最終更新日:2021/04/21
いわゆるポスドクと呼ばれる人の中には、「任期制」という立場の不安定さから民間への転職を考えている人も大勢います。
一方で、ポスドクの正規職への移行率は低く、なかなかポスドクから抜け出せない人が多いのが現状です。
ですが、やり方さえ間違えなければ、ポスドクから民間企業への転職は決して不可能なことではありません。
この記事では、ポスドクから民間企業への転職に成功した例や、転職のコツを徹底解説しています。
ぜひ最後まで読んで、新しい一歩を踏み出すために活用してみてくださいね。
【結論】ポスドクに転職するなら「リクルートエージェント」
ポスドクになるには、一般的な知識だけでは、転職活動を有利に進めることはできません。
「情報を集める時間がない」という場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
(引用:リクルートエージェント)
転職エージェントを利用すれば、求人の紹介や面接対策、条件交渉の代行など、幅広いサービスを受けることができます。
ポスドクへの転職には、業界トップクラスの求人数を誇る「リクルートエージェント」をおすすめします。
転職エージェントの中でも特に多くの求人数を保有しており、年収交渉などのサポートも安心して任せられます。
(引用:リクルートエージェント)
2021年4月21日時点でポスドクの求人を複数取り扱っているので、ぜひ求人紹介だけでも受けてみてください。
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1.ポスドク(博士研究員)の現状と未来
現在、ポスドクとして研究を続けている人の多くに共通する悩みが、任期付きという立場の不安定さです。
たとえば、以下のツイートをご覧ください。
サラリーが低くとも自分がやりたい研究を推進することを優先か、サラリー高くとも研究内容は… 。前者を選ぶのが研究好き、でも現実は厳しい。前者を選んだ後悔はない、はずだったが。
— 一ポスドク (@ichipostdoc) July 23, 2019
23歳から大学院に5年間学費を払って通い博士号を取得し、ポスドク6年間安月給と任期制で先行き不安な職を渡り歩き、34歳でアカデミアから事実上追放されて企業に移り、その後2回転職して現在6箇所目の職場にいる身としては「22年間こつこつ年功序列すごろく」出来ること自体がもう特権にしか見えない
— TJO (@TJO_datasci) March 24, 2019
ご覧のように、決して高いとは言えない給与と任期制という不安定な立場に不安を抱えている人は少なくありません。
もちろん大学や研究機関に正規職として採用される人もいますが、それはほんの一握り。
実際、2012年に行われた「ポストドクター等の雇用・進路に関する調査(文部科学省 科学技術・学術政策研究所 )」では以下のようなデータも出ています。
ポスドクの職種変更先 | |
---|---|
ポスドクを維持 | 77.6% |
ポスドクから職種変更 | 12.3% |
不明 | 8.8% |
学生・専業主婦(主夫)・無職 | 9.4% |
このように、国内の大学等に在籍していたポスドクの約八割が次年度もポスドクを継続している(せざるをえない)のが、今のポスドクの実情なのです。
2.ポスドクを待ち受ける未来は厳しい
今、ポスドクの置かれている現状はかなり厳しいものがありますが、その先に待ち受けている未来も決して明るいものではありません。
具体的には、いつまでもポスドクを続けていると、以下のようなリスクが生じてきます。
<ポスドクを続けることで生じるリスク>
それぞれのリスクについて、もう少し詳しく見てみましょう。
いつまで経っても正規職につけない
まずは、文部科学省の科学技術・学術政策研究所の調査を基に作成した表をご覧ください。
2009年度 | 2012年度 | |
---|---|---|
ポスドク人口 | 17,116人 | 16,170人 |
ポスドクの平均年齢 | 33,8歳 | 34,6歳 |
こちらの調査によると、2012年における日本のポスドクの平均年齢は34.6歳でした。
2009年度に比べると、0.8歳も上昇し、現在も上昇傾向にあると言われています。
いつ経っても正規職につけない(ポスドクから抜け出せない)人は年々増えているのが実情です。
さらに問題なのは、一般に民間企業への転職は、年齢を重ねるごとに難易度が上がっていくのが一般的だということ。
いつかポスドクから転職したくなったときにも、年齢が高ければ高いほど、その難易度は高くなってしまうのです。
大学教員になってもまたポスドクに逆戻りする可能性がある
次に、同じく文部科学省 科学技術・学術政策研究所の調査を基に作成した以下の表をご覧ください。
ポスドクからの職種変更の内訳 | |
---|---|
大学教員 | 63.1% |
公的研究機関の研究開発職 | 8.1% |
民間企業の研究開発職 | 6.1% |
研究補助者・その他研究開発職 | 11.3% |
非研究開発職 | 11.4% |
ポスドクのうち、大学教員になれたのは7割弱ほど。
ポスドクの現状を考えると、大学教員になれたのは、かなり幸運な事例といえるでしょう。
しかし、なんとか大学教員になることができても、任期制のためにその後またポスドクに逆戻り…というケースが少なくないようです。
実際、2012年度に大学などの公的研究機関に採用された人の8.2%は前職が大学教員であり、2009年度よりも割合が増えています。
社会保険関係でデメリットを被る
さらに、科学技術・学術政策研究所研究所の調査によると、2012年度のポスドクの33.7%に所属機関の負担による社会保険がないこともわかりました。(出典:ポストドクター等の雇用・進路に関する調査)
社会保険に加入できない場合「国民健康保険や国民年金の自己負担が大きくなる」など、デメリットは大きいです。
このように、今後もポスドクを続けていくことには、じつはかなり多くのリスクがあります。
もし、あなたがこれらのリスクを避けたいと考えたなら、今すぐ民間企業への転職活動をおすすめします。
3.ポスドクから民間への転職をおすすめする3つの理由
ポスドクから民間への転職をおすすめしているのにはもちろん理由があります。
ポスドクから民間への転職をおすすめする理由は、以下の通りです。
<ポスドクから民間への転職をおすすめする3つの理由>
それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。
正社員なら安定して働き続けることができる
ポスドクは、任期制の非正規雇用という立場であるため、毎年の契約を気にしながら研究を続けなければいけません。
対して民間企業に正社員として就職した場合、定年まで安心して、安定して働き続けることが可能になります。
というのは、正社員すなわち正規雇用で企業に勤める場合、終身雇用つまり定年まで働き続けることが一般的だからです。
「民間企業の正社員になって定年まで働ける」ということは、大きな安心感につながるでしょう。
知識・経験を活かせば大幅な収入アップも可能
ポスドクは、任期制かつ非正規雇用という立場もあり、大学や研究機関から支払われる給与は決して充分な額とはいえません。
一方で、ポスドクとして研究を続けてきた経験を民間企業で上手に活用できれば、今よりももっと多くの収入を得られる可能性があります。
なぜなら、ポスドクのあなたはすでに博士号という優秀な肩書を持っているからです。
アカデミアの世界にいると、実感しにくいかもしれませんが、大卒の社員がほとんどの企業で博士課程まで修めた知識や経験はそれだけで1つの価値になります。
ポスドクとしての知識や経験を最大限に生かすことができれば、日本人の平均年収をゆうに超えることも不可能ではないでしょう。
「市場価値」とは、あなたの経験やスキルが、企業からどれくらい必要とされているかという評価のことを言います。
実は、約7割のビズリーチ会員が市場価値を確かめるために利用しています。
「ビズリーチ」は、企業やヘッドハンターからのスカウトで転職ができる仕組みです。
思いもよらない大手企業や年収が大幅にアップできる企業からのスカウトが直接来ることがあるので、早めの登録が転職を成功させるための鍵になるでしょう。
すでに、あなたの経験やスキルを求めている企業がいるかもしれないので、まずはスカウトを受け取れる状況を作っておくことが重要です。
職歴を入力して待つだけで転職できる受け身型の転職サイトなので、自分の市場価値を確かめるためにも、隙間時間を利用して登録を行っておきましょう。
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正規雇用なら社会的な信用も得やすい
民間に正社員として転職すると、社会的信用が得やすくなります。
アカデミアの世界にいると気づきにくいかもしれませんが、世間一般における正規雇用と非正規雇用に対する扱いの差は非常に大きいです。
たとえば、結婚を機にローンを組んで家や車を購入したいと思ったときも、正社員の方が格段に審査に通りやすくなります。
今後、訪れるであろう人生の節目節目の出来事を考えた場合、社会的な信用のある正社員に転職しておくメリットは決して少なくないでしょう。
4.ポスドクが民間企業に転職する5つのコツ
ポスドクから民間企業への転職には、いくつかのコツがあります。
第4章で紹介する民間企業に転職するコツは、次の5つです。
<ポスドクが民間企業に転職する5つのコツ>
それぞれのコツについて、もう少し詳しく解説していきますね。
転職の理由や目標年収を明確にする
転職活動を進める場合は、まず最初にポスドクから民間に転職する理由をハッキリさせておきましょう。
転職することに迷いがあると、それを履歴書や面接での受け答えから見抜かれてしまって採用が難しくなるためです。
もし、まだ自分の中で研究に対する未練が残っている場合、もう一度自分が転職したいと思った理由をよく考えなおしてみてください。
たとえば「収入面で不安がある」という理由であったなら、自分の中で目標年収をしっかりと設定することで、迷いを振り切りやすくなるはずです。
具体的には、転職後10年以内に年収800万円をひとつの目安と考えてみるといいでしょう。
研究職以外の職業・職種も選択肢に入れる
転職先を探すときには、研究職以外の職業・職種も選択肢に入れておきましょう。
というのは、民間企業においても研究職のポストは限られているために、研究職に的を絞ってしまうとなかなか採用が決まらなくなるおそれがあるからです。
ただし、何でもいいわけではなく、知的好奇心が強く、創造性や豊かな研究者として素養・経験を活かせる職種を選ぶことも大切です。
具体的には、営業やマーケティングといった職業・職種は、決められた答えがなく比較的に自由度が高い仕事といえます。
研究職にこだわらず、なおかつ、自分の適性や個性を活かせる仕事を探すようにしましょう。
知識・経験が活用できる企業・職種から選ぶ
より高い収入を目指したいなら、ポスドクとしての知識・経験を活かせる企業・職種から選ぶことも重要です。
じつは研究職以外にもポスドクとしての知識や経験を活かせる企業・職種はたくさんあります。
たとえば、外資系企業の日系従業員は語学力が低い人も多いため、英語論文の読み書きができる力を高く評価してくれる可能性があります。
ポスドクとしての知識や経験は、上手く活用すれば未経験であることを補って余りあるスキルとなるのです。
自分のスキルを客観的に見つめ直し、ビジネスの視点で活用できる企業・職種から選ぶことも転職成功の近道になりますよ。
履歴書・面接対策をしっかり行う
ポスドクからの転職で、意外と見落としがちなのが履歴書・面接対策の重要性です。
いくらスキルがあっても、履歴書の不備で選考から落とされてしまっては元も子もありません。
また面接対策で特に力を入れたいのが、自己PRの内容です。
自己PRでは、まず結論からシンプルに伝え、その企業・職種に求められているスキル・経験に即したPRを行うようにしましょう。
求人内容の「応募資格」や「○○な人に向いています」といった項目に注目すると、求められているスキル・人物像を掴みやすくなりますよ。
転職エージェントを利用する
少しでも転職を有利に進めたい方には、転職エージェント利用をおすすめします。
転職エージェントとは、求人の紹介から応募書類の添削・面接対策まで、様々な点から転職を支援してくれるサービスのことです。
面接の日程調整や、年収の交渉の代行もしてくれるので、研究やその他の雑務で忙しい人も安心して転職活動を進めることができます。
無料で利用できるサービスがほとんどなので、転職に不安のある人はぜひ転職エージェントを有効活用してみてください。
5.ポスドクからの転職におすすめのエージェント3選
転職エージェントにはたくさんの種類があるため、「どこに登録するか迷ってしまう」というケースも多いです。
そこで、この第5章では、ポスドクから民間企業への転職におすすめの転職エージェントを厳選して3つ紹介します。
<ポスドクからの転職におすすめの転職エージェント>
それぞれの特徴を見ていきましょう。
幅広い選択肢から選びたいなら「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、転職実績・求人数ともにNo.1の業界最大手の転職エージェントです。
圧倒的な求人数を誇るために、研究職以外にも、営業・マーケティングなど豊富な選択肢の中から理想的な転職先を探すことができます。
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詳しい解説は以下を確認してください。 「【4月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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ベテランエージェントにしっかり相談したいなら「doda」
(引用:doda)
「doda」はパーソルキャリアが運営する大手の転職エージェントの1つです。
「doda」をおすすめする最大の理由は、キャリアコンサルタントの質の高さにあります。
実績も経験も豊富なキャリアコンサルタントが、履歴書の添削から面接対策まで、様々な角度から転職を支援してくれるので転職初心者にも安心です。
就職・転職活動が全く初めてという人はまずは「doda」に登録しておくとよいでしょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【注意点あり】doda(デューダ)の悪い評判と利用者の口コミまとめ」 |
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ポスドクの経験をしっかり活かしたいなら「アカリク転職エージェント」
(引用:アカリク転職エージェント)
「アカリク転職エージェント」は院卒・ポスドクの転職に特化した転職エージェントです。
このエージェントをおすすめする最大の理由は、院卒・ポスドクの知識や経験を重視している企業との間に強いコネクションを持っていることにあります。
ポスドクとしての知識・経験を最大限に活用したいという人はまずは「アカリク転職エージェント」に登録をしておくといいでしょう。
またエンジニア関連やデータ分析の求人に強いという特徴もあるので、エンジニアやアナリストとして働きたい人にも非常におすすめのエージェントになっていますよ。
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6.ポスドクから民間企業転職に転職した体験談
ここまで記事をお読みになった方の中には、「転職の仕方はわかったけど、本当にそれでうまく行くのか」不安に思った方も多いと思います。
そこで、ここでは実際にポスドクから民間に転職した人達の体験談を見ていくことにしましょう。
まずは次のツイートをご覧ください。
RT @cytometrer ポスドクから転職した研究機器メーカーでは2年ほど働いて、実務と学術知識の8割を覚えたところで転職した。非研究職でも構わないと思っている人は、学術や学術営業は、経験を活かせる上、実務も学べるので絶対に狙い目だと思う。 #phdjp
— ironman (@hommedefer3) 2010年6月21日
こちらの方は、ポスドクから非研究職に転職し、さらに次なるステップを目指して転職を続けたようです。
このように、研究職にこだわらずとも、学術知識を企業実務で活用することは充分に可能といえます。
一方で、もうひとつ、以下のツイートも見てみてください。
ちなみに前々職の当時のCTOがエンジニア採用を仕切っていた頃は実はポスドクからの応募者で採用されたのは自分たった一人で、後にも先にも他にはポスドクは採用されなかった。その理由をCTOに聞いたら「尾崎さんだけはコミュニケーションに長けていて例外中の例外だったんだよ」と返されたのを覚えてる
— TJO (@TJO_datasci) 2018年3月27日
こちらのツイートからは、ポスドクの転職においても、やはりコミュニケーション能力などが重視されるということがわかります。
間違いなく言えるのは、少なくとも上記のお二人は勇気を出して最初の一歩を踏み出し、見事に転職に成功したということです。
ポスドクから転職は簡単ではありませんが、決して不可能なことではありません。
なので、まずは勇気を出して転職活動の最初の一歩を踏み出すところから始めてみてくださいね。
7.ポスドクからの転職でよくある悩み
最後に、ポスドクからの転職でよくある悩みと、それを解決するためのヒントをご紹介していきたいと思います。
転職に困難は付き物ですが、それを乗り越えた先にはきっと明るい未来があなたを待っているはずですよ。
きちんと就職できるかどうか不安
ポスドクから転職を考える人の多くに共通する悩みが、「きちんと就職し、働いていけるか不安」というものです。
同年代の人の多くがすでに何年もの職務経験を積んでいるなか、自分だけが未経験ということに不安を感じるのは、ある意味当然のことでしょう。
ですが、ここまでご紹介してきたように、博士課程まで修めた知識やポスドクとして働いていた経験は民間企業においても充分役立てることができます。
転職活動に不安がある場合は、まずは転職エージェントに相談してみるとよいでしょう。
転職するタイミングがわからない
いつ転職すべきか、タイミングがわからないというのも多くのポスドクに共通する悩みでしょう。
確かに、これまで情熱を注いできた研究に対して、ひとつの踏ん切りをつけるのは勇気の要ることです。
しかし1章や2章でご説明したように、ポスドクの高齢化が進んでいる昨今において、転職活動は早めに行うにこしたことはありません。
前出の「ポストドクター等の雇用・進路に関する調査」によると、ポスドクからの転職でもっとも多いのは30~34歳です。
35歳を過ぎてしまうと、アカデミアにもポストはなく、転職しようにも受け入れてくれる企業がなくなる可能性が高くなります。
なので、転職はできるだけ早く、遅くとも30代前半のうちに行うようにしましょう。
給料がどれぐらい貰えるのかわからない
ずっとポスドクとして研究一筋だったあなたにとって、民間企業で自分がどの程度の給料を貰えるかも気になるところだと思います。
自分の現実的に目指せる具体的な年収が知りたい場合は、「ミイダス」というアプリを使ってみるとよいでしょう。
「ミイダス」は、自分の経験やスキルを入力していくことで、「年収○○円」というように具体的な自分の市場価値を知ることができるアプリです。
あくまでもアプリですから、数値は参考程度に考えておく必要がありますが、自分の市場価値を知る一つの目安になります。
ある程度の目安を知っておくことで、自分に合った求人を探すこともできますし、希望の年収を聞かれたときも答えやすくなるはずですよ。
まとめ
ポスドクの正規職への移行率は低いため、転職を成功させるにはいくつかのコツを押さえておくことが大切です。
具体的には、次の5つのコツを意識して転職活動を進めていくようにしましょう。
<ポスドクが民間企業に転職する5つのコツ>
- 転職の理由や目標年収を明確にする
- 研究職以外の職業・職種も選択肢に入れる
- 知識・経験が活用できる企業・職種から選ぶ
- 履歴書・面接対策をしっかりと行う
- 転職エージェントを利用する
転職エージェントのアドバイスを受ければ、上記の5つのコツを無駄なく押さえた転職活動ができます。
ポスドクからの転職におすすめの転職エージェントは次の3つです。
<ポスドクからの転職におすすめの転職エージェント>
- 幅広い選択肢から選びたいなら「リクルートエージェント」
- ベテランエージェントにしっかり相談したいなら「doda」
- ポスドクの経験をしっかり活かすなら「アカリク転職エージェント」
転職エージェントをしっかりに利用して、ポスドクからの転職を上手に進めていきましょう。