最終更新日:2021/02/24
転職したいけど、何から始めたらいいんだろう…
「今の職場に問題がある…」「キャリアアップを目指したい!」など、転職を考える理由は人それぞれです。
どのような理由であっても、初めての転職となれば、どうやって転職活動を進めていけば良いのか分からず不安になりますよね。
本記事では、正しい転職のやり方を知っていただくために、転職活動の手順をはじめ、転職サービスの活用方法や転職に失敗しないためのポイントをご紹介します。
転職の大まかな流れと進め方を知っておけば、自信を持って転職活動のスタートを切れますよ。
【結論】転職成功のポイントは3つ!
- 転職活動のスケジュールは、余裕を持って立てること
(転職活動にかかる期間は平均3~6ヶ月) - 転職活動は在職中に始めるべき
(金銭的・心理的な負担はできるだけ減らす) - 転職エージェントを活用すれば効率的な転職活動が可能になる
(時間の節約・書類選考率アップが叶う)
転職活動は、焦らず慎重に進めることが大事です。
早ければ3ヶ月程で転職が決まることもありますが、期間に縛られず、「これでもか」と言えるくらい自己分析と企業調査に力を入れてください。
また、転職活動には「転職エージェント」の利用が欠かせません。
転職エージェントとは、専属の担当者がついて転職活動をサポートしてくれるサービスです。
「転職のやり方のイメージがつかない」という人も、転職エージェントを利用すれば、親切に転職の流れを教えてもらえます。
なお、転職エージェントはたくさんの種類がありますが、求人数が業界トップクラスの「リクルートエージェント」と「doda」は必ず登録しておくことをおすすめします。
大手の2社を登録した上で、追加で気になるエージェントに登録しておくと、失敗を防げるでしょう。
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1.【転職のやり方】大まかな流れをチェック!
まずは、転職活動の全体像を掴んでいきましょう。
転職活動の大まかな流れは、以下の通りです。
【転職活動の流れ】
内容 | 期間(目安) | |
---|---|---|
1 | 自己分析・求人探し | 1~2ヶ月 |
2 | 応募書類の作成 | 1~2ヶ月 |
3 | 求人に応募する | |
4 | 面接対策 | |
5 | 退職手続き | 1~3ヶ月 |
※詳細を知りたい方は、各内容をクリックしてください。
自分一人で転職活動を行う場合と転職サイトや転職エージェントなどのサービスを利用する場合では、少々順序や期間が変わってくることもありますが、大筋では同様のステップを踏んでいきます。
それでは、各ステップについて詳しく解説していきます。
ステップ1.自己分析・求人探し
まずは転職活動の準備として、自己分析と求人探し、そして興味のある企業の情報収集を行います。
求人を探す方法には、ハローワークや求人サイトなどがありますが、効率的に探すのであれば、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントはあなたが希望する条件にマッチする求人だけを選りすぐって紹介してくれるため、非常に効率的に求人を探せるでしょう。
自己分析のポイント
なぜ自分が転職したいのか、自分が企業にアピールできることは何かなど、あなたの思いや能力をはっきりさせるためには自己分析は欠かせません。
なぜならば、確かな自己分析をすることで、適切な求人を見つけることが可能になるからです。
自己分析の際には、以下の4つのポイントを明確にしましょう。
【自己分析のポイント】
- 転職を通して今のどんな悩みを解決したい?
- 今の会社では悩みを解決できない?
- 転職後にどんな人材になりたい?
- 自分の強みは何?
「自力で自己分析を行うのが難しい」という人は、次に紹介する「グッドポイント診断」を活用してみてください。
手軽に自己分析するなら無料ツール「グッドポイント診断」がおすすめ
リクナビNEXTには、「グッドポイント診断」という無料で自己分析を行えるツールが用意されており、自分の強みや弱点を発見するのに役立ちます。
グッドポイント診断では30分間・293問の本格的な診断を行うので、「言われてみればそうかも!」と思うような”言語化できていない強み”を明確にすることができるのです。
診断ツールが用意されている転職サイトは他にもありますが、リクナビNEXTほど充実した診断を受けられるものはありません。
この診断を受けるためだけにリクナビNEXTに登録する人もいるほど、グッドポイント診断は転職に役立つ診断ツールなのです。
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企業の情報収集は入念に!
求人探しの際には、企業研究も同時に行いましょう。
働きたい業界の特徴や将来性などを踏まえて、応募する企業の比較検討を行い、あなたが具体的にどのように活躍できそうかを考えるのです。
情報を集める方法としては、公式サイトのチェックはもちろん、実際に働いていた元社員や現社員の口コミを閲覧できる口コミサイトの利用が挙げられます。
【おすすめ口コミサイト】
しっかりと情報収集することで、企業に伝える志望動機を考える際にも非常に役立つでしょう。
ステップ2.応募書類の作成
次に、履歴書と職務経歴書といった、企業へ提出する書類を作成します。
どちらも「あなたがどんな人物であるのか」を企業が判断するための重要な書類です。
履歴書の書き方
履歴書には、学歴や職歴をはじめ、資格・趣味特技・志望動機など、あなたがどんな人物で、どんな人生を歩んできたのかをすべて記入します。
これをもとに、企業はあなたを面接するべきか判断するのです。
履歴書の書き方についての詳細を知りたい方は、以下の記事も併せてご覧くださいね。
職務経歴書の書き方
職務経歴書とは、過去に従事した業務の具体的な内容、職務上の役職やポジションをまとめて記載する書類です。
履歴書と違い、仕事の知識や取り組み方、実績職務経歴書は具体的な実務能力を記載します。
職務経歴書の形式には、大きく分けて「編年体式」と「キャリア式」がありますので、目的や状況に応じて決めましょう。
【職務経歴書の形式】
- 同じ職種が続いている場合におすすめ
⇒ 編年体式:業務経験を時系列順に順番に並べる - 最新のキャリアをアピールしたい場合におすすめ
⇒ 逆編年体式:編年体形式とは逆に最新の職歴から伝える - 複数の職種・スキルを持っている場合におすすめ
⇒ キャリア式:企業勤務年数に関係なく職務内容で区切る
職務経歴書の仕上がりは、選考の通過率に大きく関わります。
見やすいレイアウトを工夫するなどして読みやすさを心掛け、あなたという人間の魅力を最大限に伝えましょう。
職務経歴書のテンプレートは、リクナビNEXTの『ダウンロードですぐに使える!職務経歴書テンプレート』からダウンロードできるため、ぜひ活用してみてください。
もしも仕上がりに自信が無いなら、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談して添削してもらうこともできますよ。
■レジュメの作り方のイメージがつかない場合は
dodaは他の転職サービスと比べても、転職活動に役立つ機能が充実しています。
たとえば、ガイドに沿って項目を埋めるだけで職務経歴書を簡単に作れる「レジュメビルダー」は、職務経歴書を初めて作る人に非常におすすめです。
dodaは求人数も業界トップクラスに多いので、まだ利用していない場合は、早めに登録を済ませておきましょう。
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ステップ3.求人に応募する
準備が整ったら、希望先の企業に応募します。
その際には、1社に絞るのではなく複数社への応募がおすすめです。
なぜならば、選考を通過するのは簡単ではありませんし、1社受けてみてダメだったから次の会社に応募するという進め方では、転職活動の期間が長引いてしまうからです。
ただし、やみくもに何社も同時に応募すると、面接日がかぶって対応できない…などという事態もあり得るため、管理できる範囲で応募しましょう。
選考は「簡単に通過できなくて当たり前」と言っても過言ではないため、もし選考に落ちてしまっても、必要以上に落ち込まず転職活動を進めてくださいね。
転職の際に便利なスマホアプリについて知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
ステップ4.面接対策
面接試験で大切になるのは、「顔を合わせる試験」という認識を持つことです。
面接に臨む際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
【面接対策】
- 身だしなみ
⇒ 服装・髪型・スーツの着こなし・装飾の有無など - マナー
⇒ 集合場所への到達時間・入退出時の動作・言葉遣い・聞く姿勢など - コミュニケーション面
⇒ ハキハキ話せるか・質問に対して適切な適切な答えを返せるか・言葉に窮する場面がないかなど
面接試験は一般的に、一次・二次・最終面接の3段階です。
一次・二次面接は人事部・配属予定の部署の担当者・管理職が行い、最終面接は配属部署の責任者・企業の上層部が担当することが多いと言われています。
大手転職エージェント「doda」の調査によると、面接の回数は平均2.2回という結果が出ています。
規模の大きな企業の面接回数が多くなる傾向が見られますが、どのような企業であっても2~3回ほどの面接を見込んでおきましょう。
面接試験では、書類だけでは確認出来ない「あなたの人柄・態度・会話能力・論理的思考」などを見られます。
聞かれるであろう質問の回答を事前に用意したり、入退出の練習といった面接対策は怠らないようにしましょう。
最終面接対策まとめ
一次・二次面接に通れば、内定を出すかどうかを判断される最終面接です。
最終面接まで行くと採用率が高いとは言え、必ず内定が出る訳ではありません。
最後まで気を抜かず、しっかりと面接対策を講じましょう。
【最終面接対策】
- 一次・二次面接と同じ質問をされても、要約せず同じように答えること
- 入社後自分がどうなりたいかなど、将来のキャリアについて明確に答えること
- 企業の経営方針・事業理念に沿った回答を答えること
- 待遇面の確認は、最終面接までに終わらせておくことが無難
ステップ5.退職手続き
晴れて入社が決まった後は、退職の準備に進んでいきます。
具体的には、以下のような手続きを行います。
【退職の手続き】
- 退職届の作成・提出
- 会社関係者との交渉・退職日の決定
- 名刺・社会保険証・社員証の返却、年金手帳・離職票などの受け取り
- 業務引き継ぎ、関係各所への報告・あいさつ
上記のような事務手続きは、面倒に感じるかもしれませんが、円満に退社するためにはしっかりと行いたいところです。
会社の辞め方について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧下さいね。
2.【目的別】転職活動の強い味方「転職サービス」を活用しよう
「転職の流れは分かったけれど、求人探しにも書類作成にも時間がかかりそうだし大変そう…」という方も多いのではないでしょうか?
在職中の転職活動に欠かせないのが、転職支援サービスの活用です。
ここでは、あなたの目的や求めるスタイルに合ったサービスを選べるように、3つの転職支援サービスをご紹介します。
なお、どの転職サービスも利用料金はかかりません。
転職活動は、情報収集を入念に行うことがなにより大事なため、上記の転職サービスは全て活用することをおすすめします。
手厚いサポートが欲しいなら「転職エージェント」
転職エージェントとは、転職支援を無料で行ってくれる転職サービスです。
「キャリアアドバイザー」や「コンサルタント」と呼ばれる担当者がついて、あなたの転職を徹底的にサポートしてくれます。
また、上記の図からも分かるように、転職エージェントは企業からの報酬によって利益を得る仕組みとなっているため、転職希望者は無料で利用できるのです。
転職エージェントの具体的なサービス内容は、以下の通りです。
【転職エージェントのサービス】
- 転職活動についての相談
- 履歴書・職務経歴書の作成・添削指導
- 求人紹介
- 企業への推薦
- 面接対応のアドバイスや模擬面接の実施
- 面接のセッティング
- 給料の交渉
- 内定後のアフターフォロー
転職エージェントは、転職に関する面倒な段取りや手続きなどをすべて代行してくれるため、特に初めての転職の場合は、安心して転職活動に臨めるでしょう。
【転職エージェント】利用の流れ
転職エージェントに登録すると、以下のような手順で転職活動が進んでいきます。
内容 | 詳細 | |
---|---|---|
① |
|
|
② | 求人探し |
|
③ | 書類選考 |
|
④ | 面接 |
|
⑤ | 合否判定 (内定) |
|
⑥ |
|
|
転職エージェントには、幅広い業種・職種の求人を取り扱う「総合型エージェント」と業界や求職者の目的に特化した「特化型エージェント」があります。
また、エージェントによっては対象年齢が決まっていたり、「IT業界」や「女性の転職」、また「外資系転職」や「ハイキャリア転職」に特化している転職エージェントもあります。
- 総合型転職エージェントの代表例
「リクルートエージェント」 , 「doda」 , 「マイナビエージェント」… - 特化型転職エージェントの例
「レバテックキャリア(エンジニア特化)」「ハタラクティブ(ニート・フリーター特化)」
数ある転職エージェントの中から適切なエージェントを選ぶためには、あなたの年齢と目的に合ったエージェントを見極めましょう。
もしどれを使用すべきか迷ってしまう場合は、業界大手の「リクルートエージェント」と「doda」を優先的に登録しておくことをおすすめします。
◆転職エージェントは「リクルートエージェント」がおすすめ(引用:リクルートエージェント)
転職エージェントには様々な業者がありますが、特におすすめは「リクルートエージェント」です。
リクルートエージェントは、転職エージェントの中でトップクラスに求人数が多いので、希望の求人が見つかる確率が高いです。
書類の添削や面接対策なども得意なので、自力で対策するのが不安な方も安心でしょう。
完全無料で利用できますし、登録自体は3分ほどで完了するので、気軽に利用してみてください。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
---|---|
公開求人数 | 約107,200件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
約144,800件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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※ 自分に合った転職エージェントを選ぶ際は、【9割が間違える】人気の転職エージェントおすすめ一覧と1,102人の口コミ・評判で分かった賢い選び方もぜひ参考にしてください。
転職エージェントの複数利用は転職活動の基本!
転職活動を効率的に行うためにおすすめなのが、複数の転職エージェントを併用することです。
「複数の転職エージェントを使ってもいいの?」「管理が大変そう…」などと思うかもしれませんが、実は、転職エージェントの複数利用は「転職活動の基本」と言っても過言ではありません。
大手転職サイト「リクナビNEXT」のアンケートによると、転職成功者は、そうではない方と比較して約2倍の転職エージェントを利用していることが分かっています。
【転職エージェントの利用社数】
転職決定者 | 平均4.2社 |
---|---|
全体 | 平均2.1社 |
引用:リクナビNEXT
転職エージェントを1社に絞ってしまうと、求人案件が限られてしまいますし、良い担当者に巡り会える可能性も減ってしまいます。
さらに、企業の情報や転職ノウハウなど、転職エージェント1社だけでは足りない分を他で補える上、また違った角度からのアドバイスを受けられます。
転職活動を効率的に行うためにも、複数の転職エージェントを利用することで転職の可能性を広げましょう。
転職エージェントの複数利用について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧下さいね。
転職活動をマイペースに進めたいなら「転職サイト」
転職サイトは、Webサイトに公開されている求人を、いつでも自由に検索・閲覧できる転職サービスです。
そして、希望の求人を見つけた場合には、サイトを通じて企業に応募することが可能です。
ただし、転職エージェントと違い、アドバイザーはつかないため、自分一人で転職活動を進めていく必要があります。
【図解|転職エージェントと転職サイトの違い】
【転職サイト】利用の流れ
転職サイトの利用の手順は、以下の通りです。
内容 | 詳細 | |
---|---|---|
① | 会員登録 |
|
② | 求人探し |
|
③ | 書類選考 |
|
④ | 面接 |
|
⑤ | 合否判定(内定) |
|
⑥ |
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|
転職サイトは、これまでに転職経験があり、自分のペースで転職活動を進めていきたい方には向いているでしょう。
ただし、求人紹介、書類添削や面接対策、条件交渉の代行などのサポートは受けられないため、特に初めての転職に不安のある方は、転職エージェントを味方につけることをおすすめします。
尚、転職サイトでマイペースに求人を探しつつ、転職エージェントにも登録してサポートしてもらうという活用法もOKです。
◆転職サイトは「doda」がおすすめ
(引用:doda)
dodaは転職エージェントだけでなく、「転職サイト」の機能も併せ持っているため、担当者をつけずに自分で求人を探すこともできます。
サイト内で確認できる求人は6万件以上あるので、これだけたくさんあれば、希望条件にマッチした企業も見つかりやすいでしょう。
また、dodaはサイト内で会社情報(業績や年収情報など)を確認できるので、情報取集しやすい点でも魅力的なサイトです。
企業の業績や年収事情など、募集要項だけではわからない情報も確認できるので、求人に応募するか決める際にとても役立ちます。
幅広く情報を集めるにはもってこいのサイトなので、リクナビNEXTと合わせて登録しておくのがおすすめです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約75,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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※ 転職サイトについて詳しく知りたい方は、「【絶対に迷わない】本当におすすめの転職サイトはたったコレだけ!」も併せてご覧くださいね。
経歴に自信があるなら「ヘッドハンティング型サイト」
ヘッドハンティング型サイトを利用すると、 求職者が企業やヘッドハンターからの「スカウト」を受ける形で転職活動を進められます。
プロフィールや経歴を登録することで、それを見てあなたに興味を持った企業やヘッドハンターから、「採用試験を受けてみませんか?」というオファーが来ます。
つまり、転職希望者が応募企業を探すのではなく、企業側が採用したい人材を探すという仕組みのサービスなのです。
【図解|一般的な転職サイトとの違い】
ヘッドハンティング型サイトが取り扱う求人は、高年収・高待遇の案件であることが多く、採用確率が高いことがメリットです。
ただし、ある程度の経歴が無いとスカウトは来ないため、経歴に自信がある方におすすめの転職方法と言えます。
また、ヘッドハンティング型サイトを利用した「待つだけの転職活動」では、スピーディーな転職を叶えることが難しく、先が見えないという不安もあります。
そのため、ヘッドハンティング型サイトを利用するなら、スカウトを待ちつつも並行して転職サイトや転職エージェントを利用しましょう。
【ヘッドハンティング型サイト】利用の流れ
ヘッドハンティング型サイトを使った転職活動の手順は、以下の通りです。
内容 | 詳細 | |
---|---|---|
① | 会員登録(審査) |
|
② | 企業からのスカウト待ち |
|
③ | 書類選考 |
|
④ | 面接 |
|
⑤ | 合否判定(内定) |
|
⑥ |
|
|
ヘッドハンティング型サイトを利用する際は、初動からスカウトまでの難易度は高いと言えますが、一度オファーが来れば、その後の転職活動は優位に進めることができるでしょう。
「今は無理でも、将来的にはヘッドハンティングでの転職を狙いたい!」という方は、現職の仕事で成果を上げる・優れたスキルや資格を取得するなど、転職活動前の積み上げを行いましょう。
おすすめのヘッドハンティング型サイト
キャリアピックスがおすすめするヘッドハンティング型サイトは、「ビズリーチ」と「キャリアカーバー」です。
【おすすめヘッドハンティング型サイト】
キャリアカーバー |
ビズリーチ |
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---|---|---|
公開求人数 | 約6万件 | 約6万件 |
求人の特徴 |
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コンサルタントの数 | 1,000名以上 | 3,000名以上 |
利用料金 | 完全無料 | 一部有料(2,980円~4,980円/月) |
公式サイト | https://careercarver.jp/ | https://www.bizreach.jp/ |
※2020年2月時点
上記の2社について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧くださいね。
3.ハローワークを使った転職はどう?
転職活動といえば、ハローワーク(公共職業安定所)を使いたいという方もいるかもしれませんね。
昔は直接出向いて求人を紹介してもらう形をとっていたハローワークですが、現在はネットで求人検索することも可能です。
ハローワークが行う主なサービスは、以下の3つです。
【ハローワークのサービス】
- 就職支援(就職相談・セミナーなど)
- 職業訓練への受付(国や都道府県や民間が行う職業訓練への申し込み)
- 雇用保険の手続き(会社を退職した時にもらえる失業保険の手続き)
実際にハローワークを使う転職はどのような感じなのでしょうか。
ここでは、ハローワークの利用に関して、以下の項目に分けて解説します。
【ハローワークの利用について】
それでは、順に確認していきましょう。
ハローワークを利用する際のメリット・デメリット
まずは、ハローワークを利用するメリットとデメリットを見てみましょう。
【ハローワークのメリット・デメリット】
メリット |
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デメリット |
|
ハローワークの一番のメリットは、登録したハローワーク周辺地域の求人、つまり地元求人に出会えることです。
ハローワークは『職業安定法第二節第十七条(職業紹介の地域)』において、「できる限り求職者の住所・居所の変更しなくてもよい職業を紹介するように」と定められています。
デメリットとしては、ハローワークに登録されているのはほとんどが中小企業であり、高年収・好待遇は期待できない点が挙げられます。
また、ハローワークは求人掲載費用がかからないため、採用にお金をかけられない求人も集まりやすい傾向にあります。
入社後に「求人票の内容と違う…」「実はブラック企業だった…」といったトラブルも少なくないようです。
ハローワークの利用が向いている方の特徴
デメリットを知ってしまうと、「やっぱり使わない方がいいの?」と不安になるかもしれませんね。
しかし、ハローワークでの転職活動が向いている方もいます。
【ハローワークでの転職活動が向いているのは…】
- 転職の目的が明確な方
- 地元で転職したい方
- 自力で転職活動を進める自信のある方
- 職業訓練を活用して新しいスキルを得たい方
ハローワークには雑多な求人が集まっているため、自分の力で応募するべき企業を見極められる方に向いていると言えます。
逆に、転職の目的をはじめ、業種や働き方も決まっていない…という方は、ハローワークの多すぎる情報に溺れてしまう可能性があります。
※ 転職エージェントのキャリアアドバイザーは、無料で転職に関する相談に乗ってくれます。
転職の目的や条件を明確にできたり、あなたのスキルの棚卸しを一緒にしてくれたりといったメリットがあるため、ぜひ活用してみてくださいね。
ハローワーク経由での応募の仕方
ハローワークは、上手く使いこなすことができればスムーズに転職活動を進めることができるでしょう。
【ハローワーク】利用の流れ
ハローワークを使った転職活動の手順は、以下の通りです。
内容 | 詳細 | |
---|---|---|
① | 求職申込 (登録) |
|
② |
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|
③ | 応募 |
|
ハローワークの所在地は、厚生労働省が発表している『都道府県労働局所在地一覧』から確認しましょう。
「ハローワーク求人ホットライン」とは?
「ハローワーク求人ホットライン」とは、ハローワークで公開している求人票の記載内容と実際の労働条件が異なる場合の申出を電話で受け付ける窓口です。
「正社員と聞いて応募したのに実際は非正規雇用だった…」「求人票になかった勤務地を提示された…」といった問題は、下記の電話番号にすぐに報告しましょう。
【ハローワーク求人ホットライン(求職者・就業者専用)】
- 電話番号:03-6858-8609
- 受付時間:8時30分~17時15分(年末年始を除く全日)
4.【年代別】転職のやり方!あなたの年代に求められるものとは?
転職のやり方・ポイントは、年代によって異なります。
例えば、40代の方が20代の時と同じような考え方で転職活動を進めてしまうと、失敗する可能性が高くなります。
ここでは、20代・30代・40代に分けて、転職活動のやり方とポイントを解説します。
【年代別|転職のやり方】
それでは、順に確認していきましょう。
20代に求められるのは『ポテンシャル』
20代は、経験よりもポテンシャル(潜在能力)を重視されることが多いため、未経験・異業種への転職にも挑戦しやすいと言えます。
ただし、ポテンシャル重視だからといって何も考えずに応募して採用される訳ではありません。
20代の転職を成功させるポイントは、以下の通りです。
【20代の転職を成功させるポイント】
- 新卒との差別化を図るため、職務経歴書に「できること」「任されてきたこと」を具体的に伝える
- 面接では、応募先企業の採用担当者が納得できる退職理由、仕事に対する熱意、長く働く意思をしっかりと伝える
本当に転職しても大丈夫?20代の転職事情から読み解く転職成功の秘訣
【20代女性必見】転職失敗を防ぐポイントとキャリアチェンジのコツ
30代に求められるのは『即戦力』
30代になると、即戦力が求められます。
20代の時とは違い、伸び代ややる気は期待されず、いますぐに役立つ人材であるかどうかをチェックされるのです。
実務力や専門知識、リーダーシップ、さらに35歳を超えると業務課題の把握、対策、改善提案、マネジメント意識などの引っ張っていく力も重視されるでしょう。
【30代の転職を成功させるポイント】
- 職務経歴書や面接では推進力をアピールする
⇒ 「後輩や部下の指導・統括」「業務リーダー」「多部署や外部業者との調整役」「業務改善について提案したことがある」などの経験を具体的に述べると良い
「30代の転職」は手遅れ?30代の転職事情と転職の正しい進め方
【30代女性の転職】スキル・資格なしでも大丈夫?成功のコツを解説!
40代の転職には転職エージェントのサポートが必須
40代になると、求められる職務経験の内容、年数、所持資格などの条件が多くなるため、必然的に応募先が見つかりにくくなります。
経歴に自信がある場合のハイキャリア転職ならともかく、一般的な転職となると、20~30代の求職者に比べて選択肢は少なくなると言えるでしょう。
【40代の転職を成功させるポイント】
- 転職支援サービスの利用は必須
- 複数の情報源を持つことで転職の可能性を広げる
40代の方におすすめのエージェントは、『40代におすすめの転職エージェント13選!業界特化型も紹介』にてご紹介しているため、ぜひ参考にしてくださいね。
ご自分の年代に合った転職活動をして、転職成功に繋げてくださいね。
5.【成功のコツ】転職に失敗しないための4つのポイント
転職に失敗しないために知っておきたいポイントには、以下の4つが挙げられます。
それでは、順に詳しく確認していきましょう。
ポイント1.余裕のあるスケジュールを立てる
転職に希望する条件や状況にもよりますが、転職活動にかかる期間の目安は平均3~6ヶ月と言われています。
転職活動は長期戦になる覚悟も必要ですから、まずは無理のないスケジュールを組みましょう。
スケジュールを立てる際は、勤務先に求める条件や現職の仕事状況なども踏まえて、余裕を持って計画を立てることが大切です。
ポイント2.転職活動は在職中に行う
仕事を辞める前に転職活動を始めておけば、精神的に余裕をもって進められます。
収入が途絶えることがないので、落ち着いて転職先を見極めることも出来ますし、今後のキャリアを考えたら、無職の期間は無いに越したことはありません。
在職中の転職活動のメリットは、以下の通りです。
【在職中の転職活動のメリット】
- 経済的な不安がないため、落ち着いて転職先を見極められる
- 収入や保険関係の空白期間が無くなる
- 転職先が決まってからの退職は「円満退職」になりやすい
また、「行きたい会社が決まっている」などの理由で、転職活動が短期間で終わる見込みのある場合は、在職中の転職活動にはメリットしか無いと言えるでしょう。
しかし、仕事を辞める前の転職活動にはデメリットも考えられます。
【在職中の転職活動のデメリット】
- 仕事と転職活動を同時進行しなければならず、非常に多忙になる恐れがある
- 転職活動が長引いた場合、辞めたいのに辞められない状況が続く
転職活動にはそれになりの時間と手間がかかり、限られた時間では思うように進みません。
そこでおすすめなのが、「転職エージェント」の活用です。
あなたの代わりに転職に関する面倒な手続きをすべて代行してくれる転職エージェントを利用すれば、効率の良い転職活動を進められるでしょう。
どのエージェントを利用するべきか迷ってしまう場合は、まず「リクルートエージェント」 「doda」などの大手サービスに登録しておけば問題ありません。
ポイント3.企業分析をしてミスマッチを防ぐ
あなたにとって理想的な企業を見つけるためには、求人票には載っていない情報も集めることが大切です。
求人票では企業の社風・詳しい業務内容・人間関係が見えてこないため、そのままだと入社後のミスマッチにつながる可能性があります。
また、その企業がブラック企業でないかどうかも確かめることができるでしょう。
企業分析の際には、「転職会議」といった口コミサイトを利用し、実際にその企業で働いたことのある方の声をチェックすることをおすすめします。
中には企業を誹謗中傷する過激な口コミも見受けられますが、全ての口コミを鵜呑みにするのではなく、自分で真偽を判断するよう心がけてくださいね。
もしも自分一人で判断しかねる場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーにも相談してみましょう。
国内最大級の口コミサイト「転職会議」について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧下さい。
ポイント4.まずは書類選考通過に注力する
当然のことですが、転職活動では書類選考に通らないことには、次のステップである面接には進めません。
大手転職エージェント「マイナビエージェント」利用者の転職活動データによると、書類選考通過率は30%、さらに一次面接を通過する確率は30%で、その後の最終面接を通過して内定獲得する確率は50%でした。
上記の結果からは、書類通過率は決して高いとは言えないことが分かりますね。
面接にこぎ着けるためには、提出する書類の完成度を高めることが重要になってきます。
経歴に自信が無い場合でも、書類選考さえ突破すれば、面接であなたの人柄や熱意を理解してもらえるチャンスを得られるのです。
そのため、まずは書類選考に合格するための履歴書・職務経歴書の作成に注力しましょう。
転職エージェントでは、種類選考率を高めるための書類対策を行ってくれます。
書類で伝えるべき事・伝えるべきでない事も教えてくれますし、応募する企業に合わせた対策を練ってくれるため、特に「自力で書類選考を突破する自信がない」という方はぜひ利用してみましょう。
まとめ
転職活動の大まかな手順は、以下の通りです。
【転職活動の流れ】
内容 | 期間(目安) | |
---|---|---|
1 | 自己分析・求人探し | 1~2ヶ月 |
2 | 応募書類の作成 | 1~2ヶ月 |
3 | 求人に応募する | |
4 | 面接対策 | |
5 | 退職手続き | 1~3ヶ月 |
平均的な転職活動の期間は3〜6ヶ月と言われていますが、転職活動は長期化する可能性も十分にあります。
転職活動を始める際は、あなたの希望する条件や現職の状況に合わせて、余裕のあるスケジュールを立てましょう。
そして、転職に失敗しないためには、以下の4つのポイントを押さえた転職活動を行ってください。
【転職成功のコツ】
- 余裕のあるスケジュールを立てる
- 転職活動は必ず在職中に行う
- 企業分析をしてミスマッチを防ぐ
- まずは書類選考通過に注力する
「在職中だから転職活動に割ける時間がどうしても少ない…」「履歴書・職務経歴書をどう作成したら良いか分からない…」といった悩みは、すべて転職エージェントが解決してくれます。
【必ず登録するべき『総合型』転職エージェント】
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転職のプロであるキャリアアドバイザーを味方に付けることで、効率的かつ有効的な転職活動が行えるでしょう。
本記事でご紹介した転職の方法を参考にして、ぜひ転職を成功させてくださいね。