弁護士になる方法!資格取得の4つのステップと仕事内容も解説

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資格

弁護士を目指したいけど、資格取得について何も知らない。一体資格取得までに何があるんだろう?

弁護士になるには司法試験に合格しなければなりませんが、詳しくわからないことって多いですよね。

そこで、今回は 弁護士資格を取るまでのステップや、仕事内容、司法試験合格後のルートについても解説していきます。

この記事を読んでいただければ、どのような方法やルートで弁護士になることができるのかについて詳しくなることができます。

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1.弁護士とは?仕事内容や年収について

ここからは、弁護士の資格や弁護士の仕事について、以下の4つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

法律に詳しく、依頼を受けて法律事務を処理するのが仕事

弁護士とは 法律の専門家のことで、依頼を受けて法律事務を処理するという仕事を行います。

ここで注意していただきたいのは、「依頼を受けて法律事務を処理する法律の専門家」として、弁護士以外にも以下の9つの資格があることです。

  1. 司法書士
  2. 土地家屋調査士
  3. 弁理士
  4. 公認会計士
  5. 税理士
  6. 行政書士
  7. 社会保険労務士
  8. 海事代理士
  9. 不動産鑑定士

弁護士は上記の資格とは異なり、「 訴訟事件の弁護人、代理人、仲裁、和解」といった独占業務があります。

弁護士は、法律の専門家の中でも、特に「 紛争性のある法律事務」を独占業務としているのです。

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  • 国際弁護士の資格もある

    弁護士の資格には、日本国内の弁護士資格だけでなく、海外で活躍する国際弁護士の資格もあります。

    国際弁護士とは、アメリカの弁護士や中国の弁護士などのことで、 その国の法律に則って仕事を行う弁護士のことです。

    例えば、アメリカの弁護士であれば、アメリカで事業を展開する日本法人の法律事務を担当します。

    そのため、 正確には「国際弁護士」という名前の資格があるわけではなく、海外の弁護士資格を総称して「国際弁護士」と呼ぶのです。

    年収は平均700万円

    弁護士の年収は、ばらつきがありますが、平均900万円ほどです。

    企業や事務所に勤務する弁護士であれば、その企業や事務所の規模で年収はある程度決まっています。

    しかし、事務所を経営しているのであれば年収数千万円稼げる弁護士もいれば、年収200〜300万円しか稼げない弁護士も出てくるので、一概に稼げる仕事、というわけではありません。

    ただ、平均年収は一般サラリーマンに比べると高めの基準と言えるでしょう。

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  • 安泰的な資格だが取り消しの可能性も

    弁護士資格は 一度取得してしまえば更新する必要はなく、一生有効になります。

    しかし、弁護士が 禁固以上の刑に処せられてしまうと、 弁護士名簿から登録が抹消されてしまうのです。

    ただ、その場合でも10年以上経過すれば、弁護士会に再登録の請求をすることで再び登録することが可能です。

    2.弁護士になる!資格取得の4つのステップ

    ここからは、弁護士の資格を取得するための以下の4つのステップと例外を解説していきます。

    それぞれ見ていきましょう。

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  • ステップ1.司法試験の受験資格を取得する

    弁護士になるための第1のステップは、 司法試験の受験資格を取得することです。

    司法試験は誰でも受験できるわけではないので、まずは以下の2つのいずれかの方法で受験資格を取得する必要があります。

    1. 司法試験予備試験を受ける
    2. 法科大学院を修了する

    司法試験予備試験には受験資格はありませんが、法科大学院に入学するには大卒か大学卒業見込みである必要があります。

    そのため、中卒・高卒の人が弁護士資格を撮りたい場合、司法試験予備試験を受けるか、大卒資格を取得して法科大学院に入学しましょう。

    ステップ2.司法試験に合格する

    司法試験の受験資格が得られたら、次は 司法試験に合格する必要があります。

    司法試験の試験概要は以下の通りです。

    試験科目
    • 短答式:憲法、民法、刑法
    • 論文式:公法系科目、民事系科目、刑事系科目、選択科目(知的財産法、労働法、租税法、倒産法、経済法、国際関係法(公法系)、国際関係法(私法系)、環境法)
    合否判定基準 短答式試験の合格に必要な成績を得た者につき、短答式試験および論文式試験の成績を総合して判定される。
    合格率 25%
    受験手数料 28,000円
    試験日程 5月中旬に4日間の日程で行われる

    合格率を見てわかるように25%と、難易度は高いです。

    しかし、この司法試験に受からないと次のステップに進めないので、弁護士を目指す人は何度でも受験します。

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  • ステップ3.司法修習生になる/弁護士資格認定制度を利用する

    司法試験に受かった後は、 司法修習生になるか、弁護士資格認定制度を利用するステップを踏みます。

    最も一般的な方法は、司法修習生になるルートです。

    司法修習とは、弁護士として仕事をしていくための法律実務を学ぶための研修のことを意味します。

    司法試験合格後に弁護士資格を得るには、必ず司法修習を受けなければならないと「裁判所法」に定められているのです。

    一方、弁護士資格認定制度は特殊な制度なので、ほとんどの人には関係ありません。

    司法試験合格後、以下の職業に所定の年数以上在職すると、司法修習を経ることなく弁護士資格を得ることができるという制度です。

    職業 在職年数
    企業法務の担当者 7年以上
    公務員
    国会議員 5年以上
    簡裁判事、内閣法制局参事官等
    大学の法律学の教授等

    ステップ4.司法修習生の卒業試験に合格する(2回試験)

    弁護士になるための第4のステップは、 司法修習生の卒業試験に合格することです。

    この卒業試験の正式名称は「司法修習考試」で、「2回試験」とも呼ばれています。

    卒業試験は毎年11月に5日間に渡って行われ、1日あたりの試験時間は7時間30分と長丁場です。

    しかし、合格率は90%を超えているので、真面目に取り組めば落ちる心配の少ない試験となっています。

    これに落ちてしまうと、再度1年間司法修習生として実務をこなさなければなりません。

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  • 【例外】検察事務官から弁護士を目指すという方法もある

    弁護士になるための、4つのステップを紹介しましたが、1つだけそれ以外に弁護士になる方法があります。

    それは、 検察事務官から弁護士を目指すという方法です。

    この方法が例外的である理由は、 司法試験を受けなくても弁護士になることができるからです。

    検察事務官から弁護士になる方法として、まず国家公務員試験に合格して検察事務官になる必要があります。

    次に、検察事務官として一定以上勤めてから試験に合格すると「副検事」になることができます。

    そして、「副検事」として相当期間経験した後、内部試験を受けると、「特任検事」になることができます。

    「特任検事」として通算5年以上在職した期間があると、弁護士資格を取得することができるのです。

    3.弁護士資格習得後のキャリア

    ここからは、弁護士の資格取得後のキャリアについて、以下の3つを解説していきます。

    それぞれ見ていきましょう。

    法律事務所に就職する

    弁護士資格取得後のキャリアとして最も一般的なのは、 法律事務所に就職することです。

    もちろん、資格合格後に就職せずに開業することも可能ですが、それだと実務経験を積むことがでいないので、リスクが高いのです。

    そのため、将来的には独立をしたいと考えている人も、まずは事務所に就職して実務経験を積むことになります。

    キャリアを積んだあと独立開業

    弁護士資格取得後、 法律事務所に就職してキャリアを積んだ後に独立開業する人も多いです。

    独立開業することのメリットは、事務所に勤務している時よりも高収入が狙えるということです。

    もちろん、独立開業してからの収入は自分の営業力次第なので、営業力がなければ事務所に勤務していた時よりも収入が少なくなる場合もあります。

    企業の専属弁護士になることも

    弁護士資格取得後のキャリアとして近年人気が出ているのは、 企業の専属弁護士になることです。

    専属弁護士を雇う企業はほとんどが大企業なので、高収入が期待できます。

    企業の専属弁護士になることのメリットは、企業の正規社員になるということなので、法律事務所に勤務するよりも福利厚生がしっかりしていることです。

    4.弁護士に向いている人とはどんな人?

    ここからは、弁護士に向いている人の特徴として、以下の3つを解説していきます。

    それぞれ見ていきましょう。

    真面目で正義感がある人

    弁護士に向いている人の第1の特徴は、 真面目で正義感がある人です。

    真面目な人が向いている理由は、弁護士になるには長期間にわたって勉強を続けなければならないからです。

    また、正義感がある人が向いている理由として、弁護士は人権を守る仕事をすることが挙げられます。

    弁護士になるには長期間勉強し続けなければなりませんが、法律は頻繁に改正されるため、弁護士になった後も法律の勉強をし続けなければなりません。

    そして、弁護士の独占業務である訴訟では、詐欺に騙されてしまった人を弁護したりするなど、弱者を保護する仕事が多くあります。

    そのため、勉強を続けていける真面目さと、人権意識の高い正義感のある人が弁護士に向いているのです。

    プレッシャーに強く忍耐力がある人

    弁護士に向いている人の第2の特徴は、 プレッシャーに強く忍耐力がある人です。

    プレッシャーに強く忍耐力がある人が向いている理由として、弁護士の仕事は責任が大きく、ミスが許されないことが挙げられます。

    弁護士の仕事は人命に関わる事件を扱ったり、数千万円、数億円といったお金や財産が対象となる訴訟を扱ったりすることがあり、責任が大きいです。

    こういった仕事ではミスをすると取り返しのつかない事態になってしまうので、非常に強いプレッシャーがかかることになります。

    そのため、責任の大きな仕事でもプレッシャーに負けない忍耐力がある人は弁護士に向いているのです。

    話を聞き出す能力を持つ人

    弁護士に向いている人の第3の特徴は、 話を聞き出す能力を持つ人です。

    弁護士というと法廷で訴訟をする人というイメージがありますが、その前段階として依頼人の相談を受ける必要があります。

    その際に、依頼人の話を遮って自分勝手な話をしたり、相手を置き去りにするような難しい話をしてしまう人は弁護士に向いていません。

    相手の話を落ち着いてよく聞ける人や、相手から話を聞き出す能力を持っている人が弁護士に向いているのです。

    5.司法試験に年齢は関係ないので、社会人でも弁護士を目指せる!

    司法試験の受験資格には、 年齢制限はありません。

    そのため、 社会人でも年齢や学歴、職歴等に関係なく弁護士を目指すことはできます。

    しかし、司法試験は受験回数が3回と決まっているので気をつけましょう。

    司法試験に3回落ちてしまうと、司法試験予備試験であればもう一度合格しなければならず、法科大学院であればもう一度入学し直さなければなりません。

    6.資格取得のためのおすすめ通信講座3選

    仕事や、家事・育児をしながら資格を取得するのに欠かせないのが通信講座です。

    ここでは、 キャリアピックスおすすめの通信講座を3つご紹介します

    それぞれの通信講座の特徴を、順にご紹介します。

    ①財務・法律系の国家試験に強い「クレアール」

    資格難易度 クレアール
     
    クレアール」は、1998年設立の資格教育機関です。
     
    公認会計士、税理士、司法書士といった財務・法律系に特に力を入れています。
     
    「クレアール」は、Webに特化した通信学習の専門スクールのため、忙しい方でも時間を効率的に使うことができます。
     
    また、独自の学習法である「非常識合格法」は、勉強時間を圧倒的に減らせるという点で注目されています。
     
    合格に必要な学習範囲だけを徹底的に習得することで、勉強時間は圧倒的に減らすことが可能になるのです。
     

    ②事務系・美容や健康など女性向け資格なら「たのまな(ヒューマンアカデミー)」

    資格難易度 たのまな 資格難易度 たのまな

    たのまな」は、ヒューマンアカデミーが運営する通信講座です。

    『たのしい未来へ導く、学びサポーター』 というコンセプトから、「たのまな」という名前が付けられています。

    事務系はもちろん、女性ならではの美容系やフード系の講座も充実しています。

    「たのまな」の講座は、基本的にテキストとDVDが中心です。

    ただし、学習教材や学習方法は講座によって異なるため、まずは希望の講座ホームページを確認しましょう。

    また、同じ資格取得を目指す者同士のコミュニティがあったり、最寄の校舎でサポートを受けることの出来るコースがあるのも嬉しいポイントです。

    質問無制限、受講延長制度などのサポートも利用者からの評価が高い通信講座です。

    ③教員など公務員資格に強い「東京アカデミー」

    資格難易度 東京アカデミー 資格難易度 東京アカデミー

    東京アカデミー」は、全国に75拠点あり、25万人以上が受講している通学・通信講座最大手です。

    「東京アカデミー」では、公務員をはじめ、教員や看護師の採用・資格試験対策の講座を中心に行っています。

    DVDやWEB講義中心の通信講座が多い中、「生」講義にこだわっていることが大きな特徴のひとつです。

    大手ならではのノウハウと、資格に応じた対策と指導ができることが「東京アカデミー」の強味と言えるでしょう。

    まとめ

    弁護士資格を取るには司法試験に合格する必要がありますが、司法試験予備試験を受ける方法と法科大学院に入学する方法があります。

    また、司法試験合格後も司法修習生になる方法と弁護士資格認定制度を利用する方法があり、弁護士資格を取る方法にはたくさんのルートがあることがわかります。

    自分の適性を見極めた上で、自分に合ったルートを選びましょう。

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