最終更新日:2020/12/03
プログラミングのために、Javaの資格を取ろうか迷っている…なんの資格が良いんだろうか。
プログラマーには必ずしも資格が必要なわけではありません。
しかし、資格の中には持っておくと働く上で便利な資格や、転職に役立つ資格もあります。
本記事では、「Oracle認定Javaプログラマ」などのJavaに関する資格・試験内容を徹底解説します。
また、資格勉強ができる3つのおすすめの通信講座やオンラインスクールも紹介。
おすすめ資格サイト | 特徴 |
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STUDYing |
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ユーキャン |
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テックアカデミー |
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この記事を読めば、Javaの資格について詳しくなれますよ。
気になる項目をクリック
1.Javaの資格を取得するメリット
プログラマーになる上で 「資格が必須」ということは、滅多にありません。
しかし、資格を持っていることで役に立つケースも多いです。
Javaの資格を取得するメリットを2つ紹介します。
就職・転職に役立つ
Javaの資格があることで、就職や転職に役立てることができます。
就職や転職時には「どのくらいのスキルを持っているか」が重要です。
資格を持っていることで、「自分のスキルがどのレベルなのか」を相手に示すことができます。
資格があることで信頼感が高まり、採用へつながることもあるでしょう。
企業によっては、資格があることで初任給が変わることもありますよ。
スキルアップに役立つ
資格を取ることが、スキルアップにもつながります。
資格取得の勉強で、今まで知らなかった分野の知識が増えたり、忘れていた基本をおさらいできるからです。
特にJavaは汎用的に使えるプログラミング言語なので、おのずと知識や技術を向上できるでしょう。
汎用的に使える知識や技術はどこでも求められるスキルなので、Javaを学ぶことでスキルアップに繋げられますよ。
2.Javaの資格一覧
ここからはJavaに関連する資格を紹介します。
ここで紹介するのは、下記の3つの資格です。
資格 | 評価 | 対象 |
Oracle認定Javaプログラマ |
【Bronze】
|
言語未経験者向け |
【Silver】
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開発初心者向け | |
【Gold】
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自力で機能実装が行える中~上級者向け | |
Javaプログラミング能力認定試験 |
【3級】
|
Javaの基礎知識を持っている初心者向け |
【2級】
|
実践的な能力を持っている中級者向け | |
【1級】
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プログラムの作成・保守ができる上級者向け | |
基本情報技術者試験 |
|
ITの基本的な知識を持っている技術者向け |
難易度や役立つ範囲がわかれば、自分がどの資格を選べば良いか判断できるので参考にしてください。
3.Oracle認定Javaプログラマ
Oracle認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)はJavaを管理している「Oracle(オラクル)社」が管轄のベンダー試験。
Javaの資格の中では最も知名度が高く、スキルアップのために資格取得を目指す方も多いです。
試験には3つのグレードが設けられているので、それぞれの資格内容や試験の難易度を紹介します。
それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
Bronzeの資格内容・試験の難易度
Bronze SE 7/8は、言語未経験者向けの資格です。
3つの中で、一番難易度が低い資格と言えるでしょう。
Javaの基本的な知識に問われるため 「これからJavaを勉強したい」「基本を学習したい」という方におすすめ。
履歴書に書いて役立つレベルではありませんが、Javaに関する資格取得の第一目標として良い資格です。
資格レベル | Javaを使用したオブジェクト指向・プログラミングの基本的な知識を持っている |
出題範囲 |
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試験時間 | 65分 |
出題数 | 60問 |
合格ライン | 60% |
Bronzeのおすすめテキスト
Silverの資格内容・試験の難易度
Silver SE 8は、基本的なプログラミング知識がある開発初心者向けの資格です。
開発の現場では、Silverレベルの能力が求められることが多くあります。
基本を踏まえた上で、ある程度プログラムを組めなければ試験に合格することは難しいでしょう。
自分のスキルをチェックできるので、現役プログラマーの方にもおすすめですよ。
資格レベル | プログラミングスキルのほか、プロジェクトで発生する状況への対応能力を持っている |
出題範囲 |
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試験時間 | 150分 |
出題数 | 77問 |
合格ライン | 65% |
Silverのおすすめテキスト
Goldの資格内容・試験の難易度
Gold SE 8は、自力で機能実装が行える中~上級者向けの資格です。
3つの中で、一番難易度が高い資格です。
基本をマスターしていることはもちろん、 高度なプログラミングに関する知識が求められます。
履歴書に書くことで高く評価されるケースも多いので「転職を考えている」という方にもおすすめです。
資格レベル | 汎用的なプログラミング知識があり、設計者の意図を理解して機能実装が行える |
出題範囲 |
|
試験時間 | 150分 |
出題数 | 85問 |
合格ライン | 65% |
公式サイト | Oracle University |
Goldのおすすめテキスト
4.Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミング能力認定試験は、さまざまな認定試験を主催している 「株式会社サーティファイ」が実施しています。
知識だけでなく、プログラミングの能力を評価していることが特徴です。
また、試験には3つの級が設けられています。
それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
3級の資格内容・試験の難易度
3級は、一番難易度が低く、Javaの基礎知識を持っている初心者向けの資格です。
ただし、 簡単なプログラムを作成できることが認定基準となっているため、初歩的なプログラミングスキルを身につけておく必要があります。
「Javaの基本を学びたい」という方におすすめですよ。
資格レベル | Javaに関する基本知識があり、簡単なプログラムを作成できる |
出題範囲 |
|
試験時間 | 60分 |
出題数 | 大問6問 |
合格ライン | 60% |
おすすめテキスト
2級の資格内容・試験の難易度
2級は、Javaに対する基礎知識のほか実践的な能力を持っている中級者向けの資格です。
2級では、3級の知識のほか応用力が求められます。
プログラムの作成能力を評価されるため「プログラミングの実務経験がある」という方におすすめです。
難易度はそれほど高くありませんが、普段業務で使っていない範囲は事前にしっかり勉強しておきましょう。
資格レベル | Javaに関する一般知識とオブジェクト指向に対しての理解があり、小規模なプログラムを作成できる |
出題範囲 |
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試験時間 | 90分 |
出題数 | 大問7問 |
合格ライン | 60% |
おすすめのテキスト
1級の資格内容・試験の難易度
1級は、プログラムの作成・保守ができる上級者向けの資格です。
1級は、 単純に問題を解く試験ではありません。
実際にプログラムを作成し、変更仕様書を提出する必要があります。
そのため、実務経験があり「自分のスキルレベルを把握したい」という方におすすめです。
資格レベル | オブジェクト思考を基準とした分析・設計によりシステムの流れを把握し、プログラムの保守ができる |
出題範囲 |
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試験時間 | 150分 |
出題数 | 2問 |
合格ライン | 60% |
5.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は 「独立行政法人情報処理推進機構」が実施しており、国家資格の一つです。
Java専門の資格ではありませんが、Javaに関する問題が設けられています。
基本情報技術者試験は、ITの基本的な知識を持っている技術者向けです。
情報処理に関する基礎理論を理解しているほか、 IT業界に必須な知識・技術を有していることが求められます。
「ITエンジニアの基礎資格」と言われており、IT業界で働く方が持っていて損はない資格です。
幅広い知識が求められるので難易度はやや高めですが、ぜひチャレンジしてみてください。
資格レベル | ITに関する基本的な知識と技能があり、実践的な活用能力を持っている |
出題範囲 |
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試験時間 |
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出題数 |
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合格ライン | 午前・午後ともに60点を超えること |
公式サイト | IPA |
基本情報技術者試験の詳しい出題範囲や、試験情報をチェックしたい方は以下のサイトをご覧ください。
〜基本情報技術者の受講例〜
以下は、STUDYingで受けられる基本情報技術者の受講コースです。
実際の試験でよく出題される分野を抽出し、学習の範囲を最小限に設定しているため、効率的な勉強が可能です。
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6.資格取得のためのおすすめ通信講座やオンラインスクール3選
資格を取る場合、通信講座やオンラインスクールを利用する方が独学で勉強するよりも効率よく学ぶことができます。
ここでは、資格を取るのにおすすめの3つの通信講座とオンラインスクールをご紹介します。
おすすめ資格サイト | 特徴 |
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STUDYing |
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ユーキャン |
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テックアカデミー |
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財務や法律系、ビジネス向け資格に強い「STUDYing」
「STUDYing」は、基本情報技術者の他に、税理士や弁理士、司法書士といった財務・法律系の資格から、FPや中小企業診断士のビジネスに強い資格を取り扱う資格サイトです。
動画で講義を受けることができるため、テキストだけでは理解しにくい部分も解説を聞きながら効率よく勉強ができます。
また、動画講義はもちろん、WEBでみられるテキストや問題集は、スマホでもタブレットでも視聴可能です。
そのため、外出時にはスマートフォンやタブレット、自宅ではPCで…と、勉強する場所を選びません。
通勤途中でも勉強ができるため、社会人には特におすすめの通信資格サイトです。
運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
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資格講座数 | 約26個(2020年7月現在) |
受けられる講座 |
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公式サイト | https://studying.jp/ |
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講座数150以上!取りたい資格が見つかる「ユーキャン」
「ユーキャン」は、25万人以上が受講している通信講座最大手の資格サイトです。
日商簿記や医療事務といったスキルアップに繋がる資格から、愛犬飼育スペシャリストなど趣味を仕事に繋げられる資格まで幅広く取り揃っています。
講座数が150以上あるため、取りたい資格を見つけやすいです。
「とりあえず簡単な資格から始めたい」という人はユーキャンから始めてみてはいかがでしょう。
テキストとDVDで勉強を進めていくので、自分のペースで勉強をしたい人には特におすすめです。
運営会社 | 株式会社ユーキャン |
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資格講座数 | 約150個(2020年7月現在) |
受けられる講座 |
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公式サイト | https://www.u-can.co.jp/ |
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転職支援つきオンラインスクール「テックアカデミー(TechAcademy)」
通信講座で一人で勉強するのは難しい、と言う人にはテックアカデミーがおすすめ。
テックアカデミーは、プログラミングやアプリ開発を学べるオンラインスクールです。
現役開発者の指導をオンライン上で受けることができ、未経験でもプログラミングを基礎から学ぶことができます。
また、エンジニア転職保証付きコースというのがあり、12週間で東京のIT企業へエンジニアとして転職を目指せるコースもあります。
学習から転職までサポートしてくれるため、未経験でもIT業界に就職したい人は特におすすめのスクールです。
受講終了後に転職が決まらなかった場合は、受講料を全額返金する返金保証もあるので、安心して受講できます。
運営会社 | キラメックス株式会社 |
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受けられる講座 |
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公式サイト | https://techacademy.jp/ |
詳しくは「テックアカデミーの解説記事」をご覧ください |
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まとめ
Javaに関する資格には、複数の種類があります。
資格は必ず必要なものではありませんが、取得して得られるメリットは大きいです。
とくに、これから転職や就職を考えている方にとって 資格があることは有利になりますよ。
独学で勉強は難しい、と言う人は、例えば、以下の通信系の講座を受けて学習を進めるのがおすすめです。
おすすめ資格サイト | 特徴 |
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STUDYing |
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ユーキャン |
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テックアカデミー |
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自分のレベルに応じて、資格取得を目指してみてください。