最終更新日:2020/12/21
メーカー営業に転職するなら、こんな疑問や悩みがありますよね。
「必要なスキルは?」「自分にはどんなメーカーが合う?」「効率良くメーカー営業へ転職する方法は?」など。
そこで今回、悩みを抱えるあなたのために、メーカーを選ぶポイントや転職前に知っておくべき注意点、おすすめの転職エージェントを紹介します。
この記事を読めば、メーカー営業へ転職する前に知るべき情報を把握できるだけではなく、あなたの理想とするメーカーの営業マンとして活躍することができますよ。
【結論】メーカー営業への転職は転職エージェントを活用すべき!
メーカー営業に転職するなら、転職エージェントを活用することをおすすめします。
メーカーといっても、業界や扱う商品により営業内容はさまざまです。1つ1つ調べて情報を入手するには膨大な時間を消費します。
転職エージェントを活用すれば、専任のアドバイザーからあなたに合った求人情報の紹介や内定獲得までのサポートを無料で受けられますよ。
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1.メーカー営業に転職すると求められるスキル
メーカー営業に転職した場合、お客様のニーズに合った自社商品を提案します。
自社商品を提案して納品した後、お客様が問題なくその商品を使用するまでがメーカー営業の仕事です。
その上で、求められる主なスキルは3つあります。
スケジュール管理
スケジュール管理は、メーカー営業にとって非常に重要です。
自社商品の製造期間や在庫管理、指定納期など、提案から納品までのスケジュールはお客様との信頼関係に大きく影響します。
例えば、納期を守れなければ信頼関係が崩れ、商品を使用してもらえなくなります。
提案段階からお客様の希望納期を事前に把握して、自社商品が仕上がるまでの期間を考慮しつつ、打合せを進めることが必要です。
そして、担当するお客様や案件は1つではないため、数社に同時進行で提案をします。
期間内で最大限の提案をして納期を守るためには、それぞれのスケジュールをしっかり管理することが必須条件です。
また、会社によっては一括納品ではなく商品の在庫管理も行います。
その場合、出荷時期の予定を立てることやきちんと在庫管理をすることが必要です。
このようにメーカー営業では、スケジュール管理をすべきことがたくさんあります。
お客様の期待に応えるよう、いかに適切なスケジュールを組み立て、管理するかが重要なポイントです。
提案力
提案力が高ければお客様の満足度も上がります。
メーカー営業での具体的な提案力とは下記要素です。
- ヒアリング力
- ニーズを捉える速さ
- 適切な商品の選定、素材などの組合せ
- 自社商品の理解と説明
まずはお客様の話にしっかりと耳を傾け、ニーズを捉えることからスタートします。
次に、そのニーズに応える商品を提案できるよう、自社で組み合わせられる素材や技術を考えます。
そして、試作やデザイン段階では、しっかりとした商品説明でお客様に納得してもらうことが必要です。
これを繰り返して、お客様が満足するような提案になれば受注・発注です。
メーカー営業では、商品の説明や単価ばかりではなく、このように提案数や付加価値も求められます。
ゼロからのモノづくりの中で、ニーズに合った提案をして満足してもらえることが、メーカー営業の面白いところです。
打たれ強さ
メーカー営業にとって打たれ強さは必ず必要です。
営業の仕事内容以外でも、お客様からのクレームや風当たりが強い時もあります。
例えば、自社工場で商品を製造して納品は業務委託している会社の場合です。
工場でのミスや不良品の発生、配達会社がトラブルを起こしてしまっても、お客様は営業に連絡します。
メーカー営業の立ち位置は、お客様と工場などの間です。
トラブルが起こって責められても、めげずに迅速に対応しなければいけません。
このようにメーカー営業では、1人で製造から納品までを担当しないため、予期せぬトラブルが発生してもすぐに対応できる打たれ強さが必要です。
2.メーカー営業に転職する上で注意すべきこと
気になるメーカーの特徴や、仕事内容の詳細を事前に把握していないと「思っていたような営業とまるで違う」ということにもなりかねません。
メーカー営業に転職する上で注意すべきことは6つです。
新規開拓orルート営業
まず、メーカーでの営業が新規開拓とルート営業どちらが主となるのかです。
結論から言うと、新規開拓の比率が大きいほど営業への負担は大きくなります。
ルート営業では、お客様との信頼関係が構築されていて、商品のリピートもある状態です。
しかし、新規開拓ではお客様との信頼関係の構築、商品の提案から受注までをゼロからスタートしなければいけません。
自然と営業の仕事量が増えて負担も大きくなります。
メーカー営業と聞いてルート営業だけをイメージする人は要注意です。
ルート営業のみのメーカーなのか、新規開拓にも注力しているメーカーなのかはしっかりと調べておきましょう。
面接で相手とする営業先を聞いた後、売上の中で既存顧客・新規顧客の割合をざっくりでも良いので聞いておくと役立ちますよ。
業界内での位置・シェア率
気になるメーカーがあれば、その業界のどこに位置しているのかは知っておきましょう。
勿論、売上が高い位置であるほど安定している傾向ですが、シェア率も調べておくと良いです。
売上的には高い位置にいなくても、業界内でトップシェアの商品がある、他社が真似できない技術を持ってシェアを確立していれば安定しているからです。
例えば、食品メーカーでも自社の独自技術により他社では真似できないお菓子があれば、企業として大きな強みになります。
気になるメーカーのそういった点にも着目して業界内での位置やシェア率にも注意しましょう。
シェア率が高い企業は以下を参考にして下さい。
業界 | 企業名/シェア商品 |
食品 | エスビー食品(株)/スパイス類 |
自動車 | トピー工業(株)/商用車ホイール |
印刷 | レンゴー(株)/段ボール |
電機 | アイホン(株)/インターホン |
化粧品 | (株)ミルボン/美容室向け業務用ヘア化粧品 |
納品形態
納品形態は一括納品なのか、在庫出荷で対応するのかという点も重要です。
在庫出荷するメーカーの場合は、営業の仕事にも在庫管理が加わります。
一括納品であれば売上も一度に大きく上がるでしょうが、在庫出荷の場合は一括納品に比べて少額で上げる場合が多いです。
売上も気にしつつ在庫期間も決まっているのであれば、お客様と交渉するということも仕事です。
また、自社商品を納品する際に配達会社へ業務委託しているのか、自社の社員が配達まで担当するのかも注意すべきところです。
自社社員であれば連絡も取りやすいですが、完全業務委託の場合、お客様に急いでいれば現在どこまで配達されているかなど気にしつつ他の仕事も進めなければいけません。
メーカー営業では、商品をきちんと納品するまでの過程にも注意しましょう。
発注サイクル
これは見落としがちですが、そのメーカー商品の発注サイクルによっても営業の仕事内容は変わります。
発注サイクルが短ければ短いほど、提案数も増えて、他社とも競合になる可能性が高いです。
具体的には、3ヶ月で定期的に回っている発注サイクルと1年に1回の発注サイクルの商品では、全く違います。
3ヶ月の発注サイクルでは、商品の変更点や新たな提案などを求められる回数が多いです。
そして、きちんと対応しなければそのお客様を狙う他社の提案に負けてしまうかもしれません。
メーカー営業としては気を抜けないところです。
発注サイクルがある程度の期間で安定しているかに着目しましょう。
商品アイテム数
気になるメーカーの商品アイテム数が多ければ、営業への負担も大きくなります。
自社商品のアイテム数が多ければ、その分営業の覚えることもお客様へ説明することも多くなるからです。
商品アイテム数が多いことは企業として強みにもなります。
しかし、そのアイテム数が100個と1,000個では営業の仕事内容も大きく変わります。
提案の幅が増える分、お客様のニーズに合った提案をしなければいけないので、営業は大変です。
商品アイテム数が多いことは魅力でもありますが、しっかり自社商品を勉強する時間は必要です。
営業経験者or未経験
未経験者でもメーカー営業はできるのかという点も気になるところです。
結論から言うと、営業経験者が優遇されるため営業未経験者では厳しい傾向になります。
メーカー営業には求められるスキルも多いです。
企業としては即戦力になる営業経験者を優遇して採用します。
しかし、気になるメーカーへしっかりとした志望動機もあれば、どうしても営業がしたいですよね。
未経験でもどうしても営業希望する場合は、現職で職種変更できないかも検討しても良いでしょう。
転職するまでの間に少しでも営業をした経験があるのとないのとでは、メーカー営業に転職する際にも影響します。
3.どんなメーカーの営業に向いているか【選ぶポイント】
営業をする上でどんなメーカーが向いているのか、選ぶポイントを解説します。
事前に自分が「どんなメーカーに向いているか」ということを調べておくと、企業とミスマッチするリスク回避にもなりますよ。
魅力に感じるメリットを把握する
まず、メーカー営業のメリットの中でもあなたがどの点に最も魅力を感じるのか把握しましょう。
- ものづくりに関わることができる
- ルート営業が多い傾向にある
- 愛着のある商品を扱える
- 営業として提案力を磨ける
あなたはどの点を魅力に感じますか?
どの点を魅力的なメリットと捉えるのかによって選ぶメーカーも異なります。
あなたがメリットと感じる点がしっかりと繁栄されているメーカーを選ぶと良いです。
営業メーカーの年収を把握する
次に、メーカー営業の年収も把握するために参考となる平均年収を紹介します。
メーカーによって年収は大きく異なりますが、メーカー全体の平均年収は465万円です。
また、メーカー営業ではルート営業が多い傾向にあります。
ルート営業の平均年収は403万円です。
平均的にも400万円以上は見込めますが、もっと年収を重視するのであれば、会社選びの段階から平均年収が高いメーカーを選びましょう。
業界毎の違いを把握する【人気業界の例有り】
メーカーでは、その業界によって営業の仕事内容も異なります。
3つの人気業界でのメーカー営業を解説します。
- 食品メーカー:日用品として欠かせないもの。身近にあるものでブランド力もあるが、欠品は許されず、新商品の提案なども多いため営業は忙しい傾向。
- 化学メーカー:基本的には既存商品を継続取引先へ納品するルート営業。価格変更や新提案も少なく、残業が少ない傾向にあるため人気。
- スポーツメーカー:人気ブランドでは海外進出している企業も多い。基本的なルート営業スキルの他に英語などの語学力を求められる場合もある。
このように業界が変わっただけでも仕事内容は大きく変化します。
あなたが気になるメーカーの業界で、理想の営業スタイルが求められているものかどうか考えてみましょう。
志望動機を明確化する
メーカー営業に転職する上で志望動機は重要です。
志望動機を明確化するために、あなたがメーカーに求めているのものは何かを考えましょう。
例えば、以下のようなものがあります。
- 自分が普段使用するのような愛着のある商品を扱っている
- シェア率が高い商品があって企業として安定している
- 福利厚生が充実していてホワイトな企業である
- 興味のあるものづくりに関わりながら営業力を磨ける
このようにメーカーに求めているものを自分の中で明確にして、それを志望動機になるよう文章にしてみましょう。
4.メーカー営業への転職でおすすめの転職エージェント
メーカー営業へ転職する場合、転職エージェントを利用することをおすすめします。
メーカーによって営業内容が大きく異なるため、1人でリサーチや情報収集をするには時間がかかるからです。
転職エージェントを利用すれば、専任のアドバイザーから有益な情報を無料で入手することできます。
効率面を考慮しても、転職エージェントを利用した方がよりスムーズに転職できますよ。
メーカー営業への転職に強い3つの転職エージェントは以下の通りです。
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(引用:マイナビ Sales&Marketing AGENT)
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まとめ
【メーカー営業に転職する際のポイント】
- 納期を守りつつ数社同時進行で提案するため、スケジュール管理が重要
- 新規開拓とルート営業の比率によって営業の負担は大きく変わる
- 発注サイクルなどの細かい点にも着目すべき
- 自分がメーカーに求めるものは何かを把握する
- 業界が変わっただけでも仕事内容は大きく変化する
- メーカー営業への転職には転職エージェントを利用する
メーカー営業への転職事情について解説しました。
メーカー営業は会社によって営業内容が大きく異なるため、転職エージェントを活用して情報収集をした方が効率が良いです。
本記事でご紹介した転職エージェントは、以下の3社です。
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