調理師になる方法って?資格の取り方や試験内容・難易度なども解説!

資格

調理師になりたいけど、どうすればなれるんだろう?調理師資格を取るのは難しんだろうか?

調理師になりたいと思っても、どうすれば調理師になれるのか、どのような方法で資格を取れるのかわからないと困ってしまいますよね。

調理師資格を取るには、大きく分けると学校に行く方法と、実務経験を積む方法の2つがあります。

そこで、本記事では 調理師資格を取る方法や、調理師資格を取ることのメリット、調理師資格の試験、調理師を目指せる学校や通信講座などについて解説していきます。

この記事を読んでいただければ、調理師になる方法や調理師資格を取るメリットについて詳しく知ることができますよ。

ぜひ、最後までご覧ください。

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1.調理師になる方法とは?資格は必要?

調理師 資格

ここからは調理師の資格や調理師の仕事について、以下の2つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

調理師資格がなくても飲食店の開業はできる

調理師資格がなくても、 飲食店を開業することはできますし、調理の仕事をすることもできます。

なぜなら、調理師とは 「名称独占資格」であり、「業務独占資格」ではないからです。

「名称独占資格」…資格を持っていないと、資格の名称を使ってはいけない
 例)調理師資格を持っていないと、「調理師」と名乗れない。

「業務独占資格」…資格を持っていなければ、特定の仕事をしてはいけない
 例)医師免許を持っていなければ医者の仕事をしてはいけない

このように、調理師資格は前者なので、資格を持っていないと「調理師」を名乗ることはできませんが、資格がなくても調理の仕事をしたり開業することは可能です。

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調理師資格があることで得られるメリットがある

調理師資格がなくても、飲食店を開業したり、調理の仕事ができることは説明しました。

しかし、ではなぜ調理師の資格が必要あるのかというと、 資格があることで、ないよりも得られるメリットがあるからです

例えば給与が上がったり、資格があることで調理師としての信頼があがったり…と色々あります。

調理師資格を取ることで得られるメリットについては、このあとの「2.調理師資格を取る3つのメリット」でもっと詳しく説明しますね。

調理師の平均年収は320万円

調理師の 平均年収は320万円です。

しかし、調理師はどこに勤務するのか、また開業するのかどうかで大きく年収は変わります。

例えば、一流ホテルの調理師であれば年収1,000万円以上稼ぐことも可能です。

また、独立開業して日本全国に店舗を展開できるようになれば、年収数億円〜数十億円稼ぐこともできます。

このように、調理師は自分の腕やアイデア次第でいくらでも稼ぐことができる仕事なのです。

2.調理師資格を取る3つのメリット

調理師 資格

調理の仕事をしたり、飲食店の開業をしたりするのに調理師の資格は必要ではないと解説してきました。

しかし、 調理師の資格を取ると、仕事をしていく上で大きなメリットがあるのです。

そこで、ここからは調理師の資格を取ることのメリットとして、以下の3つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

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メリット1.就職先の幅が広がる

調理師免許を持っていることの第1のメリットは、 就職先の幅が広がることです。

その理由として飲食業界では、調理スタッフを採用するにあたって調理師の資格を持っているかどうかを重視する店が多いことが挙げられます。

特に、客単価の高い高級店である場合、調理師資格を持っていないと採用しないところがほとんどです。

そのため、高級店などで経験を積みたいと思っているなら、調理師資格が必須であると言えます。

メリット2.昇給・昇格に繋がる

調理師免許を持っていることの第2のメリットは、 昇給・昇格に繋がることです。

その理由として、調理師資格を持っていることで、マネージャーや料理長などの重要なポストに就くことができることが挙げられます。

マネージャーや料理長は、メニューの作成や仕入れルートの確保、人材育成など 責任の大きな仕事を担うので、その分収入も高くなるのです。

メリット3.食品衛生責任者になれる

調理師免許を持っていることの第3のメリットは、食品衛生責任者になれることです。

食品衛生責任者とは資格の一種で、 飲食店を営業する上で必ず一人は配置しなければならないと法律に定められています。

食品衛生責任者の資格を取得するには講習を受講し、試験に合格しなければなりません。

しかし、調理師資格を持っていると無試験で食品衛生責任者になることができるのです。

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3.調理師資格を取得する2つのルート

調理師 資格

ここからは調理師の資格を取得するルートとして、以下の2つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

ルート1.調理師専門学校に行く

調理師資格を取得する第1のルートは 、調理師専門学校に行くことです。

調理師専門学校に1年以上通うと、試験を受けなくても調理師資格を取得することができます。

また、調理師資格を目指せる通信講座を受講することもできますが、 通信講座の場合は調理師資格を取得できません。

通信講座は、あくまでも試験対策をすることができるだけであるという点に注意しましょう。

ルート2.実務経験を積み受験資格を得て試験に合格する

調理師資格を取得する第2のルートは、 実務経験を積むことです。

飲食店などで2年以上調理業務を経験すると、 調理師試験の受験資格を得ることができます。

受験資格を得て、調理師試験に合格することで学校に通わずとも調理師免許を得ることができるのです。

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4.調理師資格の試験の詳細について

調理師 資格

ここからは調理師の試験の詳細について、以下の3つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

受験資格は学歴と実務経験の2つ

調理師試験は誰でも受験できるわけではなく、以下の通り 学歴と実務経験の2つを満たしている必要があります。

  1. 中学校卒業以上又は同等以上の学力があると認められる者。
  2. 飲食店営業、魚介類販売業、そうざい製造業又は給食施設(学校、病院等で継続して1回20食以上又は1日50食以上供与するもの)において、出願日までに調理の業務に2年以上従事した者。

参考:「調理師資格指導協会

学歴と実務経験のどちらか一方では受験資格は得られないので、必ず両方を満たすようにしましょう。

調理師試験の試験科目は7科目

調理師試験は以下の 7科目が出題され、全部で60問、4択のマークシート式です。

  1. 食文化概論
  2. 衛生法規
  3. 公衆衛生学
  4. 栄養学
  5. 食品学
  6. 食品衛生学
  7. 調理理論

参考:「調理師資格指導協会

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調理師資格の難易度:合格率は60〜65%

調理師資格の 合格率は60〜65%です。

半数以上の受験者が合格できるので、他の資格と比較しても難易度は低いと言えます。

5.調理師資格取得後のキャリアアップ

ここからは調理師資格取得後のキャリアについて、以下の2つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

調理師に関連する資格を取得する

調理師資格取得後の第1のキャリアは、調理師に関連する資格を取得することです。

調理師に関連する資格には、以下の3つがあります。

それぞれ見ていきましょう。

資格1.ふぐ調理師

調理師に関連する第1の資格は、ふぐ調理師です。

ふぐには「テトロドトキシン」と呼ばれる猛毒があるため、資格を持っていないとふぐを捌くことはできません。

ふぐ調理師免許は国家資格ではなく、 条例に基づいて都道府県知事が行う試験に合格すると取得できる公的資格です。

そのため、ふぐ調理師資格の受験資格や難易度などは都道府県ごとに異なっており、最も難易度が高いのは東京都となっています。

国家資格/公的資格/民間資格 公的資格
受験資格 都道府県によって異なる(東京都:調理師免許を保有、ふぐ調理師の資格を保有する者の下でふぐの取り扱いに2年以上従事した者、又は同等以上の経験を有すると知事が認めた者)
試験内容 都道府県によって異なる(東京都:学科試験、鑑別試験)
難易度 都道府県によって異なる
受験手数料 都道府県によって異なる(東京都:15,900円) 

資格2.船舶料理士

調理師に関連する第2の資格は船舶料理士です。

船舶料理士の資格は、 船員の食事の調理や食事の管理を行う専門家になるために必要になります。

特に、近海区域乃至遠洋区域を航行区域とする総トン数1000トン以上の船舶における調理業務は船舶料理士が担当すると決まっているのです。

国家資格/公的資格/民間資格 国家資格
受験資格
  • 20歳以上の者。
  • 試験日から遡って10年以内に船舶に乗り組んで1年以上専ら調理に従事した経歴を有し、2名以上の船長から調理能力を証明された者。
試験内容
  • 筆記試験
  • 実技試験
難易度 ★★☆☆☆
受験手数料 58,968円

資格3.製菓衛生士

調理師に関連する第3の資格は、製菓衛生士です。

製菓衛生士とは お菓子専門の調理師になるために必要な資格となっています。

製菓衛生士資格を持っていると、調理師資格と同様に無試験で食品衛生責任者になることが可能です。

国家資格/公的資格/民間資格 公的資格
受験資格
  • 都道府県知事の指定する製菓衛生師養成施設で、1年以上製菓衛生師として必要な知識及び技能を修得した者
  • 2年以上菓子に関する実務を経験した者
試験内容
  • 衛生法規
  • 公衆衛生学
  • 栄養学
  • 食品学
  • 食品衛生学
  • 製菓理論及び実技
難易度 ★★☆☆☆
受験手数料 10,000円前後

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就職して調理師資格を活かす

調理師資格取得後の第2のキャリアは、就職して調理師資格を活かすことです。

調理師の資格が活かせるおすすめの就職先としては、以下の3つがあります。

それぞれ見ていきましょう。

就職先1.料理店・レストラン

調理師資格を取得した人の第1の就職先は、料理店・レストランです。

料理店・レストランは求人数が多いため、調理師資格を取得して人が最も多く就職する職場でもあります。

料理店やレストランと一口にいっても、個人経営の店やチェーン店、高級レストランなど様々です。

また、和食や洋食、中華などジャンルも多様なので、自分の進みたい方向性が定まっていないと選ぶことはできません。

そのため、 就職先として料理店やレストランを選ぶのは、自分の将来の方向性が定まっている人におすすめです。

就職先2.ホテル

調理師資格を取得した人の第2の就職先はホテルです。

ホテルも料理店やレストランと並んで求人数が多く、調理師資格取得者からは人気のある職場でもあります。

ホテルといっても、個人経営の旅館もあれば、全国展開しているビジネスホテル、高級ホテルなど種類は様々です。

特に 高級ホテルで働く調理人になると収入も非常に高くなるので、将来的に高級ホテルで働く料理人を目指したいなら、まずはホテルに就職して修業することをお勧めします。

就職先3.給食施設

調理師資格を取得した人の第3の就職先は給食施設です。

給食施設とは、学校や会社、病院、福祉施設など大人数に食事を提供する施設のことを指しています。

このような給食施設では、あらかじめ管理栄養士や栄養士が作成したメニューを元に調理を行うため、調理師がメニューを考えることはありません。

なぜなら、子供や労働者、病人といった人たちに料理を提供するため、料理の美味しさよりも栄養の方が重視されるからです。

なので、創作料理をしたい人にとっては向いていない就職先でもあります。

ですが、給食施設で働くことのメリットとして、飲食店やレストラン、ホテルなどと比べると、店の経営状況の悪化によって職を失うことが少ないことが挙げられます。

そのため、 安定した職場に勤めたいのであれば給食施設をおすすめします。

まとめ

調理師資格がなくても調理の仕事をしたり、飲食店を開業したりすることはできます。

しかし、調理師資格がなければ「調理師」を名乗ることはできません。

調理師資格を取ることで今後の 就職や転職、開業といったキャリアで有利になるので、ぜひ調理師資格を取得することおおすすめします。

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