最終更新日:2021/01/24
もっと働きやすい病院に転職したい…!
今の職場よりも働きやすい病院に転職したいけれど、どんな病院を選べばいいのか迷ってしまう看護師さんも多いです。
最も大切なのは「あなたにとって働きやすい条件」を満たす職場を見つけることです。
今回の記事では、働きやすい病院の特徴や、病院選びのコツについて解説していきます。
また、避けた方がいい病院の見分け方もご紹介しますので「ブラックな病院はもうこりごり」という人にもおすすめの内容となっていますよ。
この記事を読めば、あなたの理想の転職先が見つかるはず。
ぜひ気になる箇所を読んでみてください。
今の年収が見合っているのか不安でしたら、年収査定をしてみましょう!(完全無料)
(参考:マイナビ看護師)
「周りよりもなぜか私だけ給料が低い…」
「ボーナスが少なくて、モチベーションが保てない…」
厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」によると、女性看護師の平均年収は「481万円」です。
平均年収とあまり変わらないのであれば、まずは年収査定からはじめてください。
「マイナビ看護師」は厚生労働省から許可を得ているサービスなので、無料で利用できます。
あなたが本当にもらうべき年収を、この機会に確かめてみましょう。
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
気になる項目をクリック
1.看護師にとって働きやすい病院の特徴は6つ
看護師は命に直結する責任の重さから、ただでさえストレスを感じやすい仕事です。
その上職場の環境が悪ければ、やる気が低下し「何のために働いているのだろう…」と毎日ツラい気持ちになるのも無理はありません。
ストレスなく働くためには、できるだけ働きやすい環境の職場を選ぶことが大切です。
本章では、働きやすい病院に共通する特徴を6つご紹介します。
特徴1.教育体制が整っている
働きやすい病院は、教育体制をしっかりと構築しています。
たとえ経験者の看護師だとしても、転職したてでは院内ルールも分からないため、慣れるまでは不安でしょう。
しかし、下記のような病院であれば安心して働けます。
【教育制度が整っている病院の特徴】
- プリセプターがつく
- マニュアル化されている
- クリニカルラダーを導入している
- 質問をしやすい空気作りをしている
また、働きやすい病院は新人教育だけでなく、スタッフ全員が成長できる環境作りを心がけています。
気になる職場が見つかったら、転職前に教育体制が整っているのか確認しておくようにしましょう。
特徴2.離職率が低い
働きやすい病院では、スタッフの出入りが少なく、長く続ける人が多いのが特徴です。
「この職場ならまた働きたい」と思えるので、産休・育休の後に再び働きに戻ってくるスタッフも少なくありません。
滅多に求人を出していない病院が募集をしていれば、働きやすい職場である可能性が高いです。
お宝求人かもしれませんので、求人条件を詳しくチェックしてみて下さい。
特徴3.スタッフの経験年数に偏りがない
スタッフの経験年数がバランスよく在籍しているのも、働きやすい病院の特徴です。
新人、中堅、ベテランスタッフがそれぞれ補い合って成長できる環境だからです。
一方、新人ばかりで中堅スタッフがいない職場などは要注意です。
なぜなら、ある程度経験を積んでいる中堅であれば、働きづらい病院をすぐに見限って、他の病院に転職するからです。
転職先を探す時には、看護師の年齢層についてもチェックするようにしてください。
特徴4.有給を取得できる
有給を満足に消化できる病院は働きやすい病院です。
なぜなら、看護師は人手が不足している職場が多く、有給がなかなか取れずに悩んでいる人も少なくないからです。
有給を取れたとしても、連休では取らせてもらえなかったり、中には「こんな忙しい時に有給?」などと嫌味を言ってくるような病院があります。
一方、みんなで有給を取れるように、スタッフ同士で譲り合ったり協力し合うような病院はとても働きやすいです。
求人に有給取得率を記載している病院もありますので、事前に確認してみてください。
特徴5.研修や勉強会は勤務時間内
研修や勉強会を勤務時間内に行う病院も、働きやすい職場といえます。
しかし、中には休日に勉強会に参加しなければならない病院もあります。
休日にまで仕事の勉強会にいかなければならないと、リフレッシュもできず、仕事と休日の気持ちのメリハリがつけられません。
働きやすい病院であれば、もしも休日に研修や学会の参加が必要な場合は、代休や休日手当が支払われます。
ワークライフバランスを大切にしたい人は、研修や勉強会を勤務時間内に行う職場を選ぶことをおすすめします。
特徴6.人間関係がいい
人間関係は、看護師の働きやすさを左右する大きなポイントとなります。
看護師はチームで密に連携しながら進める仕事なので、人間関係が悪い職場はとても働きづらいです。
一方、人間関係がいい職場だと、協力しながら働けて業務を円滑に回せます。
また、困ったことがあれば相談しやすく、採血がうまくできない時なども他のスタッフに助けを呼びやすいです。
しかし、人間関係のいい職場かどうかは、求人だけで見極める事はできません。
そこでおすすめなのが、「事前の職場見学」です。
詳しくは5.働きやすい病院選び4つのコツで紹介しますのでそちらを参考にしてください。
2.【こんな求人は避けよう】ブラックな病院の3つの特徴
転職するなら、ブラックな病院は避けましょう。
「ブラックかどうかは転職してからしか分からないのでは…」と思う人もいらっしゃると思います。
実は、ブラック病院かどうかは事前にある程度見分けられるのです。
本章では、求人から見分けられるブラックな病院の特徴を3つご紹介します。
常に求人募集を出している
常に求人を出している病院は、人手不足が深刻なためハードな勤務体制であることが多いです。
スタッフがすぐに辞めていく、下記のような何かしらのブラックな理由があると考えて良いでしょう。
【スタッフがすぐに辞めていく理由】
- 休日出勤が多い
- ほとんど毎日残業がある
- 夜勤明けもすぐに帰れない
- 人間関係が悪い
さらに、どの求人サイトを見ても掲載しているという場合は、スタッフが足りていない病院である確率が高いです。
常に求人を出している病院は避けた方が良いといえます。
給与が異常に高い
給与が他の病院と比べて異常に高すぎるのも気をつけた方が良いです。
高いだけの理由が潜んでいるかもしれないからです。
【給与が高すぎる理由】
- 夜勤の回数が多い
- 見込み残業代が含まれている
- 年棒制でボーナスがない
求人に給与の内訳を書いているならまだしも、中には書いていない怪しい病院もあります。
給与は総支給額だけで判断せず、基本給や各手当てがいくらなのかまで把握しておくようにしましょう。
詳細情報が書かれていない
採用条件について詳しく書かれていない求人も気をつけましょう。
何かしら隠したいことがあるのかもしれないからです。
そもそもしっかりとした病院であれば、求職者の不安を払拭するために病院の詳細情報をきっちりと記載してあるはずです。
下記の内容について確認しましょう。
【確認しておくべき詳細情報】
- 福利厚生の詳細(産休、育休など)
- ボーナスの支給(基本給の何ヶ月分か)
- 手当ての有無(資格、夜勤、通勤、家賃など)
- 月間の平均残業時間
- 月間の平均夜勤回数
- 週休何日か
- 有給消化率
- 研修の有無(勤務時間内の実施かどうかも要確認)
- 看護研究の有無
上記の内容以外にも、自分にとって譲れない条件があれば、必ず事前に確認しておくことをおすすめします。
譲れない条件がハッキリしていない人は、次章で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
3.【転職失敗を防ぐコツ】働きやすい病院の条件をはっきりさせる
人それぞれ働きやすいと感じる病院の特徴は違います。
「なんとなく良さそうだから」という曖昧な理由で転職先を選ぶのは危険です。
なぜなら、曖昧な理由で転職先を選んでしまい「こんなはずではなかった…」と感じて、転職したことを後悔する可能性があるからです。
一般的な働きやすい条件ではなく、自分にとって働きやすい条件を満たせる職場を選びましょう。
自分にとって重要な条件をはっきりさせるには、できるだけ細かく紙に書き出す方法がおすすめです。
【転職先に求める条件】
- 給与
金額まで明確にする - 福利厚生
産休、育休、有給休暇、長期休暇、慶弔休暇など - 業務内容
携わりたい業務を明確にする - 残業時間
月に何時間までなら許容できるのか - 夜勤の有無
月に何回までなら夜勤に入れるのか - 研修の有無
頻度や外部研修の参加もできるのか
条件を書き出した後は、優先順位をつけていきましょう。
自分にとってどの条件が重要なのか視覚化できるので、求人を探す際に気持ちがブレにくくなります。
転職後のミスマッチを防ぐためにも、自分にとって働きやすい病院の条件を明確にしておきましょう。
条件が明確にできたら、次は実際に、働きやすい病院を探してみましょう。
4.働きやすい病院選び4つのコツ
病院選びに失敗しないためには、コツがあります。
本章では誰でもできる4つのコツをご紹介します。
コツを知っている人と知らない人では、転職活動に大きな差が出ますので、ぜひ確認しておいてください。
転職先の候補は複数考える
転職先の候補はいきなり一つに絞るのではなく、まずは複数検討するようにしましょう。
なぜなら、複数の求人を比較することで、自分が求めている条件にマッチする転職先を、効率的に選べるからです。
複数の求人の中から選ぶと、しっかり納得して就職できるので、転職後に「あっちの病院を選べばよかった…」といった後悔が少ないです。
ただし注意したいのは、あまりにも多くの候補を一気に抱えないこと。
自分に合う職場を見極めるために、2〜3か所の職場に絞って比較するようにしましょう。
口コミサイトを利用する
病院のホームページ上だけでは、詳細まで情報収集するのは難しいですよね。
そこで「ナスコミ」のような看護師専門の口コミサイトを利用するのもおすすめです。
(引用:ナスコミ)
ナスコミは、看護師さんのリアルな病院の口コミを知ることができるサイトです。
同じ病院でも、部署によって看護師メンバーの雰囲気が異なったりするので、転職する前には職場の雰囲気を調べておくと良いでしょう。
利用は無料なので、ぜひ気軽に登録して、情報収集に役立ててください。
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
事前に見学する
実際に病院へ足を運んで、見学をさせてもらう方法もおすすめです。
病院のWebサイトや求人票を見ているだけでは、職場の雰囲気を掴むことはできません。
「ナスコミ」で口コミを確認して良さそうだと感じた職場は、実際に見学させてもらいましょう。
可能であれば、気になった病院は全て見学しに行くのが理想的です。
実際に現場を見ることで、「どんなスタッフが働いているのか」「どんな雰囲気なのか」などを事前に知れるので、自分に合いそうか判断しやすくなります。
病院に電話をかけて「求人をみて興味を持ったので、見学させてください」と伝えれば大丈夫です。
転職サイトを活用する
1人で就職活動を行うのではなく、転職サイトを活用するのも有効な方法です。
転職サイトとは、ネットに乗っていない好条件な職場を見つけられたり、キャリアアドバイザーへの相談・面接対策を受けられるサービスです。
転職サイトは、個人では情報収集できないような病院の内部情報も教えてくれます。
徹底した転職サポートを受けられるため「利用料が高そう…」と思うかもしれませんが、転職サイトは以下のようなしくみのため、求職者は無料で利用できます。
おすすめの転職サイトについては、次章でご紹介していますのでチェックしてみてください。
5.働きやすい病院を探している看護師におすすめの転職サイト
転職サイトは、ネットに載っていない好条件な職場を見つけられたり、キャリアアドバイザーへの相談・面接対策を無料で受けられるサービスです。
キャリアアドバイザーが今の職場の不満や、転職先の理想の条件を聞いてくれ、あなたに合う働きやすい病院を提案してくれます。
手厚いサポートが受けられるので、初めての転職で不安という人も、安心して転職活動に臨めます。
また、自分だけでは情報収集しきれないような病院の内部事情なども教えてもらえます。
転職サイトを使う際は、好条件の求人の見逃しを防ぐためにも1社だけではなく3〜4社併用するようにしましょう。
本章では、看護師の転職におすすめの転職サイトを3つ紹介します。
【おすすめ看護師転職サイト3選】
転職サイト名 | 求人数 | 対応エリア |
---|---|---|
看護roo! |
◯ 約5万件 |
◎ 全国 |
マイナビ看護師 |
◯ 約4万5千件 |
◎ 全国 |
医療ワーカー |
◎ 約5万5千件 |
◎ 全国 |
※2021年1月時点
ちなみに、「この中で一番良いのはどれか…」と言われると、求人数とサポートの両方とも充実している「看護roo!」がおすすめです。
しかし、手厚いサポートをしてくれるかは、担当者の良し悪しに左右されるため、「このサイトを使えば安心!」と言い切れるサイトは正直なところありません。
そのため、質の悪い担当者に当たっても大丈夫なように、転職サイトは複数登録しておくことをおすすめします。
この方法で転職サイトを利用すれば、求人の選択肢が増えますし、複数の担当者からアドバイスをもらえて、転職の成功率も高められます。
仮に一つのサイトで質の悪い担当者に当たってしまっても、別のサイトを利用すれば良いので、失敗のリスクも減らせるでしょう。
もちろん、複数のサイトを使うのは面倒に思うかもしれません。
しかし、どれも登録は3分ほどで完了しますし、担当者との面談は電話で気軽に行えるので、2〜3社であればそこまで負担にもなりません。
転職サイトはとにかく使い倒すことが大事なので、気になっている転職サイトは全てまとめて登録してしまいましょう!
転職が不安な人はサポートの手厚い「看護roo!」
(引用:看護roo!)
『看護roo!』は、看護師転職では「お決まり」と言えるほど人気の看護師転職サイトです。
求人数は業界トップクラスの5万件以上。
面接対策や条件交渉などのサポートも丁寧で、気になる病院の情報も細かく教えてもらえます。
求人数とサポートの丁寧さを総合的に判断するならば、看護roo!への登録は外せないと言えるでしょう。
徹底したサポートを受けられるので、初めて転職をする人も安心して転職活動を進められます。
なお、看護rooは登録者限定に「転職ガイドブック」を配布しています。
転職者に寄り添った配慮がある点も、看護roo!をおすすめできる理由の一つです。
看護師の転職には欠かせないサイトですので、優先的に登録しておくことをおすすめします。
運営会社 | 株式会社クイック |
---|---|
公開求人数 | 約51,600件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.kango-roo.com/career/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「看護roo!(看護ルー)は電話がしつこい?気になる口コミや評判を解説!」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
病院以外の転職先も豊富な『マイナビ看護師』
(引用:マイナビ看護師)
『マイナビ看護師』は、病院以外の職場に転職したい看護師さんにもおすすめの看護師転職サイトです。
マイナビ看護師が取り扱っている求人は、約半数が「老人ホーム」や「訪問看護ステーション」など、病院・クリニック以外の職場です。
病院以外の職場も検討している人におすすめの転職サイトです。
また、マイナビ看護師は登録者しか紹介してもらえない「非公開求人」も充実しています。
(参考:よくある質問│マイナビ看護師)
非公開求人の多くは、「人気が高くて応募が殺到してしまう」「求人の枠がすぐに埋まってしまう」など、好条件で人気が高い求人が多いです。
良い求人を見逃さないためには、求人紹介だけでも受けておくことをおすすめします。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約50,000件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://kango.mynavi.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「マイナビ看護師の評判は実際どう?口コミをもとに利用すべき人の特徴を解説」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
正社員から派遣まで対応している『医療ワーカー』
(引用:医療ワーカー)
『医療ワーカー』は、正社員から派遣・アルバイトの求人まで幅広く取り扱う看護師転職サイトです。
医療ワーカーは、看護師転職サイトの中でもトップクラスの求人数を誇ります。
正社員の求人だけでなく、派遣からアルバイトまで様々な形態の求人が掲載されているので、仕事選びの選択肢が広がります。
また、コンサルタントが求職者一人ひとりにぴったりの求人を紹介してくれるので、あなたにとって働きやすい条件の病院が効率よく見つかります。
さらに、現在Webカウンセリングの実施を強化しており、転職相談に加え、履歴書添削や模擬面接も実施しています。
現職に不満を抱いているなら、まずは現在の悩みを相談してみるとよいでしょう。
スマホだけでの利用も可能なので、隙間時間に気軽に転職活動を進めらます。
月給40万円以上も狙える「応援看護師」などの情報も掲載されているので、求人だけでも覗いてみるのがおすすめです。
(引用:応援看護師の求人情報│医療ワーカー)
無料登録だけでも済ませておけば、希望に合った転職先を見逃しにくくなるでしょう。
運営会社 | 株式会社TS工建 |
---|---|
公開求人数 | 約57,400件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約24,100件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://iryouworker.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「医療ワーカーの口コミ・評判は?しつこいと噂の真相や利用前の全注意点を解説!」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
6.【病院以外もおすすめ】看護師が働きやすい職場
看護師の働き先は病院だけではありません。
絶対に病院がいいという訳ではないのであれば、他の職場も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
本章では下記の4つの職場をご紹介します。
プライベートを充実させたいなら「クリニック」
クリニックとは、軽い病気やケガの診療、慢性疾患の経過観察や投薬などを中心に行う、小規模な医療施設のことです。
業務内容は、バイタルチェックや、点滴・注射・採血、心電図測定などの医師の診察補助がメインです。
薬品・備品の発注、医療機器の洗浄、環境整備など行うこともあります。
【クリニック勤務の特徴】
必要な経験年数 | 病棟経験3年以上〜 |
---|---|
休日 | 土・日・祝日ほか定休日 |
給与 |
月収:300,000円前後 (引用:ナースなワタシのお給料|看護roo!) |
メリット |
|
デメリット |
|
クリニックでは診療時間が決まっているため、働きやすいという意見もありました。
勤務時間が固定しているので、プライベートを充実させたい方におすすめです。
ある程度の経験年数があり、主体的に動くことにやりがいを感じる人にぴったりの職場と言えます。
残業をしたくないなら「献血ルーム」
献血ルームとは、献血者から必要な血液を採血する施設のことです。
事前検査から穿刺・抜針、機械操作、献血者の状態観察や説明、搬出までの管理など、献血に関わる一連の流れを全て担当します。
健康な人が相手ですが、途中で気分が悪くなる人もいるため、応急処置などの対応を求められることもあります。
【献血ルーム勤務の特徴】
必要な経験年数 | 特に記載なし |
---|---|
休日 | 週休2日制(シフト制) |
給与 |
月収:250,000円前後 |
メリット |
|
デメリット |
|
プライベートや子育てを重視したい人に、オススメな職場と言えます。
常勤のみでなく、パートやアルバイトの雇用形態もあり、残業が少ないため、プライベートな時間を確保しやすいためです。
ただ、採血に自信のある人、接遇マナーをしっかり守れる人が求められる現場なので、自身の能力と合わせて見極めが必要です。
一人一人の患者さんと向き合いたいなら「訪問看護」
訪問看護ステーションとは、利用者の自宅で看護を行う看護師、保健師や理学療法士などが所属する事業所のことです。
病気や障害のある利用者の自宅を訪れて、バイタルチェックや薬の管理、医療ケアや主治医との連絡などを行うのが看護師の仕事になります。
【訪問看護ステーション勤務の特徴】
必要な経験年数 | 不問〜3年以上 |
---|---|
休日 | 土日休み |
給与 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
訪問看護師は、病院以上に『患者中心で個別性のある看護』が求められます。
限られた時間内ではありますが、1人1人の患者とじっくり向き合えるのは、訪問看護師ならではです。
責任の重さにかえってやりがいを感じ、患者の家族も含めてコミュニケーションを取ることが好きな看護師におすすめな職場と言えます。
美容に興味があるなら「美容クリニック」
「美容クリニック」「美容外科」「ビューティークリニック」などの名称が付く施設とは、整形手術やレーザー脱毛などの美容分野を専門とする医療機関です。
美容クリニックの看護師は、カウンセリング、レーザー照射、手術介助が主な仕事になります。
来院者は、『患者』ではなく『お客様』であり、一般のクリニックと比較すると、より高い接遇サービスが求められるのが特徴です。
【美容クリニック勤務の特徴】
必要な経験年数 | 未経験OK〜臨床経験2年以上 |
---|---|
休日 |
シフト制 |
給与 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
お客様の「キレイになりたい」をサポートするお仕事。
『クリニックの顔』となる看護師も、勤務時はカンタンなメイクではなく、身なりをキレイに整える必要があります。
また、接客業でもあるため、高いコミュニケーションスキルも必要です。
自身も美容に興味があり追求できる看護師に向く職場といえるでしょう。
今回ご紹介した病院以外の職場は4つでしたが、看護師の働き先はまだまだたくさんあります。
下記の記事もチェックしてみてください。
まとめ
今の職場よりも働きやすい病院に転職したいけれど、どんな病院を選べばいいのか迷ってしまう看護師さんは多いです。
働きやすい病院に共通する特徴を6つご紹介しました。
- 教育体制が整っている
- 離職率が低い
- スタッフの経験年数に偏りがない
- 有給を取得できる
- 研修や勉強会は勤務時間内
- 人間関係がいい
ただし、人それぞれ働きやすいと感じる病院の特徴は違います。
自分にとって働きやすいと感じる条件を満たす職場を選ぶことが重要です。
あなたの理想とする転職先の条件をできる限り細かく明確にし、優先順位をつけておきましょう。
自分の理想の条件を明確にできたら、いよいよ病院選びの開始です。
本章では病院選びに失敗しないためのコツを4つご紹介しました。
- 転職先の候補は複数考える
- 口コミサイトを利用する
- 事前に見学する
- 転職サイトを活用する
上記の方法は、転職後に「こんなはずではなかった…」というマッチを防ぐためにとても有効なので、ぜひできそうなところから取り入れてみてください。
Aさん
以前は病院に勤めていましたが、数ヵ月前にクリニックに転職しました。
病院に比べると勤務時間が定められており、個人的には働きやすい環境だと思いました。