社会人で学芸員の資格を取るなら通信制がおすすめ!試験内容から合格率まで徹底解説

資格

学芸員として博物館の管理や展示物の調査をおこなうためには、資格を取得する必要があります。

そうは言っても、「どのくらい難しいのだろう?」「どうやって取得したらいいのだろう?」など、わからないことも多いですよね。

そこで今回は、 学芸員の資格の基本情報から、取得する方法、さらには就職の状況まで詳しく解説していきます

取得するための条件など、資格を取るなら必ず知っておかないといけないポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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1.学芸員の仕事について

学芸員の資格の取得方法について解説する前に、まずは学芸員とはどのような職業なのか、一度確認しておきましょう。

それよりも、資格を取得する方法や試験内容について先に知りたい場合は、記事後半の「2.学芸員の資格を取得する4つの方法」を先にご確認ください。

1-1.学芸員の仕事内容

学芸員とは、美術館や博物館だけでなく、動物園や植物園といった文化施設で勤務する専門職員のことです。

それぞれの施設の収集方針に応じて 作品の収集、保存、展示を行うのが学芸員の基本的な業務をおこないます。

海外の学芸員の業務は、企画や展示担当の「キュレーター」、教育普及活動の専門家である「エデュケイター」、作品の保存・修復を専門に行う「修復師」といったように分業化されています。

一方で日本の学芸員は、調査研究から教育普及活動まですべてを担うことがある複業型がメインです。

勤務する施設によっては、作品の借入や貸出の管理、展覧会の企画や広報まで任されることもあります。

海外の学芸員と比べて、日本の学芸員の仕事は多岐に渡っている傾向です。

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  • 1-2.学芸員の就職先

    学芸員の就職先としては、 美術館や博物館以外にも、動物園や植物園、科学館や歴史資料館などがあります。

    近年では公共の施設以外にも、私設美術館や企業ミュージアムなどの文化施設でも、学芸員を必要としている施設があるようです。

    1-3.学芸員の給料

    学芸員の収入は勤務する施設によって変動しますが、 年収250万円~400万円ほど

    ただし、学芸員の正規雇用の窓口は非常に狭く、多くは非正規での雇用募集です。

    給料は高いとはいえませんが、やりがいのある仕事ということもあり、応募者の数は高い傾向にあります。

    特に、公的な施設であれば公務員の扱いとなるため、応募の競争率は100倍を超えることもあります。

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  • 2.学芸員の資格を取得する4つの方法

    学芸員の資格を取得する方法としては、以下の4つがあります。

    1. 大学で学芸員資格に必要な科目の単位を修得する
    2. 学芸員補として3年以上勤務する
    3. 学芸員資格 試験認定に合格する
    4. 学芸員資格 審査認定に合格する

    すでに博物館や美術館での勤務経験がある方や、博物館等の専門分野で実績がある方は、 試験認定や審査認定での資格習得がオススメです。

    試験認定は、試験に合格後に学芸員補として実務を経験することで、学芸員の資格を得られる認定方法になります。

    一方の審査認定は、書類選考と面接で学芸員の資格が取得できる認定方法です。

    方法1.大学で学芸員資格に必要な科目の単位を修得する

    学芸員資格を得るために必要な 所定の8科目と実習1科目を履修し、単位を修得することで資格が得られます。ただし、資格の取得には大学卒業が必要です。

    学芸員資格を得るために必要な科目は、次の章でお伝えします。

    大学によっては開講されていないこともありますので、あらかじめ確認しておくと安心です。

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  • 方法2.学芸員補として3年以上勤務する

    大学に2年以上在学し、62単位以上を修得。 さらに 「学芸員補」として所定の施設に3年以上勤務することで、学芸員の資格を取得することができます。

    学芸員補とは、学芸員の補助的な業務をおこなう立場です。 施設によって採用の基準が異なりますが、大学に在学中であれば誰でも学芸員補になることができます。

    方法3.学芸員資格 試験認定に合格する

    大学で単位を修得する以外には、 試験認定に合格するという方法もあります。

    必須科目8科目と選択科目2科目の筆記試験の受験が必要です。

    ちなみに必修8科目は、大学で単位を取得する場合に必要となる科目と同じもの。必修8科目については、次章で詳しくお伝えしますね。

    試験認定については、過去の問題が文部科学省のホームページに公開されています。

    自分にもできるかどうか、レベル感をチェックしてみても良いですね。

    (参考:http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/1217921.htm

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  • 方法4.学芸員資格 審査認定に合格する

    学芸員資格の 審査認定は、書類選考と面接です。

    書類選考では、これまでの学識や業績に応じて、著書や論文等による審査がおこなわれます。論文タイトルや発表年月日、掲載紙や概要、企画した展覧会のタイトルや成果等をまとめたものの提出が必要です。

    面接では、学芸員としての適性が判断され、その結果によって資格取得の可否が決まります。

    3.学芸員資格認定審査とは

    学芸員資格の 認定審査は、受験者が学芸員と同等以上の学力や、経験を持っていることを認定するための審査です。

    書類審査では、博物館に関する著者や論文といった、知識や業績を示すものによって判断されます。面接では、学芸員としての意欲や態度を持っているかを審査。

    結果に応じて取得の可否が決まります。

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  • 3-1.学芸員資格認定審査の試験内容

    審査内容は、書類審査と面接です。文部科学省のホームページに、願書や調書があるため、そちらを使ってエントリーします。

    下記のホームページを参考にしてみましょう。

    文科省ホームページ:http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/1321679.htm

    3-2.学芸員資格認定審査の受験資格

    次のいずれかに該当すれば、受験資格が得られます。社会人で学芸員の資格取得を目指す予定ならば、 3つ目の項目のいずれかに当てはまるのではないでしょうか。

    1.修士もしくは博士の学位又は専門職学位を有する者であって、2年以上学芸員補の職にあった者
    2.大学において博物館に関する科目(生涯学習概論を除く)に関し2年以上教授、准教授、助教又は講師の職にあった者であって、2年以上学芸員補の職にあった者
    3.次のいずれかに該当する者であって都道府県の教育委員会の推薦する者
    (1)学士の学位を有する者であって、4年以上学芸員補の職にあった者
    (2)大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者であって、6年以上学芸員補の職にあった者
    (3)大学に入学することのできる者であって、8年以上学芸員補の職にあった者
    (4)その他11年以上学芸員補の職にあった者
    4.その他文部科学大臣が前各号に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者

    (文部科学省 平成30年度学芸員資格認定受験案内より)

    3-3.学芸員資格認定審査の合格率

    平成29年度の審査認定の受験者は54人で、そのうち合格者は21人でした。 合格率は38.8%です。

    受験者数が少ないため、年度によって合格率にはかなりバラつきがあります。

    4.学芸員資格認定試験とは

    具体的な実績や論文がないという場合には、試験を受けて学芸員資格の取得を目指す方法もありますよ。試験に合格後、すぐに学芸員になれるわけではありませんが、実績がない方でも目指せる認定方法になります。

    学芸員資格 認定試験は、博物館等で働くために必要な知識を持っているかを判断する試験です。 これに合格すると、筆記試験合格証書が授与されます。

    その後、1年間学芸員補として実務を経験することで、学芸員としての合格証書が文部科学大臣より授与されます。これで晴れて学芸員として働くことが可能です。

    では、具体的にどのような試験を受けなければいけないのか、ここからはさらに詳しく解説していきます。

    4-1.学芸員資格認定試験の試験内容

    試験内容は、以下の 必須8科目と選択科目2科目の筆記試験です。

    ただし、試験科目に相当する科目の単位を、大学で学習済みの場合は免除できることもあります。

    <必須科目>

    1. 博物館概論
    2. 博物館経営論
    3. 博物館資料論
    4. 博物館資料保存論
    5. 博物館展示論
    6. 博物館教育論
    7. 生涯学習概論
    8. 博物館情報・メディア論

    <選択科目>

    1. 文化史
    2. 美術史
    3. 考古学
    4. 民俗学
    5. 自然科学史
    6. 物理
    7. 化学
    8. 生物学
    9. 地学

    4-2.学芸員資格認定試験の受験資格

    学芸員資格の認定試験では、次のいずれかに該当すれば受験資格を得られます。 大学を卒業していれば1の項目に該当するので、受験可能です。

    1.学士の学位を有する者
    2.大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者で2年以上学芸員補の職にあった者
    3.教育普通免許状を持ち、2年以上教育職員の職にあった者
    4. 4年以上学芸員補の職にあった者
    5.その他文部科学大臣が前各号に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者

    (文部科学省 平成30年度学芸員資格認定受験案内より)

    4-3.学芸員資格認定試験の合格率

    平成29年度の筆記試験の受験者数は全体で92人で、そのうち69人が合格しています。 合格率は75%です。

    ただし、この中には一部の科目試験が免除されている方も含まれています。

    5.社会人で資格を取るなら通信制の大学がオススメ

    実務経験や専門知識がなく、イチから学芸員資格の取得を目指す場合には、 働きながら学べる通信制の大学がオススメです。

    学芸員資格取得のためのコースが設けられている大学は、全国にいくつもあります。

    大学をすでに卒業されている方でしたら、問題ありません。大学の卒業資格がない場合は、通信制大学で学位の取得を目指すのと並行して、学芸員の資格取得に必要な科目を学ぶことが必要です。

    通信制大学は、年に数回のスクーリングが必須のところや、カリキュラム、入学金、授業料なども大学ごとに差があります。自分自身の学びたいものや、目標に合わせて選ぶようにしてください。

    6.資格取得のためのおすすめ通信講座3選

    仕事や、家事・育児をしながら資格を取得するのに欠かせないのが通信講座です。

    ここでは、 キャリアピックスおすすめの通信講座を3つご紹介します

    それぞれの通信講座の特徴を、順にご紹介します。

    ①財務・法律系の国家試験に強い「クレアール」

    資格難易度 クレアール
     
    クレアール」は、1998年設立の資格教育機関です。
     
    公認会計士、税理士、司法書士といった財務・法律系に特に力を入れています。
     
    「クレアール」は、Webに特化した通信学習の専門スクールのため、忙しい方でも時間を効率的に使うことができます。
     
    また、独自の学習法である「非常識合格法」は、勉強時間を圧倒的に減らせるという点で注目されています。
     
    合格に必要な学習範囲だけを徹底的に習得することで、勉強時間は圧倒的に減らすことが可能になるのです。
     

    ②事務系・美容や健康など女性向け資格なら「たのまな(ヒューマンアカデミー)」

    資格難易度 たのまな 資格難易度 たのまな

    たのまな」は、ヒューマンアカデミーが運営する通信講座です。

    『たのしい未来へ導く、学びサポーター』 というコンセプトから、「たのまな」という名前が付けられています。

    事務系はもちろん、女性ならではの美容系やフード系の講座も充実しています。

    「たのまな」の講座は、基本的にテキストとDVDが中心です。

    ただし、学習教材や学習方法は講座によって異なるため、まずは希望の講座ホームページを確認しましょう。

    また、同じ資格取得を目指す者同士のコミュニティがあったり、最寄の校舎でサポートを受けることの出来るコースがあるのも嬉しいポイントです。

    質問無制限、受講延長制度などのサポートも利用者からの評価が高い通信講座です。

    ③教員など公務員資格に強い「東京アカデミー」

    資格難易度 東京アカデミー 資格難易度 東京アカデミー

    東京アカデミー」は、全国に75拠点あり、25万人以上が受講している通学・通信講座最大手です。

    「東京アカデミー」では、公務員をはじめ、教員や看護師の採用・資格試験対策の講座を中心に行っています。

    DVDやWEB講義中心の通信講座が多い中、「生」講義にこだわっていることが大きな特徴のひとつです。

    大手ならではのノウハウと、資格に応じた対策と指導ができることが「東京アカデミー」の強味と言えるでしょう。

    まとめ

    すでに美術館で学芸員補として勤務していたり、専門分野での実績がある方以外は、 大学で資格を取得するのがもっとも近道です。

    学芸員の資格を取得したからといって、すぐに美術館に勤務できるわけではありません。学芸員として働くためには、それぞれの施設の採用試験を受ける必要があります。

    専用の求人サイトなどもありますが、より詳しい専門分野の知識が求められたり、外国語ができることが求められたりと、高いスキルが必要です。

    どうしても博物館や美術館で働きたいという方は、大学教授の紹介や、各施設のボランティア活動などを通じて、職員から仕事を紹介してもらえるように動いてみるのも良いですね。

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