最終更新日:2021/02/12
広告代理店といえば、華やかなイメージがありますよね。
給与も良さそうだし、派手な仕事ができそうだから未経験だけど転職したいいう人もいるかもしれませんね。
そんな悩みを抱えている人のために、この記事では広告代理店の業界の内情や働き方、未経験から転職する方法について解説します。
就活時代に内定をもらえなかったとしても、中途採用では挽回が可能です。
広告代理店に向いている人物像やアピールポイントも説明するので、ぜひ参考にしてください。
「市場価値」とは、あなたの経験やスキルが、企業からどれくらい必要とされているかという評価のことを言います。
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1.広告代理店への転職難易度
広告代理店への未経験からの転職を含め、広告代理店への転職難易度について説明します。
転職を考える際の参考にしてください。
広告代理店は大手ほど転職難易度アップ
広告代理店は大手で人気が高いところほど、転職難易度がアップします。
dodaによる転職人気企業ランキングで業界トップの電通は20位、2位の博報堂は67位です。
両企業の新卒採用では倍率が10倍以上にのぼるほどです。
さまざまな中途採用が設けられていると言っても募集人数は多くないため、ハードルは高いと言えます。
しかし、2020年の東京五輪のプロモーションのために各広告代理店は採用を強化しているため、しばらくは比較的転職しやすい時期が続くと言えるでしょう。
未経験からでも大手広告代理店を目指すことは可能
広告代理店は未経験からでも転職をすることができます。
特に、大手広告代理店は社風として「多様性」を謳っており、同業他社よりも他業界からの転職を歓迎しています。
コンサルや法人営業、デジタル系の経験があれば大手広告代理店からの内定をもらいやすい傾向にありますが、自分にしかない専門性をアピールすればどんな業種からでも転職が可能です。
広告代理店は人材の流入が激しい
広告代理店は人材の流入が激しいため、中途社員も受け入れられやすい環境にあります。
逆を言えば、離職率が高いと捉えることもできます。
ただし、電通や博報堂などの超大手の正社員求人は少ないため、大手は契約社員で入るのが一般的なようです。
転職しやすいのは営業職
広告代理店に未経験から転職しやすい職種は営業職です。
営業の求人はポテンシャルが重視されるので、未経験でも成長を期待される要素があれば採用されやすいからです。
(参考:doda)
一方、クリエイティブ職・デジタル職など広告代理店の中でも専門職と呼ばれるものは未経験からは厳しいでしょう。
2.広告代理店の業界内の状況
広告代理店への転職活動を始める前に、広告業界の内情について把握しておきましょう。
広告代理店ではよく「なぜ他社じゃなくてうちなのか」という質問をされます。
そのため、自分が志望する広告代理店での位置付けと特徴を必ず確認しておきましょう。
また、広告代理店では役職も細分化されています。
自分に最適な役職を見極めてから転職活動を進めてください。
広告代理店の主な職種は7つ
広告代理店の主な職種は以下の7つです。
営業職 | 顧客からのヒアリングやチームのアサインをする |
---|---|
メディア職 | 広告枠の買い付けをする |
ストラテジックプランニング職 | 数字を扱うマーケティングを担当する |
クリエイティブ職 | デザインやCMなどアウトプットを考える |
PR職 | 記者会見などメディア戦略を考える |
プランニング職 | 企画の全体像を考える |
プロモーション職 | イベントや販促の実施を担当する |
デジタル職 | Webプロモーションやテクノロジー周りを担当する |
会社によって差があり、企業規模が小さくなると営業がメディア職を兼ねたり、クリエイティブ職やPR職などの専門職がなかったりします。
クライアントが営業に「新商品の宣伝をしたい」といった相談をすると、営業が社内で各職種から人材を選び、チームを作ります。
それぞれの専門を担当しつつ、全体で1つのプロジェクトを動かしていくのが広告代理店での基本的な働き方です。
自分の経験と好みに最適な職種を見定めておきましょう。
広告代理店ランキングと企業情報
広告代理店に転職をするなら知っておきたい上位5つの状況について以下で簡単にまとめました。
広告代理店名 | 売上 | 従業員規模 | 平均年収 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 電通 | 1兆185億円 |
単体:6,921人 連結:62,608人 |
約1,200万円 | 世界規模の ネットワーク |
2位 | 約9,990億円 |
3,614人 |
約1,100万円 | クリエイティブ力が高い | |
3位 | アサツー・ディケイ |
約3,528億円 |
1,925人 | 約790万円 | アニメに強みがある |
4位 | 大広 | 約1,610億円 | 811人 | 約560万円 | ダイレクトマーケティングに特化 |
5位 |
東急エージェンシー |
約36億円 | 989人 | 約680万円 | 東急グループの広告代理店 |
この5つの広告代理店は就活市場でも非常に人気があります。
それぞれカラーが異なるので、自分の強みにマッチする転職先を選ぶことも大切です。
年収も大切ですが、志望する広告代理店の特徴をしっかりと押さえておきましょう。
以下で、売上1位〜3位の大手広告代理店について説明します。
不動の売上トップ・電通は転職最難関レベル
電通は売上トップで2位以下の広告代理店を大きく引き離す存在です。
現在では世界中の広告会社の買収を進め「電通イージスグループ」のネットワークを広げています。
専門職はよいアイデアを追求し、営業職は顧客へのサービスに尽力するため、ストイックに働く人が多い傾向にあります。
体育会系で独自の文化が多々あり、ハードワークが求められますが給料の高さは日本企業の中でも群を抜いています。
20代前半
法人営業
【良い点】基本的には週末ははやがえりが徹底されており、残業も昔に比べて少なくなりました。
しかし、その分業務が大変になり、時間がいくらあっても足りないと思います。(後略)
クリエイティブ力が高くスマートな印象で人気の博報堂
クリエイティブ力が高く、体育会系の電通に対してスマートな印象があるのが博報堂です。
広告賞で入賞するクリエイティブの数は、電通に劣らないほどです。
「粒ぞろいより粒違い」という言葉があるように、個性を重んじる社風がそのクリエイティブ力につながっていると言われています。
現在電通は女子社員の過労死事件により残業が厳しく規制され、仕事量を調節しています。
そのしわよせが広告業界全体にも広がっています。そのため、長時間労働になりがちな側面もあるということを踏まえておきましょう。
営業・アニメ部門が狙い目のADK
アサツー・ディーケー(別名ADK)は業界3位の広告代理店です。
投資ファンドのベインキャピタルに2017年買収され、上場を廃止するなど組織の改革・再編成が進んでいます。
ADKはアニメコンテンツに昔から強く、「クレヨンしんちゃん」や「ワンピース」などの人気アニメの制作やマーケティングに携わっています。
日本のアニメを世界に輸出しており、世界中に影響を与えているため、アニメのコンテンツマーケティングの仕事をして世界中で活躍したい人にぴったりです。
また、社員構成の大半が営業職で、中途採用でも営業職がメインに募集がかかります。
営業職なら比較的ADKに入社しやすいと言えるでしょう。
40代後半
法人営業
【良い点】良くも悪くも自由な部分の多い会社の為、働きやすさは感じられる。
若くても優秀かつやる気のある人にはどんどん仕事を任されるので、成長も早い。(後略)
40代前半
広告・宣伝・プロモーション
【良い点】立ち居振る舞いによっては裁量権は高いかもしれない。
ただ、上位2社に比べると、規模の大きい仕事の経験はチャンスがないと難しいかもしれない。(後略)
3.広告代理店に向いている人の特徴
続いては、広告代理店での勤務に向いている人の特徴を紹介します。
以上の特徴について、詳しく解説します。
面接ではこの4つの特徴を意識して伝えることで、面接官はあなたが働いている姿をイメージしやすくなります。
チームプレーで働くことができる
前述したように、広告代理店にはたくさんの職種があります。
クライアントから依頼を受けると、営業職がその他の職種からメンバーをアサインして、大勢でアイデアを出し合います。
そのため、会議の回数も多く、他の職種との連携も必須です。
チームで何かを仕上げていくことが好きな人には広告代理店の仕事が向いていますが、個人プレーで自分の仕事に集中したい人にとっては苦痛に感じることもあるでしょう。
マルチタスクができる
広告代理店で働こうと思うと、いくつものプロジェクトを管理しなければなりません。
上位の広告代理店の場合は特定のクライアント専属の営業職となることもありますが、ほとんどの場合は複数のクライアントを並行して担当します。
クリエイティブ職など専門職の場合はできる人に仕事が集まる傾向があり、同時に複数案件抱えることがステータスとして見られる傾向もあります。
同時に進行するプロジェクトの管理能力と頭の切り替えが、広告代理店では求められると言えるでしょう。
常に新しいことをやりたい
新しいことへの好奇心が旺盛な人が広告代理店には向いています。
広告代理店の仕事は、職種は違っても基本的には「クライアントにアイデアを提供する」という点で共通しています。
同じクライアント・同じ内容の案件に対しても「新しいアプローチを試してみたい」と思える人が重宝されます。
積極的に考え、提案していく姿勢を面接の際にも見せるようにしましょう。
タフに働くことができる
広告代理店の仕事は決して楽とは言えません。
実際、電通の女性社員が過労死してしまったという事件がありました。
それを受けて残業時間の規制が厳しくなっています。
平均残業時間は約40時間ですが、持ち帰りの仕事があるので実際はもっと残業時間は長くなります。
なので、肉的的にも精神的にもタフに働けくことができる人が向いています。
4.未経験から広告代理店に転職するためのポイント
広告代理店に向いている人物像をお伝えしましたが、「この人を採用したい」と思われるにはどうすればよいのでしょうか。
未経験から転職活動を進める上でのポイントは以下の4つです。
それぞれのポイントを転職活動に生かして、内定獲得に役立ててください。
雇用形態を気にしないなら契約社員も選択肢に入れる
経験を積むことを第一に考え、 雇用形態を問わないなら契約社員としての入社も選択肢の一つです。
特に大手広告代理店への正社員採用は狭き門です。
不可能ではありませんが、難易度は日系企業最高レベルだと考えられます。
契約社員でも大手の場合は給与が高く、また正社員登用試験も受けることができます。
大手広告代理店で働いた経歴を武器にすれば、他の広告代理店での正社員採用に受かる可能性も十分考えられます。
転職エージェントを利用する
広告代理店に転職したいなら、転職エージェントを利用しましょう。
広告代理店は人気があるので、HP上には求人は限られたものしか載せていなかったり、全く載せなかったりもします。
しかし、そんな時でも転職エージェントが非公開求人として大手広告代理店の求人を扱っていることが多々あります。
また、「自分をどのように売り込めば広告代理店に魅力的に響くのか」というアピールの仕方に対しても客観的にアドバイスをしてくれるので、ぜひ転職エージェントを利用してください。
5.広告代理店に転職するなら!おすすめ転職エージェント
広告代理店への転職には転職エージェントを利用すべきだと前述しました。
ここでは、広告代理店への転職に強い転職エージェントの以下3つを紹介します。
大手広告代理店に転職したいなら、大手転職エージェントを利用してください。
大手広告代理店ほど未経験者を歓迎する傾向があるので、広告転職の専門エージェントより一般の転職エージェントに求人を出すことが多いからです。
逆に中堅の広告代理店までじっくり見たい人は、広告転職の専門エージェントをおすすめします。
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まとめ
広告代理店への転職は未経験からでも可能です。
特に大手広告代理店は未経験者の専門性を歓迎しているので、自分の強みを効果的にアピールすることにより内定獲得が期待できます。
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ここは向き不向きがあるかもしれませんが、私は大好きでしたね。(後略)