最終更新日:2020/10/06
鉄道会社への転職をお考えですか?
鉄道会社は潰れることがない安定した仕事ですし、鉄道好きも多いため人気の職業です。
鉄道という社会を支える仕事につけるといった点でも、やりがいを感じますよね。
ここでは、鉄道会社の転職難易度について紹介していきます。
さらに、転職を有利に進める方法や転職エージェントも紹介していきますので、鉄道会社への転職を効率的に進めるためにぜひ活用しましょう。
【結論】鉄道会社への転職は転職エージェントを利用しよう!
JRを始めとする大手企業や安定事業が多い鉄道会社は、求人募集自体が少なく非常に倍率が高いです。
そのため、他の求職者よりも目につく書類の作成や面接の受け答えをができなければ、転職は非常に困難となるでしょう。
そこでおすすめしたいのが転職エージェントです。
転職エージェントを利用すれば以下のような転職支援を受けられ、あなたの鉄道会社への転職成功の力になってくれます。
- 転職に関するカウンセリング
- 書類添削や面接対策等
- ネットにも公開されていない高待遇の非公開求人の紹介 など
鉄道会社への転職におすすめなのは、大手転職エージェントの「doda」「リクルートエージェント」「パソナキャリア」の大手3社への登録です
登録・利用ともに無料ですので、一度気軽に相談から始めてはいかがでしょうか
気になる項目をクリック
1.鉄道会社の転職事情
鉄道会社へ転職を考えているなら、まずは「鉄道会社への転職はどんな感じなのか」「入社後の年収やその後のキャリア」等の転職情報を知っておきましょう。
鉄道会社は「鉄道が好きな人が就職する」イメージがありますが、それ以外の人も多く応募している人気企業です。
なぜ多くの応募者がいるのか、またなぜ求人は多いのか、その理由について詳しくご紹介します。
鉄道会社は安定していることから難易度は高い!
鉄道会社は「事業の安定性」「倒産リスクの低さ」から求職者に人気があり、転職の難易度は高くなっています。
鉄道会社は交通インフラや輸送の要であり、社会にはかかせない事業です。
そのためいつの時代も需要があり、安定した将来性が約束されています。
その結果、新卒採用でも数十倍の倍率になるなど内定は狭き門になるのです。
鉄道好きという気持ちだけでは、競争に勝ち抜くのは難しいのが現実と言えます。
鉄道会社の平均年収は662万円
「国土交通省の鉄道統計年報(平成28年度)」によると、各鉄道会社の平均年収は662万円です。(JR平均676万円・中小や公営を含む民鉄648万円)
この値は同統計の「1人1ヶ月平均給与基準賃金と平均臨時給与の合計×12ヶ月」を用いて算出しました。
国税庁の「民間給与実態統計調査(平成30年分、令和元年9月発表)」での日本人全体の平均給与は441万円ですので、約200万円高い数値を記録しています。
日本平均と比べても、鉄道会社の給与はかなり多いと言えるでしょう。
鉄道会社の労働環境は良い
鉄道会社の労働環境は、他の業種と比べて整っています。
【鉄道会社の労働環境】
- シフト勤務なので交代要員が来れば交代できる
- 基本的に残業はほぼない
- 夜勤がある(会社によっては24時間勤務や連続夜勤がある)
- 時間外や休日に呼び出しがかかることもある
- 休みは多い
- 人身事故や異常が発生した場合は社員総出で対応にあたる
- 台風など災害時にもシフトが入っていれば出勤する
時間に正確でなければならない仕事のため、そこが業務にも反映されやすく残業は基本的にはありません。
ただ災害や事故、その他異常などが発生した場合には、復旧にあたる必要性から呼び出しがかかることもあります。
きちんと休みがもらえる分、そういった緊急時には対応する覚悟も必要です。
将来性は鉄道会社により違いがある
倒産のリスクが低い鉄道会社ですが、すべての鉄道会社がそれに当てはまるとは限りません。
【鉄道会社の現状】
現状 | 将来的に考えられること | |
鉄道大手会社の現状 | ・交通手段として不可欠の存在 ・数多くの路線があり便利 ・待ち時間が少ないため安定した利用が見込める |
・災害時にはすべてがストップしてしまうため対策が必要 ・事故や異常を予防するための取り組みが求められる |
---|---|---|
鉄道中小会社の現状 | ・他の交通手段もあるため競合している ・利用客が少ない地域では採算がとれない |
・他会社との合併などの可能性 |
公営鉄道会社の現状 | ・輸送利用が減ってきている ・料金の値上げが難しく赤字経営も多い |
・民間会社への委託の可能性 |
さらに鉄道会社は保線や点検、車両の維持にも多くの経費がかかります。
そのため、路線事業だけでは経営が厳しい鉄道会社も増えており、今後は地域社会に密着した事業などを展開していくよう求められる可能性があります。
鉄道会社が鉄道以外に手掛けている事業一覧
たとえば鉄道会社が手がける事業には、以下のものも含まれます。
【鉄道会社が手がける事業】
- 鉄道事業
- 旅行代理店事業
- 金融・決算事業
- 不動産開発事業
- 車両製造事業
鉄道会社に入社する場合には、これらの関連事業で働く可能性もあります。
また今後会社の方針により、事業が多方面に広がる可能性もあります。
そういった意味でも、鉄道会社は会社ごとに将来性には違いがあるといってもいいでしょう。
2.鉄道会社の種類
鉄道会社は日本全国にあり、大手企業から地域密着型の企業など公営や中小企業も含むと、208社(平成31年4月1日現在)あります。(参照:国土交通省「鉄道関係・データ|鉄道事業者一覧」)
転職を考える前に、「日本の鉄道会社にはどんなものがあるのか」「自分はどんな会社が合ってそうか」を確認するのは重要です。
以下より主な鉄道会社の種類をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
JRグループ各社
日本国有鉄道(国鉄)の民営化により、分割した鉄道事業者をまとめてJRグループと呼んでいます。
現在JRグループと呼ばれる鉄道会社は大きく3つに分かれています。
【JRグループの3つの区分】
上場会社 | JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州 |
---|---|
非上場会社 (鉄道建設・運輸施設整備会社が株を保有) |
JR北海道、JR四国、JR貨物 |
共同出資法人 | JRシステム、JR総研 |
日本貨物鉄道(JR貨物)は運輸関係、鉄道総合技術研究所(JR総研)は鉄道技術に関する研究の他、事故の原因調査なども担当しています。
鉄道情報システム(JRシステム)はコンピュータシステムの運用や管理を行っており、鉄道だけでなく運輸や流通の業界にも関わっています。
それぞれが独立しているため、求人は各JR会社によって行われています。
私鉄
私鉄とは、JRを除いた民間事業者が運用している鉄道会社のことを指し、大手私鉄と中小私鉄があります。
日本民営鉄道協会に加入している大手16社と地方56社から、地域別に主要な会社をご紹介します。
【地域別私鉄一覧】
東北地区 | 津軽鉄道株式会社、仙台空港鉄道株式会社、福島交通株式会社ほか |
---|---|
関東地区 | 東武鉄道株式会社、東急電鉄株式会社、京浜急行電鉄株式会社ほか |
北陸信越地区 | アルピコ交通株式会社、上田電鉄株式会社、北陸鉄道株式会社ほか |
中部地区 | 名古屋鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、伊豆急行株式会社ほか |
関西地区 | 近畿日本鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社、南海電気鉄道株式会社ほか |
中国地区 | 岡山電気軌道株式会社、広島電鉄株式会社、一畑電車株式会社ほか |
四国地区 | 高松琴平電気鉄道株式会社、とさでん交通株式会社、伊予鉄道株式会社 |
九州地区 | 西日本鉄道株式会社、島原鉄道株式会社、熊本電気鉄道株式会社、長崎電気軌道株式会社 |
私鉄は異業種にも事業展開を行っているのが大きな特徴です。
たとえば関連事業として、レジャーや宿泊施設、百貨店やバス事業などがあります。
国鉄の民営化でJR各社も事業展開を大きく広げており、私鉄との差はほぼなくなりつつあります。
第三セクター鉄道
第三セクター鉄道は、公営、民営以外の「第三の経営方式」を採用した鉄道会社です。
第一セクターである国や地方公共団体、そして第二セクターである民間企業の共同出資で設立された会社を第三セクターと称します。
2019年現在では、国鉄の経営悪化に伴う事業引き継ぎにより、多くの第三セクターが存在します。
ただ都市部と違い、地方のローカル線を引き継いだ第三セクター鉄道には、利用者の減少により赤字経営に悩むところも多くあります。
【主な第三セクター鉄道】
旧国鉄から転換した鉄道会社(31社) | 三陸鉄道、いすみ鉄道、北陸急行、伊勢鉄道など |
---|---|
私鉄・新幹線開通後の路線を転換した鉄道会社(12社) | 道南いさりび鉄道、しなの鉄道、養老鉄道、肥薩おれんじ鉄道など |
大都市圏を中心に開業した鉄道会社(20社) | ゆりかもめ、多摩都市モノレール、首都圏新都市鉄道、横浜シーサイドラインなど |
また、第三セクター鉄道の経営が悪化し、自治体で買い取るなどして事業主が変わっているということも起きています。
3.鉄道会社の主な職種と仕事内容
鉄道会社に転職する場合、一体どんな職種や業務があるのかも事前に知っておきたいですよね。
そこで、鉄道会社にはどういった求人があるのか募集される職種を詳しくご紹介します。
JR・私鉄・第三セクターそれぞれで採用する職種に違いはありますが、大体は「営業や事務等の総合職」と「現業・技術等の現場職」に分かれます。
ただし、採用時には駅での研修からスタートです。
そこから希望、各個人の能力に合った職種に振り分けられます。
現業職
駅構内での業務や電車の運転に関わるのが現業職です。
主な業務として以下のものがあります。
【現業職の種類】
- 駅員、乗務員、輸送指令
- 販売管理(会社が運営している売店や店舗など)
たとえば切符の販売や案内、電車の運転や運行に関わります。
部署によっては会社が運営している百貨店やデパート、駅構内の売店の業務に関わることもあります。
技術職
電車の運行に伴うインフラ(運用するための土台)を支えるのが技術職です。
専門ごとに分かれ、採用が行われています。
【技術職の種類】
- 電気系統
- 機械系統
- 土木
- 建築
- IT
主な仕事内容は、駅や線路の電気関係や制御システムの管理、ITの保守や管理、駅、踏切や線路の整備などです。
さらに技術職の中には、電車の保守・整備関係を請け負う部署もあります。
電気やITに関わることから、入社時に専門の資格が必要とされる部署も存在するため、事前に確認しておきましょう。
事務職
総合職とも呼ばれ、鉄道会社では裏方にあたるのが事務職です。
将来的には鉄道会社の経営に関わる仕事を任せることを念頭に採用が行われます。
【事務職の種類】
- 総務、経理、人事
- 営業
- 企画
- 運行ダイヤの作成や管理
- マネジメント
一般的な企業にもある総務や広報、経理、人事の他、運行ダイヤの作成や鉄道会社の事業の営業や企画などを行います。
鉄道会社で進められている駅構内の改善や周辺地域の開発などにも関わります。
鉄道関係ではなく、他業種の企画や運営に携わることも考えられるでしょう。
ただ、事務管理であるホワイトカラーは中途採用はあまり行われません。
採用部署、新卒採用・中途採用に関わらず、入社後は駅員からスタートすることがほとんどです。
鉄道会社のキャリアアップ
鉄道会社ではキャリアアップすることで年収もアップします。
【鉄道会社におけるキャリアアップ】
駅員 | 入社後に配属。駅に関する業務を行う。 |
---|---|
乗務員 | 駅員として2年ほど経験を積んだ後、「乗務員登用試験」に合格する必要がある。 |
車掌 | 乗務員として経験を積んだ後、「車掌登用試験」に合格する必要がある。 |
運転士もしくは輸送司令 | 国家試験を受けて運転士免許を取得することが必要。 輸送指令として勤務する道もある。 |
入社時に将来どの部署で働きたいか希望は聞かれますが、鉄道会社の取り組みを利用者の面から知るためにも駅員からスタートすることが一般的です。
駅員の平均年収は会社にもよりますが、300万円前後です。
駅員で経験を積み、登用試験を受けることで乗務員になると年収は400万円前後までアップします。
入社から5~6年で車掌になると、平均年収は600万円を超えます。
国家資格が必要となる運転士になると、平均年収は660万円から700万円、50代後半になると800万円超えの方も珍しくありません。
さらに新幹線の運転士になるためには、運転士としての経験が5~6年あることが前提となっており、狭き門ではありますがそれに見合った年収が得られるのです。
4.鉄道会社の転職を有利に進める方法
安定企業である鉄道会社では、離職率が低いため中途採用は少ないのが現状です。
ほとんどの人が定年まで働くため、年度ごとに中途採用の人数は変動します。
中途採用の人数が多いとしても専門職の募集の場合もありますし、希望している部署の募集が少なければ、競争になりますよね。
こういった場合、きちんと対策ができているかで明暗が分かれてしまいます。
「鉄道会社に転職したい!」と考えているなら、志望動機や自己PRの他、企業研究もしておかなければなりません。
そこで、鉄道会社への転職を成功させるために知っておきたいことを詳しくご紹介します。
鉄道会社への転職に必須な2つの検査について知っておく
鉄道会社では、安全確認などを確実に行う必要があるため、他の企業にはない特殊な検査が実施されます。
これは採用時だけでなく、入社後にも定期的に行われる検査です。
なぜ必須となっているのか、検査内容と共にその理由もご紹介します。
医学適性検査
医学適性検査は、耳と目の検査です。
鉄道会社ではどんなに優秀であっても、この検査に通らないと入社することはできません。
事前に検査を受け、応募時に診断書を提出する必要があります。
【医学適性検査が鉄道会社への入社に必須の理由】
- 信号の色を正しく判別する必要がある
- 列車の接近や異常を知らせる表示をきちんと識別する必要がある
- 警報器や電車の接近を音で判断する必要がある
検査内容と必須項目は以下の通りです。
【医学適性検査内容】
視力 | 裸眼で0.7以上、もしくは片眼1.0以上他眼0.5以上 眼鏡、コンタクトレンズ使用の矯正視力で各眼0.7以上 |
---|---|
色覚 | 青・赤・黄の3色識別が可能である |
視野 | 問診等で所見なしであること |
聴覚 | 判定基準3・1,000Hzで各耳40dB以内、判定基準4・4,000Hzで各耳65dB以内であること |
その他 | 眼疾患・耳疾患があり就業制限の措置が必要な場合は不適格となる |
クレペリン検査
クレペリン検査は、現業種に応募する場合には必ず実施される検査です。
医学適性検査と違い、試験会場で受けることになります。
【クレペリン検査とは】
- 隣り合った数字を足し下一桁を記入する
- 検査時間は前半前半15分、後半15分、間に5分休憩
- 1分ごとにアナウンスがあり、アナウンスに従って次の行の計算にうつる
- 計算問題のあと、性格や思考についての質問がある
クレペリン検査は、以下のことを知るために行われます。
【クレペリン検査が鉄道会社で行われる理由】
- 時間に正確に反応できるかが必要とされるため
- 丁寧に物事に取り組めるかどうか求められるため
- 何が起きても平常心での対応ができる人間であることが必須であるため
クレペリン検査の対策は、インターネットでも多く紹介されていますが「平常心で取り組むこと」が大切です。
利用客の命を預かる仕事ですから、求職者の性格や人間性について診断する必要があるのです。
これはあくまでも独り言。
参考になればいいなと。
鉄道会社に就職したい皆さんへ…
まずは適性検査のひとつ「クレペリン検査」はとにかく全力でやって下さい。
絵型がどうとかって変に意識したり小細工すると落ちます。
クレペリン検査で適正無しと判断された場合は諦めて下さい。(続く)— なたかた (@nata_kata) 2017年12月7日
鉄道会社で求められる人が持っているもの3つを身につける
鉄道会社に転職を考えているのであれば、まずは鉄道会社に採用される人がどんな人なのかを知る必要があります。
そこで鉄道会社が求めている人について詳しく見ていきましょう。
主体性のある人
鉄道はダイヤに従って運行されていますが、異常や事故がいつ起きるか分かりません。
また、そういった状況になった時に「どうすればいいのか」と人に助けを求めていては対応が遅れてしまいます。
仕事をしながら常に自分で考え、行動にできる「主体性のある人」が鉄道会社では求められます。
チームワーク
鉄道は多くの人に支えられ、正確かつ安全な運行が成り立っています。
さらに鉄道会社が取り組む事業は大規模なものが多く、プロジェクトに関わる人同士のコミュニケーションが必須です。
そのため仕事では常にチームワークが求められます。
自分の仕事が回りに及ぼす影響を常に考え、仕事仲間や利用者のことを考えながら仕事ができる人でなくては任せられないのです。
時間管理のできる人
日本の鉄道が世界的にも有名な理由の一つに、「電車が正確な時間に来る」ことが挙げられます。
もちろん気象条件やトラブル等で遅れが生じることもありますが、正確だからこそ多くの人に利用されています。
そのような鉄道会社の中で働くためには、時間に正確であることはもちろん、自分の時間管理もきちんとできる人間である必要があります。
鉄道会社の取り組みを志望動機に組み込む
鉄道会社は鉄道の運行だけでなく、商業施設や土地の開発など多様な事業に取り組んでいます。
履歴書に記入する志望動機には、志望する鉄道会社が行っている事業について詳しく調べた上で自分がどう感じたのかを記入しましょう。
自分がその事業に対し、改善すべき点があると考えているのならそれも組み込むといいでしょう。
鉄道会社の取り組みは地域社会とも強く結びついていますので、自分が地域社会に貢献したいと考えていることを志望動機で伝えることが大切です。
時間が守れる人間であることを自己PRに組み込む
鉄道会社では「時間が守れる」「コツコツと粘り強く物事に取り組める」といったことが大きなアピールポイントになります。
ただしそれを伝えるためには、具体的に経験談を挙げて説明することも必要です。
「学生時代(社会人でも)無遅刻無欠席だった」ことや「山登りをするのに体力作りや計画作りに半年をかけた」といった経験としては地味に感じるようなことでも鉄道会社にはアピールとなります。
鉄道会社に関する知識は必要ない
入社のためには「鉄道知識を磨かなければ…」と思うかもしれませんが、実はそれほど必須ではありません。
入社後に研修がしっかり行われるので、面接時に重要視されるのは「その人自身の能力や人間性」であるためです。
ただし、ある程度の知識があったほうがゼロより印象は良くなるでしょう。
鉄道会社に転職するなら転職エージェントを利用しよう
鉄道会社へ転職する場合には、「なぜ一般企業から鉄道会社なのか」「鉄道会社で何をしたいのか」といったことを面接で聞かれます。
自分で企業研究をして志望動機や自己PRを作成することが必要ですが、やはり限界がありますよね。
そういった時に利用したいのが転職エージェントです。
転職エージェントとは、自分の希望を面談でヒアリングした上で求人を紹介し、企業とのセッティングをしてくれるサービスです。
履歴書などの提出書類の添削や面接対策のアドバイス、面接の日程調整も代理でしてくれます。
鉄道会社は他の企業に比べ、中途採用が少ないことに加え、競争率が高いため事前の対策をしっかりしていないと転職成功はかなり厳しいのが現状です。
企業情報に詳しく、的確なアドバイスをしてくれる転職エージェントの存在が必須ともいえます。
次では数ある転職エージェントの中から、鉄道会社への転職の際にぜひ利用したい転職エージェントを3つご紹介します。
5.鉄道会社の転職に有利な転職エージェント3選
鉄道会社の転職を成功させるためにも、内定実績のある転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントによって強みやサービスには違いがありますが、鉄道会社の転職の際にはぜひ利用したい転職エージェントを詳しくご紹介します。
面接が不安ならdoda
【dodaの強み】
- キャリアアドバイザーの質が高い
- 面接のアドバイスやフィードバックが手厚い
- 求職者に合った転職先をピンポイントで紹介してくれる
dodaは、業界No.2の求人数を誇る転職エージェントです。
内定実績だけでなく、求職者から人気が高いのはキャリアアドバイザーの質の高さです。
競争率の高い鉄道会社に転職するためには、提出書類の作成から気が抜けませんよね。
親身になってアドバイスしてくれるdodaのキャリアアドバイザーがいれば、自信を持って挑めます。
運営会社 | パーソナルキャリア株式会社 |
---|---|
求人数 | 141,767件(2020年1月時点・未公開案件含む) |
対象地域 | 全国+海外 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳細・口コミは「dodaの解説記事」をご確認ください |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
豊富な求人数から選ぶならリクルートエージェント
【リクルートエージェントの強み】
- 業界トップの求人数の多さを誇る
- 取引企業が多く企業情報が豊富
- 適性検査対策のアドバイスをしてもらえる
リクルートエージェントは、業界内トップの求人数を誇る転職エージェントです。
内定実績もトップで、鉄道会社の内定も多くあります。
企業情報を豊富に持っていますので、個人では分からない企業内の雰囲気なども教えてもらえるのは心強いですよね。
また適性検査対策も行っていますので、鉄道会社への転職を考えているならぜひ登録しておきたい転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
---|---|
求人数 | 200,000件以上(2020年1月時点) |
対象地域 | 全国+海外 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳細・口コミは「リクルートエージェントの解説記事」をご確認ください |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
手厚いサポートを受けたいならパソナキャリア
【パソナキャリアの強み】
- 業界に詳しいキャリアアドバイザーが在籍している
- 企業ネットワークがあり豊富な求人を紹介している
- 内定から就職後のフォローが受けられる
パソナキャリアは、人材派遣事業で培った企業との太いパイプを持つ転職エージェントです。
提出書類の添削やアドバイスに加え、企業情報も豊富に持っていますので面接にも強くしっかり相談できます。
さらにサポートに時間をかけ、納得のいく転職をバックアップしているのもパソナキャリアの強みです。
内定後のサポートもしてもらえますので、初めての転職に不安があるならぜひおすすめの転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社パソナ |
---|---|
求人数 | 40,566件以上(2020年1月時点) |
対象地域 | 全国+海外 |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
詳細・口コミは「パソナキャリアの解説記事」をご確認ください |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
6.転職エージェントを上手く活用する方法
鉄道会社への転職には、転職エージェントが必須であることをお伝えしました。
ただ、転職エージェントに登録すればそれで成功するというものではありません。
確実に鉄道会社の内定を勝ち取るためにも、ぜひ知っておきたい転職エージェントの利用方法をご紹介します。
転職エージェントは3社程度登録する
転職エージェントはそれぞれサービス内容が違います。
また、求人も重なることもあれば、その転職エージェントしか持っていない求人もあるため、複数登録するのがおすすめです。
ただしたくさん登録すれば内定率がアップするというわけではありません。
サービス内容を比較した上で、3社程度に絞って登録しましょう。
相性が合わない担当者はすぐに変更してもらう
どの転職エージェントでも、キャリアアドバイザー教育に力を入れていますが、人間同士なので相性はどうしてもあります。
熱心に求人紹介してくれるキャリアアドバイザーが苦手、という人もいますし、逆に引っ張ってくれるタイプのほうがいいという人もいますよね。
面談をしていて「どうも私にこの人は合わないな」と感じたら、遠慮せずにキャリアアドバイザーの変更をお願いしましょう。
キャリアアドバイザーを変更することで不利になることはありませんので、安心してくださいね。
こまめに連絡をとる
キャリアアドバイザーは複数の求職者を担当しており、あなたを1番優先してくれるわけではありません。
そのため新しい求人が入ってきた場合、リストの順番に連絡をしていきます。
この順番は、問い合わせをしてくる求職者やメールや電話をマメにしてくる求職者順となっているのです。
つまり「何度電話やメールをしてもつながらない、返事がない」という人は印象も薄くなり後回しにされてしまいます。
こまめに連絡をすることで、タイミングよく入ってきた好条件の求人を紹介される可能性が高くなりますよ。
まとめ
安定している鉄道会社は、中途採用自体が少なく、あったとしても競争率が高くなる傾向にあります。
鉄道会社に転職したいと考えているなら、企業とのつながりがある転職エージェントを利用するのがおすすめです。
- 面接対策に強い「doda」
- 適性検査の対策も行っている「リクルートエージェント」
- 企業とのつながりが強い「パソナキャリア」
サービス内容の違う転職エージェントを複数登録することで、厳しい書類審査や面接に自信を持って挑むことができます。
ぜひ転職エージェントを活用し、鉄道会社への転職を成功させましょう。