最終更新日:2021/02/25
以下のような印象を抱いて、転職エージェントとは相性が合わないと感じていないでしょうか。
- 転職エージェントと面談したのに見当違いな提案をされた
- 担当者が話を聞いてくれなかった
頼りにしたい転職エージェントとの相性が合わないと、辛いですよね。
転職エージェントではキャリアアドバイザーを通して転職サポートが行われるので、キャリアアドバイザーとの相性は超重要です。
だから、相性が合わないのは死活問題なのです。
今回は転職エージェントと相性が合わない場合の対象法をお伝えいたします。
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1.人間の相性なので合わなくても普通
転職エージェントは転職のプロなので、利用すれば転職成功率の上昇につながります。
ただ、以下のような期待外れになることもあり、それが転職エージェントとの相性が合わないとの印象に繋がる可能性があります。
- 希望職種とは違うものを提案された
- そもそも転職を反対された
- 希望業界への理解が少ない
- カウンセラーとの波長が合わない
まずは、相性の問題か担当者の実力の問題なのか確認することをおすすめします。
相性が合わないのか担当者がダメなのかをはっきりさせる
人間なので、初対面から相性が合う担当者と出会える方が少ないでしょう。
日常の生活でも、出会いや縁を感じられる場面に遭遇した経験を持つ方も多いでしょう。
ただ、そんな経験は出会ってすぐの人との経験ではないことが多いはず。
これは、転職エージェントのキャリアカウンセラーにも同じことが言えます。
初対面で相性が合うと感じることも可能性もありますが、そもそもは確率としてあまり高い話ではありません。
ですから、ただ単に人間としての相性が合わないからダメに感じているのか、担当者の実力がダメなのかは分けて考える必要があります。
2.転職エージェントと合わないと感じる理由
転職エージェントと合わないと感じる理由を5つ挙げてみました。
キャリアアドバイザーの対応に問題があるほか、求職者がうまく活用できていない場合もあります。
この章を読み、転職エージェントと合わない原因を探ってみてください。
エージェントからの当たりがキツい
以下のようなことが原因となり、担当キャリアカウンセラーからの当たりがきつい場合もあります。
- 転職希望者が多く余裕がなくなっている
- 転職希望者の実力や能力が足りず案内できる職がない事から来る焦り
- カウンセラーの性格そのものが少し強め
エージェントの対応がきついと感じる時は嫌なことは嫌と伝えても大丈夫です。
嫌な気持ちを抱えながら転職エージェントを利用することだけは避けましょう。
そんな気持ちを抱えすぎると、転職活動に嫌気が差すなどで支障が出ることもあります。
自分の希望を相手に伝えられていない
自分では希望や条件を伝えたつもりでも、うまく伝わっていない可能性も考えられます。
当日面談をしただけで、本人のことを100%理解できる人はいません。
キャリアカウンセラーは、様々な要望と照らし合わせて転職先を考え、同時に何人もの転職希望者を担当している環境にいます。
細かいところまで手が回り切っていないのも現状でしょう。
伝え漏れがないように、事前に伝えたい内容をメモして面談に臨むことも1つの手です。
こうする事で希望を明確に伝えられるでしょう。
カウンセラーがまだ新米
相性が合わないと感じる理由に、実務経験が浅いことも挙げられます。
場数が少ないので、相手の意図をうまく汲み取れていない事も。
新人のキャリアカウンセラーの場合にはその可能性がある事を念頭に置いておきましょう。
転職はエージェントは、自分から希望をしっかりと伝える事から活動がスタートします。
相手が分かってくれないと悩むより、遠慮せず自分の意見を伝えていく事が大切です。
新米だからといって遠慮するぐらいなら希望は伝えるべきです。
相手に求めるレベルが高い
転職活動の際に希望する条件をできるなら下げたくないと思う人が大半です。
下記のような条件をかなり細かく設定し、希望条件が高くなりすぎていることも考えられます。
- 休日
- 年収
- 業務内容
求める条件が高いと、それより条件が低い求人を提示されただけで相性が悪いと感じてしまうこともあるでしょう。
ただ、その場合は相性が問題ではありません。
妥協できないポイントと、我慢できるポイントがマッチしていないだけです。
自身でそれぞれのポイントを整理してカウンセラーに相談してみましょう。
そのような理由で悩んでいる人向けにこちらの記事もおすすめです。↓
担当者が希望職種への理解がない
担当者が自分自身の希望職種についての理解がない場合もあります。
専門職などは特に以下のような点に理解がないと、求人の良し悪しの判断もなかなかつかないはずです。
- 勤務形態
- 業務内容
- 業界の知識
上記の点についてキャリアアドバイザーが知らなければ担当者の力不足かもしれません。
職種に強い担当者もいる
そもそも、担当者が職種ごとに分かれている転職エージェントもあります。
その場合は多くの職種に理解があるのではなく、専門としている職種への理解が深いキャリアカンセラーが多いです。
こういった転職エージェントでは、希望職種以外の職種に関する情報を求めても厳しいです。
下記の記事も転職エージェントへの理解を深めるために参考にしてみてください。
3.転職エージェントと相性が合わない場合の対処法
転職エージェントと相性が合わない場合の対処法は以下のようなものが挙げられます。
1人で悩みを抱え込まず、思い切って違う手段を試すことも視野に入れ、3つの対策を詳しく見ていきましょう。
他の転職エージェントを利用する
他の転職エージェントを探してみるのも1つの方法です。
合わないと悩み続けていては時間が無駄になるだけです。
転職エージェントそれぞれ強みが違うため、他の転職エージェントで相性が良いキャリアカウンセラーが見つかることもあります。
各エージェントごとに、この分野はAエージェント、違う分野はBエージェントと分ける事で幅も広がります。
多方面から情報を収集し、納得のいく転職ができる確率をあげていきましょう。
別の担当者に変えてもらう
同じエージェント内でも担当者を変えてもらえばまた雰囲気も違ってきます。
ただ、担当者を変えてほしいとは、なかなか言いにくいものですよね。
直接話すと雰囲気にもまれて言えない時は、メールや電話などの対面ではない方法で相談する事も可能です。
担当者を変える際のポイントとして、自分が希望する職種や業界に強い人を必ず希望しましょう。
他に詳しい担当者が在籍している可能性が十分にあるので、職種の事情などに詳しい担当者から話が聞きたいことを伝えることはマスト。
より自分が理想とする働き方を提案してくれ、予想外のアドバイスをもらえることにつながります。
希望職種に強いカウンセラーであれば、その職種の良い面だけでなく、注意点や悪いポイントもわかっているため、転職後のギャップを防ぐことにもつながります。
転職を見直す
転職活動は一時的な勢いで臨むと失敗する事が多いのも事実です。
転職活動はかなり厳しい道のりが待ち受けています。
新卒の就職活動では特段準備をしなくても、面接などの受け答えなど、実績がない状態でも内定を取ったりすることも可能でしょう。
しかし転職では、即戦力が求められているのでそう簡単には進みません。
転職に関する準備が不十分であれば、面接官に見透かされ、悪印象を与えます。
つまり、転職活動の準備を共に行う転職エージェントと相性が合わなければ、転職に失敗する可能性も増えるということです。
転職は実績さえあればいつでも可能です。
準備期間に余裕をもって、転職活動を始める前に以下のようなことを考えて今後の人生設計を立てるべきです。
- キャリアの積み上げ方
- 希望の働き方(オフィスワーク、在宅、転勤等)
- ライフワークバランス
- 将来、部署移動が出来るのか
- 福利厚生が充実しているか
4.相性の合う転職エージェントを見つけるポイント
良い転職活動をするには、相性の合うキャリアカウンセラーとの出会いが必要不可欠です。
料理と似ていますが、質がいい材料で作った料理は品があって、味わいの深さも違いますよね。
つまり、材料集めの段階である、転職エージェントの質が良ければそれだけで活動の充実度が変わってきます。
そこで相性の合う転職エージェントを見つける以下の2点のポイントを確認しておきましょう。
求人数が多いエージェントを利用する
求人数を多く提示してもらえる転職エージェントを探しましょう。
そもそも提示される求人数が少ないと、巡り合える企業が少ないので物理的に自分が転職できるチャンスが少なくなります。
HPやキャリアカウンセラーとの面談の中でどんな求人がどれだけ来ているのかを確認し、チャンスを掴めるようアンテナを張っておきましょう。
相性の合う転職エージェントなら自ずと求人数が多くなっているはずです。
多くの転職エージェントを利用する
多くの転職エージェントを利用し、相性の良いキャリアカウンセラーと出会う機会を増やしましょう。
人に会えば、それだけ相性の良い人に出会える確率も上がります。
物理的に自分から相性の合う転職エージェントを探すために、数で稼いで行くのも1つの方法です。
時間が許されるなら2社から3社ぐらいの転職エージェントを並行で利用したいところです。
まとめ
今回は「転職エージェントと相性」について、合わないときの対応について考えてきました。
転職エージェントと合わないと感じる理由は以下の5点でしょう。
- エージェントからの当たりが強い
- 自分の希望を相手に伝えられていない
- カウンセラーがまだ新米
- 相手に求めるレベルが高い
- 担当者が希望職種への理解がない
また、相性が合わない場合の対処法は下記3点です。
- 他の転職エージェントを利用する
- 別の担当者に変えてもらう
- 転職を見直す
皆さんに納得のいく転職をして頂くためにも、選択肢を広げさまざまな視点でエージェントについて考えてみてください。