最終更新日:2021/02/10
「ベンチャーキャピタルは難易度が高そうだから、転職は難しいのでは?」と不安になっていませんか?
しかし、ベンチャーキャピタルは未経験からでも転職できる職業です。
この記事では、 ベンチャーキャピタルの仕事内容から未経験から有利に転職する方法まで解説します。
この記事を読めば、未経験からどうすればベンチャーキャピタルに転職できるのか、はっきりわかりますよ。
1.ベンチャーキャピタルとは?
ベンチャーキャピタルへの転職を考えているなら、何となくどんな仕事かとイメージがついているかもしれません。
しかし、ベンチャーキャピタルへの転職を検討しているなら、まずは仕事内容を明確に知らないといけません。
ここでは、「 ベンチャーキャピタルとどんな仕事なの?」という疑問にお答えしていきます。
ここを読んでもらえれば、ベンチャーキャピタルがどのような仕事か明確になります。
仕事内容
ベンチャーキャピタルの仕事は、「成長の見込みが高い未上場企業を選定し、投資をして利益を得る」仕組みになっています。
主な仕事は以下の3つに分かれます。
1つ1つ紹介していきます。
投資先を見極め(=ソーシング)
ベンチャーキャピタルは、投資先を見極める能力が非常に大事です。
この見極めのことを「ソーシング」と呼びます。
ベンチャーキャピタルの収入源は、投資先が上場したことで得られる利益です。
つまり「投資先が上場する企業に値するのか?」を見極めないといけません。
例えば、ベンチャーキャピタルが企業に1000万円を投資したとします。
ベンチャー企業が上場をしないとベンチャーキャピタルは利益がありません。
そのためベンチャーキャピタルでは、投資先を見極める能力が非常に大切になってきます。
投資先へのコンサルティング(=バリューアップ)
ベンチャーキャピタルでは、コンサルティングをする能力が不可欠になってきます。
このコンサルティングのことを「バリューアップ」と呼びます。
利益は投資先が上場した時に得られるため、ベンチャーキャピタルでは投資先へのコンサルティングも行っています。
投資先が上場をしないとベンチャーキャピタルの利益にならないからです。
投資資金の回収(=エグジット)
ベンチャーキャピタルは、成長の見込みがある企業に資金を提供して株式を取得します。
無事に、投資先が上場企業となるとそこからリターンを得ることができます。
このことをエグジットと言います。
専門的な知識が必要になるため企業のトップクラスが担当することが多いです。
仕事に必要な知識
ベンチャーキャピタルの仕事は、「会社が成長するかどうかを分析し、投資先を選定し、投資する仕事」です。
そのため「金融の知識」や「財務」の知識は必須と言えるでしょう。
さらに、ベンチャー企業が上場するように企業価値を高める必要があります。
そのためには、コンサルティングする力も必要になります。
最近では、海外へのスタートアップ企業への投資も増えています。
IT先進国と日本の企業をつなぐ仕事をする際に、コミュニケーションツールとして英語力も不可欠になっています。
平均年収は600万円前後
ベンチャーキャピタルの年収は、600万円前後ですが、業界未経験の入社だと年収400万円前後なります。
(参考:パソナキャリア)
これまでの経験や能力により年収の前後はあります。
将来性
ベンチャーキャピタルの将来性は、かなり高いと言えます。
なぜなら 年々ベンチャーキャピタルの投資先や投資額は増えています。
年度 | 投資額 | 投資案件数 |
---|---|---|
2015年 | 738億円 | 845件 |
2016年 | 950億円 | 1074件 |
2017年 | 1257億円 | 1151件 |
2018年 | 1361億円 | 1287件 |
参考:一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター「ベンチャー白書2018」
投資額が2015年から比較すると2018年では、1.8倍にまで上がっています。
今後もITベンチャー企業系のへ注目が集まり、投資案件数や投資額が増えていくと予想されます。
2.ベンチャーキャピタルは未経験でも転職できる
実は、ベンチャーキャピタルは未経験でも転職が可能です。
ただし未経験の方が、有利に転職を進めるにはいくつか条件があります。
ここでは、 未経験の方が、ベンチャーキャピタルへの転職を有利に進める条件について紹介していきます。
1つ1つ解説していきます。
20〜30代で即戦力になれると有利
ベンチャーキャピタルは、少人数のチームで形成されます。
そのため人材コストを考えて即戦力を求める傾向にあり、できるだけ若い年齢での転職がお勧めです。
具体的に言えば、20-30代です。
即戦力を求めているため、「財務」「コンサルティング」の経験がとても重宝されます。
転職で有利になる資格
転職で有利になる資格は、以下のものになります。
- 公認会計士
- 簿記
- MBA(経営学修士)
- TOEIC
ベンチャー企業に求められる能力は、「 企業が成長するかどうかを判別し投資できる対象かどうかを見極める」仕事です。
そのため簿記や公認会計士の仕事経験があると有利と言えます。
会社が上場するためには、企業評価を上げる必要があります。
その際には、コンサルティング能力も求められます。MBAを取得しているとベンチャーキャピタルへのアピールになるでしょう。
海外とのベンチャーキャピタルの新規開拓も進んでいますので、TOEICを中心とした英語力も求められます。
転職を有利するなら転職エージェントを使おう
ベンチャーキャピタルへの転職はかなり難関です。
応募する人の能力が自然と高くなる傾向があるからです。
転職を有利に進めるなら、これまでのキャリアがベンチャーキャピタルにマッチするかを知る必要があります。
そのためには、転職エージェントが不可欠になります。
転職エージェントを利用すれば、経歴や強みから最適な企業とのマッチングを行ってくれるだけでなく、豊富な転職ノウハウや面接対策まで行うことができます。
これまでのキャリアをベンチャーキャピタルとマッチさせるには、様々な転職ノウハウやマッチング力がある転職エージェントを使うのが効率的です。
ここからは、ベンチャーキャピタルへの転職に有利になる転職エージェントについて紹介していきます。
3.ベンチャーキャピタルへの有利な転職エージェントとは?
ベンチャーキャピタルへの転職へは、これまでのキャリアをいかに応募する転職エージェントマッチさせることです。
様々な転職ノウハウを持っている転職エージェントは必須になってきます。
ここでは、ベンチャーキャピタルへの転職に有利になる転職エージェントについて紹介していきます。
面接が不安なら「doda」
(引用:doda)
「doda」は、 面接サポートが非常に充実しています。
これまでのキャリアをアピールするには、面接が欠かせません。
「面接で自分の経歴を上手くアピールできない」と面接を不安に感じている人に、dodaのキャリアサーポートが適しています。
面接での話し方やアドバイスがしっかりもらえます。
さらに、経歴を魅力的に見せてくれる履歴書や職務経歴書の添削なども行ってくれます。
面接に不安がある方にとっては、dodaは強い味方になってくれます。
無料で面接対策も行ってもらえるのでこちらからお試ししてみて下さい。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約72,000件 (2021年2月時点) |
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対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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女性や初心者の転職なら「パソナキャリア」
(引用:パソナキャリア)
「パソナキャリア」は、女性の転職支援に力を入れている転職エージェントです。
女性のキャリアに合わせたアドバイスや、企業とのマッチングを行うイベントも行っています。
また、パソナキャリアは転職初心者への対応がとても丁寧です。
例えば、「転職すべきかどうか」と悩んでいる人に対しても向き合って解決してくれるのです。
取引先の企業数が16,000件や転職支援者25万人と実績がかなりある転職エージェントになります。
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運営会社 | 株式会社パソナ |
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公開求人数 | 約28,400件 (2021年2月時点) |
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対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!パソナキャリアの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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キャリアに自信があるなら「JACリクルートメント」
(引用:JACリクルートメント)
「JACリクルートメント」では、ハイクラスの求人を多く紹介してくれる転職エージェントです。
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他の転職エージェントと違い、企業ごとに担当がついていることが特徴。
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公開求人数 | 約8,800件 (2021年2月時点) |
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対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | http://www.jac-recruitment.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!JACリクルートメントの悪い評判と登録前の全注意点」 |
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4.日本で有名なベンチャーキャピタル
日本でも有名なベンチャーキャピタルの会社について紹介していきます。
有名なベンチャーキャピタルを確認することで、ベンチャーキャピタルへの転職へのイメージがつきます。
グロービス・キャピタル・パートナーズ
グロービス・キャピタル・パートナーズが投資を行っている業界は、IT関連の企業が中心となっています。
グロービス・キャピタル・パートナーズは、数多くの企業を上場に導いています。
海外からの出資受け入れ比率が非常に高いのが特徴です。
数百億円の規模で運用をしているベンチャーキャピタルですが、10数人の精鋭チームで運営されています。
産業革新機構
産業革新機構は、資金力がとても大きな企業です。
資本金が、約3000億円です。
政府の保証もあり、投資資金の規模は2兆円を超えます。
投資先は、大企業の業界再編がメインでしたが、最近ではベンチャーへの投資もかなり増えてきています。
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ
ITへの投資を中心に活動を行っています。伊藤忠テクノロジーベンチャーズは、伊藤忠商事を親会社とするベンチャーキャピタルです。
伊藤忠のグループ会社自体が、世界への事業を展開しているため国内だけでなく国外にも積極的に投資をしているのが、特徴的です。
みずほキャピタル
みずほキャピタルは、みずほグループとの結びつきが強く、資金力も豊富にあります。
投資先は、主に国内企業になります。
まとめ
ベンチャーキャピタルは未経験者でも転職をすることができます。
具体的に言えば、20-30代です。そして即戦力を求めているため、「財務」「コンサルティング」の経験がとても重宝されます。
転職を成功させるには、今回紹介した転職エージェントを使うのがおすすめです。
「doda」「パソナキャリア」「JACリクルートメント」は未経験からの転職をサポートしてくれます。
ぜひ登録して、キャリアアドバイザーのサポートを受けながらベンチャー企業への転職を成功させてくださいね。