最終更新日:2021/02/25
「転職エージェントに登録したのにカウンセリングの案内が来ない」
「求人がなかなか紹介されない」
「選考結果の連絡がいつまで経ってもこなくてイライラしている」
転職エージェントを利用すると、担当者から連絡がこなくて困る場面に出くわすことがあります。
何かやらかしてしまったのかな、門前払いを食らったのかな等、不安を抱くでしょう。
実は転職エージェントが連絡をしてこないのは、きちんとした理由があります。
今回は転職エージェントが連絡をしてこない理由と、その場合の対処法を紹介します。
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1.転職エージェントから連絡がない場合の対処法
転職エージェントから連絡がなく不安になるという人は多いのではないでしょうか。
しかし、連絡がなく不安になるだけで、どのように対処していいかわからないと、連絡がないまま時間ばかりが過ぎてしまいます。
そこで、まずは転職エージェントから連絡がない場合の対処法をお伝えいたします。
こちらから担当者に連絡する
転職エージェントの担当者にこちらから連絡することで、連絡を待っていることをアピールできます。
連絡を待つ側は連絡が来ない期間は長く感じるもの。
しかし、連絡をする側は「連絡をしなくても許容できる期間である」と認識しているので、待つ側の長い時間を感じていません。
そこで、「待たされていると感じている」ことを伝えるためにも、こちらから担当者に連絡しましょう。
担当者変更を依頼する
転職エージェント側の担当者に連絡を何度催促しても連絡が来ない場合には、担当者変更を依頼しましょう。
報連相がしっかりできている担当者であれば、以下のような連絡をまめにしています。
- 求人の有無
- 転職活動の進捗確認
- 日程調整
このような連絡があれば、自分のために転職エージェント側の担当者が動いていることを実感できるので安心できます。
転職エージェントは担当者によって対応がそれぞれ違うものです。
連絡をまめにしなければならないと考えている人もいれば、そうでない人もいます。
もしかしたら今の担当者は、まめに連絡をする意識が低いのかもしれません。
その可能性を拭うために、連絡をまめにくれる担当者に変更してもらいましょう。
単に相性が合わない場合もあるので、以下の記事も参考にしてください。
担当者ではない人に連絡が来ない旨を伝える
担当者ではない人に「担当者から連絡が来ない」と伝えると、あっさり連絡が来る場合もあります。
自分から意見を言うことが苦手で、気が進まない場合もあるでしょう。
しかし、転職エージェントは転職希望者にもサービスに満足してもらいたいと思っているため、サービスの内容を日々改善しています。
連絡が来ないことは、すぐにできる小さな改善です。
担当者ではない人から見れば、電話やメールを1回するだけと感じて、すぐに担当者に改善を促してくれる可能性があります。
それでも変わらないのであれば、担当者の変更を希望してみましょう。
転職エージェントを変える
転職エージェントを変えて、他の転職エージェントのアドバイスを聞いてみましょう。
転職エージェントが連絡をしない理由が怠慢でなければ、何らかの事情が背景にある場合がほとんどです。
同じ希望条件を伝えて、他の転職エージェントからも連絡が来ない場合は、希望条件等に無理がある可能性が高いです。
また、連絡が来ないなどの他社の評判も聞くことができるので、他の転職エージェントに登録してみるのも良いでしょう。
2.【登録後】転職エージェントから連絡が来ない理由
続いて、転職エージェントから登録後に連絡が来ない場合はどのような理由があるのかを解説します。
登録後に転職エージェントから連絡がないなんて考えられないかもしれませんが、意外と多い話です。
理由を知っておき対処できるようにしておきましょう。
うまく登録できていない
全然連絡がないな…と感じているなら、うまく登録できていなかった可能性もあります。
転職エージェントの登録はオンラインで行い、希望年収などを登録していきます。
最終画面に到達しても、登録が完了したと画面に表示されるまでは、転職エージェント側に登録された情報が届きません。
オンライン上の登録なので、しっかりと登録完了になったかどうかを確認するようにしましょう。
希望求人がエージェント保有の求人とかけ離れている
転職エージェントは多種多様な求人を保有していますが、マッチする求人以外は転職者へ紹介できません。
その性質上、さまざまな希望を加味しますが、現時点で保有している求人が紹介できない場合は、登録拒否の意味で連絡しないこともあります。
自分が希望する求人と、転職エージェントが保有している求人がかけ離れていないかどうか、確認してみるのも1つの方法です。
担当者の連絡漏れ
繁忙期は担当者も手がまわらずに、連絡が漏れてしまうことがあります。
転職エージェントのキャリアカウンセラーは、1人で複数人の転職希望者の担当となって業務を進めていくのが通常のスタイルです。
転職希望者からの問い合わせが多くなる繁忙期は、抱えている転職希望者も増えていきます。
多忙な中で手が回らなくなり、担当者が連絡漏れをしてしまうことも十分に考えられます。
少しでも連絡が遅いなと感じたら、自分から転職エージェントに連絡をしてみましょう。
3.【求人紹介】転職エージェントから連絡がこない理由
転職エージェントから登録後に連絡が来て、面談を行なったにもかかわらず連絡が来ないパターンもあります。
せっかく面談を行ったにもかかわらず連絡が来ないのはなぜでしょうか。
実は面談後に転職エージェント側が何らかの判断をしたことが原因です。
どのような判断をしたのかをここでは解説していきます。
単純に求人が少ない
希望の条件や業界などの求人が現時点で少なければ、面談後であっても連絡することができません。
求人量は日々変化し、求人掲載企業の意向も変わる可能性があるため、待っていれば紹介される場合もあります。
ただ、業界としても動きは大まかには同じなので、希望の業界によっては求人閑散期が重なることもあるでしょう。
また、希望条件が高めに設定されている場合は、優良求人ばかりを狙わなければならないので、そもそも数が少なく争奪戦になります。
そんな事情が背景にあって連絡が来ないことが考えられるので、自分から連絡して進捗確認をするようにしましょう。
カウンセリングの結果マッチする求人が見つからない
転職エージェントとの面談では、希望を聞き取ると同時に、キャリアカウンセラーによるカウンセリングも行われます。
その結果にもとづいて求人を紹介していくのですが、残念ながらマッチする求人が見つからない場合は連絡できません。
転職エージェントは、企業側にも条件の良い転職者を紹介するというサービスを提供しています。
そのため、転職者の希望条件と、企業側の希望条件をマッチさせるのは非常に難しいのです。
つまりは、マッチしないと分かっている企業の求人を転職希望者に紹介することはできません。
このような事情によって、転職エージェントから連絡が来ない場合もあります。
面談で非常識な行動を取った
登録後に転職エージェントと面談する際、目に余るような行動を取ると、登録拒否の意味で連絡をしない場合もあります。
さすがに非常識な人を取引先企業に紹介するわけにはいきません。
面談ではそういった部分も見られているので、選考時の面接だけではなく、転職エージェントとの面談もきちんと対応しましょう。
4.【選考後】転職エージェントから連絡がこない理由
選考後に連絡が来ないという話も意外と多い話です。
これにも転職エージェント側の事情が関係していることが多くあります。
どのような事情があるのでしょうか。
企業から結果の連絡が来ていない
選考後に企業側から進捗の連絡がなければ、転職エージェントは転職希望者に物理的に連絡ができません。
企業側も転職希望者を全員みてから選考したいため、時間がかかってしまう場合があります。
企業側から連絡が来ない以上、転職エージェントに連絡を催促しても連絡が来ないケースは考えられます。
担当者が辞めたことによる引継ぎ漏れ
担当者が途中で退職して、引き継ぎ漏れを起こしていることもまれにあります。
転職者の今までの事情を1番知っているのは、エージェントの担当者です。
残念ながら、そんな担当者が引き継ぎ自体を漏らしてしまうこともあります。
連絡が遅いなと感じたら、その時点で自分から連絡を取ってみましょう。
5.転職エージェントから連絡が来ないときのメンタルの整え方
転職エージェントから連絡が来ないと転職活動が停滞してしまうので、仕事を辞めて次の職場探しをしている人は心配でしょう。
そんな時でもメンタルをしっかりと保っておかなければ、モチベーションの低下につながり、転職活動に支障をきたします。
そこで、転職エージェントから連絡が来ないときのメンタルの整え方をお伝えします。
焦らないよう心がける
連絡が来ないからといって焦ってしまうと、誤った判断をする場合もあるため、焦らないように心がけましょう。
焦っているタイミングで、内定を急ぐ企業側から決断を迫られると、よく考えずに返事をして後悔してしまう場合もあります。
転職活動においては、焦って判断したことでその後のキャリアに影響を及ぼす場合もあるため注意が必要です。
なるべく焦らないように心がけ、余裕を持ってスケジュール管理を行いましょう。
見捨てられたと思わない
連絡が来ないからといって、すぐに「見捨てられた」と思わないようにしましょう。
とくに面談後や選考後の場合、転職エージェントは下記のような理由から様子を見ている可能性があるからです。
- 選考先企業からの返答待ち
- 他の転職希望者との兼ね合い
転職エージェントも自社から転職を叶えてほしいと思っているので、見捨てられたのではなく、何かの様子を見ていると考えましょう。
ただ、転職エージェントにあまりいい印象を抱けずに見捨てられたと感じる場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
担当者とキャリアプランを共有しておく
担当者としっかりキャリアプランを共有しておけば、求人紹介の連絡頻度などをお互いに明確にしておくことが可能です。
連絡が来なくて落胆するような事態を防ぐためにも、きちんと話し合っておきましょう。
ハイクラスの転職であれば、そう簡単に求人が見つかるわけではないので時間がかかる場合もあります。
逆に希望条件がそんなに高いものでなければ、頻繁に求人の紹介連絡が来る可能性もあります。
転職エージェントは相談だけでも利用可能なので、どのような動き方をすべきなのかを含めて、転職エージェントを利用してみましょう。
まとめ
今回は、転職エージェントから連絡が来ないことについて解説いたしました。
転職エージェントから連絡が来ないことで悩まなくても済むように、下記の対処を取りましょう。
適切な対処をすれば、転職エージェントは転職成功の強い味方になってくれます。
転職成功を自分の力で掴むためにも、有効利用していきましょう。