最終更新日:2021/02/24
育児だけでもこんなに大変なのに、復職できるのかな…
育休に入る前は復職するつもりでも、育児の大変さや、会社の状況の変化を理由に転職する女性は多くいます。
この記事では、育休中に転職する人に多い理由や、転職活動のコツ、気になる保育園の入園についてご紹介します。
育休中の転職では、タイミングを間違えると経済的に苦しくなったり、保育園へ入園できないケースもあるので、ぜひ最後までチェックして失敗を防ぎましょう。
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1.育休中に転職する人に多い3つの理由
育休中に転職する人は、どんな理由があるのか気になりますよね。
この章では、育休中に転職する人に多い理由を大きく3つに分類してご紹介します。
理由1.会社の都合で復職できない
育休中に倒産するなど、会社の状況が変化して復職できないことがあります。
以下のような、会社の都合で復職できない方々のツイートも見られました。
育休中に会社が倒産
育休中だけど会社なくなっちゃうかも😅転職か….。その前に保育園か?うう…コロナ🤯働き口あるのだろうか😱保育園で熱出て休みまくる事になるのかな😭そんなやつ採用してくれるのだろうか😭いきなり不安!!!参った!!
— 8m👶🏻 (@L7uA8ih8rMeR9qh) August 4, 2020
育休中に転勤になった
私はヨメ側ですが、妊娠中しかもつわりの時期に私が転勤(北海道から関東甲信越)、育休中にまた私が転勤(関東甲信越から北関東、産後5ヶ月)で今に至ります。この2回の引越しは本当に大変でしたが、特に配慮はないです。夫側だと尚更嫁のことまでは配慮されないですよね、きっと…(>_<)
— qaz (@centralfield55) June 6, 2019
育休中に退職を促された
育休中の妹が事業主の院長から業績が悪いから自己都合退職してくれと言われた。パートも他の従業員も誰もリストラにあっていないのに自分だけ・・・と泣きながら相談された。
— mostwanted (@mostwanted1259) July 26, 2017
このように、会社の都合で突然、転職活動をする必要が出てくる場合があります。
「はじめての転職が育休中だなんて…」と、不安になる方も多いです。
理由2.夫の会社の都合による転職
配偶者が転勤になり、育休中に転職するケースもあります。
ツイッター上には、夫の転勤帯同で転職した方の以下のようなつぶやきが見られました。
学校という存在が偉大すぎたと気づく。。
ずっと保育園っ子だったの。うちの子たち。育休中も保育園に助けられた。
夫転勤帯同、私退職、引越し、保活&就活でNo保育のときも、3ヶ月間自分で子供達を見てたらヤバイ発狂しそうと思って実家へ避難したもんね。今34日経過!コロナいつまでなん?!😭
— も え (@moe58181965) April 20, 2020
このように、夫の転勤に帯同して、引っ越し先で保育園探しや仕事探しをする女性も多くいます。
理由3.自分の都合による転職
自分の都合で育休中に転職する人も多いです。
その理由は以下のように、出産前後のライフスタイルの変化によるものがほとんどです。
【自分の都合による転職の理由】
- 出産後、体調が戻らない
- 子どもが病気がち
- 親の介護が必要になった
- 産休前から転職を検討していた
自分の都合で転職をする場合は、まず会社にあなたの状況を伝えてみてください。
出産前のように仕事するのが難しい場合、会社側が復職しやすい部署に配属してくれることもあります。
育休中の転職を決断する前に、まずは元の職場に相談してみるのがよいでしょう。
一度復職してから転職するのがベスト
さまざまな理由から育休中に転職する人は多いですが、できれば一度復職してから転職するのがベストです。
そもそも育児休業は「現在在籍している会社に復帰すること」を前提に取得できるもの。
育休中に転職をすると、あなたの復帰後の配置を考えている会社に迷惑がかかるため、円満退社は難しくなるでしょう。
やむを得ない場合をのぞき、まずは現職に復帰して、育児中に働くコツを掴んでから転職した方が、スムーズに退職できるのでおすすめです。
とはいっても、会社の倒産など、どうしても育休中に転職しなければならないケースもあります。
その場合に注意したいのが、「育休中に転職すると保育園に入園できないケースがある」ということ。
次章で詳しく説明しますので、ぜひチェックしておいてください。
2.【注意】育休中の転職で保育園に入園できないケースも
この章では、保育園の入園に関して、注意してほしい点を3つご紹介します。
「転職先が決まったのに、保育園に入園できない」という状況にならないよう、ぜひ確認してみてください。
育休中に転職すると入園取り消しの可能性も
現職に復帰せず、育休中に転職した場合は注意が必要です。
というのは、保育園の入園申込の際に提出する勤務証明と、入園時に提出する勤務証明が違う会社だと、入園が取り消しになる場合があるからです。
ある保活の話。
育休中に転職を決めたが、同じ会社に復職しなければ(ポイントが変わるので)入園は認めないという行政側のルールにより、転職前に一時的に復職することにした。
しかし、会社からは転職するのなら復職証明書は出さないと言われ、転職を諦めざるを得ないところに追い込まれている。→— あるふぁるふぁ@男性の家庭進出を応援 (@_alphalphalpha_) March 15, 2018
育休中に転職した場合でも保育園に入園できるかどうか、転職活動前に自治体に確認しておきましょう。
兄弟が退園になる場合がある
育休中に上の子が保育園に在園している場合は注意が必要です。
その理由は、育休中に転職をすると、在園している上の子が退園になる場合があるからです。
働くから保育園申し込んでるのに、育休復帰じゃなくて転職なら上の子は退園になりますてなんやねん
どこで働いてもええやんけそもそも働いてな保育園入れへんっていうシステムがおかしいねん
働きたいから保育園入れんねん、逆やろが
腹立つわー— うえだ なお (@nao24eve) November 10, 2016
上の子が退園になると、兄弟同時に入園先を探すことになります。
兄弟別々の保育園になってしまう場合や、上の子の年齢によっては認可保育園の募集人数が少なく、入園できない場合もあるので注意しましょう。
4月入園する場合の転職スケジュール
育休中に転職活動する場合は、保育園の入園を踏まえてスケジュールを組みましょう。
なぜなら、保育園えらびは入園の1年ほど前からスタートするからです。
以下に、4月入園の転職スケジュールをまとめましたので、参考にしてみてください。
4月~ |
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秋 |
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1月 |
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2月頃 |
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4月 |
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4~5月 |
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このように、4月入園の場合は秋頃に入園の申込みがあります。
入園が内定する2月頃から採用面接を受けられるように、転職活動をスタートしましょう。
保育園の内定後に転職活動をすれば、面接で時間外勤務について聞かれた場合にも、「延長保育で19時まで残業できます」「土曜保育があるので出勤可能です」など具体的な回答ができるでしょう。
3.育休中の転職活動に失敗しない5つのコツ
育休中に転職しようとすると、忙しい育児の合間を縫って転職活動することになります。
この章では、育休中の転職活動に失敗しない5つのコツをお伝えします。
スムーズに転職先が決まるように、ぜひチェックしてみてください。
コツ1.育児中でも働きやすい会社を選ぶ
育休中の転職活動では、育児中でも働きやすい会社を選びましょう。
なぜなら、育児中は子どもが体調を崩して急に休むことが多いため、理解がある会社の方が安心して働けるからです。
以下に、エン転職の求人に掲載されていた、子どもがいても働きやすい会社をご紹介します。
『引用:エン転職』
このように、土日休みで定時に退勤できる会社は、保育園のお迎えや、保育園が休みのときの預け先に困ることがないので、育児中でも働きやすいでしょう。
コツ2.転職理由は前向きに
育休中に転職する理由は、前向きな内容を伝えましょう。
というのは、ネガティブな理由で転職する人は「うちの会社も同じ理由で辞めるのでは?」と思われやすいからです。
企業側は、仕事に対する前向きな気持ちを評価して採用するかどうかを決めます。
たとえ前の会社の対応が不誠実だった場合でも、転職理由が愚痴にならないよう心掛けましょう。
コツ3.子どもの預け先を確保する
育休中に転職するなら、子どもの預け先を確保しましょう。
その理由は、預け先が決まっていないと、採用側が「保育園が決まらず内定辞退があるのでは?」と心配する可能性があるからです。
保育園の入園決定前に転職活動をする場合は、入園できない時のことも考えておきましょう。
以下に紹介するような預け先を確保して、子どもの預け先があることをアピールするとよいです。
【認可保育園以外の子ども預け先】
- 認可外(保育園・保育ママ)
- ファミリー・サポート・センター
- ベビーシッター
- 実家
また、子どもの体調不良で休みが多くならないよう、病児保育にも登録するとよいでしょう。
コツ4.焦って転職をしない
育休中に転職をする際は、焦らずに退職のタイミングを考えて動き出しましょう。
なぜなら、育休中に退職すると、その時点で育児休業給付金を受給できなくなるからです。
退職した場合は、その退職日を含む支給単位期間の一つ前の支給単位期間までは支給対象となります
(引用:厚生労働省|Q&A~育児休業給付~)
また、育児中に転職活動しようとすると、その間どこに子どもを預けるか調整も必要です。
以下のような、育児中は家で転職活動しづらい、という内容のツイートも見られました。
子どもが家にいながらの転職活動はほぼ無理ですね。
子たちが二人で遊んでくれていたので転職アプリを見ていたら、「なになに〜?」とばかりに身体にどしんどしんっと乗っかられ、『ぐえっ!!!』と声が出ました。— ぺんぎん | 育休中&転職活動中 (@penguin_soreike) August 8, 2020
育休をしながらの転職活動は、子どもの生活に合わせて進めることになります。
面接の日に子どもが熱を出してしまうなど、思うように転職活動ができないことも多いでしょう。
本当に育休中に転職が必要なのか、焦らずに落ち着いて検討することをおすすめします。
コツ5.転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用すると、育休中の転職成功率は大幅にアップします。
その理由は、転職のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けられるからです。
あなたに合う求人探しや、採用面接の調整、応募書類の作成や面接対応など、様々な面で助けてもらえるので、育児で忙しくても転職活動がスムーズに進みます。
転職エージェントは多くあり、独自の求人を持っているので、複数の転職エージェントに登録すれば応募先の幅を広げることも可能です。
次の章では、育休中の転職におすすめの転職サービスを紹介しますので、参考にしてみてください。
4.育休中の転職におすすめの転職サービス
転職サービスとひと口にいっても、「未経験転職に強い」「ハイキャリア転職に強い」など、その特徴はさまざまです。
育児中の女性なら、子育てと両立しやすい求人を多く扱っている転職サービスを活用すれば、満足度の高い転職ができるでしょう。
この章では、女性の転職に強い転職サイト2社と転職エージェント1社ご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
手厚いフォローが魅力「doda」
「doda」は、業界トップクラスの求人数を保有している大手転職サイトです。
女性に特化した転職サービスではありませんが、サイト内に女性の転職相談ページを用意するなど、女性の転職にも力を入れています。
「産休・育休あり」の条件で求人を絞り込めるなど、育休中の転職に役立つ機能が充実しています。
(参考|doda)
ちなみにdodaは、キャリアアドバイザーのサポートを受けることも、自分のペースで求人を探して応募することもできます。
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詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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リブズキャリアは育休中の転職でキャリアアップしたい人におすすめの転職サイトです。
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まとめ
育休中の転職は、避けられない理由がある場合を除いて、慎重に進める必要があります。
方法を間違えると、転職先がなかなか決まらなかったり、保育園の入園が取り下げられたりする可能性もあります。
以下に、育休中の転職についてまとめました。
【育休中の転職まとめ】
- 育児中でも働きやすい転職先を探す
- 転職理由は前向きにアピールする
- 保育園の入園準備は1年前から始まるので、スケジュールを確認する
- 認可保育園に入園できない場合に備えて、子どもの預け先を確保する
- 忙しい育児中の転職活動を効率よく進めるなら、転職サイトや転職エージェントを活用する
育休中におすすめの転職サービスは、以下の3つです。
転職サービス | 特徴 |
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育休中の転職は、保育園の入園の手配もあるため、多忙になりがちです。
育児をしながら気持よく働けるよう、一旦現職に復帰してからの転職も視野に入れて、転職活動を進めてみてください。