最終更新日:2021/04/02
「転職エージェントとの面談は電話のみで大丈夫…?」と心配していませんか。
転職エージェントに相談したいけれど、仕事が忙しく時間がとれないため、できれば電話面談で済ませたい、と思うのは当然のことです。
しかし、大事な転職の件を電話で相談するだけでよいのか、面談はどのようにするのか、そもそもきちんと対応してくれるエージェントはあるのか、と悩むこともあるでしょう。
この記事では、転職エージェントとの電話面談の進め方や相談内容、事前準備などの注意点に加え、おすすめの転職エージェントもご紹介します。
本ページをご覧になれば、あなたに合った転職エージェントを見つけて電話面談を成功させるコツが分かるでしょう。
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1.転職エージェントとの電話面談はなぜ必要?
転職エージェントに申し込んだときに、エージェントのアドバイザーと電話で面談をすることも多いです。
しかし、「電話面談って、そもそもどういうこと?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
この章では、まず電話面談はなぜ必要なのか、電話以外の面談の方法があるのかについてご説明します。
面談は転職成功の第一歩
転職エージェントとの面談は、あなたの転職をスムーズに成功させるための大事な第一歩です。
あなたがどんな形の転職を望んでいるのか、その意向を踏まえてあなたにふさわしい転職先を一緒になって探してくれるのが、転職エージェントのアドバイザーです。
ですから、お互いの気持ちを確認するために、コミュニケーションをしっかりとり、信頼関係を築いておく必要があるのです。
アドバイザーとの面談によって、転職成功を近づけましょう。
電話面談が必要なケース3選
対面面談の方がコミュニケーションをとりやすいですが、電話面談が必要になる場合もあります。
電話面談が必要になるのは、主に次の3つの場合です。
①仕事が忙しく時間がとれない
一番多いケースは、とにかく仕事が忙しくて対面の時間がとれない場合です。
勤めている方は日中は職場を離れることが難しく、夜も残業の可能性もあり対面面談の予定を組んでおくのはリスクが多いでしょう。
②転職エージェントオフィスが遠い
仕事が忙しいというわけではないが、近くにエージェントがないので、そもそもエージェントのオフィスに行くのが難しい場合もあります。
そのような場合は、電話など他の方法に頼らざるを得ないでしょう。
③とりあえず概略情報を知りたい
転職すべきか迷いがあるが、転職の可能性などについて専門家の話を聞いてみたいという場合もあるでしょう。
そのような場合、まずエージェントに電話しておおよその話を聞いてから、具体的な進め方を判断するのもよいことです。
どのエージェントに相談するのがよいか分からないという場合は、複数のエージェントに電話してみることもおすすめです。
対面面談が求められる場合もある
何回か転職経験のある方は相談のポイントが分かっており、電話面談だけでスムーズに転職先を決められる場合も多いです。
特に以前使ったことがあるエージェントに頼むのであれば、気心も知れておりやりやすいかも知れません。
しかし、転職は初めてという場合、突っ込んだ話は対面でなければうまく進められないということもあります。
つまり、対面が必要かどうかは、ケースバイケースです。
最近はWEB面談も増えている
電話面談のやり方も最近は変わってきています。
Skypeなどを使ったWEB面談・オンライン面談などが増えているのです。
WEB面談は、パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンでもできます。
事務的な連絡は電話やメールでよいですが、相手の顔を見ながらじっくり話をしたい場合はオンラインでの面談が有効です。
2.転職エージェントに電話面談するメリット・デメリット
転職エージェントとの電話面談のメリット・デメリットはどんなことがあるのでしょうか。
この章では、転職エージェントと電話で面談をするメリットとデメリットをご紹介します。
電話面談のメリット3つ
まず、電話面談のメリットを3つご紹介しておきましょう。
①往復時間を節約できる
電話面談の大きなメリットは、転職エージェントのオフィスとの往来の時間を節約できることです。
大手の転職エージェントは通常都心部の便利な立地にオフィスがあります。
それでも、勤務先からエージェントの事務所に行くためには、準備時間も考えると1時間前後かかることも少なくないでしょう。
電話面談なら、適当な場所さえ見つければすぐに相談を始められるので、時間を有効に使うことができます。
②都合のよい時にセットしやすい
昨日の夜、転職エージェントの電話面談をした。登録した2つのエージェントと。
どっちも伝えるべきことは全部話したはず。来週、もう1つのサイトのエージェントと電話面談。
いよいよ本格的になってきたな。#転職— 鷹 (@blue7_silver7) August 29, 2020
対面面談の場合、「土日休み」「平日夜は通常の勤務時間内」というところが多いです。
これに対して、電話面談の場合は、日中はもちろん、土日や夜も対応してくれるエージェントがあります。
担当のアドバイザーによっては、こちらの都合に合わせて時間外でも柔軟に対応してくれる場合もあるでしょう。
③遠隔地でも利用できる
大都市であれば、ある程度近場にエージェントのオフィスがあり、すぐに訪問できます。
しかし、地域によってはそもそもエージェントが近場にないということもあります。
仕事がそれほど忙しいわけではなくても、そのような遠隔地にお住まいの場合は、電話面談にすれば時間的にも費用的にも助かるでしょう。
電話面談のデメリット3個
電話面談は良い点も多いですが、短所がないわけではありません。
電話面談のデメリットを3つご紹介しておきましょう。
①お互いの人柄や気持ちが伝わりにくい
とりあえず2度目の電話面談。書類未提出についてはふれられず、おすすめ求人のチェックを数社いれてたので「本格的に転職活動すすめるということでよろしいですね?」と。転職の本気度を確認がメインのようでした。エージェントも成功ノルマのためやる気の人に力入れたいですよね #電話面談
— すなふきぬ@転活かあさん (@cosmosophia1) May 23, 2016
面談で大事なことは、相手の気持ちや人となりを知ることです。
しかし、電話ですと相手の様子や素振りが分からず、本当の気持ちを見極めにくいことがあります。
アドバイザーがあなたの真意をつかみかねるかもしれません。
逆にあなた自身がアドバイザーが頼れる人か判断できないこともあるでしょう。
あなたとアドバイザーの意思疎通がうまくいかないと、転職活動もスムーズに進められない懸念が出てきます。
②職務経歴書の添削や面接指導は難しい
対面面談であれば、職務経歴書などの書面を見ながら細かく正確にチェックできます。
面接の指導も表情や仕草まで見て、きちんとアドバイスできます。
しかし、電話では一般的な指導はできても、書面の正確な添削やその人に合った面接の具体的なアドバイスは困難です。
③伝えられる情報量が少ない
電話は言葉だけでのやり取りですから、伝えることができる情報は限られてしまいます。
履歴書や図表などの資料は事前または事後に送ることも可能ですが、その場で資料を見ながら話す方が間違いがありません。
オンライン面談であれば、十分ではないかもしれませんが、資料なども見れるのでデメリットは軽減されるでしょう。
3.転職エージェントとの電話面談の流れ・内容
転職エージェントとの電話面談はどのようして始めればよいのでしょうか。
この章では、電話面談までの流れと電話面談の内容を見ておきましょう。
電話面談までの流れ
一般的な電話面談までの流れは、次の通りです。
- 登録:転職エージェントのウェブサイトに登録
- 面談の予約:転職エージェントから連絡あり。登録時に面談日の希望を記載する場合もある
- 面談方法の確認:日程調整の際にあわせて、訪問面談か電話面談かの確認
上記のように「登録→予約」というシンプルなフローで、電話面談可能です。
電話面談の内容
主な電話面談の内容は、次の通りです。
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
自己紹介・経歴の説明
電話面談は、まず自己紹介から入ります。
簡単に自己紹介をした後、自分の現在の仕事やこれまでの経歴を説明していきます。
自分の仕事内容やキャリアについて理解をしておいてもらうのが目的です。
同時に求職者にっとて、担当アドバイザーはどのような人か、熱心にやってくれそうか見定める機会でもあります。
転職目的・理由の確認
次に、なぜ転職しようと思ったのか、その理由・目的をエージェントにきちんと説明して認識を共有しておくことが大事です。
転職の動機や目的が明確になっていない、あるいは求職者とエージェントとの間で認識に違いがあると、結果として求職者の希望に沿った転職につながらない恐れがあります。
具体的な転職先を検討する前に何のために転職するのか、そのポイントをしっかり両者で確認しておきましょう。
転職先の希望条件のチェック
次に、具体的に転職を希望する業種・職種、それに希望の年収・勤務条件・転職時期などを確認していきます。
この時に、希望があれば遠慮せずに伝えることが大事です。
もちろん、すべてが希望どおりになるわけではありませんが、希望は希望として伝えて、その上で外せないポイントはどこかを明確にしておきましょう。
求人の紹介
以上のステップを経て、アドバイザーがあなたに合った求人情報を選んで紹介してくれるでしょう。
転職エージェントは、公開されている求人情報以外に非公開の求人情報を多数抱えていることが多いです。
もし提示された求人先が希望にそわなければ、遠慮せずにその旨を伝え別の案件がないか確認してみましょう。
あなたが熱心であればエージェントも別の求人先を探してくれるはずです。
もちろん、エージェントから紹介された求人に必ず応募する必要はありません。
最終的に決めるのはあなた自身です。
履歴書や職務経歴書の指導・添削
応募先が決まったら、応募先に合っているか」という視点で、あらかじめ準備しておいた履歴書・職務経歴書を改めてチェックしてもらいましょう。
そして、アドバイスに従って、修正対応を行います。
また、応募先との面接がある場合、その際の注意点も聞いておきましょう。
4.電話面談を成功させるコツ5選
電話面談を成功させるためにはきちんとした準備などのポイントがあります。
この章では、電話面談を成功させるコツを5つご紹介します。
コツ1.事前準備をしっかりする
よし、とりあえずSPIの勉強を開始。
1社だけどうしても受けたい会社があるのです。月曜日に電話面談があるので、きちんと質問内容も纏めます。#転職#こんなはずじゃなかった
— 大作🐵東南アジア就職×コーチング (@daisaku0601) January 25, 2020
転職エージェントとの電話面談は、内容や状況にもよりますが30分前後のことが多いです。
時間内に要領よく進めるために、事前の準備が大事です。
まず、退職理由や転職希望動機など、通常想定される質問に対する答えの要点をメモしておきましょう。
アドバイザーに聞いておきたい事項もまとめておくとスムーズに面談を進められます。
ただし、メモを単に読み上げるのはNGで、自分の言葉できちんと話しましょう。
コツ2.履歴書などは事前にメールで送る
履歴書や職務経歴書などの資料は、電話面談が始まる前にあらかじめメールなどで送っておきましょう。
履歴書や職務経歴書は、応募先の書類選考に必須の資料で、転職の際は必ず作成しておく必要があります。
それだけでなく、その内容は、転職エージェントが応募先を選ぶ際に欠かすことのできない重要な情報です。
ですから、転職エージェントに書き方のチェックをしてもらうと同時に、内容をしっかり理解してもらう必要があるのです。
コツ3.希望は明確に伝える
電話面接の場合、相手の表情が分かりませんので、微妙なニュアンスは伝わらないと考えた方がよいです。
ですから、対面で話すときよりも声も大きめにして、簡潔明瞭に話すように意識しましょう。
特に自分の希望は、アドバイザーにハッキリとした言葉で明確にきちんと伝えることが大事です。
コツ4.熱意を伝える
また電話面談の場合は、転職したいという気持ちが本当なのか、転職先についての希望はどの程度なのかなど、あなたの転職への熱意が伝わりにくいことがあります。
その場合、アドバイザーの対応は通り一遍のものになりかねません。
ですから、自分の思い・熱意はしっかり強調しましょう。
あなたの熱意がきちんと伝われば、アドバイザーもきっと何とか力になってあげたいと思ってくれるはずです。
コツ5.静かな環境で電話する
電話面談で使う場所はあなたが決めることができますが、電話の最中に会話に支障が出るような事態は避けなければなりません。
携帯電話などを使う場合は、充電や電波状況の確認は当然しておくべきことです。
さらに、最初は静かでも、子供などが出入りしたりして、うるさくなることもあります。
周囲の状況もきちんとチェックして、静かに電話できる環境を選びましょう。
5.電話面談できるおすすめの転職エージェント3選
この章では、電話で面談できるおすすめの転職エージェントを3つご紹介します。
なお、電話面談できる時間も記載してありますが、状況に応じて変更されている可能性もありますので、最新情報は公式サイトなどでご確認してください。
※こちらの転職エージェントは、「【9割が間違える】人気の転職エージェントおすすめ一覧と1,102人の口コミ・評判で分かった賢い選び方」の記事で、利用者からの評価が高かった転職エージェントです。
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9:30~20:00 | 10:00~17:30 | × |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約24,600件 (2021年4月時点) |
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14,620件 (2021年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
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【電話面談可能時間】
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公開求人数 | 約75,000件 (2021年4月時点) |
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まとめ
転職エージェントとの面談は、転職をスムーズに成功させるための大事なステップです。
転職エージェントに電話面談するメリット・デメリットは、それぞれ3つあります。
【電話面談のメリット】
- 往復時間を節約できる
- 都合のよい時にセットしやすい
- 遠隔地でも利用できる
【電話面談のデメリット】
- お互いの人柄や気持ちが伝わりにくい
- 職務経歴書の添削や面接指導は難しい
- 伝えられる情報量が少ない
電話面談を成功させるコツは、次の5つのポイントを守りましょう。
- 事前準備をしっかりする
- 履歴書などは事前にメールで送る
- 希望は明確に伝える
- 熱意を伝える
- 静かな環境で電話する
また、電話で面談できるおすすめの転職エージェントは、次の3つです。
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あなたのタイミングに合った電話面談できる転職エージェントを見つけて、目的の転職の実現につなげて頂ければ幸いです。