最終更新日:2021/02/09
「建設業界って専門的なスキルがないと転職が難しそう」とお悩みではありませんか?
建設業界に興味があっても「資格や知識がないから採用されない」と応募をあきらめてしまう人もいるでしょう。
建設業界への転職で経験や資格が有利になることは事実ですが、未経験からでもキャリアを積める業界です。
最近の建設業界は、少子高齢化の影響もあり人材不足が問題視されています。
そのため建設業界未経験でもキャリア変更のチャンスがあるのです。
この記事では、建設業界の仕事内容や未経験から転職する方法をご紹介します。
ご一読いただければ、建設業界の転職事情がわかり転職活動への一歩を踏み出せるでしょう。
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1.未経験でも建設業界に転職できる?
異業種から建設業界に転職したいと思っても、未経験では無理なのか気になる人が多いでしょう。
建設業界への転職は、「専門的な知識が必要?」「激務なの?」などの疑問や不安がある人も多いはずです。
ここでは、未経験から建設業界に転職する際の気になるポイントを解説します。
未経験で資格がなくても建設業への転職は可能
建設業と一言でいっても、大手から中小企業までさまざまな企業が存在します。
大手の建設会社に転職するには経験やスキルが必要な場合もありますが、中小企業なら未経験で資格がなくても転職できる可能性があります。
建設業界には個人事業主が多く、「親方」と呼ばれる人の下で人材を募集していることが多いからです。
現場で実際に作業をする技能工であれば、働きながら資格を取得することも可能です。
よく聞くゼネコンとは?
建設業界について調べると、ゼネコンという言葉を目にすることが多いでしょう。
ゼネコンとは「総合建設業者」のことを指します。いわゆる大手の建設会社のことです。
ゼネコンが手掛ける工事はマンションやビルをはじめ、橋や公共施設など建設する建物は多岐にわたります。
ゼネコンは、これらの工事を発注者から直接請け負う「元請け業者」として、多数の下請け業者をまとめる役割を担います。
建設業者の中でも一般的な建設会社や工務店と大きく違うのは、売上規模が大きく、建設に関わる全ての工程を自社で管理することです。
設計や工事などは下請け業者へ発注し、完成納期に合わせて工事を進めていくことがゼネコンの仕事です。
建設業界は辞めとけと言われる理由
建設業界は未経験でも転職しやすいですが、「辞めといたほうがいい」と言われた経験はありませんか?
そのもっとも大きな理由は、ハードな肉体労働だからです。
体力のある若い世代が入社してきても、仕事がきつくて離職していく人も少なくありません。
その結果、職人の高齢化と慢性的な人手不足に悩まされ、さらに激務になっていくのが現状です。
ゼネコンなどの大手建設会社に転職できれば、福利厚生が整っているため、ワークライフバランスを保てることも多いでしょう。
また、元請け業者に転職すれば、現場監督などの業務がメインとなり、実際に肉体労働をすることも少ないです。
しかし、大手建設会社に転職するのは難易度が高く、未経験者は必然的に下請け業者への転職に限られてしまうのです。
30代・40代の未経験でも大丈夫?
一般的に、転職の適齢期は35歳までと言われています。
未経験からの転職となれば、30歳以降になると難しいでしょう。
しかし、建設業界なら30代・40代の未経験でも転職できる可能性があります。
ただし、前述したような下請け業者への転職になる可能性が高いため、肉体労働は覚悟しておいたほうが良いでしょう。
体力に自信があり、これから建設業界でスキルを身につけていく覚悟があるなら、十分活躍できるチャンスがあります。
熟練の職人であれば、60代の高齢者でもバリバリ肉体労働をしているのが建設業界です。
仕事に慣れてしまえば、どんどんスキルアップできるのが建設業界の魅力と言えるでしょう。
30代・40代なら、未経験で転職しても十分にスキルアップ・キャリアアップできるチャンスがあります。
2.未経験で建設業界に転職できる理由
建設業界の仕事は、人の力を頼りとする業務がほとんどです。
しかし、建設業で働いている人の高齢化が進み、離職者が増え続けています(参考URL:建設業を取り巻く現状について|国土交通省)。
令和2年8月建設業界の有効求人倍率は5.78倍で、建設業界への転職を考えている人にとっては有利な状況です。
本来は経験重視の建設業界ですが、資格や経験がない未経験者でも転職しやすいでしょう。
ここでは、建設業界に未経験で転職できる理由について解説します。
職人の高齢化で人手不足が課題
建設業界に未経験で転職できる理由は、人手不足が大きな課題となっているからです。
建設業界は職人の高齢化が進み、今後は離職者が増えるため人手不足が予想されます。
厚生労働省の調査によると平成28年に建設業界で働く55歳以上の人は33.9%を占め、34歳以下の人はたった19.1%でした。
建設業界で働く人の平均年齢は44.2歳で、全産業就業者の平均年齢42.2歳と比べると建設業界で高齢化が進んでいることがわかります。
また、建設業への求職者が減少していることも、人手不足の要因です。
建設業界は激務であることが多いため、ワークライフバランスを重視する若年層からの応募が少なくなっています。
そのため、就業者の待遇や危険な作業をロボット化するなど、労働環境を見直すことで人手不足を解消しようと試みています。
労働環境が整えば、未経験者もさらに転職しやすくなり、人手不足は徐々に回復できるでしょう。
人手不足の業界への転職事情について知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
未経験で資格がなくでも応募できる
建設業界は深刻な人手不足のため、未経験で資格がなくても応募できる求人が多数あります。
とくに高齢化が進んでいるので、若手人材の確保に力を入れている建設会社も多く、未経験でも転職しやすい状況です。
転職してから経験を積み、資格を取得しながらキャリアアップすることも十分可能です。
建設業界の求人情報をチェックして、未経験から応募できる職種を探したり、活かせるスキルはないか確認したりすると良いでしょう。
建設業界の仕事内容は「4.【職種別】建設業界の仕事内容」で解説しています。
建設業界の待遇が見直されてきている
建設業界は激務であることから、転職をためらっている人も少なくないでしょう。
しかし、人手不足や若手人材確保のため、業界全体で待遇改善を試みています。
具体的な取り組みは、「週休2日の実現」「きつい・危険な作業のロボット化」です。
現場は基本的に日・祝は休業ですが、週休2日を実現してワークライフバランスを保つ試みがあります。
また、工期が迫ると激務になることもあり、作業人数が足りなければ追加予算で人員を追加する必要があります。
しかし、元請け業者がOKしなければ予算が下りないため、下請け業者は人員を増やすことができません。
このような状況を改善するにはゼネコンの意識改革も必要であるため、業界全体で取り組んでいるのです。
さらに、建設現場では重い物の運搬作業や、高所による危険な作業も少なくありませんが、ロボット化することで働きやすい環境を整えようとしています。
建設業界のキャリアに関しても見直され、2019年4月から建設キャリアアップシステムの導入により技能者の保有資格や経験を一括管理できるようになりました。
これにより技能者が正当に評価され、モチベーションアップや離職率の低下につながります。
その結果、建設業界の人手不足も解消され、より働きやすい環境が整うでしょう。
3.未経験での転職で有利になる資格一覧
建設業界は資格がなくても転職可能ですが、未経験での転職なら資格があると有利です。
建設関係の資格は、現場経験が必要なものも多いですが、現場未経験でも受験できる資格があります。
ここでは、未経験から受検できるものやキャリアアップにつながる資格を4つご紹介します。
二級建築士
二級建築士は、小規模な建築物の設計・工事監理を行うことができる国家資格です。
一般的に建築物の設計や監理は「建築士」でないと行えないため、取得すれば転職で有利になります。
二級建築士は「大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者」であれば、実務経験0年で受検可能な資格です。
建設業界未経験で建築系と関係のない学校を卒業している人でも、実務経験を7年以上積めば受検資格が得られます。
(参考:公益財団法人・建築技術教育普及センター)
建築系の学校を卒業した人は実務経験0年、それ以外の人は実務経験7年が受験資格です。
完全な未経験では受験できない資格ですが、取得することで技術力アップや年収アップにも役立ちます。
まずは転職しやすい業者で実績を積みながら、資格取得を目指すのも良いでしょう。
建築CAD検定試験
建築CAD検定試験は、CADで建築用の図面を描く技術があることを証明する資格です。
准1級から4級まであり高校生は4級から、社会人は3級から受検できます。
誰でも受検できる資格のため、未経験から建設業界へ転職を考えている人におすすめです。
建築CAD検定試験は図面を描く技術だけでなく、建築に関する知識も含まれています。
通信講座やスクールなどで取得することも可能な資格なので、転職前に勉強しておくと良いでしょう。
建築CAD検定を持っていれば、現場以外での勤務ができたり、後々のキャリアアップにも役立つ可能性があります。
施工管理技士
施工管理技士は、建設現場の工程管理や安全管理を行うための国家資格です。
施工管理技士には以下の7種類の資格があり、すべて1級と2級にレベルが分かれています。
- 建築施工管理技士
- 土木施工管理技士
- 電気工事施工管理技士
- 管工事施工管理技士
- 造園施工管理技士
- 建設機械施工管理技士
- 電気通信工事施工管理技士
現場の技能工として働くなら不要な資格ですが、資格の有無で年収が大きく変わる可能性があります。
また、後々のキャリアアップにも役立つ資格です。
受験資格には実務経験が必要なので、まずは未経験から建設現場で働き、経験を積んで施工管理技士の取得を目指しましょう。
種類によって経験年数が異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
施工管理の資格や土木仕事について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
建設業経理士
建設業経理士は、建設業の経理業務を専門とする簿記の資格です。
建設業の経理は、専門用語や特殊な会計処理などを扱うため、一般的な簿記試験と内容が異なります。
級に応じて名称が変わり、1級2級に合格すると「建設業経理士」、3級4級に合格すると「建設業経理事務士」の資格を取得できます。
一般的な簿記資格と同様に、2級以上を取得すれば転職で有利になります。
その理由は、公共事業の案件を受注する際に2級以上の資格保有者がいると加点され、審査の点数が高くなるからです。
建設業界が未経験でも、建設業経理士の資格があれば企業から需要があるため転職しやすいでしょう。
建設業界への知識もアピールできるため、他の転職希望者に差をつけることができます。
4.【職種別】建設業界の仕事内容
未経験から建設業界に転職するなら、どのような職種があるのか知らない人も多いでしょう。
具体的な仕事内容がわかれば、これまでの自分のスキルをどのように活かせるのか確認できます。
ここでは建設業界の5つの職種について、どのような仕事内容なのかご紹介します。
施工管理
施工管理は、工事の工程管理や安全管理を行う職種です。
工事現場全体の管理を任されるため、責任感やリーダーシップがある人、危機管理能力のある人が求められます。
施工管理は仕事内容によって、以下の4つに分類されます。
- 建築
- 土木
- 電気・設備
- 管・空調・給排水・機械
工事現場では有資格者の配置が義務付けられているため、需要はなくなりません。
そのため、未経験でも現場作業員から経験を積み、施工管理にキャリアアップすることも十分可能です。
施工管理の資格は、建設業界以外でも活かすことができます。以下の記事も参考にしてみてください。
設計
設計は、お客様の要望に沿った建物を建築するための図面を作成する職種です。
設計の仕事は、おもに以下の3つに分類されます。
- 意匠設計
- 構造設計
- 設備設計
設計の仕事は、デスクで図面を作成するだけのイメージですが、実はそれだけではありません。
お客様のニーズをくみ取り、話し合いを重ねながら図面を完成させるため、コミュニケーションスキルも必要です。
また、自分で設計したものが形になっていくのを見られるため、ものづくりに興味のある人にも向いています。
現場作業員
現場作業員は、工事現場でさまざまな作業を行う職種です。
現場では工事工程に合わせて作業員(技術者)が入れ替わり、建物を作り上げていきます。
具体的な工事内容と技術者の職種は以下のとおりです。
- 基礎工事:重機オペレーター、とび職
- 躯体工事:鉄筋工、大工
- 外装工事:左官工、塗装工、内装工
- 設備工事:電気工事士、設備工事士
現場作業員は専門技術を習得した職人で、いくつもの現場を回って技術を提供しています。
最初は未経験から従事することも可能ですが、自身の技術一本で稼いでいる職人も多く、年齢層は比較的高めです。
工事工程に合わせて作業を終わらせる必要があるため、技術力にプラスして、スケジュール管理が得意で責任感のある人に向いています。
営業
建設業界の営業は、建築物の工事を受注したり、建物や土地を販売したりすることが仕事です。
「顧客へサービスを売り込む」という点では一般的な営業と同じですが、建設業界の営業は、まだ形になっていない商材を売る場合が多いです。
例えばハウスメーカーなら、マンションや家などが完成する前に、完成予想図をイメージさせて購買意欲をかき立てます。
しかも建築物は高額な取引になるため、高度な営業テクニックやコミュニケーション能力、顧客との信頼関係も必要です。
大規模な工事になると、競合他社と案件を取り合うケースもあるため、文書作成やプレゼンなどを行う場合もあります。
異業種でも営業経験のある人は有利ですが、建設業界ならではの営業力が必要になるでしょう。
経理
建設業界の経理は、一般的な経理業務と同じく会社のお金の流れを管理する職種です。
中小企業の場合は、経理部門をつくらずに「事務職」として業務を一括している場合もあります。
しかし、建設業界の経理は工事に関するお金の流れを管理するため、一般的な経理で使われる勘定科目とは別の知識が必要です。
一般的な簿記の資格や知識があれば建設業界でも役立ちますが、「建設業経理士」の資格を取得しておけば有利になります。
未経験から建設業の経理を目指すことも可能なので、転職前に勉強しておくのがおすすめです。
5.気になる建設業界の年収
建設業界の平均年収は、企業や職種などによって大きく異なります。
職種別の平均年収を考慮すると、建設業全体の平均年収は、おおよそ540万円と推測できます。
では、それぞれの職種別に平均年収を見ていきましょう。
施工管理の平均年収
建設・設備求人データベースによると、施工管理の平均年収は約630万円です(参考URL:建設・設備求人データベース)。
施工管理は資格を取得しなければ就けない職種のため、上記の金額は「有資格者」かつ「残業代などの諸費用」も含まれた金額です。
残業時間は企業によって異なるため、630万円よりも低い年収になる場合もあるでしょう。
設計の平均年収
設計職の平均年収は、1級建築士で約640万円、2級建築士で約480万円です。
設計できる建物の条件は1級・2級でそれぞれ分かれており、級に比例して年収も上がっていきます。
本気でキャリアアップを目指すなら、1級建築士の資格取得を目指しましょう。
現場作業員の平均年収
現場作業員にはさまざまな職種があるため、職種によって平均年収は異なります。
技術力や勤続年数などによっても金額が変わってきますが、それら全てを考慮すると平均年収はおよそ380万円と推測できます。
現場作業員は未経験からでも転職できる職種のため、他の職種に比べると低めと言えるでしょう。
ただし、資格を取得すれば年収アップのチャンスがあり、熟練の職人なら交渉次第で高年収を稼げる可能性があります。
その人のスキルや勤める企業によっても大きく異なるため、まずは経験を積むことが年収アップのコツです。
営業の平均年収
営業職の平均年収は業種や企業によって異なり、一般的には450万円程度と推測できます。
ただし、建設業界の営業の平均年収は高めで、約700万円と言われています。
建設業に関する資格の有無や企業規模によっても変わってくるため、企業情報を確認してみましょう。
ゼネコンのような大手建設会社の場合には、年収1,000万円を超えることも少なくありません。
また、建設業界は契約金額が大きいため、インセンティブも高額になりやすい特徴があります。
とくに、成長性の高い企業で成果を上げれば、企業規模に関わらず高年収になる可能性が高いです。
経理の平均年収
一般的な経理職の平均年収は約420万円となり、専門職の割には年収が低めと感じるかもしれません。
経理関連や建設関連の資格・経験があれば交渉次第で年収はもっと上がりますが、逆に、資格や経験がなければもっと低くなる可能性があります。
経理の経験がなければ、まずは一般事務や営業事務として建設会社への転職を目指すのも1つの方法です。
経理職には年齢制限がほとんどないため、未経験からでもスキルアップ・年収アップを目指すチャンスがあります。
6.建設業・ゼネコンの転職先
建設業界の転職先として思い浮かべるのは、「○○建設」などの会社が多いでしょう。
しかし、建設業界にはゼネコンをはじめ、ハウスメーカーや工務店、建築設計事務所など多数あります。
自分に合った転職先を見つけるためにも、会社ごとの特徴を確認しておきましょう。
総合建設会社
総合建設会社は、建築・土木工事などの公共事業や大規模工事を請け負う会社で、ゼネコンと呼ばれます。
ゼネコンが手掛けるのは、病院やマンション、道路や橋など大規模な工事が多いです。
企業によって得意分野が異なるため、転職先として希望する企業がどのような建設工事を行ってきたか確認しておきましょう。
総合建設会社は工事を全体的に把握し、それぞれの工事内容によって下請け業者へ依頼します。
現場作業員として働くことはありませんが、工事をスムーズに進めるために全体を管理することが仕事です。
大手建設会社の年収を知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
ハウスメーカー・工務店
ハウスメーカー・工務店は、お客様から依頼された内容に基づき、おもに個人住宅を設計建設する会社です。
2つには、それぞれ以下のような特徴があります。
- ハウスメーカー:施工可能な地域は広いが、プランの自由度に制限がある
- 工務店:地域限定で対応範囲は狭いが、プランの自由度が高い
ハウスメーカー・工務店はそれぞれ特徴が異なるため、どのような建設に携わりたいかによって選ぶと良いでしょう。
いずれの会社も設計から建築(工事)まで行うことが多いので、建設の全体像がわかり、未経験からでも経験を積みやすいです。
建築設計事務所
建築設計事務所は、お客様から依頼された内容に基づいて「設計」を専門に行う会社です。
ハウスメーカー・工務店と業務範囲が似ていますが、建築設計事務所はデザイン性の高い建築物が多いのが特徴です。
こだわりの住宅を建てたい顧客は、建築設計事務所に依頼することが多いでしょう。
建築設計事務所は、建築士の個人事務所や複数の建築士が集まった事務所など、さまざまな業態があります。
ハウスメーカーと比べると規模は小さくなりますが、設計に専念してスキルを磨きたい人には最適な環境と言えるでしょう。
建築設計事務所で未経験OKの求人は多くありませんが、一級建築士のもとで修業したい人におすすめの転職先です。
建設コンサルタントとして独立
建設コンサルタントは、お客様の要望に沿って建物を作れるか計画、調査、検討、設計する仕事です。
建設業界で経験を積み、建物の計画から設計まで一人で行えるようになれば、建設コンサルタントとして独立する道もあります。
建設コンサルタントは自分の技術力だけで勝負する必要がありますが、会社に縛られずに自分のペースで仕事できることがメリットです。
ただ、未経験からいきなり建設コンサルタントになることは難しいので、まずは建設業界で経験や専門知識を身につける必要があります。
7.建設業界への転職におすすめの転職エージェント・転職サイト
建設業界に未経験で転職するなら、業界事情に詳しい転職エージェントを活用するのがおすすめです。
エージェントは業界事情に強いだけでなく、応募書類の添削や面接対策などのサポートもしてくれます。
とくに未経験から建設業界に転職するなら、エージェントに相談することで転職をスムーズに進められるでしょう。
ここでは、建設業界への転職におすすめの転職エージェントや転職サイトを4つご紹介します。
建設業界専任のアドバイザーがいる「マイナビエージェント」
(引用:マイナビエージェント)
マイナビエージェントは、建設業界専任のアドバイザーが在籍している転職エージェントです。
異業種から未経験で転職する場合には、業界事情を把握しておくことも大切です。
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まとめ
未経験から建設業界に転職するなら、業界の転職事情や有利になる資格などを事前にチェックしておくことが大切です。
【転職で有利になる資格】
- 二級建築士
- 建築CAD検定試験
- 施工管理技士
- 建設業経理士
建設業界の転職市場は経済情勢などに左右されやすく、自分で情報を集めるのは限界があります。
建設業界に特化した転職エージェントや転職サイトを活用して、効率的に転職活動を進めましょう。
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- 建設に特化した求人サイト「建設・設備求人データベース」
自分に合うサービスを見つけるためにも、転職エージェントは複数登録するのがおすすめです。
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