金融業界への就職・転職に有利な資格は?試験の難易度も解説

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資格

金融業界への就職や転職をするなら資格があると有利になるので、資格を取得することはおすすめです。

金融業界への就職や転職が有利になる資格は、大きく分けて「事務系」、「評価・分析系」、「コンサルタント系」の3種類があります。

本記事では、 金融業界への就職が有利になり資格のうち「事務系」、「評価・分析系」、「コンサルタント系」に分類される資格の難易度や試験内容などを解説していきます。

この記事を読んでいただければ、金融業界で仕事をする上でどのような資格や知識が役立つのか知るのに役立ちますよ。

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1.金融業界への転職に有利な資格とは

金融業界への就職や転職に役立つ資格には、以下の3種類があります。

  1. 事務系
  2. 分析・評価系
  3. コンサルタント系

それぞれ見ていきましょう。

1-1.事務系

事務系の資格は、 オフィスで書類の作成などの仕事をするために必要です。

金融関係の事務系の資格と言っても、会社によって業務は異なります。

例えば、銀行であれば財務や融資、証券会社であれば証券取引、消費者金融であれば貸金業務などです。

金融業界の中でも、銀行なのか証券会社なのか、どのような会社に就職したいのかで取得する資格を決めましょう。

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  • 1-2.分析・評価系

    分析・評価系の資格は、 金融や経済、財務に関して数学的知識を使って仕事をするために必要です。

    分析・評価系の資格は、会社によって仕事が大きく異なります。

    例えば、保険会社であれば被保険者の将来のリスク分析、銀行であれば不動産価額の評価などです。

    分析・評価系の仕事は専門性が高いため、就職や転職だけでなく独立や企業もできるのが特徴となっています。

    また、分析・評価系の資格は全体的に難易度が高いのも特徴です。

    1-3.コンサルタント系

    コンサルタント系の資格は、 顧客に対してコンサルタント業務を行うために必要です。

    コンサルタントとは、顧客の相談に対して助言をする仕事で、相談の内容は顧客によって異なります。

    ただ、メインとなる相談内容は会社の経営や年金、相続、保険など金融に関係した分野です。

    コンサルタント系の資格を取ることで、コンサルタント会社で働くこともできるし、独立・起業することもできます。

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  • 2.金融業界への転職に有利な資格【事務系】

    ここからは、事務系の資格として以下の2つを紹介します。

    1. 証券外務員
    2. 銀行業務検定

    それぞれ見ていきましょう。

    2-1.証券外務員

    証券外務員は、 金融機関で証券などの金融商品の販売や勧誘を行うための資格です。

    金融商品の販売営業を行うには、証券外務員の資格を持っていなければならないと定められています。

    金融商品とは、例えば以下のような商品のことです。

    • 預金
    • 株式
    • 保険
    • 投資信託
    • 外国為替

    証券外務員資格は、金融機関で事務作業やコールセンターで働きたい場合にも必要になります。

    銀行などの金融機関で金融商品を買う時、窓口業務を行なっている人が必ず証券外務員資格を持っています。

    証券外務員資格は「一種証券外務員」と「二種証券外務員」の2つがあり、一種の方が取り扱いできる業務の幅が広いです。

    証券外務員は受験資格がないので、年齢、性別、国籍、職歴、学歴に関係なく誰でも受験することができます。

    証券外務員の難易度・合格率

    「一種証券外務員」の 合格率は40%、「二種証券外務員」の 合格率は60%です。

    いずれも半分近くの人が合格できるので、資格試験としてはそれほど難関なわけではありません。

    証券外務員の試験科目

    試験科目は「一種証券外務員」と「二種証券外務員」ともに共通しており、以下の分野から出題されます。

    〔法令・諸規則〕 

    • 金融商品取引法及び関係法令
    • 金融商品の勧誘・販売に関係する法律
    • 協会定款・諸規則
    • 取引所定款・諸規則

    〔商品業務〕

    • 株式業務
    • 債券業務
    • 投資信託及び投資法人に関する業務
    • 付随業務
    • デリバティブ取引(一種外務員資格試験のみ)

    〔関連科目〕

    • 証券市場の基礎知識 
    • 株式会社概論
    • 経済・金融・財政の常識
    • 財務諸表と企業分析 
    • 証券税制 
    • セールス業務
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  • 2-2.銀行業務検定

    銀行業務検定は、 法務、財務、税務など、銀行業務をこなす上で必要な実務知識の確認をするための資格です。

    銀行業務検定は、多くの金融機関では職員に対する研修の一環として実施されています。

    また、銀行業務検定は法務や税務など数多くの種目に分かれており、種目別に受験することになります。

    銀行業務検定には以下のような種目があり、それぞれに4級から2級があります。

    銀行業務検定には受験資格がないので、誰でも受験することができます。

    銀行業務検定の難易度・合格率

    銀行業務検定の合格率は種目ごとに異なりますが、4級から2級までの合格率はおおむね以下のようになっています。

    4級 70%
    3級 35%
    2級 20%

    銀行業務検定の試験科目

    銀行業務検定の 試験科目は種別によって異なっています。

    銀行業務検定の種別は非常に数が多く、例えば以下のような種目があります。

    • 法務
    • 財務
    • 税務
    • 年金アドバイザー
    • JAコンプライアンス
    • 融資管理
    • 金融商品取引
    • 投資信託
    • 金融経済
    • 窓口セールス
    • 法人融資渉外
    • 個人融資渉外
    • 事業承継アドバイザー

    3.金融業界への転職に有利な資格【分析・評価系】

    ここからは、評価・分析系の資格として以下の2つを紹介します。

    1. アクチュアリー
    2. 証券アナリスト

    それぞれ見ていきましょう。

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  • 3-1.アクチュアリー

    アクチュアリーとは、 数学的知識を使って金融商品の設計を行うための資格です。

    日本では「保険数理士」とも呼ばれており、主に保険に関する掛金や支払金の決定を行います。

    アクチュアリーの仕事に数学的知識が必要な理由は、掛金や支払金を決定する場合、死亡率や事故率、自然災害、政治情勢など不確実な事象によって決定されるからです。

    アクチュアリーは試験に数学的知識が必要で、かつ難易度が高いので、資格を持っている人材が不足しています。

    そのため、アクチュアリーの資格を取得すると、生命保険会社や損害保険会社への就職・転職で大変有利になるのです。

    アクチュアリーの受験資格

    アクチュアリーの受験資格は以下の2つです。

    1. 学校教育法による大学を卒業した者
    2. 試験委員会が大学を卒業と同等の資格試験受験に必要な基礎的学力を有すると判断した者

    アクチュアリーの難易度・合格率

    アクチュアリーの試験は一次試験と二次試験に分かれています。

    一次試験の合格率が 10〜20%、二次試験の合格率は 2〜5%です。

    二次試験は一次試験の合格者しか受験できないので、 最終合格率は5〜10%となります。

    弁理士や土地家屋調査士といった難関国家資格の合格率が5〜10%です。

    そのため、アクチュアリーは民間資格ではありますが、難関国家資格と同程度の難易度であると言えます。

    アクチュアリーの試験

    アクチュアリーの一次試験と二次試験の科目は以下の通りです。

    一次試験

    • 数学
    • 生保数理
    • 損保数理
    • 年金数理
    • 会計・経済・投資理論

    二次試験

    次の3つのコースから1つを選択

    • 生保コース……「生保1」、「生保2」
    • 損保コース……「損保1」、「損保2」
    • 年金コース……「年金1」、「年金2」

    3-2.証券アナリスト

    証券アナリストは、 金融市場を評価し分析するための資格です。

    金融市場というと株式市場を想像するかと思いますが、それだけでなく債券や商品市場、景気動向や経済情勢などの分析・調査も行います。

    証券アナリストの資格を取得すると、証券会社や投信会社への就職が有利になります。

    証券アナリストには受験資格がないので、年齢や性別、学歴、国籍などに関係なく誰でも受験することができます。

    証券アナリストの難易度・合格率

    証券アナリストの試験は一次試験と二次試験に分かれています。

    >一次試験と二次試験はいずれも 合格率が50%程度です。

    ただ、二次試験は一次試験の合格者しか受験できないので、 最終的な合格率は25%程度です。

    受験者の四分の三が不合格になってしまうので、難しい試験だと言えます。

    証券アナリストの試験科目

    証券アナリストの試験科目は一次試験と二次試験で異なります。

    一次試験に出題されるのは以下の3分野8科目です。

    証券分析とポートフォリオ・マネジメント

    1. 計量分析と統計学
    2. ファンダメンタル分析
    3. 個別資産の分析・評価
    4. ポートフォリオ・マネジメント

    財務分析

    • 会計学
    • 財務諸表分析

    経済

    • マクロ経済学
    • ミクロ経済学

    二次試験に出題されるのは以下の4分野11科目です。

    財務分析とポートフォリオ・マネジメント

    • 計量分析と統計学
    • ファンダメンタル分析
    • 個別資産の分析・評価
    • ポートフォリオ・マネジメント

    コーポレート・ファイナンスと企業分析

    • 財務会計
    • 財務諸表分析
    • コーポレート・ファイナンス
    • コーポレート・ガバナンス

    市場と経済の分析

    • マクロ経済学
    • ミクロ経済学
    • 経済・金融の諸問題

    職業倫理・行為基準

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  • 4.金融業界への転職に有利な資格【コンサルタント系】

    ここからはコンサルタント系の資格として、以下の2つを紹介します。

    1. ファイナンシャル・プランナー
    2. 中小企業診断士

    それぞれ見ていきましょう。

    4-1.ファイナンシャル・プランナー

    ファイナンシャル・プランナーは、 顧客の将来の人生設計に応じ、資金計画に関する助言を行うための資格です。

    ファイナンシャル・プランナーが取り扱う分野はとても幅広く、税金、ローン、不動産、保険、相続、教育などの相談にも対応します。

    例えば、「子供が生まれた時に備えてどのような保険に入ればいいのか」「老後の暮らしのためにどのような資産形成を行えばいいのか」といった相談に対して助言を行うのです。

    ファイナンシャル・プランナーの資格を取得すると、銀行や保険会社への就職や転職で有利になります。

    銀行や保険会社では、金融商品の販売をする際に、顧客の資金計画についての相談業務を行うからです。

    また、ファイナンシャル・プランナーは企業で働くだけでなく、独立や起業をすることもできます。

    ファイナンシャル・プランナーの受験資格

    ファイナンシャル・プランナーには3級から1級まであり、 2級のみ受験資格があります。

    ファイナンシャル・プランナー2級は以下の3つの条件のうち、いずれかの条件を満たしていると受験できます。

    1. 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
    2. 3級FP技能検定、または厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
    3. FP業務に関して2年以上の実務経験を有する者

    ファイナンシャル・プランナーの難易度・合格率

    ファイナンシャル・プランナーの3級から1級までの合格率は以下の通りです。

    3級 60〜70%
    2級 30〜50%
    1級 5〜13%

    3級、2級は半数近い受験者が合格できるため、それほど難関ではありません。

    しかし、 1級は合格率が10%未満なので難関です。

    ファイナンシャル・プランナーの試験科目

    ファイナンシャル・プランナーの試験科目は以下の6分野から出題されます。

    1. ライフプランニングと資金計画
    2. リスク管理
    3. 金融資産運用
    4. タックスプランニング
    5. 不動産
    6. 相続・事業承継

    4-2.中小企業診断士

    中小企業診断士は、 中小企業の経営者に対して、経営コンサルティングを行うための資格です。

    経営コンサルティングとは、経営を行う上で効率的な集客方法や組織運営方法などについて助言を行うことを意味します。

    中小企業診断士を取得すると、コンサルティング会社への就職や転職をする場合に有利になります。

    また、中小企業診断士の資格は就職や転職だけでなく、独立や起業をすることができるのも特徴です。

    中小企業診断士は受験資格がないので、性別、年齢、学歴などに関係なく誰でも受験することができます。

    中小企業診断士の難易度・合格率

    中小企業診断士の試験は一次試験と二次試験に分かれています。

    一次試験の合格率は 20%程度、二次試験の合格率も 20%程度です。

    二次試験は一次試験の合格者しか受験できないため、 最終的な合格率は4%程度となっています。

    合格率が5%を切るということは、日本最難関の司法試験と同じくらいの合格率です。

    そのため、中小企業診断士も日本最難関レベルの資格の1つであると言えます。

    中小企業診断士の試験科目

    中小企業診断士の試験科目は以下の7つです。

    1. 企業経営理論
    2. 財務・会計
    3. 運営管理
    4. 経済学・経済政策
    5. 経営情報システム
    6. 経営法務
    7. 中小企業経営・政策

    5.資格取得のためのおすすめ通信講座3選

    仕事や、家事・育児をしながら資格を取得するのに欠かせないのが通信講座です。

    ここでは、 キャリアピックスおすすめの通信講座を3つご紹介します

    それぞれの通信講座の特徴を、順にご紹介します。

    ①財務・法律系の国家試験に強い「クレアール」

    資格難易度 クレアール
     
    クレアール」は、1998年設立の資格教育機関です。
     
    公認会計士、税理士、司法書士といった財務・法律系に特に力を入れています。
     
    「クレアール」は、Webに特化した通信学習の専門スクールのため、忙しい方でも時間を効率的に使うことができます。
     
    また、独自の学習法である「非常識合格法」は、勉強時間を圧倒的に減らせるという点で注目されています。
     
    合格に必要な学習範囲だけを徹底的に習得することで、勉強時間は圧倒的に減らすことが可能になるのです。
     

    ②事務系・美容や健康など女性向け資格なら「たのまな(ヒューマンアカデミー)」

    資格難易度 たのまな 資格難易度 たのまな

    たのまな」は、ヒューマンアカデミーが運営する通信講座です。

    『たのしい未来へ導く、学びサポーター』 というコンセプトから、「たのまな」という名前が付けられています。

    事務系はもちろん、女性ならではの美容系やフード系の講座も充実しています。

    「たのまな」の講座は、基本的にテキストとDVDが中心です。

    ただし、学習教材や学習方法は講座によって異なるため、まずは希望の講座ホームページを確認しましょう。

    また、同じ資格取得を目指す者同士のコミュニティがあったり、最寄の校舎でサポートを受けることの出来るコースがあるのも嬉しいポイントです。

    質問無制限、受講延長制度などのサポートも利用者からの評価が高い通信講座です。

    ③教員など公務員資格に強い「東京アカデミー」

    資格難易度 東京アカデミー 資格難易度 東京アカデミー

    東京アカデミー」は、全国に75拠点あり、25万人以上が受講している通学・通信講座最大手です。

    「東京アカデミー」では、公務員をはじめ、教員や看護師の採用・資格試験対策の講座を中心に行っています。

    DVDやWEB講義中心の通信講座が多い中、「生」講義にこだわっていることが大きな特徴のひとつです。

    大手ならではのノウハウと、資格に応じた対策と指導ができることが「東京アカデミー」の強味と言えるでしょう。

    まとめ

    金融業界への就職・転職をするなら、資格を取得しておくと有利になります。

    なぜなら、 金融業界の仕事は専門性が高く、資格を取得することで専門的知識や能力を証明できるからです。

    金融業界といっても銀行や保険会社、証券会社、信託会社など様々な会社があります。

    どのような会社に就職・転職をしたいのかによって取得すべき資格は異なるので、手当たり次第資格を取得するのはおすすめしません。

    自分がしたいと思っている仕事や業務から、取得する資格を選ぶようにしましょう。

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