
転職回数が多いから採用されないのでは、と悩む人は多いもの。
20代なのに二度も三度も転職していると、つい不安になりますよね。
転職回数が多いと採用率が下がることは事実ですが、打つ手はあります。
本記事では、転職回数に関する悩みを抱えるあなたに、おすすめのタイプ別対処法をご紹介します。
最終的に転職する・しないに関わらず、あなたのキャリアを考えるうえで役立つ情報をまとめましたので、ぜひご覧ください。
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1.転職を繰り返す人の特徴6選
転職を繰り返す人には共通する特徴があります。
この章では、代表的な6つの特徴について解説していきます。
感情が高ぶりやすい
人は誰しも感情が動く事によって行動を起こします。
ただし、理性的な人であればあるほど、より論理的な判断が可能です。
転職回数が多い人はちょっとした不満にも感情が高ぶってしまいやすい傾向にあります。
意見がすれ違う度にイライラしていては、本人も周りも疲れてしまいます。
自意識過剰
自信を持つことは大切ですが、プライドが高いと周りと上手くやっていけません。
結果的に人間関係の問題に発展して、離職につながる場合が多いです。
よくある例は、自分の意見を過信しすぎて周りの発言に聞く耳を持たないパターンです。
周囲の意見に耳を貸さないと、人が離れてしまいますよ。
理想が高すぎる
理想が高すぎて上手くいかないケースもあります。
足元が見えておらず、机上の空論を語りがちです。
その会社では現実的に不可能な年収を夢見ていたり、組織としてのあるべき論を説いたりしがちです。
理想が高い事は悪いことではありませんが、理想ばかり語って何もしない人は信頼されません。
協調性がない
周りと適切なコミュニケーションが取れず、勝手に仕事を進めてしまう人もいます。
組織で働く上では報・連・相が不可欠なので、人間関係の問題に発展しやすいです。
協調性がない人は、ちょっとした疑問をそのままにして、自分の都合の良い解釈をして進めてしまう傾向があります。
多くの場合、本人は自覚すらしていません。
自分のことが正しく理解できてない
自分が置かれた状況が分かっておらず、楽観視しすぎている人もいます。
自身の言動を振り返る習慣が無いため、客観的に自分自身を見直すことが出来ていないのです。
自分のことが正しく理解できていない人は、以下のように自分を過大評価しがちです。
- スキルがあるから何度でも転職できる
- 上司に問題があり自分は悪くない
- 自分にかぎって仕事に困る事なんてない
本人のプライドを傷つけまいと、周りも下手に口出しが出来ません。
内定前に退社する
内定をもらう前に退社すると、次の会社を早く決めなければと焦ります。
そのため、十分な企業理解もないままに入社して失敗するケースが多いです。
人間関係が嫌で転職したのに、また人間関係に悩むといった負のスパイラルに陥ります。
仕事も転職も、焦って進めると悪い結果になりやすいですよ。
2.転職を繰り返すことの5つのデメリット
転職回数が多くなると、どんなデメリットがあるのか気になる人も多いはずです。
転職を繰り返すことの5つのデメリットを紹介します。
信用されにくくなる
転職回数が多い人は信用されにくいです。
1つの職場で継続して働くことが出来ないとみなされるからです。
嫌なことがあるとすぐに辞めるというイメージがつき、個人で住宅ローンなどを組む際にも信用されづらくなってしまいます。
一度失った信頼を取り戻すのは大変です。
キャリア形成がしにくい
スキルが蓄積しないため、年齢を重ねてもキャリアアップが難しいです。
いつまでたっても単純労働から抜け出せず、マネジメントなどの重要なポジションを任せてもらえません。
スキルを習得するには、どうしても一定の期間は必要です。
長く働けばスキルが身に付くものではありませんが、スキルアップのためには経験を積むことも大切です。
辞め癖がつく
一度辞め癖がつくと、嫌なことがある度に辞めたいという気持ちになってしまいます。
嫌だったら転職すれば良いという発想になりがちです。
例えば、上司との相性や会社の福利厚生、社員間のコミュニケーションなどにおいて、欠点ばかり目に付くようになります。
人間は習慣の動物ですから、一度身に付いた悪癖はなかなか取れにくいです。
退職金や厚生年金が少なくなる
勤続年数が短くなるため、受け取れる退職金・厚生年金が少なくなります。
退職金と厚生年金は、毎月の給料から差し引かれ積み立てる仕組みのため、勤続年数が短いほど受け取れる額は減少します。
若いうちは特に気にならないでしょうが、年齢を重ねるごとにしわ寄せがきます。
どうせ先の事と、安易に考えるのは要注意です。
ただし、中小企業ではそもそも退職金の制度自体が無い企業も珍しくありません。
採用率が落ちる
転職を繰り返すと採用率が落ちるでしょう。
採用する側もすぐに辞められるリスクを負いたくないため、同じ能力の人であれば転職回数が少ない人を採用する可能性が高いからです。
1社で働く期間が短いほど、面接官の懸念も高まります。
3.転職を繰り返してしまう原因
転職回数が多い人からすれば、何とか原因を突き止めて転職を繰り返さないようにしたいでしょう。
この章では、転職を繰り返してしまう3つの代表的な原因を説明します。
自分に問題があるケース
性格や能力など自分に問題があるケースです。
問題自体は誰にでもありますが、改善しなければ同じ状況を繰り返すだけです。
例えば、スキル不足であれば、現場で実績を作ったり資格を取得したりとスキルアップのための努力が求められます。
問題の本質を見極めずに逃げてしまう人は、転職という形で対処する傾向があります。
会社に問題があるケース
残業が多すぎたりパワハラがあったりと、会社に問題があるケースです。
このケースは自分ひとりで悩まず、友人や労働基準監督署など第三者の手を借りることも考えるべきでしょう。
過度の長時間労働や極度のプレッシャーに耐えかねて、精神的なダメージを負う前に対処するべきです。
何度もブラック企業に入社するのは、企業研究が不十分な可能性が高いです。
転職の判断をするのであれば、口コミサイトで会社の評判を予め調べるなどの準備が欠かせません。
自分と会社がうまくマッチしないケース
双方に問題が無くても、自分と会社がマッチしていないケースも考えられます。
あなたのスキルや特徴と会社で求める人物像がマッチしないと、うまくいかない可能性も高いです。
例えば、同じ営業職でも新規顧客獲得に力を入れている会社であれば、積極性や主体性が求められるでしょう。
一方、既存顧客のルート営業が中心の会社なら、積極性や主体性よりもホスピタリティの高さが求められるかもしれません。
自己分析がきちんとできていないために、企業とのミスマッチが起こる可能性が高いです。
4.【タイプ別】転職の前に今の職場ですべきことを紹介
転職を繰り返している人は、まず今の職場ですべきことを振り返ると良いでしょう。
この章では、タイプ別に転職を繰り返さないための対処法をご紹介します。
給与面に不満があるケース
給与面に不満がある人は、今の職場で給与をアップさせる方法や、給与以外に年収を上げる方法を考えてみてください。
結果的にスキルアップにつながるため、転職するにしても、有利な状況が生まれます。
社内の昇給制度を見直したり、自分に出来そうな副業を見つけてみると良いでしょう。
金銭面で安心感を持てると、心の余裕が生まれやすくなります。
人間関係に不満があるケース
人間関係に不満がある人は、自分の努力で改善できる点がないか探すのがおすすめです。
小さな努力で人間関係が改善すれば、転職に比べてはるかにリスクを抑え環境を変えられます。
上司とのコミュニケーションの取り方を変えてみたり、普段より少し明るく接してみたり、出来ることから初めてみると良いでしょう。
あくまでも、自分が努力して変えられることに注目してみてください。
業務内容に不満があるケース
スキルが身に付かない今の業務内容に不満を抱えている人も多いでしょう。
その場合は、上司に自分のやってみたい業務を打診してみることをおすすめします。
その際には以下のように、あなたがその業務をやる事で、会社にどんなメリットがあるかを伝えることが大切です。
今後のIT化の波に乗り遅れないように、IT部門を強化する必要があると思います。
私は前職でもIT部署にいましたから、その知見を活かすためにもIT部門への部署異動をご検討いただけないでしょうか。
5.これ以上転職を繰り返したくない人がやるべき事4選
過去に何回か転職を重ねてきて、もう繰り返したくないと考える人も多いでしょう。
これ以上転職を繰り返したくない人は、以下で説明する4つのことを実施してみてください。
自分を知る
いわゆる自己分析をしてみましょう。
まずは自分を正しく知ることからスタートです。
ひとりで分析するのが苦手ならば、他人から評価をもらうのもおすすめです。
身についたスキルや経験など、これまでの経歴を全て洗い出してみましょう。
相手を知る
現在働いている企業、転職を考えている企業に関する情報を徹底的に収集しましょう。
情報収集をキチンとする事で、入社後のギャップを感じづらくなります。
公式HPを見れば分かる情報はもちろんの事、社風や今後の将来性など、視野を広く情報収集してみることをおすすめします。
そのうえで、残ることのメリット・デメリット、転職することのメリット・デメリットを比較しましょう。
今に集中する
転職すれば成功すると安易に考えるのではなく、まずは現職で出来ることがないか考えてみましょう。
なぜなら、あなたが今悩んでいる問題は、転職先でも起こり得る可能性があるからです。
目の前にある課題から逃げることは簡単ですが、後になって再び悩まされる事は十分に考えられます。
まずは、今ある問題に向き合って対処するという姿勢を持ってください。
素直になる
人からのアドバイスには素直に耳を傾けましょう。
鵜呑みにする必要はありませんが、まずは聞き入れてみる姿勢が大切です。
職場の上司、友人・知人など、あなたをよく知る人からアドバイスを受けてみてください。
転職に関しては、エージェントに頼るのがおすすめです。
転職エージェントは企業に関する豊富な情報を持ち、あなたに合った企業を探すサポートをしてくれます。
6.長く働ける職場を探すのにおすすめな転職エージェント
これ以上転職を繰り返したくないと思ったら、転職のプロである転職エージェントを活用してあなたに合った職場を見つけてください。
転職エージェントにはそれぞれ特徴がありますが、今回は長く働ける職場を探すのにおすすめな3つのエージェントを紹介します。
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(引用:リクルートエージェント)
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まとめ
転職を繰り返すと採用率が落ちる可能性が高いです。
ただし、企業の採用担当者が本当に知りたいのは転職回数ではなく、期待する貢献をあなたが自社でしてくれるかどうかです。
また、転職ありきで考えるのではなく、まずは今の会社で自分に出来ることがないか見直してみるとよいでしょう。