最終更新日:2021/02/17
私、看護師に向いてないかも…
看護師として働いていても、「向いてないのでは?」という悩みは多くの人が抱えています。
看護学校を卒業して最初に勤める職場が『急性期の病棟』であるケースが多く、プレッシャーと戦うことが看護師として当たり前と思われがちです。
しかし、急性期の病棟以外でも、看護師が活躍できる現場はたくさんあります。
この記事では、看護師に向いている人・向いてない人の特徴、辞めたくなった時の対処法をご紹介します。
また、辞めたい理由別におすすめの職場をご紹介しますので、理想の職場を探したい方もぜひチェックしてみて下さい。
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1.看護師に向いてないと感じる3つの瞬間
病院で働いていると、以下のような場面で「向いてない」と感じる看護師は多いです。
【向いてないと感じる瞬間】
ここでは実際の看護師の声を拾いながら、上記3つの瞬間について見ていきましょう。
命に関わるプレッシャーを感じるとき
病院で働いていると、命に関わるプレッシャーを感じる看護師は多いです。
複数の患者のケアに優先順位をつける「多重課題」も、看護師のプレッシャーの原因として挙げられます。
ツイッター上にも、複数の業務を抱え、ミスをすると患者の命に関わることがストレスだという声がありました。
看護師向いてないと言われても仕方ないけど、ミスすると患者の健康や命に関わるプレッシャーがストレス😇
多重課題がストレス😇— ニカルジピンさん (@kclnafe) October 7, 2020
病院勤務の看護師は、複数の患者の点滴や薬などを同時に用意したり、術後や緊急入院の対応などが重なることも多いですよね。
点滴や薬の投与を1度間違えるだけで、重篤な症状が現れるケースもあります。
ミスが許されない現場で働くことのプレッシャーから、看護師に向いてないと感じてしまう人は多いです。
忙しすぎて余裕がなくなるとき
仕事が忙しすぎて、看護師に向いてないと考える看護師は多いです。
業務に追われて、心に余裕がなくなってしまうことが大きな要因と言えます。
患者を診るのは好きなのに、忙しいと優しく出来ないから看護師に向いてないというツイートがありました。
勉強嫌いだし、、
患者さんは好きだけど、忙しい時に優しくできんし、、
看護師向いてないわ、絶対。。— カニ@看護師1年目 (@kanikaniguitar) December 14, 2020
自分の心に余裕がないと、患者にも余裕を持って接することができず、思い描いているケアができないこともあります。
そのため、あまりに多忙な現場では、「自分は看護師に向いてない」と感じる瞬間が多いのです。
人間関係がストレスに感じるとき
人間関係をストレスに感じることも、看護師を向いていないと感じる要因の1つです。
上司や先輩からの視線に恐怖を感じていると、思うように動けず「看護師に向いてない」と考えてしまう看護師はたくさんいます。
上司との関係をストレスに感じ、看護師を辞めたいというツイートがありました。
明日もまた師長に言われるだろうな。最近本当に動けなさすぎ絶対向いてない急性期もはや看護師辞めたい
— まい (@mai_19981222) December 17, 2020
師長や先輩からの高圧的な態度は、特に若手の看護師を悩ませることが多いです。
人間関係の悩みを解決するための方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
2.看護師に向いている人の特徴5つ
自分では「看護師に向いてない」と感じている人でも、実は「向いている」可能性もあります。
ここでは、看護師に向いている人の特徴について、以下の5つを挙げながら見ていきます。
【看護師に向いている人】
責任感が強い人
看護師は、責任感が強い人に向く仕事です。
人の命と向き合う職業のため、1人1人の患者に責任を持ってケアを行える人が求められるからです。
優先順位を適切に考えたり、ミスがないか確認したりと、仕事に対して常に真摯に向き合う必要があります。
そのため妥協を許さず、日頃から責任感をもって業務に当たることができる人は、看護師に向いていると言えます。
的確かつスピード感を持っている人
看護師は、的確な判断をスピード感をもって行う必要があります。
異変などの発見は、患者に一番近い看護師に求められるためです。
以下のような場面では、判断の的確さやスピード感が特に必要です。
【判断の速さが求められる場面】
- 術後合併症が出現したときの医師への報告
- 急変時の対応
- 緊急入院や術後対応などが重なるときの優先順位決め
1人で複数の患者を診るため、多重課題に直面する場面がたくさんあります。
そのため、スピード感を持ちつつ的確に業務をこなせる人が、看護師に向いていると言えます。
体力・精神力が強い人
看護師は体力を使う仕事ですが、精神力の強さも必要です。
困難に感じる業務に当たっても、めげずにこなしていく必要があるからです。
体力・精神力の強さは、以下のような場面で求められます。
【タフさが必要な場面】
- 不意に来る患者のナースコール対応
- 緊急入院・緊急手術対応
- 残業や休日出勤
- 勤務時間外の勉強
また、看護師は、自分の立てたスケジュール通りに業務を進められないことが多いです。
そのため、予定していたこと以外の業務を割り振られても乗り越えられるタフさを持つ人に、向いている職業と言えます。
知識向上への意欲が高い人
看護師は、常に勉強する姿勢が求められます。
医療は日々進歩しており、経験だけでなく最新の知識を知る必要があるためです。
現在はネットやテレビでも情報を集めることができるため、患者の方が治療に関して詳しいこともあります。
医療のプロとして患者へ適切な治療が行えるよう、生涯学習への意欲が高い人に向く職業と言えるのです。
コミュニケーション能力が高い人
看護師は、人とのコミュニケーション能力が求められます。
人と関わることが前提で、1人で黙々とこなせるような仕事ではないためです。
看護師のコミュニケーション力は、以下のような場面で求められます。
【コミュニケーションが必要な場面】
- 患者へ説明を行うとき
- 患者の話を聴くとき
- 医師やコ・メディカルとの報連相
- 看護スタッフ間の連携
患者だけでなく、様々な医療スタッフとの連絡・調整も日常的に行われます。
そのため、人とコミュニケーションを取ることが好き・得意な人は、看護師に向いていると言えます。
3.看護師に向いてない人の特徴4つ
看護師に向いてない…と感じていても、「本当に看護師に向いていないのか?」と気になりますよね。
ここでは以下4つの特徴について、詳しく見ていきます。
【看護師に向いてない人】
消極的な人
看護師は、消極的な性格の人には向きません。
プロとしての知識やスキルを上げるために、積極性が求められる現場だからです。
「経験のない技術を見たい」「症例を学びたい」と積極的に動くことは、患者に適切なケアを行うためにとても重要なことです。
また、医師や先輩に報告するべきことを「自信がないから」と疎かにすると、患者の命に関わりかねません。
そのため、積極性のない人は看護師に向かないと考えられます。
1人で仕事をこなす方が好きな人
1人で黙々と仕事をするのが好きな人は、看護師には向きません。
看護師の仕事は、患者とのコミュニケーションや、チームワークが必要とされる場面が多いためです。
看護師が人と関わるのは、以下のような場面が多いです。
【看護師が人と関わる場面】
- 先輩・医師への報連相
- 患者への説明や傾聴
- 委員会や勉強会の準備や実施
- カンファレンスや申し送り
上記のように、様々な場面で人とのコミュニケーションが必要です。
そのため、1人で黙々と作業をしたい人は、看護師に向いてないと言えます。
なんでも人に頼る人
看護師はチームワークが求められますが、人に頼りすぎる人は向きません。
ある程度は1人で判断しなければならない場面も多いためです。
例えば患者の容態が急変したとき、緊急コールをするのに他の看護師に相談する猶予はありません。
1人で考える力、対処する能力を身につけるのも、看護師には必要なことです。
そのため、なんでも人に頼ることは、看護師に向かない人の特徴の1つと言えます。
1つのことに悩みすぎる人
1つのことに悩みすぎてしまう人は、看護師に向かないことがあります。
オン・オフの切り替えが上手くできないと、ストレスを溜めやすいからです。
仕事でミスがあっても、プライベートでは引きずらず、次の勤務以降は気持ちを切り替えられることが望ましいです。
そのため、悩みすぎて気持ちの切り替えができない人は、看護師には向かないと言えます。
4.看護師を辞めたいと思ったときの対処法
看護師に向いている人・向いてない人の特徴を見てきましたが、「やっぱり向いてないから看護師を辞めたい」と思う人もいるのではないでしょうか。
ですが、看護師を辞めた後に、「もう少し我慢すればよかった…」と退職を後悔する看護師もいます。
ここでは、看護師を辞める前にできる対処法について、1つずつ解説していきます。
【看護師を辞めたい時の対処法】
休暇を取り仕事を休む
看護師を辞めたくなったときは、休暇をもらうのも1つの手段です。
ツイッター上にも、有給を使って長めのお休みを取ることになったという声がありました。
おはようございます☀️
実は…お仕事
今日から日曜日まで
有給休暇を使って
お休みすることになりました。
看護師長と話し合って決めました。
月曜日は元気よく行けるようにしっかりメンタルを強化したいと思います。— ♡める♡ (@naniwa_06) December 17, 2020
話を聞いてくれる上司であれば、長期休暇の取得を一度相談してみましょう。
普段より長く休むと、普段の業務のことを考えない時間が増え、看護師を辞めるべきか続けるべきか、改めて考えられます。
そのため、看護師を辞めたいと思った時は、休暇を取って仕事を休むことがオススメと言えます。
院内での異動希望を出す
看護師に向いてないと感じるなら、同じ院内で他の診療科に異動するのも手段の1つです。
診療科を変えてみることで「外科ではなく内科向きだった」と分かる可能性もあります。
以下のように、自分に向かないと思う所と反対の診療科を選んでみてください。
【異動を考えるときの一例】
- 術後のケアにプレッシャーを感じる→内科へ
- 患者の看取りが続くことがストレス→外科へ
上記のように、自分が看護師に向かないと感じる場面を挙げながら、異動先候補を考えてみましょう。
「看護師を辞めたい」のか、「職場を辞めたい」のかが明確になるため、異動希望を出してみることはおすすめと言えます。
職場を辞めて転職する
「看護師として働くのが向かない」と思うなら、今の職場を退職し、転職することを検討してみてください。
病院で看護師として働くのがツラくても、看護師の資格を活かして働くことも可能だからです。
資格を活かした働き方には、以下の例が挙げられます。
【看護師資格を活かせる職場の例】
- 多重課題がプレッシャーなら
→ルーティンワークができる『健診センター』
- 殺伐とした現場から離れたいなら
→裏方で医療を支える『治験医療機関』
今の職場から転職することで、「看護師を辞めるべきか」「他の現場で続けるべきか」がわかるので、転職も視野に入れてみてください。
記事の後半に、看護師が向いてない人におすすめの現場を8つ紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
5.看護師を辞めることを検討すべき人の特徴
看護師を辞めるべき人の特徴には、以下のようなものがあります。
【看護師を辞めるべき人】
1つでも当てはまるなら、無理せず辞めてしまうことも手段です。
ここでは、看護師を辞めるべき人の特徴について、詳しく見ていきましょう。
ストレスによる健康障害が出ている
仕事のストレスで身体に健康被害が出ている場合は、かかりつけ医に「仕事を辞めるようにアドバイスを受ける」ケースもあります。
精神状態を改善することが、何より大切なためです。
風邪や病気などの原因がないのに、以下のような健康被害が出ている場合は、一度精神科を受診することをおすすめします。
【ストレスによる健康障害一例】
- 頭痛や腹痛
- 動悸が止まらない
- 不眠が続く
- 突発性難聴になる
健康被害が出たことを理由に、精神科医の診断をもらって、退職する看護師も多いです。
ストレスによる症状だと感じたら、悪化する前に、病院を受診するなど早めに行動に移しましょう。
看護師業務に少しもやりがいを感じられない
看護師として働くことに少しもやりがいを感じない場合も、辞めることを検討しましょう。
やりがいもなく、ストレスだけが溜まれば、上記で述べたような健康被害が現れる可能性もあるためです。
スキルアップに意欲的になれない、患者とコミュニケーションを取りたくない等と感じるなら、ムリに続けない方がいいケースもあります。
医療関係以外にも多くの職があるため、ストレスを溜めず、一旦今の現場を離れてみることを考えましょう。
記事の後半にある、『7.看護師が向いてないと感じる人におすすめの現場を8つ紹介』も参考にしてみてください。
6.向いてないと感じていても看護師を続けるべき人
看護師に向いてないと感じることがあっても、看護師を続けるべき人もいます。
ここでは、「向いてない」と思っていても、看護師を続けるべき人の特徴について、解説していきます。
【看護師を続けるべき人】
命に関わることにプレッシャーを感じやすい
命に関わることにプレッシャーを感じやすい人はストレスも感じやすく、「向いてない」と思いがちです。
しかし、命の重さを感じているからこそ、責任感を持って患者のケアにあたることができます。
プレッシャーを感じることでも、積極的に経験していくと、プレッシャーがやりがいに変わる可能性もあります。
そのため、命に関わることにプレッシャーを感じる人は、看護師を続けるべき人であると言えます。
看護師としての経験がまだ浅い
看護師としての経験が浅いと、責任の重さや膨大な業務量で「向いてない」と感じることがありますよね。
しかし、まだ1〜3年目なら、看護師としての能力はこれから上がってきます。
経験が浅いのに「向いてない」と判断するのは時期尚早なこともあります。
看護師として働ける現場は豊富なので、看護師を辞めるのではなく、他の職場で経験を積むことも検討してみてください。
目標を高く持ちすぎて挫折しそう
自分の描く看護師像が立派であればあるほど、挫折するリスクも高まります。
ベテランの先輩のようにテキパキと多重課題をこなすことを目標にしても、最初のうちは不可能なことも多いです。
まずは、小さな目標を立てながら、コツコツこなしていきましょう。
例えば、「震えずに採血ができる」「1人で術後の患者のケアができる」というようなことで構いません。
今すぐできる小さな成功体験を積むことで、少しずつ看護師を続ける自信が付いてくるはずです。
そのため、目標を高く持ちすぎて「向いてない」と考えている看護師は、続けるべき人であると言えます。
人間関係に悩んでいる
人間関係の悩みから「看護師を辞めたい」と考えているなら、働く職場を変えることで解決する可能性があります。
職場によって、人間関係が良好な所も豊富にあるためです。
また、病院とは違ったタイプの現場では人間関係の悩みを抑えられることもあるため、病院以外の現場を探してみるのも1つの手段です。
次章より、看護師を辞めたい人におすすめの現場を具体的に解説していきます。
7.看護師が向いてないと感じる人におすすめの現場を8つ紹介
看護師に向いてない人の特徴について見てきましたが、そんな人にもおすすめの現場はたくさんあります。
ここでは、特徴別に8つの現場を紹介していきます。
看護師に向いてないと考えている人は、ぜひ一度読んでみてください。
【看護師に向いてない人におすすめの現場】
患者にじっくりケアができる職場
1人1人の患者とじっくり向き合いたい看護師には、以下のような現場がオススメです。
【じっくり看護できる職場】
- 回復期病棟
- 介護施設
- 訪問看護ステーション
看護師は、バイタルサインの測定や必要な医療処置の実施など、急性期病棟と同様の業務を行います。
しかし、患者の状態が安定しており、イレギュラーな対応が少ないため、1人1人に時間をかけてケアを行いやすいのが上記の職場の大きな特徴です。
【じっくり看護ができる現場の特徴】
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病棟勤務のように時間に追われることはなく、残業は少ないケースが多いので、プライベートは充実させやすいです。
状態が安定している患者が多いですが、主な対象者は高齢者なので、いつ急変が起こってもおかしくありません。
病棟勤務の経験が役立つ職場とも言えますので、急変対応や入居者とのコミュニケーションに自信がある人にオススメです。
子どもと関わることができる職場
看護師が子どもと関わることができる現場は、以下の3つが挙げられます。
【子どもと関わる職場】
- 保育園
- 児童養護施設
- 学校の保健室
保育園や幼稚園、学校などでは、子どもたちの健康状態を日々チェックするのが看護師の仕事です。
子どもたちが急な発熱・ケガをしたときの応急処置、医療機関を受診すべきかの判断や、薬の管理なども行います。
また、健診案内や報告書の作成など、事務仕事も多い現場です。
【子どもと関わる職場の特徴】
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大きなトラブルなく業務が終わることも多い職場ですが、緊急事態があったときには、迅速な判断と対応が求められます。
また、小さな子どもの命を預かっているため常に気を配る必要があり、責任の重い仕事であると感じる人もいます。
そのため、医療者としての緊張感を持つことにやりがいを感じられる人に向いている職場です。
夜勤や過度な残業がないことも特徴なので、体力面の負担から看護師に向いてないと感じていた人にもおすすめです。
教育者として働ける職場
看護師も、教育機関で先生として働く道があります。
【教育者として働ける職業】
- 看護学科系学校の教員
- 看護実習時の臨時講師
看護学校の教員は、学生に専門分野の講義を行うのが主な仕事です。
他にも、病棟・学内実習、実習オリエンテーション、レポートの添削、テスト作成・採点、評価などが業務として挙げられます。
【看護系学校の先生の特徴】
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看護師としての実務経験や、研究能力、指導力が求められる現場です。
大学病院などで働いていて、看護実習生の指導や看護研究にやりがいを感じたことがある人は、ぜひ検討してみてください。
ルーティンワークができる職場
多重課題をこなすのが苦手な看護師は、ルーティンワークが主な現場を選んでみるのも1つの手段です。
【ルーティンワークができる職場】
- クリニック
- 献血ルーム
- 健診・検診センター
- 企業の医務室
健診・検診センターでは、病気がないか調べるための、検査業務が主な仕事です。
企業の医務室では、従業員の健康増進や、病気の予防に関する健康管理業務が行われています。
どちらも、『予防医療』という観点で利用者と関わる職場です。
【ルーティンワークの現場の特徴】
メリット |
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ルーティンワークが主な現場は、プライベートや子育てを重視したい人におすすめと言えます。
パートやアルバイトの雇用形態があり残業が少ない現場が多く、プライベートな時間を確保しやすいためです。
ただ、「採血は絶対に失敗しない」という自信のある人、接遇マナーをしっかり守れる人が求められます。
そのため、自身の能力と合わせて見極めることも必要です。
美容に関わることができる職場
看護師は、人の美容をサポートする現場にも求人が豊富にあります。
【美容に関わる現場】
- 美容皮膚科
- 美容外科
上記の施設は、整形手術やレーザー脱毛などの美容分野を専門とする医療機関です。
看護師の仕事は、カウンセリング、レーザー照射、手術介助がメインです。
対象は『患者』ではなく『お客様』であり、より高い接遇サービスが求められます。
【美容系医療機関勤務の特徴】
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美容クリニックを訪れるお客様は、美意識の高い人が多いため、看護師も身なりをキレイに整える必要があります。
自身も美容に強い関心を持つ看護師に向く職場といえるでしょう。
地域住民に寄り添える職場
医療機関などを受診する患者ではなく、地域で暮らす住民と関わる現場もあります。
【地域住民と関わる現場】
- 保健所
- 保健センター
- コールセンター
保健所・保健センターでは、健康相談、保健指導のために、住民の元へ出向くこともあります。
ですが、コールセンターのように、電話口での相談・質問対応を行う仕事もあります。
そのため、その場の判断で即座に対応するスキルが求められるのが、2つの現場の共通点。
看護師として医療現場で培ったノウハウを、最大限に活すことができます。
【住民に寄り添う現場の特徴】
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クレーム対応や迅速な判断などのプレッシャーはあります。
ですが、命に直接関わることが少なく、身体的・精神的な負担も軽い現場です。
そのため、病院勤務で看護師に向いてないと思った人が、看護師として再出発するのにオススメの職場と言えます。
裏方として医療を支える職場
病院で治療が行われる前の段階から、医療を支えることができる現場もあります。
【裏方で最新医療に関わる現場】
- 治験医療機関
- 医療機器メーカー
製薬会社や医療機器メーカーなどの『企業』で活躍する仕事です。
看護師は、資料作成、関係者との連絡調整、担当病院や医師へのサポートなど行います。
【裏方で医療に携わる仕事の特徴】
メリット |
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病院の医師やスタッフに対し、自社製品の使い方や良さについて、専門的な説明を行うことがあります。
製品を知らない医療職に対して説明を行うため、正確な知識を身につける必要があります。
ですが、人の命に直接関わるような現場ではないため、殺伐とした働き方が向いてないと感じている看護師は視野に入れることがオススメです。
イベントに関わることができる職場
旅行先やイベント会場などで活躍する看護師もいます。
【イベントに関わる仕事】
- リゾートナース
- イベントナース
- ツアーナース
- テーマパーク
上記の看護師は、病人やけが人の応急処置、救急車で病院搬送になった際の付き添いなどが主な仕事です。
『病気を治す』のが目的ではなく、お客さんがイベントに安心して参加できるように目を配らせる役割を担っています。
【イベントに関わる仕事の特徴】
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急患の対応など、迅速な判断と対応が必要な場面もあります。
しかし、病人やけが人の対応がないときは純粋にイベントを楽しむこともできるのが、大きな特徴です。
殺伐とした現場や人間関係などの悩みから、看護師を辞めたいと思っていた人に、オススメの現場と言えます。
8.看護師が向いてない職場から転職に成功する5つのコツ
転職を決めたら行動に移す必要がありますが、失敗しないためにはどうしたらいいのか、不安もありますよね。
ここでは、看護師に向いてないと感じる現場から転職に成功するコツについて、解説していきます。
転職へのイメージが掴みやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
引き止めに合わないようきっぱり退職する
看護師が退職しようとしても、引き止めに合うケースも多いです。
「人手不足だから辞めないで」「次のスタッフが見つかるまで待って」など繰り返し言われることがあります。
引き止められて退職日が延長する可能性がありますが、同時に転職も先延ばしになってしまいます。
そのため、退職希望を伝えるときは、引き止められにくい理由を考えておくことが大切です。
【引き止められにくい退職理由】
- 他の分野でスキルアップを目指したい
- 認定や専門看護師の資格を取りたい
- 看護師資格を活かして他の仕事をしたい
上記のようなポジティブな退職理由は、上司も引き止めにくいものです。
反対に「人間関係に疲れた」「給料が安いから」と言ったネガティブな理由は、「こちらが改善するから残って」などと言われる可能性もあります。
慢性的に人手不足な業界なので、引き止めにあうことを前提に行動しましょう。
そのため、退職理由は予め考え、きっぱりとした態度で伝えて退職することが望ましいです。
自分に向くタイプの現場を複数挙げる
転職先の候補は1つに絞らず、複数検討するようにしましょう。
複数の求人を比較することで、自分が求めている条件に合う転職先を、効率的に選べるためです。
複数の求人の中から選ぶと、充分に納得して転職できるので「失敗した…」という後悔が少なく済みます。
ただし、候補が多すぎるとスムーズな転職活動は行なえません。
自分に合う職場を見極めるために、2〜3か所に絞って比較するのがおすすめです。
実際の職場を見学する
実際の現場へ足を運んで、見学してみるのも1つの手段です。
公式サイトや転職サイトを見ているだけでは、職場の雰囲気はわかりません。
転職先の候補として挙がっている現場を、患者として受診してみると雰囲気を掴みやすいです。
働くスタッフの雰囲気などを事前に知ることは、自分に合う職場か判断しやすくなるため、実際の職場見学はオススメと言えます。
現場で働く看護師の口コミを調べる
実際の現場に足を運んでも、働く人のリアルな声を聞けるとは限りません。
そこで看護師専門の口コミサイト「ナスコミ」を利用することをおすすめします。
(引用元:ナスコミ)
ナスコミは、現場の看護師のリアルな口コミを知ることができるサイトです。
転職する前に、実際に見学した雰囲気と合わせて調べておくと良いでしょう。
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看護師の転職サイトを活用する
看護師の資格を活かした仕事場探しなら、転職サイトへの登録が近道です。
転職サイトに登録すると、豊富な求人の紹介、履歴書の添削や面接対策など、転職に関する支援を受けることが可能です。
「どんな職場に転職すべきか」など、一人ではなかなか決めきれない悩みなどにも対応してくれます。
「転職相談にはお金がかかるのでは…」と不安に感じるかもしれませんが、転職サイトの仕組みは以下のようになっており、求職者は無料で利用できます。
転職サイトに登録すると、転職に関するあらゆるサポートを受けることができます。
そのため初めて転職する人でも、不安なく転職活動を進められるでしょう。
多くの転職先から自分に合った職場を見つけるためにも転職サイトに登録し、一度でも実際に相談してみることをオススメします。
9.向いてない職場からの転職におすすめの看護師向けサイト
ここまで、看護師を続けるべき人の特徴や、転職のコツについてお話してきました。
ですが実際に転職を検討し始めても、理想の職場がスムーズに見つからないと不安ですよね。
そこでぜひ活用していただきたいのが、看護師向けの転職サイトです。
転職サイトを使うと、非公開の求人情報を得られたり、希望する施設へ見学調整を行ってくれることもあります。
ここでは、豊富な求人を扱っている3つの転職サイトについて紹介していくので、転職活動に役立ててください。
転職サイト | 特徴 |
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(引用元:看護roo!)
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詳しい解説は以下を確認してください。 「看護roo!(看護ルー)は電話がしつこい?気になる口コミや評判を解説!」 |
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病院以外の求人を豊富に扱う『マイナビ看護師』
(引用元:マイナビ看護師)
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公式サイト | https://kango.mynavi.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「マイナビ看護師の評判は実際どう?口コミをもとに利用すべき人の特徴を解説」 |
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業界トップクラスの求人数を誇る『医療ワーカー』
(引用元:医療ワーカー)
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まとめ
看護師に向いていないと感じていても、実は看護師に向いている人もいます。
看護師に向いてない人、向いている人の特徴をまとめました。
【看護師に向いてない人】
- 消極的な人
- 1人で仕事をこなす方が好きな人
- なんでも人に頼る人
- 1つのことに悩みすぎる人
【看護師に向いてる人】
- 責任感が強い人
- 的確かつスピード感を持っている人
- 体力・精神力が強い人
- 知識向上への意欲が高い人
- コミュニケーション能力が高い人
どうしても「看護師に向いてない」という気持ちが消えないのであれば、自分に向いている職場に移った方が、前のめりになって仕事ができるでしょう。
現職を続けながら、次の職場を探すなら、転職サイトの活用がおすすめです。
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