最終更新日:2021/02/12
「音楽業界で働きたいけれど、どうやって転職すればいいのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
専門スキルが必要ない仕事であれば、未経験から音楽業界に転職することは可能です。
本記事では、音楽業界の仕事内容や求められる能力、転職成功のポイントなどを取り上げます。
このページを読むことで、音楽業界への理解が深まるだけではなく、あこがれの音楽業界へ転職できる可能性が高まるでしょう。
ぜひ参考にして下さい。
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1.音楽業界の仕事には何がある?12種を解説!
音楽業界にはさまざまな仕事があり、会社の種類によって、役割も異なります。
この章では、音楽業界の仕事内容についてさまざまな角度から紹介します。
12種類の仕事内容
音楽業界の仕事は多岐に渡り、主な仕事内容は次の通りです。
職種 | 仕事内容 |
作詞家・作曲家 |
|
アレンジャー | 楽曲のメロディ以外の部分を作る |
プロデューサー | 楽曲やミュージシャンをプロデュースする |
スタジオミュージシャン | レコーディングやライブを演奏面でサポートする |
レコーディングエンジニア・ミキサー | 音色を加工したり、録音する時にマイクをセットしたりする |
コンサートプロモーター | コンサートの全体を取り仕切る |
PAエンジニア | ライブの音響を操る |
舞台美術・照明 | ライブの美術や照明を担当する |
雑誌編集者 | 音楽メディアで編集を担当する |
ライター | アーティストの魅力を文章で伝える |
レコード会社の社員 |
|
音楽事務所の社員 | マネージャーとしてアーティストをプロデュース |
さまざまな職種・仕事内容があり、転職する際は、適性・希望により、自分にマッチした仕事を見つける必要があります。
特に転職者から人気が高い「レコード会社」「音楽事務所」の仕事について、以下で詳しく紹介します。
レコード会社の仕事内容
レコード会社は、CDなどの形あるものを売る企業です。
主なレコード会社は、次の通りです。
【主なレコード会社】
- エイベックス・グループHD
- ユニバーサルミュージック
- ワーナーミュージック・ジャパン
- ソニー・ミュージックエンタテインメント
- キングレコード
- ビクターエンタテインメント
- 日本コロムビア
昨今では、CDの売り上げが下がっているため、他の業務も行っています。
たとえば、ものを売るためにライブを企画したり、さまざまなメディア出演の手配をしたりすることも、レコード会社の仕事です。
ひとりで、複数のアーティストを担当することもあるでしょう。
さらに、個性が異なるさまざまなアーティストに対して、柔軟に対応できる能力も求められます。
音楽事務所の仕事内容
音楽事務所の主な仕事内容は、マネージャーとしてアーティストをプロデュースすることです。
マネージメントするアーティストを、いかに世の中に広めていくのか考えて実行します。
また、さまざまな情報を収集し、それをフィードバックして、アーティストの存在を輝かせる必要があります。
さらにマネージャーの働き方は、次のように、アーティストの規模などによって異なります。
【マネージャーの働き方】
- 1つのアーティストにつきっきりになる
- 複数名のアーティストを担当する
- 複数名のマネージャーが1つのアーティストにつく
音楽活動以外にも、テレビ出演したり、俳優活動したり、アーティストによって、活動はさまざまです。
そのため、芸能関係に携わりたい人にも向いています。
2.未経験でも音楽業界に転職できる職種はある?
音楽業界への転職は、未経験でも応募できる職種があります。
しかしながら、専門スキルの必要な仕事は、未経験での転職が難しいでしょう。
ここでは、どのような職種なら未経験でも音楽業界に転職できるのか、詳しく解説します。
専門スキルが必要ない仕事は未経験でも転職可
専門的なスキルがなくても、就くことができる職種にはさまざまなものがあり、それは次の通りです。
【専門スキルが必要ない仕事】
- 音楽雑誌編集
- ライター
- CM制作会社スタッフ
- 広告代理店(営業・ディレクターなど)
- テレビ・ラジオ局(プロデューサー・ディレクターなど)
- ファンクラブスタッフ など
また次の求人も、未経験を歓迎しています。
(画像引用元:リクナビNEXT|2020年5月21日時点求人)
未経験歓迎の仕事でも、知識や経験があれば、さらに内定率は高まるでしょう。
もし未経験から転職を目指すなら、社会人経験や最低限のビジネスマナーなど、音楽業界にも転用できるスキルのアピールが必要です。
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専門スキルを求められる職種あり
音楽業界の中には、以下のように専門スキルがなければ就けない職種があります。
【専門スキルを求められる職種】
- エンジニア
- 照明
- 楽器テクニシャン
- カメラマン
- ヘアメイク
- デザイナー など
こうした仕事は、基礎的なスキルを身に付けるために、プロの下で修業するか、専門学校に通わなければなりません。
したがって、未経験での転職は難しいと言えるでしょう。
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3.音楽業界の平均年収や残業について解説!
音楽業界への転職を考えているなら、残業時間や平均年収も気になりますよね。
この章では、音楽業界の平均年収や残業について詳しく解説します。
音楽業界は残業が多い
音楽業界は、他の業界と比べて「残業が多い」と言われる業界です。
例えば、次のような口コミも散見されます。
最終日おわった…!
音楽業界で1ヶ月働けて、残業デフォで毎日は大変だったけど楽しくて仕方なくて、いい経験になりました(´ω`)— (´・ω・`) (@miku_nuuun) September 25, 2015
人によっては、「音楽が好きだから残業が苦にならない」と感じるかもしれませんが、「連日の残業は無理…」と考える人には、厳しい職場環境だと言えます。
もし仮にトラブルが起きた場合、深夜残業することもあるでしょう。
トラブルを避ける意味でも、事前に会社のコンプライアンス・雇用条件などを確認することをおすすめします。
音楽業界の平均年収
音楽業界の平均年収は、会社や職種によって異なります。
有名企業であれば、以下のような平均年収となっています。
企業名 | 2019年の平均年収 |
エイベックス | 697万円 |
スペースシャワーネットワーク | 667万円 |
日本コロムビア | 664万円 |
フェイス | 576万円 |
またdoda調べでは、「編集/デスク」が419万円、「映像/イベント/芸能関連」が328万円という結果でした。
こうした年収もふまえて、自分の好きな音楽業界の会社・職種に転職しましょう。
4.音楽業界への転職で求められる能力
音楽業界に転職するためには、どのような能力が求められるのでしょうか。
この章では、音楽業界への転職で求められる能力を詳しく紹介します。
セールスに対する意識は必要
音楽業界で活躍するためには、セールスに対する意識が必要不可欠です。
なぜなら、音楽関連の商品を売らなければ、音楽業界が成り立たないからです。
そのため、会社としても、セールス力のある人材を採用する可能性が高いでしょう。
常にものの売り方を考えている人は、音楽業界で活躍できるとも言えます。
前職でのセールス実績などがあれば、ぜひ転職時にアピールしましょう。
柔軟な考え方をもって行動できる
音楽業界の仕事は、「アーティストと仕事する」という特殊な立場のため、柔軟な考え方ができなければなりません。
さらに、アーティストの個性を発揮するためには、フレキシブルな物の考え方や、行動力も必要とされます。
また、アーティストのしたいことと、会社とのしたいことの方向性が違った場合には、それぞれの良い部分を取り入れて、一つにまとめる役割を任せられる場面も。
音楽業界へ転職する際には、固定観念にとらわれることなく、柔軟な視点や思考で物事を見る能力が求められるでしょう。
チャレンジ精神を持っている
音楽業界では、チャレンジ精神を持つ人材も、評価される傾向にあります。
なぜなら、さまざまな案件に顔を出すなどの積極性があれば、音楽業界において重要な「人脈」を作ることも可能なはず。
また、CDの売上が伸び悩む音楽業界にとって、あらゆる方面に興味を持ちチャレンジする人材は貴重な存在だと言えます。
履歴書や面接で、チャレンジ精神を持っていることをアピールしてみてはいかがでしょうか。
好きな分野・ジャンルがある
好きな音楽の分野やジャンルがあることも、音楽業界で求められる能力です。
なぜなら、なにかの分野に特化していることで、社内で意見を求められたり、上層部から相談されるなど、「貴重な人材」と判断されるからです。
例えばSNSが得意であれば、アーティストの情報拡散の役割を任されることもあるでしょう。
転職前に、好きな分野・ジャンルについてしっかりと考えておけば、志望動機を書くときなどにも活かせます。
5.【年代別】音楽業界へ転職する時の注意点
年代によって、音楽業界へ転職する際の注意ポイントは異なります。
この章では、20代、30代、40代それぞれの注意点を見ていきましょう。
20代で転職しても「若手」と言われない可能性あり
未経験で音楽業界に入った場合、20代でも若手として扱われない可能性があります。
なぜなら、音楽業界は平均年齢が低いため、20代という「若さ」を武器にしにくいのです。
さらに、20代半ば以降の場合、職場によっては「中堅どころ」として見なされることも。
若さを武器にしにくい音楽業界への転職は、前職での経験を元に「自分に何ができるのか」を考えておくことが大切です。
30代で役職につく場合もある
音楽業界は若い人が活躍していることから、会社によっては30代で社長になっている人もいます。
一般企業と比べて、若くして会社の上層部として活躍する人も多いです。
しかし上層部といっても、さまざまな現場に顔を出すなど精力的に動き回る必要があります。
そのため、稼働が深夜まで及ぶケースも多く、睡眠時間が少なくなることも。
音楽業界は、体力的に自信のある人や、早く役職に就きたい気持ちが強い人におすすめだと言えます。
40代は個性的な部下たちとの接し方に注意を
40代の転職であれば、管理職として雇われることが一般的です。
管理職だからこそ、音楽業界で働く個性的なメンバーをまとめなければなりません。
過去、堅い仕事に就いていた人は、音楽業界のフランクな感じに驚くこともあるかもしれません。
しかし、管理職として実績を上げることができれば、大きなやりがいが感じられるでしょう。
6.音楽の業界への転職を成功させるポイント
音楽業界への転職を成功させる方法は、企業が求めている人物像を知り、自身の経験をアピールすることです。
また、転職のプロが在籍し、適切なアドバイスをもらえる転職エージェントを活用することもおすすめします。
この章では、音楽業界への転職を成功させるポイントを詳しく紹介していきます。
正社員ではなくても入社を検討する
音楽業界は、経験のある人を正社員で募集しているケースが多くあります。
そのため、「絶対に音楽業界に転職したい」という人は、「正社員」にこだわらずに、アルバイトから始めることをおすすめします。
非正規雇用であっても、社員登用を検討している企業に入れば、正社員になれる可能性が高いです。
たとえば以下の求人は、アルバイトから正社員を目指せます。
(画像引用元:ミュージックポータル|2020年5月21日時点求人)
本格的に転職を検討している人は、各求人サイトをチェックしておきましょう。
会社が求める人物像を良く知る
企業が欲しい人材に適合しなければ、転職を成功させることは難しいです。
そのため、最初に会社が求めている人物像を把握しましょう。
求める人物像は、会社や職種によって大きく異なります。
採用ページなどに記載されている情報をしっかりと読み込んで、志望動機作成や面接に活かしましょう。
自分の経験を積極的にアピールする
中途採用の場合、これまでに培ってきた社会人経験は、大きな武器となります。
未経験であっても、過去の社会人経験において音楽業界に活かせるものがあれば、採用される可能性は高まります。
だからこそ、自身がどのような経験、もしくはスキルを持っているのか、把握する必要があります。
面接や履歴書作成において、自分の経験を積極的にアピールしましょう。
転職エージェントを活用する
どれだけ転職活動前に準備しても、不安が残る人は、転職エージェントを使うと安心です。
転職エージェントは、会社との条件交渉や、面接対策をしてくれる上に、無料で求人も紹介してくれるサービスです。
また、転職のプロであるアドバイザーが、あなたに適切なアドバイスを行ってくれます。
さまざまな悩みを専門アドバイザーに相談して、転職を成功させましょう。
7.音楽業界の転職を有利にする転職エージェント
転職エージェントを利用することで、他の求職者よりも多くの情報を得られることから、音楽業界への転職が有利になります。
さらに、自分に合った転職エージェントを見つけられれば、内定をもらえる可能性は高まります。
ここでは、音楽業界へ転職するためのおすすめの転職エージェントを3つピックアップしました。
さまざまな求人から選びたい人は「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、業界最大手の転職エージェントです。
20〜40代などさまざまな年代に対応しており、好待遇な求人を見つけたい人に最適なサービスと言えるでしょう。
また、日本全国トップクラスの求人数を保有しているため、さまざまな求人から選びたい人におすすめです。
さらに、営業やエンジニア、事務系の仕事の求人に強みを持っているため、音楽業界でこれらの仕事に就きたい人は、登録しておきましょう。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
---|---|
公開求人数 | 約107,200件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
約144,800件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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今の仕事で忙しいけれども転職したいなら「doda」
(引用:doda)
「doda」も、求人の数が多い転職エージェントです。
さらに、「手厚いサポートが受けられる」と利用者からの評価が高いため、初めて転職の転職でも安心して転職活動ができるでしょう。
また、スカウトサービスもあるため、仕事で忙しいけれども転職活動を進めたい場合におすすめです。
マネージャーなどの音楽業界への転職に強い転職エージェントでもあるため、マネージャーを目指すなら登録しておきたいエージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約75,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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入社後の不安を解消したい人は「マイナビエージェント」
(引用:マイナビエージェント)
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とくに20代の転職希望者に対する支援が充実しており、20代の利用者からも高い評判を得ています。
また、中小企業の求人も多いため、「音楽業界の大手ではなく、中小で働きたい」という人は、登録しておきましょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 約23,500件 (2021年3月時点) |
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約15,700件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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まとめ
音楽業界にはさまざまな職種があり、中には専門スキルを求められるものもあります。
しかし、未経験でも転職は不可能ではありません。
柔軟な考え方を持ち、セールスに対して意識しておけば、音楽業界で活躍できるでしょう。
そんな音楽業界への転職を成功させるコツは、次の通りです。
- 正社員だけにこだわらない
- 企業が求めている人材を把握する
- 培ってきた経験やスキルをアピールする
- 転職エージェントに登録する
音楽業界への転職を有利に進めるなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
中でも、営業やエンジニア、事務系の仕事に強い「リクルートエージェント」、クリエイティブ系を得意としている「doda」、中小の求人も豊富な「マイナビエージェント」は非常に便利です。
ひとりで悩むことなく、専門アドバイザーに相談して、内定を近づけましょう。
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【良い点】正直に言って、家庭のことは二の次、三の次にせざるを得ない部分が多い職場・業界である。
既婚者の割合は半々、といったところ。(後略)