最終更新日:2021/02/24
HSPで感情が繊細過ぎるために、転職を繰り返してしまう人は多いです。
「なんですぐに辞めたくなるんだろう…」「 転職を繰り返すのは良くないのでは…?」と悩んでいませんか?
そこでこの記事では、HSPが転職を繰り返してしまう理由をはじめ、仕事に活かせるHSPの長所、転職成功のポイントを徹底解説します。
この記事を読めば、長く勤められる会社に転職するためのコツがつかめるはずですので、ぜひ参考にして下さい。
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1.HSPが転職を繰り返してしまう理由とは?
HSPは、その繊細さゆえに仕事の様々な場面でストレスを感じます。
そしてストレスが積み重なった結果、何度も転職を繰り返してしまいます。
長く務める会社探しをする前に、まずは転職の理由を考えてみましょう。
HSPの人が「転職を繰り返す理由」として多いのが、以下の4つです。
さっそく順に確認してみましょう。
転職理由1.周囲の言動が気になる
HSPの人が転職を考えたくなる理由として、「周囲の言動を気にしすぎて疲れる」ことが挙げられます。
職場にいるのがつらくなる理由の具体例をご紹介します。
- 周りの人の行動や言葉が気になり落ち込んでしまう
- 空気を読みすぎてストレスをためやすい
- 作業を見られながら仕事をするストレスに耐えられない
- 職場に不機嫌な人がいると疲れる
HSPの人は、人の心や空気を読み過ぎてしまい「同じ空間の中で不機嫌な人がいると、自分まで胸が苦しくなる」という人が多いです。
以下は、空気を読みすぎてストレスを溜めてしまった方のツイートです。
ここで吐き出させて_| ̄|○、;’.・
空気読みすぎ、チキンすぎて
言えないからほんとに
ストレス溜まるー!!— あーちゃん*10y♀&1y♂ (@a_kuroneko_m) April 29, 2019
HSPは、周囲の言動に対してとても敏感です。
その特徴ゆえに、職場環境によってはストレスが溜まり「仕事がつらい…」という状況になってしまうのです。
転職理由2.マルチタスクへのストレス
マルチタスクへのストレスも、HSPの人に多い転職理由です。
具体的な例は、以下の通りです。
- 考えすぎてしまい、物事を始めるまでに時間がかかる
- 効率やスピードを重視できず、時間がかかる
HSPは物事を進める前に、多くの事を考える必要があります。
その為、効率やスピードというよりも質を重視します。
対してマルチタスクでは、一つの仕事をじっくりと考えることができません。
納得して仕事を進めることが出来ないだけでなく、時間にも追われてしまうことが大きなストレスにつながります。
転職理由3.ガツガツした上司や同僚が苦手
上司や同僚との付き合い方に悩んで、転職を考えるHSPの方も多いです。
人間関係が理由で転職を考える人の例は、以下の通りです。
- 世間話が苦手で、同僚との会話がかみ合わない
- 上司の顔色を伺いすぎて疲れる
- 上司に言われたキツイ一言が忘れらなくて落ち込み続ける
HSPは中身の薄いことが多い雑談より、深い話を好みます。
その為、相手からすると単なるコミュニケーションの一部であっても、HSPには負担となるのです。
そして、日々の会話で気を遣い続けているうちに上司や同僚の顔色ばかり伺うようになり、精神的負荷が大きくなります。
転職理由4.周囲の環境へのストレス
周囲の音や環境に敏感なHSPの人は、職場環境のストレスで転職をする人も多いです。
転職理由の具体例は以下の通りです。
- 電話の音やエアコンの温度が気になり集中できない
- 作業中に話しかけられる回数が多くてストレスを感じる
HSPは深く集中をして物事を考える特徴がありますが、周囲の変化にはとても敏感なのです。
たとえ些細なことであっても、変化が多い環境ではストレスを感じてしまいます。
2.HSPに向いていない仕事の特徴3つ
次に、「HSPに向いていない仕事の特徴」3つをご紹介します。
現在の仕事と比較をして考えてみて下さいね。
特徴1.多くの人と関わらなければいけない仕事
「多くの人と関わらなければいけない仕事」はHSPには向いていないと言えるでしょう。
HSPは周囲の言動に対してとても敏感なため、空気を読みすぎて気疲れしてしまうからです。
色々な人に確認を取らないと先に進めない仕事では、聞きに行く度に気を遣ってしまうでしょう。
一人でコツコツできる仕事の方が適性があると言えます。
特徴2.競争がある仕事
ノルマや競争がある会社も、HSPには向いていません。
HSPは周囲の変化に敏感なため、他人の感情にも影響を受けやすいからです。
以下は、競争やノルマといった言葉に対してストレスを感じるというツイートです。
競争とかノルマとかって単語聞いただけで、じんましんできそうなくらいストレス感じるから、絶対営業の仕事とかできない。
— ナロー (@MM_narrow) August 7, 2019
競争があると誰かは負けてしまう人がいて、その人の感情を察し同じように苦しくなってしまいます。
HSPは平和主義的な特徴があるのです。
特徴3.古風な体育会系の仕事
体育会系の職場環境が苦手なHSPの人は多いです。
HSPはとても繊細であるのに対し、体育会系の仕事では勢いや活気を大事にしていることが多く、刺激が強すぎるからです。
以下は、体育会系の環境から転職をしてストレスが減ったというツイートです。
転職した途端、ストレスが激減した。周りの環境って本当に大切だし、人には向き不向きがあるもんだ、、
体育会系のおじさんとはもう出会いたくないです。— らんぷ (@ari_3210) November 14, 2019
これまでに、周囲に合わせようと無理に元気を装い、疲弊した経験はありませんか?
HSPとは反対の特徴を持つ体育会系の仕事は、向いていないと言えるでしょう。
ここまで、HSPに向いていない仕事の特徴を3つご紹介しました。
もし現在これらの仕事をしていてつらいと感じるなら、転職を考えてみましょう。
3.【転職に活かせる】HSPならではの強みとは?
続いて、HSPの強みについて考えていきます。
繊細なHSPならではの特徴を知り、転職活動に活かしていきましょう。
強み1.洞察力が高く、多くのことに気付く
HSPの人は、洞察力が高いため、多くのことに気付くことができます。
周囲の変化にとても敏感なHSPの人は、細かいところまで気付くことができるのです。
これによりミスを未然に防ぐことができ、丁寧で質の高い仕事や業務の改善提案につながります。
集中力の高いHSPの人には、「ITエンジニア」など正確さが求められる仕事に向いていると言えるでしょう。
強み2.共感力が高く、細やかな気配りができる
HSPの人は、共感力が高い傾向にあります。
HSPは他人の感情の変化にも敏感であるため、人の喜びや痛みが分かるのです。
共感力が高いことで人に寄り添えたり、気配り上手であることもこの為です。
そのため、マッサージ師や介護福祉士など「人の悩みに寄り添う仕事」はHSPの適職だと言えます。
強み3.多面的に考えることができ、危機管理能力が高い
もう一つHSPの長所として挙げられるのが、物事を多面的にとらえる能力が高いことです。
HSPはその洞察力の高さから、物事を多面的に見る事ができます。
そのため、より深い思考をすることや、他人が気付かないような危険をいち早く察知することが得意です。
そんなHSPの人は、物事をさまざまな角度から見る必要がある仕事(心理学者やカウンセラー、教師など)で活躍する人も多いです。
4.HSPの人が転職活動を成功させるためのポイント
ここまでは、HPSの人が持っている特徴について整理をしてきました。
ここからは、HSPの人が転職活動を成功させるためのポイントを4つご紹介します。
さっそく確認していきましょう。
ポイント1.まずは自分の強み、弱みを整理しよう
転職活動を成功させる為にまずすべきことは、「自分の強み、弱みの整理」です。
前述したHSPの特徴を参考に、自身について改めて考えてみましょう。
なぜなら、自己理解が出来ていないと相性の悪い会社に転職する可能性があり、さらに転職を繰り返すことになりかねないからです。
ここが出来ていないと、長く勤められる会社探しは上手くいきません。
自身と向き合い、しっかりと考えてみて下さい。
自己分析ツールを使ってみよう
自分自身で強みを見つけるのが苦手な方や、客観的な強みも知りたいという方は、リクナビが提供している「グッドポイント診断」を使って自己分析をしてみましょう。
グッドポイント診断では、30分間・293問の本格的な診断を行います。
診断を受けると、18種類の資質からあなたの強みを知ることができますよ。
診断後はトップページの「各種設定」から簡単に退会できるので、転職する予定がない人も安心して利用してくださいね。
ポイント2.HSPに理解のある会社の求人を探す
HSPに理解のある会社の求人を探すことも、HSPの人が転職活動を成功させるためのポイントです。
あまり知られていませんが、HSPの特徴を理解した上でHSPを積極的に採用している会社もあります。
業務内容もHSPに適性があることを任せてもらえたり、周囲もHSPに理解がある人が多いので安心ですよね。
さらに、HSPに理解のある会社に勤めることで、自分の能力を活かして働くことが可能となるでしょう。
HSPを積極的に採用する企業を探すなら、求職者に合った企業を探してくれる「転職エージェント」の活用がおすすめです。
くわしくは後ほどご紹介する5.HSPの人におすすめの転職エージェントを参考にしてください。
ポイント3.転職準備の期間を長めに取る
HSPの人は、転職準備の期間を長めに取ることも重要です。
なぜなら、転職活動は応募書類の作成や面接対応の準備などが必要であり、まさにマルチタスクだからです。
一つの事に集中して取り組む事が得意なHSPにとって、マルチタスクは大きなストレスとなります。
時間に追われるとつらくなってしまうので、転職準備の期間は長めに取っておきましょう。
ポイント4.HSPの人こそ転職エージェントを活用しよう
転職活動を成功させるために、HSPの人こそ転職エージェントを活用すべきです。
なぜなら、転職エージェントでは「自分に合った求人紹介」や「応募書類の書き方や面接対応のサポート」など転職に役立つアドバイスや情報がもらえるからです。
先ほどご紹介した、「HSPに理解のある求人」について聞いてみてるのもいいですね。
自分で全てを行うのは大変ですし、効率よく転職活動を進める為にもぜひ活用してみて下さい。
5.HSPの人におすすめの転職エージェント
長く勤められる会社に転職するためにも、ぜひ転職のプロである転職エージェントを活用してみて下さい。
転職エージェントにはそれぞれ特徴がありますが、今回はHSPの人におすすめな2つのエージェントをご紹介します。
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まとめ
HSPの人が転職活動を成功させるためのポイントは、以下の4つです。
- まずは自分の強み、弱みを整理する
- HSPに理解のある会社の求人を探す
- 転職準備の期間を長めに取る
- 転職エージェントを活用して転職活動をサポートしてもらう
HSPの人におすすめの転職エージェントは、以下の2つです。
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自分の特徴を理解して、長く勤められる会社に転職しましょう。