最終更新日:2021/02/14
「管理未経験からプロジェクトマネージャーへの転職は難しいのかな…」
キャリアアップや高年収、管理職採用を狙っている場合、プロジェクトマネージャーへの転職に興味があるのではないでしょうか。
SEやエンジニアとしての経験はあったとしても、実際未経験からプロジェクトマネージャーに転職するのは難しいです。
そこで今回は、難易度が高い中でも転職を成功させるために効果的な手順やポイントについて解説していきます。
またそれだけではなく、仕事内容、労働環境、平均年収についても触れていくので、是非参考にしてみてください。
【結論】プロジェクトマネージャーへの転職はエージェントを利用するべき!
未経験からプロジェクトマネージャーへ転職を考えている場合は、転職エージェントを活用しましょう。
プロジェクトマネージャーへの転職は、以下のスキルを求められるため難易度が高いです。
- チームを動かすコミュニケーション能力
- プロジェクトや人員を管理するマネジメントスキル
- 現場で活躍できるような高レベルの開発スキル
なので自分にあった求人が見つからないと、内定をつかみとることが難しくなります。
そこで転職エージェントを活用すれば、専門知識を持ったキャリアアドバイザーがあなたに適した求人をマッチングしてくれます。
おすすめは「レバテックキャリア」「マイナビITエージェント」「ビズリーチ」の3社です。
今回紹介する3社は求人のマッチングだけでなく、面接対策など転職活動の支援も行なっているので、是非登録して利用してみてください。
気になる項目をクリック
1.プロジェクトマネージャーの概要
まずはプロジェクトマネージャーの概要について解説していきます。
仕事内容
プロジェクトマネージャーの仕事内容は、プロジェクト全体の運営管理です。
- プロジェクトメンバーの選定
- コスト管理
- システムの品質管理
- 納期や進捗などのタスク管理
- クライアントとの要件定義
- 営業及び案件受注
上記のように、社内全体の管理業務や、クライアントとの関係性に関わる重要な業務全般の責任をとります。
プロジェクトがスムーズに遂行されるように全体の指揮監督をとることが仕事内容と覚えましょう。
労働環境
プロジェクトの企画段階から携わってシステムの納品まで一貫して責任をとる必要があるため、他の職種に比べて激務であるケースが多いです。
また、クライアントの要望や状況によっても労働環境が左右されるので変動的です。
例えば要件定義をきちんと行なっていない場合、プロジェクトが炎上してしまうケースが多く、修正やお客様対応に相当な手間と時間がかかってしまうんですね。
なので、そのときのクライアントとプロジェクトメンバー次第で労働環境が大きく左右されるといった点が特徴的です。
平均年収
プロジェクトマネージャーの平均年収は659万円(doda調べ)といわれています。
IT業界全体の平均年収が456万円(doda調べ)なので、業界内だとトップクラスの年収であることがわかります。
またプロジェクトマネージャーの年収はその人のスキルや経験に左右されるケースが多く、年数を重ねることで年収を一気に引き上げることができます。
というのも、20代の平均年収が489万円(doda調べ)であるのに対し、30代になると平均年収が646万円(doda調べ)まで上がります。
IT業界全般に言えることではありますが、平均年収の伸び幅が大きいという点は魅力的でしょう。
2.プロジェクトマネージャーの転職難易度
プロジェクトマネージャーの転職難易度は他の業界に比べて高いと言えます。
IT企業においてエンジニアからSEまで全ての管理を行うポジションということからも、入社のタイミングですぐに即戦力としての扱いを受けます。
今はIT業界全体が人手不足と言われており、それと同時にプロジェクトマネージャーの需要も高くなっている状況ですが、人気の高い職種でもあるので総合的に見て転職難易度は高いと言えるでしょう。
異業種からの転職は難しい!
異業種からのプロジェクトマネージャーへの転職は難しいです。
というのも、エンジニアやSEにとって作業にかかる時間や手順を把握していないと、WBS(Work Breakdown Structure)というタスク管理表を作成できないからです。
WBSは作業分解構成図とも言われ、プロジェクトチーム全体の作業を洗い出し、それぞれの作業にかかる時間やコストを割り出した上で適切な人材を配分をしたものです。
この図を見ることによって、プロジェクトの達成に必要な工程が一目でわかるようにするのがポイントです。
そしてWBSを元に各チームメンバーは自分の作業量を把握し、スケジュール管理等を行います。
なのでプロジェクトマネージャーとして各作業にかかる時間や工数を把握していないと、チーム全体にとって適切な時間やリソースの配分が行えないというわけです。
SEやエンジニア経験があっても難しい
SEやエンジニアとしての経験があったとしても、プロジェクトマネージャーの業務を円滑に遂行することは難しいです。
というのもプロジェクトマネージャーとして求められるのは、工程管理やチーム全体の進捗管理など運営スキルが必要になってくるものだからです。
SEやエンジニアは自分の担当するお客様や作業に集中していればよかったのに対し、プロジェクトマネージャーはお客様とチーム全体の管理を行うスキルが必要になってきます。
また、チームの中には必ずしも優秀なメンバーが決まって集まるという訳ではありませんし、自分と価値観が合わない人材も出てくることでしょう。
そんな中チームメンバーの育成や、モチベーションを上げるための施策等もおこなわなければならないのです。
なのでITに関する知識や経験だけでなく、組織を運営していく力が必要になってくるんですね。
3.プロジェクトマネージャーに求められるスキル
プロジェクトマネージャーは、開発現場の中でも最も多様なスキルを求められる職種です。
なのでプロジェクトマネージャーを勤めるためには、エンジニアやSEとしてITスキルを学びつつ、様々なプロジェクトに参加して現場経験を積んでいく必要があります。
ここではその中でも最も重視されるスキルを紹介していきます。
コミュニケーションスキル
プロジェクトマネージャーにとってコミュニケーションスキルは最重要です。
お客様からの要望を的確に掴み取り、要望に適した解決策をわかりやすく伝える必要があるため、「話を聞く力」や「伝える力」が求められてきます。
そしてプロジェクトの責任者としてお客様から好印象を持ってもらう必要があるため、責任感やスピーディな対応力なども求められます。
またそれだけでなく、チーム内のコミュニケーションも意識しなければなりません。
各メンバー1人1人の進捗管理に関しても責任を取る必要があるからです。
なのでチーム内外と良好な関係性を保てるようなコミュニケーションスキルが求められます。
マネジメントスキル
マネジメントスキルというのは、「物事を管理する能力」のことです。
プロジェクトマネージャーはチーム全体の責任をとって管理を行う必要があるため、こういったマネジメントスキルが必要になってくるのです。
具体的には「適切な場所に適切な人員を配置する」といったマネジメントスキルが求められます。
例えばチームメンバーの持つ資格や経歴、性格などを元に、担当するお客様や工程を決めていきます。
またそういった人員配置以外にも、各メンバーの作業進捗を把握した上でのリソース分担等も行わなければなりません。
なのでIT全般に関する管理能力が求められてくるのです。
営業力
プロジェクトマネージャーはクライアントから仕事を受注する必要があるため、営業力が求められます。
なのでクライアントのニーズを引き出す傾聴力や、自社にできる解決策を提案する力が必要となってくるのです。
またここでいう営業力は商品を売るだけではなく、クライアントとの関係性を築き上げていく為の営業力も含まれます。
さらに営業をするためには、自社商品についても深く理解しなければなりません。
転職の際は、幅広い現場経験を積んでいてIT商品に対する理解が早い人材が求められてくるでしょう。
4.プロジェクトマネージャーに転職する際のポイント
ここからは実際にプロジェクトマネージャーに転職する際のポイントについて解説していきます。
プロジェクトマネージャーを目指すためには上記で説明した人格スキルだけでなく、資格等アピールできるものがあると有利です。
ここでは転職する際に使えるアピールポイントを紹介していきます。
英語スキルがあると優遇される
英語スキルは必ずしも必要という訳ではありませんが、持っていると優遇されます。
というのも、近年のIT業界全体の動向として、東南アジアなどにオフショア開発を委託するケースが多いからです。
オフショア開発というのは、人件費の安い海外に業務委託することで、チーム全体のコスト削減を目的とした開発のことです。
グローバル展開を試みている企業の場合、プロジェクトマネージャーとして英語スキルがあると、円滑に業務を進めやすいです。
基準値としては、TOEICの点数が800点以上あると優遇されやすいでしょう。
PMPを持っておくと良い!
プロジェクトマネージャーをする上でPMP(Project Management Professional)という資格を持っておくと優遇されるでしょう。
PMPはプロジェクトの遂行に関わるスキルを証明できる資格で、米国プロジェクトマネジメント協会が管理しています。
とはいったものの、PMPはプロジェクトマネジメントの実務経験がないと受講資格を持つことができない上に、合格率は約60%と比較的難易度が高い資格になってきます。
ですが、資格を保有していると転職の際に強くアピールできる材料となるので、挑戦してみることをおすすめします。
ちなみにPMPの上位互換としてプロジェクトマネージャ試験というものがあります。
プロジェクトマネージャ試験というのは情報処理技術者試験に分類される試験で、合格するとIT全般の知識やプロジェクト全体の指揮監督を行えるといった証明ができるようになります。
こちらは合格率が12%程度と言われており難易度が高くなってきますが、もう既にある程度の現場経験があるという方は取得してみることをおすすめします。
PMPについての詳しい概要については、「PMPは転職に有利?資格取得のメリットや年収を徹底解説!」の記事を合わせて参照ください。
転職エージェントを活用する
プロジェクトマネージャーの転職にはエージェントを活用することをおすすめします。
IT業界の中でも求められるスキルが幅広く、自分に合った企業に転職しないと入社後の業務が追いつかなくなってしまう危険性があります。
自分の性格やスキルに合った企業に転職するためにも、専門のキャリアアドバイザーの元アドバイスを受けながらの転職活動がおすすめです。
そして転職エージェントに登録すると非公開求人を提案してくれる他、書類面や面接対応についてのアドバイスも貰えます。
特に転職未経験という方は転職エージェントに登録しておくと良いでしょう。
5.プロジェクトマネージャーの転職におすすめなエージェント
プロジェクトマネージャーへの転職におすすめなエージェントを3社紹介します。
- 手厚いサポートを望むなら「レバテックキャリア」
- 非公開求人を狙うなら「マイナビITエージェント」
- ハイクラスな求人を狙うなら「ビズリーチ」
手厚いサポートを望むなら「レバテックキャリア」
(引用:レバテックキャリア)
「レバテックキャリア」はIT業界に特化した転職エージェントです。
業界未経験者への転職紹介は非常に少なく、経験者向けの良質な求人に特化している点が特徴です。
そんなレバテックキャリアの強みは、転職希望者に対する手厚いサポートと言えるでしょう。
転職先の企業情報を徹底的にリサーチして、転職希望者に提供してくれるので、入社前の準備や心構えがしやすくなっています。
また入社してから半年間は業務上の相談にも乗ってくれるため、安心して仕事を進められます。
運営会社 | レバテック株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約11,300件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 九州+京都+兵庫+千葉+和歌山+埼玉+大阪+奈良+東京+神奈川+福岡+近畿+関東 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「レバテックキャリアの評判は悪い?「しつこい」「断られた」の口コミを調査!」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
非公開求人を狙うなら「マイナビITエージェント」
(引用:マイナビITエージェント)
「マイナビITエージェント」は、IT業界に特化したマイナビのエージェントサービスです。
IT全般の幅広い求人を保有しており、非公開求人が全体の80%とかなり多い点が特徴です。
通常のマイナビエージェントに比べて求人数は劣りますが、その分良質で適した求人とマッチングしやすくなっているので非常におすすめです。
面接対策などの転職支援サービスも行っているので、初めての転職活動でも安心できるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約10,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
約6,000件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビIT AGENTの悪い評判と利用前の全注意点」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
ハイクラスな求人を狙うなら「ビズリーチ」
(引用:ビズリーチ)
「ビズリーチ」は高収入でハイクラスな求人に特化したエージェントです。
ハイクラスな求人を多数保有している点が特徴で、普通に転職活動していたらどこも難易度が高いものばかりです。
なのである程度のキャリアやスキルが求められますが、その分良質な案件にこぎつける事ができます。
優秀な転職希望者にとってはヘッドハンティングが狙いやすい仕組みにもなっていますよ。
IT業界の求人数は上記2社に比べて少ないですが、早期からプロジェクトマネージャーとして大きな仕事を任されたいという方は登録してみると良いでしょう。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
公開求人数 | 約50,300件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 登録無料(一部有料3,278円〜5,478円) |
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「ビズリーチって実際どう?気になる悪い評判と注意点を解説」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
まとめ
- 管理職未経験だとプロジェクトマネージャーへの転職は難しい
- 業務範囲は幅広く、多様なスキルが求められる
- プロジェクトマネージャーへの転職にはエージェントを活用するのがおすすめ
プロジェクトマネージャーへの転職は、SEやエンジニア経験があったとしても管理職未経験からでは難易度が高いです。
また業務範囲も幅広くて責任感のある業務ばかりのため、入社後の残業時間等も覚悟しておいた方が良いでしょう。
ですが、IT業界の中でもトップレベルな高収入を得ることができますし、大きな仕事を任されるといった点で強くやりがいを感じることができる職種でもあります。
転職の際はエージェントに登録して専門のキャリアアドバイザーに助言してもらいながら、効率よく内定を獲得することをおすすめします。
今回紹介した転職エージェントを是非活用してみてください。
- 手厚いサポートを望むなら「レバテックキャリア」
- 非公開求人を狙うなら「マイナビITエージェント」
- ハイクラスな求人を狙うなら「ビズリーチ」