最終更新日:2021/03/04
「 看護師が転職する場合には、どのような方法があるのかな?」とお考えではないでしょうか。
実は、職場の雰囲気や仕事内容に不満を感じて転職を考える看護師は多いです。
しかし、勢いだけで転職してしまうと、あなたに合った職場に行けないかもしれません。
思いつきだけでは転職を成功させることは難しいのです。
そこで今回は、転職する前に考えておくべきことや失敗しないためのポイント、具体的な転職方法などをお伝えします。
後悔のない転職をするためにも、流れやポイントをしっかり押さえておきましょう。
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(参考:マイナビ看護師)
「周りよりもなぜか私だけ給料が低い…」
「ボーナスが少なくて、モチベーションが保てない…」
厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」によると、女性看護師の平均年収は「481万円」です。
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1.どんな看護師が転職をするべき?
看護師が転職をする場合、以下の4つの理由であれば転職を考えたほうが良いでしょう。
一時的なネガティブな感情に任せて転職せず、 冷静に理由を考えて転職を成功させるべきです。
どのような転職理由を持つ看護師が転職を考えるべきか、見ていきましょう。
理由1.人間関係がうまくいかない
1つ目の転職を考える理由として、 職場の人間関係が上手くいっていないことが挙げられます。
これは看護師が女性の多い職場であり、上下関係に厳しいことが大きな原因です。
職場には20〜60代の幅広い年齢の看護師がおり、それぞれに異なる価値観を持っています。
その中で理不尽な扱いを受ける看護師も少なくありません。
そういった人間関係が過度なストレスとなり、「転職したい」という気持ちを生み出すのです。
実際に人間関係が原因で転職をする人はたくさんいます。
職場の人間関係で悩むけど、転職しても人間関係からは逃げられないって聞いたことがあるけど、そんなこと言い切れないと思う。わたしは、就職後、採用先から別の組織や、本社へ出向になったとき、組織風土の違いや人の違いを痛感して、ストレス量がかなり違った。
— 転職に悩む看護師のつぶやき (@nurse_Trouble) 2018年3月4日
「人間関係のストレスがなくなったことで仕事が楽しくなった」「職場の雰囲気が良いので夜勤も頑張れる」というような看護師は多いです。
病院によって職場の雰囲気や人間関係の違いは大きいとされています。
人間関係が原因であるのならば転職を考えたほうが良いでしょう。
理由2.仕事がきつくてついていけない
2つ目の理由は、 仕事がきつくてついていけないことです。
看護師は1人あたりの仕事量が多く、人数が足りていないために休みが取りにくい職場環境にあります。
仕事以外にも勉強会や研修なども多く、プライベートな時間を作るのが難しいです。
そうした激務の中夜勤や休日出勤などもあるため、体力が維持できず転職を考える看護師が増えています。
実際に、仕事内容がきついことが原因で転職をした看護師はたくさんいます。
いや本当さ、看護師残業しんどいっていってる奴ら。
朝早く来てしっかり情報収集とってみ?
優先順位考えながら業務してみ?
周りの人上手く巻き込んで業務効率あげてみ?
そうやって業務改善させながら、全力で命かけて仕事やってみろよ。
普通に帰れないから。関係ないから。病院変えるしかないから— ジン@ナイチンゲール (@NsGamers01) 2018年10月29日
「転職をしたことで、自分の時間を持てるようになった」「残業がないため定時で帰れるようになった」という看護師は珍しくありません。
たとえば、地域の小さなクリニックは残業も少なく、プライベートな時間をより確保しやすくなります。
仕事量が多く、体力的にきつい場合には転職を考えましょう。
理由3.ライフスタイルが変わった
3つ目の理由は、 結婚や出産などでライフスタイルが変わったことです。
ライフスタイルの変化によって、夜勤や残業をすることが難しくなる看護師も多くなります。
こうした場合には、パートとして働くのか、正社員として働くのかなどの雇用形態も含めて転職を考える必要があるでしょう。
実際に、ライフスタイルの変化を理由に転職した看護師は多いです。
(看護師の転職理由)
看護師が転職を考えるきっかけとして多いのは以下の通りです。
・人間関係
・結婚を視野に入れたキャリアが描けない
・残業や夜勤が多く、子育てと両立できない
・夜勤や休日出勤ありの勤務で、体調を維持できない
・勉強会が多くてプライベートな時間が削られる— 看護師(ママ・主婦)の給料UP相談@看護師の相談員 (@kangoshi_navi) December 25, 2020
「結婚を機に仕事の在り方を考え直し、夜勤や休日出勤のないクリニックに転職した」というような看護師はたくさんいます。
ライフスタイルの変化にあった転職をすることで、無理のない範囲で働いている看護師が多いです。
それによって、自分の仕事と生活を両立することができます。
自分のライフスタイルのプランを立てたうえで、自分に合う病院を探していきましょう。
理由4.思っていた看護師としての仕事ができない
4つ目には、 思っていた看護師としての仕事ができないという理由が挙げられます。
せっかく夢だった看護師になっても自分がしたいと思っている仕事ができないと、仕事にやりがいを感じられなくなってしまうのです。
こういった場合には、やりたいことができる職場に転職を考える必要があるでしょう。
【唐突の中間報告】
実は先日、とある回復期の病院の面接を受けて、本日内定いただきました💗
来年の4月から回復期ナース!今の病院でずっと働くイメージができなかったし、一度やりたいと思ったら止まらない性格なので(笑)、新たなチャレンジ!!ヾ(●´∇`●)ノわーい
— ちむちゃん⋆*❁*北海道 (@nurse_26p) November 2, 2018
「自分のしたかった仕事ができるようになり、やる気が出た」という看護師は多いです。
希望の病院で働けるようになると、仕事のモチベーションも格段に上がります。
自分のしたい仕事が明確な場合には、転職を前向きに考えるのが良いでしょう。
以上4つが、看護師が転職を考えた方が良い理由でした。
この4つに当てはまっている場合、 転職をする価値があると言えます。
次に、看護師の転職方法にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
2.看護師の転職方法にはどんなものがある?
看護師が転職する方法は、以下の3つがあります。
どの方法をとるかによって、行うべきことも変わってくるので確認しておいたほうが良いです。
それぞれの方法のメリットやデメリットを見ながら、自分に合う最適な転職方法を見つけましょう。
方法1.友人や同僚に紹介してもらう
1つ目の方法は、 友人や同僚に病院を紹介してもらうことです。
この方法が一番確実に転職することができますが、紹介してくれる人がいなければ行えない方法でもあります。
安心して転職できるのがメリットですが、内定後に断りにくいのがデメリットです。
あなたの向き不向きをよく知っている看護師仲間が多いなら、検討してみてください。
メリットとデメリットを詳しく見ておきましょう。
メリット:安心して転職できる
知人を介した紹介のメリットは、 安心して転職ができることです。
実際にその人が働いている職場であれば、リアルな内情を知ることができ、雰囲気も事前に把握することができます。
その人が転職するタイミングで紹介してもらえれば、スムーズに転職することも可能です。
身近に信頼できる人がいる場合には、一度相談してみるのも良いでしょう。
デメリット:内定後に断りづらい
信頼のおける人の紹介は安心できる反面、 内定後に断りづらいというデメリットがあります。
転職後、思っていた職場と違っていた場合にも辞めづらくなる可能性が高いです。
紹介してくれた人に迷惑をかけないためにも、慎重に検討する必要があるでしょう。
方法2.ハローワークやナースセンターを利用する
2つ目は、 ハローワークやナースセンターを利用して転職する方法です。
どちらも求人数がとても多いですが、自分が働きやすい職場がどこかを事前に確かめにくい方法でもあります。
メリットは公的機関という安心感があることですが、デメリットは自分に合った病院なのか見極めが難しいことです。
看護師仲間がおらず公的機関に頼らないと不安なのであれば、検討してみるのが良いでしょう。
メリットとデメリットを見ておきます。
メリット:公的機関という安心感がある
ハローワークもナースセンターも 公的な転職支援機関なので、安心して相談することができます。
『ハローワーク』は全国に窓口のあり、対面で相談することが可能です。
『ナースセンター』は、日本看護協会が運営している看護師のための転職サービスであり、良いと思った求人を紹介してくれます。
公的な転職支援機関でなければ不安な人には最適です。
デメリット:自分に合った病院なのか見極めが難しい
ハローワークもナースセンターも求人数は多いのですが、自分にあった病院なのかの見極めが難しくなります。
これは求人情報が、事業所側が出している内容のみに限られてしまうためです。
情報不足な部分は自分で病院の見学に行ったり、評判などを聞いて補うようにしなければなりません。
方法3.看護師転職サイトを利用する
3つめの方法は、 看護師向けの転職サイトを利用して転職する方法です。
看護師の転職では、この方法が最も多く用いられています。
ネット上で簡単に求人情報を検索できるので、時間や場所を問わず気軽にお仕事探しが可能です。
メリットは情報量が豊富でサポートもあること、デメリットはどのサイトが良いのかわかりにくいことでしょう。
看護師で転職を考えているのであれば、転職サイトは必ず利用するべきです。
メリットとデメリットを詳しく見ておきます。
メリット:情報量が豊富でサポートもしっかりしている
転職サイトを利用して転職する一番のメリットは、 情報量が豊富なことです。
正社員はもちろんパートや派遣、非常勤や常勤など、数ある求人の中から自分に合う仕事を検索することができます。
忙しい看護師にとって、いつでもどこでもネットから求人情報を調べることができるのもポイントです。
また、サポートサービスが充実しているサイトも多くあります。
サイトによっては、無料で担当者がついて履歴書・面接のアドバイスや入職までの手厚いフォローが受けられるのです。
1人での転職活動は不安も多いですが、こういったサポート対応があると安心して転職することができます。
デメリット:転職サイトが多くどのサイトが良いのかわからない
看護師の転職サイトが多すぎて、どのサイトを選んだら良いのかわからない場合があります。
自分に合ったサイトを選ぶことで転職活動の成功率は高まるので、サイト選びや登録は慎重にすべきです。
看護師専門の転職サイトはたくさんあるので、自分に最適なサイトを利用しましょう。
そこでここからは、看護師の転職に強い転職サイトをいくつかご紹介します。
3.看護師の転職に強いおすすめの転職サイト
看護師転職サイトは探せば10社以上ありますが、その中でもおすすめなのは、求人数トップクラスの以下3サイトです。
ここで紹介している転職サイトは私も使った経験がありますが、求人探しや転職サポートの面で、3つとも全て役に立ちました。
【おすすめ看護師転職サイト3選】
転職サイト名 | 求人数 | 対応エリア |
---|---|---|
看護roo! |
◯ 約5万件 |
◎ 全国 |
マイナビ看護師 |
◯ 約5万件 |
◎ 全国 |
医療ワーカー |
◎ 約5万5千件 |
◎ 全国 |
※2021年3月1日時点
ちなみに、「この中で一番良いのはどれか…」と言われると、求人数とサポートの両方とも充実している「看護roo!」がおすすめです。
しかし、手厚いサポートをしてくれるかは、担当者の良し悪しにも左右されるため、「このサイトを使えば安心!」と言い切れるサイトは正直なところありません。
質の悪い担当者に当たっても大丈夫なように、転職サイトは複数登録しておくことをおすすめします。
求人数・サポート共に充実している『看護roo!』
(引用:看護roo!)
『看護roo!』は、看護師転職では「お決まり」と言えるほど人気の看護師転職サイトです。
求人数は業界トップクラスの5万件以上。面接対策や条件交渉などのサポートも丁寧で、気になる病院の情報も細かく教えてもらえます。
求人数とサポートの丁寧さを総合的に判断するならば、看護roo!への登録は外せないと言えるでしょう。
なお、看護rooは登録者限定に「転職ガイドブック」を配布しています。転職者に寄り添った配慮がある点も、看護roo!をおすすめできる理由の一つです。
看護師の転職には欠かせないサイトですので、優先的に登録しておくことをおすすめします。
看護roo!|担当者の変更方法
看護roo!の公式サイトには、担当者を変更できるとの記載はありません。
とはいえ、一般的に看護師転職サイトでは、担当者に不満がある場合は変更を申し出ることが可能です。
看護roo!の担当者を変更したい場合は、お問い合わせフォームから問い合わせてみましょう。
運営会社 | 株式会社クイック |
---|---|
公開求人数 | 約50,700件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.kango-roo.com/career/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「看護roo!(看護ルー)は電話がしつこい?気になる口コミや評判を解説!」 |
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病院以外の転職先も豊富な『マイナビ看護師』
(引用:マイナビ看護師)
『マイナビ看護師』は、病院以外の職場に転職したい看護師さんにもおすすめの看護師転職サイトです。
マイナビ看護師が取り扱っている求人は、約半数が「老人ホーム」や「訪問看護ステーション」など、病院・クリニック以外の職場です。
また、マイナビ看護師は登録者しか紹介してもらえない「非公開求人」も充実しています。
(参考:よくある質問│マイナビ看護師)
非公開求人の多くは、「人気が高くて応募が殺到してしまう」「求人の枠がすぐに埋まってしまう」など、好条件で人気が高い求人が多いです。
良い求人を見逃さないためには、求人紹介だけでも受けておくことをおすすめします。
マイナビ看護師|担当者の変更方法
「マイナビ看護師」では、担当キャリアアドバイザーの変更希望を受け付けています。
担当者に不満がある場合は、kango-customer@mynavi.jp宛てに連絡をしましょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約50,400件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://kango.mynavi.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「マイナビ看護師の評判は実際どう?口コミをもとに利用すべき人の特徴を解説」 |
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正社員から派遣まで対応している『医療ワーカー』
(引用:医療ワーカー)
『医療ワーカー』は、正社員から派遣・アルバイトの求人まで幅広く取り扱う看護師転職サイトです。
正社員の求人だけでなく、派遣からアルバイトまで様々な形態の求人が掲載されているので、仕事選びの選択肢が広がります。
月給40万円以上も狙える「応援看護師」などの情報も掲載されているので、求人だけでも覗いてみるのがおすすめです。
(引用:応援看護師の求人情報│医療ワーカー)
無料登録だけでも済ませておけば、希望に合った転職先を見逃しにくくなるでしょう。
医療ワーカー|担当者の変更方法
担当アドバイザーを変えて欲しい場合は、お客様サポート窓口に連絡をしましょう。
その際、どのようなアドバイザーを希望するのかを記入することで、新しいアドバイザーをスムーズに紹介してもらえます。
運営会社 | 株式会社TS工建 |
---|---|
公開求人数 | 約57,700件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
約24,200件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://iryouworker.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「医療ワーカーの口コミ・評判は?しつこいと噂の真相や利用前の全注意点を解説!」 |
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気になるサイトが複数あれば、すべてに登録しておくと良いです。
自分に合いそうだなと思ったものがあれば登録して積極的に利用することで、転職期間を短くできます。
もし、他にもサイトを比較して選びたいという人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
4.転職にはどのくらいの期間がかかるの?
看護師の転職活動期間は、 平均3週間~1ヵ月とされています。
看護師の転職期間が短い大きな理由は、面接がたいていの場合1回しかないからです。
一般企業への転職では3か月程度かかるので、看護師の転職はかなりの短期決戦であるといえるでしょう。
看護師の転職は選考スピードが早いため、内定後に忙しくならないよう、早めに上司に相談しておくのが良いです。
上司と話し合って、引き継ぎや書類整理などを行いましょう。
いつまでに何をしなければいけないのか「逆算」して考え、気持ちよく転職できるようにするべきです。
「自分の都合の良いタイミングで転職をしても大丈夫かな?」なんて、疑問に思った人もいるのではないでしょうか。
ここで、転職をするのに良いタイミングについて見ておきましょう。
4−1.転職するのに良いタイミングはある?
看護師の転職にベストなタイミングは、 3月や4月の年度の変わり目です。
この時期は、病院を退職する看護師も多くなるため、欠員補充のために多くの病院が求人を募集します。
転職する側からしても、たくさんの求人の中から自分に合った職場を選ぶことができるのが良いです。
また求人が豊富なために、転職を有利に進めやすくなるメリットもあります。
この時期は研修なども豊富に用意されているため、転職を考えるのであればこの時期が最も良いでしょう。
そして、今勤めている病院も欠員を補充しやすい時期なので、安心して転職することが可能です。
ちなみに、「新人看護師だけど転職できるのかな。。」なんて、不安に思っている人もいると思います。
新人看護師の転職については、『新人看護師でも転職できる!転職前に行うべきことや面接対策を徹底解説!』を読んでみてください。
ここからは、看護師が転職をする前に考えておくべきポイントを説明します。
5.看護師が転職をする前に考えるべきこと
看護師が転職をする前に考えるべきことは以下の3つです。
この3つを事前にしっかり考えておくことで、 後悔のない転職をすることが可能です。
それぞれについて、見ていきましょう
5‐1.自分が転職をしたい理由や目的を明確にする
1つ目に考えてほしいのは、 自分が転職したい理由や目的を明確にするということです。
給与や待遇など、求人に載っている条件ばかりで職場を選んでしまうと、転職したことを後悔したり、転職を繰り返すことになりかねません。
それでは、なんのために転職をしたのかわからなくなってしまいます。
また、短期間で転職を繰り返してしまうと、「この人に仕事を任せても大丈夫だろうか?」とマイナスなイメージを持たれてしまう可能性も高いです。
そうならないためにも表面的な条件に惑わされず、転職をしたいと思った理由や目的を自分の中で明確にするのが大切だと言えます。
そして、自分の転職目的を果たせる職場を選ぶようにしましょう。
ちなみに、治療よりも予防に興味があるのなら、保健師になるのも良いです。
保健師への転職については、『保健師になるには?転職を成功させる5つのポイントを紹介』で詳しく解説しています。
5‐2.譲れない条件を具体的に定める
譲れない条件を具体的に定めるのも、転職をするうえで大切になってきます。
ネガティブな感情だけで転職活動をしてしまうと、「とにかく今の職場でなければ良い」といった妥協につながってしまうためです。
その状況で転職をしても、満足感が得られず何度も転職を繰り返すことになりかねません。
「人間関係が良好な職場が良い」や「残業のない病院が良い」など、転職によって変えたい部分は容易に思いつくはずです。
そういった、「転職をしても譲れない条件」をきちんと明確にし、納得のできる職場を選ぶようにしましょう。
5‐3.どのようなライフスタイルにしたいのかを決める
3つ目は、 どのようなライフスタイルを送りたいのかを決めるということです。
転職においては、「どう働くか」だけではなく「どう生きるか」というライフプランも必要となります。
残業や休日出勤も当たり前といった環境は、やりがいも大きいだけ心身ともにきついことが多いです。
そうなってしまうと、結婚や出産をするつもりなら長く働くことが難しくなってしまいます。
転職は、「本当に将来もこの働き方で幸せなのか?」を考えることができる貴重な機会です。
仕事とプライベートを両立できるワークライフバランスを考えてみましょう。
たとえば育児との両立を考えている場合は、「時短勤務ができること、夜勤や残業がないこと」などが転職の条件となるはずです。
自分が実現したい清潔を叶えられるような職場を選ぶことが、後悔のない転職につながります。
以上3つが、転職する前に考えておくべきことでした。
ただの転職ではなく、 意味のある転職にするようにしましょう。
次は、後悔のない転職をするためのポイントを説明します。
6.後悔のない転職をするための3つのポイント
後悔のない転職をするために押さえておきたいポイントは以下の3つです。
これらのポイントを押さえることで、優位に転職を進めることが可能です。
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
ポイント1.事前にしっかりと情報収集をする
ポイント1つ目は、 事前にしっかりと情報収集をすることです。
情報収集する上で気を付けておくべきことは、以下の3つです。
- 求人情報の正しい見方を知る
- 病院の特徴を知る
- 自分の目で職場の雰囲気を確かめる
それぞれについて、順番に見ておきましょう。
求人情報の正しい見方を知る
正しい求人情報の見方を知ることは大事なポイントです。
その際には、正しい求人情報の見方を身につける必要があります。
たとえば、『完全週休2日制』と『週休2日制』は、どちらも週に2日間のお休みがあるように思うかもしれません。
しかし、「完全週休2日制」は毎週2日間お休みがあることを指し、「完全2日制」は週に2回のお休みがある週が、1ヶ月に1回以上あることを指すのです。
したがって「週休2日制」は「月5日以上のお休み」しか保証されていません。
このように紛らわしい求人情報が多いので、気を付ける必要があります。
少しでも不安な点があれば面接時にきちんと確認するようにしましょう。
病院の特徴を知る
転職先を選ぶ際には、 病院の特徴を事前に知っておくようにしましょう。
今後の働き方やライフプランなどにて、病院を選ぶ基準も変わってきます。
たとえば以下の項目については調べておいたほうが、入職後のギャップが少なくできて良いです。
それぞれについて見ておきましょう。
大学病院か、民間病院か
大学病院は専門化・細分化された高度な知識と技術が必要になります。
民間病院はアットホームな雰囲気で、さまざまな経験を積むことができるのが特徴です。
自分の性格ややりたいことを考え、どちらが向いているのかを明確にしておきましょう。
民間病院のほうが求人数が多いので、転職はしやすいです。
病床数や看護師数はどうか
病床数と看護師数を見れば、病院の忙しさや患者への対応のていねいさを推測できます。
自分の転職したい病院がどれくらいの規模なのか、事前に調べておきましょう。
忙しいほうが学べることが多いと感じる人もいれば、じっくり少ない患者を看たいという人もいるはずです。
教育体制や看護理念に共感できるか
看護師への教育体制や、患者に対する看護理念は、病院によって異なってきます。
自分の目指すべき看護師のスタイルと合っているかを確認し、なるべく自分の価値観と近い病院を選ぶようにしましょう。
求人情報だけ見てもわからないときは、応募の段階で確認してください。
自分の生活を保てるか
結婚や出産をしてからも働きやすい職場か、自分のプライベートな時間を確保できるかどうかを知っておくのも大切です。
たとえば、救急指定の病院は夜勤時、とても忙しくなるのが特徴です。
急患を受け入れたり夜間でも緊急手術を行ったりするため、ハードなことが予想されます。
このように、転職してから自分のライフスタイルが保てるような病院なのかを調べておきましょう。
自分の目で職場の雰囲気を確かめる
転職先を選ぶうえで必ずしておくべきなのは、 自分の目で職場の雰囲気を確かめておくことです。
看護師は1人で働く業務ではないので、一緒に働く人がどのような人たちなのかを事前に把握しておくことが大切になります。
そこで、転職したいと思う病院が見つかったら「病院見学」をお願いするようにしましょう。
病院見学とは、病院に勤める方に、実際にその病院の中を案内してもらうことです。
見学に行った際にはそこで働く看護師の様子、患者や施設全体の雰囲気などをチェックしてください。
病院の雰囲気は求人情報を読んだだけではわからないので、自分で病院に足を運んで確認するようにしましょう。
次に、良い履歴書を書くためのコツをお伝えします。
ポイント2.良い履歴書を書く
2つ目のポイントは、 良い履歴書を書くことです。
せっかく事前に情報収集をしても、自分を上手くアピールできないと内定はもらえません。
ここでは、「会いたい!」と思ってもらえる履歴書の書き方のコツを3つ紹介します。
- 基本的なマナーを押さえる
- 志望動機は具体的で前向きなものにする
- 話を聞いてみたいと思わせる文章を書く
これらのポイントを押さえることで、面接官に好印象を与える履歴書を書くことができます。
それぞれについて、見ていきましょう。
基本的なマナーを押さえる
1つ目のコツは、 文章を書く時の基本的なマナーを押さえることです。
履歴書を記入する前に、3つの基本的なマナーは押さえるようにしましょう。
マナーを押さえて履歴書を書くことが、社会人としての基本となります。
それぞれについて見ていきましょう。
マナー1.黒のボールペンを使い訂正はしない
書類に記入する際は、黒のボールペンを使うようにします。
シャープペンシルや摩擦で消えてしまうぺンなども使用しないでください。
また、記入を誤ってしまった場合の修正液や修正テープ、二重線での訂正もマナー違反です。
万が一間違ってしまった時は新しい用紙に書き直しましょう。
マナー2.字は大きく見やすいように書く
字が汚かったり小さいと、採用担当者はそれだけで読む気を失くしてしまいます。
相手の立場に立った履歴書づくりを心掛け、読みやすい字の大きさと文字の量・間隔を考えましょう。
読み手にあなたの真剣さが伝わるよう、1文字1文字をていねいに書くことが大切です。
マナー3.名称を省略しない
住所や学歴・職歴などは略さずに正式名称を記入するのもマナーです。
住所なら都道府県名からアパート・マンション名、部屋番号まで記入します。
学校名や病院名も正式名称を記入し、職歴については配属先まで忘れずに書くようにしてください。
以上が履歴書を書く際の基本的なマナーでした。
志望動機は具体的で前向きなものにする
志望動機を書く際は、 具体的で前向きなものにするようにしてください。
ネガティブな退職理由や志望動機が明確でないものは、採用担当者の心証を悪くする可能性があります。
病院を選んだ理由や目的、看護師としてどのような仕事を成したいのかなどを具体的に書くのが良いです。
たとえば、「地域の中でも信頼が高く医療設備も整っている貴院で、少しでも多くの患者を助けて地域医療に貢献したい」などです。
採用担当者があなたの文章を読んだとき、「この病院で働いてもらいたい」と思ってもらえる文章を心がけましょう。
話を聞いてみたいと思わせる文章を書く
履歴書を書く目的は、 採用担当者に「話を聞いてみたい!」と思ってもらうことです。
「なぜ転職したいのか」「なぜその病院なのか」「どのように活躍していきたいのか」の3点を意識して書くようにします。
また、「なぜこの病院なのか」の理由が曖昧だったり、ありきたりなフレーズだと、採用担当者は「他の病院でもいいのでは?」と思ってしまいます。
志望動機を書く前に、病院の理念や特色・力を入れている診療科目などを調べることが大切です。
その情報をもとに、自分の経験や希望・看護に対する思いと重なる部分を意識的に書きましょう。
たとえば、外科の看護師から整形外科の看護師に転職希望の場合は、以下のような志望動機があります。
今まで内科の看護師として働いてまいりました。
経験も長くなってきましたので、新たな領域に挑戦し、ステップアップしたいと考えております。
看護スキルを向上させるために、手術室で経験を積むことがベストではないかと思っていたところ、貴院で手術室業務と外来業務の兼務で募集していることを知りました。
これまでの経験を活かしながら、新たな分野で勉強させていただきたく、貴院を志望いたします。
これまでの自分の経験や希望、これからの看護師に対する思いなどが述べることで、読む側に伝わりやすくなります。
以上が、良い履歴書を書くための3つのポイントでした。
詳しく知りたい人は、『看護師転職の際の履歴書の書き方を徹底解説!受かる志望理由も紹介!』も読んでみてください。
最後に、面接時に好印象を与えるために知っておいてほしいことをお伝えします。
ポイント3.面接時に好印象を与える
3つ目のポイントは、 面接時に好印象を与えることです。
せっかく良い履歴書を書いても、面接時に「この人と働きたい」と思ってもらえなければ内定をもらえなくなってしまいます。
看護師の面接は、基本的に1度しかありません。
1回のチャンスで、面接官にどれだけ好印象を与えられるかがカギになってきます。
面接時に好印象を与えるポイントは、2つです。
- 身だしなみを整える
- きちんとした受け答えをする
それぞれについて、見ていきましょう。
身だしなみを整える
面接時には、清潔感のある身だしなみを意識します。
服装は、 企業や大学病院・総合病院であればスーツが基本です。
クリニックなどではスーツでなくても良い場合もありますが、基本的にはできるだけフォーマルに近い服装を心がける必要があります。
シャツにしわが寄っていたり、靴が汚れているようなことがないよう、事前に確認しておいてください。
また、髪は長い場合1つに束ね、メイクもナチュラルな仕上がりにしておきましょう。
きちんとした受け答えをする
面接官と実際に話すときには、 きちんとした受け答えをするように心がけてください。
聞かれたことに対して小さな声でボソボソ返答してしまうと、面接官にマイナスなイメージ与えかねません。
返事が「はい・いいえ」だけになってしまうことのないよう、志望動機や退職理由などを明確に述べるように練習しておくべきです。
コミュニケーション能力を重視する病院は非常に多いので、緊張していても顔を上げ、笑顔でハキハキと対応するようにしましょう。
それと同時に、面接時には必ず面接官の目を見て話すよう心掛ける必要もあります。
話しているときに下を向いてしまうと、面接官に不信感を与えてしまう可能性が高いためです。
以上が、面接官に好印象を与える面接のポイントでした。
慣れない面接は緊張することも多いです。
しかし、悔いが残らないよう、練習を家でしっかりとするようにしましょう。
看護師転職に成功すれば、今までよりも快適に働けるようになるはずです。
まとめ
転職は、今後の自分の人生が大きく変わるターニングポイントです。
今後のキャリアや、自分がどんな働き方をしたいのかも考えて慎重に行動する必要があります。
看護師を専門とする転職サイトを利用して、自分の条件に合う職場を探していきましょう。
【おすすめ看護師転職サイト3選】
転職サイト名 | 求人数 | 対応エリア |
---|---|---|
看護roo! |
◯ 約5万件 |
◎ 全国 |
マイナビ看護師 |
◯ 約5万件 |
◎ 全国 |
医療ワーカー |
◎ 約5万5,000件 |
◎ 全国 |
※2021年3月時点