下の4つです

    【放射線技師が転職を決める理由】

    • 人間関係の悩み
    • 勤務がハードで心身が辛い
    • 年収アップしたい
    • ルーチン検査から抜け出したい

    これらの悩みから解放されるには、 以下の転職先がおすすめです。

    【放射線技師におすすめの転職先】

    • ルーチン検査から解放されたいなら「病院」
    • 当直をやりたくないなら「クリニック」
    • 年収アップしたいなら「企業」
    • 残業や夜勤をやりたくないなら「健診センター」

    人間関係の悩みだけは入職してみないとわからないですが、出来るだけ職場の状況を詳しく知っておきたいなら転職エージェントを利用するのがおすすめです。

    転職エージェントでは職場の雰囲気や人間関係なども分析して教えてくれます。

    後悔のない転職のためにも、今回紹介した「放射線技師の転職におすすめの転職エージェント」を使ってみてくださいね。

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