気象予報士の資格取得は難しい?試験の難易度や合格率・勉強法を解説

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資格

難関試験で有名な気象予報士の資格。

「どのくらい難しいの?」「どうやって勉強すればいいの?」と疑問に感じている方もいらっしゃいますよね。

気象予報士試験は難易度が高いため、しっかりと事前対策することが重要です。

本記事では、試験の概要や勉強方法、資格の需要などについて詳しく解説します。

気象予報士に関する知識を深め、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてくださいね。

1.気象予報士試験は高難易度?受験資格や合格率について

気象予報士と名乗るためには、「気象予報士」という国家資格が必要です。

試験は、気象業務法に基づき、気象業務支援センターが実施しています。

気象予報士の国家試験に合格し、気象庁長官による登録を受けて、はじめて「気象予報士」と名乗ることができます。

「気象予報士の資格取得を目指したい!」という方向けに、ここでは資格取得に役立つ情報をまとめています。

ご紹介する内容は、以下の5項目です。

それでは見ていきましょう。

受験資格はなし!誰でも受験可能

気象予報士試験は受験資格はありません

年齢や性別、学歴、経験問わず、誰でも受験することが可能です。

【最年少合格者は11歳】

難関と言われる気象予報士試験の最年少合格者は北海道に住む11歳の女の子

4度目の挑戦となった、第48回試験(2017年実施)に見事合格

難易度の高い試験に11歳の女の子がチャレンジし、合格しているなんて驚きですよね。

(参考:産経ニュース|小6で最年少予報士北海道の11歳、挑戦4回目

  • 試験内容

    気象予報士の試験内容は以下の2種類に分かれています。

    学科試験

    学科試験はマークシートの多肢選択式です。

    試験内容は、予報業務の「一般知識」と「専門知識」の2種類から出題されます。

    各学科15問ずつ出題され、11問以上の正答数で合格となります。

      試験内容
    予報業務に関する一般知識
    • 大気の構造
    • 大気の熱力学
    • 降水過程
    • 大気における放射
    • 大気の力学
    • 気象現象
    • 気候の変動
    • 気象業務法その他の気象業務に関する法規
    予報業務に関する専門知識
    • 観測の成果の利用
    • 数値予報
    • 短期予報/中期予報
    • 長期予報
    • 局地予報
    • 短時間予報
    • 気象災害
    • 予想の精度の評価
    • 気象の予想の応用

    (参考:一般財団法人気象業務支援センター|気象予報士試験

    合格した学科試験の科目は、1年間「合格」が適用されます。

    そのため、1年以内に再度試験を受ければ、前回合格した科目を免除することが可能です。

    実技試験

    実技試験の科目は3つあり、いずれも記述式で解答します。

      試験内容
    実技試験
    • 気象概況及びその変動の把握
    • 局地的な気象の予報
    • 台風等緊急時における対応

    (参考:一般財団法人気象業務支援センター|気象予報士試験

    最終的に筆記試験と実施試験の2つに合格した方が、気象予報士の資格を取得することができます。

    合格率は約5%と超難関

    2019年における気象予報士試験の合格率は、4.5~5.8%と超難関。

    人気の資格であり、毎回3,000~4,000人が受験しますが、合格者は100~300人前後となっています。

    合格率が低い理由としては、以下が考えられます。

    • 他の国家試験と比べて専門的に学べる専門・予備校・通信講座が少ない
    • 出題範囲が広い
    • 実技試験の難易度が高い

    また、気象予報士試験に「受験資格がない」ことも合格率が低い要因のひとつ。

    人気の気象予報士試験はあまり知識がない人も受験するため、受験者数が他資格より多く、相対的に合格率が下がる傾向があります。

    近年の合格率について詳しく知りたい方は、以下のサイトからご確認いただけます。

    一般財団法人気象業務支援センター|気象予報士試験結果一覧

  • 試験日・受験会場情報

    気象予報士の試験は、毎年2回(1月、8月)開催されます。

    受験会場は、以下の6カ所です。

    1. 北海道
    2. 宮城県
    3. 東京都
    4. 大阪府
    5. 福岡県
    6. 沖縄県

    会場受験のため、受験者は会場まで足を運ぶ必要があります。

    ただ、北海道や沖縄などの本州から離れた場所も試験会場に含まれているので、地方に住む方もチャレンジしやすい試験だと言えるでしょう。

    2.気象予報士試験の勉強方法

    合格率が約5%の気象予報士は、かなり難易度の高い資格。

    簡単ではないものの、しっかり対策を行えば合格を目指すことも不可能ではありません。

    ここからは、気象予報士試験の勉強方法について以下3つに分けてご紹介します

    ぜひ自分に合った勉強法を探してみてください。

  • 通信講座|初心者におすすめ

    初めて気象予報士試験を受験する方や、効率よく合格を目指したい方は、通信講座の利用をおすすめします。

    通信講座では、独自のテキストやDVDを用いたカリキュラム内容が組まれているので、場所を問わずいつでも質の高い授業が受けられます

    通信講座を利用すればプロのアドバイスが受けられるので、忙しい方でも効率よく合格を目指すことができるでしょう。

    資格取得におすすめの通信講座「ユーキャン」

    ユーキャン

    気象予報士試験対策の通信講座を利用したい方は「ユーキャン」がおすすめ。

    初心者の方でも理解することができるよう、テキストの内容は図やイラストを用いて分かりやすく解説されています。

    また、章末に記載されている「試験レベルのチャレンジ問題」を繰り返し解くことで、応用力を身に付けることができます。

    実技試験対策のテキストも用意されているので、試験問題を網羅的に学べるでしょう。

    予備校|専門指導を受けたい人におすすめ

    「絶対に一発合格したい」という方は、予備校がおすすめ。

    予備校へ通学する必要はありますが、専門家からのアドバイスを直接受けることができるので、分からない問題でも効率よく理解度を高めることができます

    ただし、気象予報士の講座が受けられる予備校は、看護師や司法書士などの他の国家資格と比べてかなり少ないです。

    住まいの近くに予備校が無い場合には、先程ご紹介した通信講座を利用すると良いでしょう。

  • 独学|経験者におすすめ

    気象予報士試験は出題範囲が広く、難易度の高い試験ですが、地学・地球学などの基礎知識がある人は、独学もおすすめです。

    受験者が多い気象予報士試験の参考書や問題集はたくさん販売されているため、自分に合うものが見つけられるはずです。

    まずは、過去問を解くことで自分の苦手分野を確認しましょう。

    その後、苦手分野に重点をおいて勉強することをおすすめします。

    これから独学で合格を目指す方は、次にご紹介するテキストをぜひ参考にしてください。

    資格取得におすすめの本3冊

    気象予報士の資格取得におすすめの本は、こちらの3冊です。

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    これらの本は、気象予報士試験受験支援会による試験対策本で、Amazonのベストセラーに登録されています。

    「学科専門知識編」「学科一般知識編」「実技編」の3種類があるので、自分の苦手な分野を集中的に学ぶことができるでしょう。

    また、初心者の方や文系の方でも理解を深めることができるよう、数学や物理の基礎が分かりやすく解説されています。

    「基礎から応用まで幅広い知識を習得したい」「特定の分野に特化したテキストが欲しい」という方におすすめです。

    3.気象予報士は使える資格?活躍の場を紹介

    気象予報士はとても人気の資格であり、毎回2,000~4,000人もの人が受験しています。

    では、気象予報士の資格はどのように活用できるのでしょうか?

    ここでからは、気象予報士の需要と活動の場について確認していきましょう

    需要はそれほど高くない

    実際のところ、気象予報士の資格を仕事に活かしている人は非常に少ないです。

    合格者を対象に実施されたアンケート「気象予報士現況調査結果」(気象庁総務部情報利用推進課調べ)によると、資格を取得した人の69%程度が、気象予報士と関わりのない仕事に就いています。

    気象予報士の受験者の多くは、仕事に活かすためでなく 「自身のチャレンジとして」「趣味の一環として」取得した人が多いということが読み取れます。

    気象予報士のおもな活躍の場

    気象予報士のおもな活躍の場は、以下の通りです。

    • 気象会社
    • 放送局や新聞社
    • 一般企業
    • 民間気象会社

    気象情報は人の命にかかわる情報なため、気象予報士資格を持たない人が気象予報を公表することは法律で禁じられています。

    第十七条の規定により許可を受けた者は、当該予報業務のうち現象の予想については、気象予報士に行わせなければならない。

    (引用:国土交通省・気象庁|気象業務法 第十九条の三

    気象予報士になると、気象情報を基に観測データやアメダス情報、天気、降水確率などの天候の予測を行えるようになります。

    具体的には、気象関連サービスの開発やお天気キャスターの原稿作成、気象予測を活かしたコンサルティングなど様々な業界で役立てることが可能です。

    4.気象予報士に関するよくあるQ&A

    ここでは、気象予報士に関するよくあるQ&Aをまとめています。

    これから気象予報士を目指す人は、資格取得に役立つ情報が得られますので、ぜひ参考にしてください。

    Q1.気象大学校とは?

    気象大学校とは、 気象庁の職員や学生に対して、気象庁の中核となる職員を育成するための機関です。

    気象庁職員で気象予報を行う人を「予報官」と言い、気象予報士資格の取得は義務付けられていません。

    これらのことから、「気象庁職員=気象予報士」ではありませんので注意をしてください。

    気象大学には、以下2つのコースがあります。

      対象 期間
    大学部

    国家公務員として気象庁に採用された職員・学生

    4年間

    研修部

    全国の気象官署に勤務する職員

    1年以内

    (参考:気象大学校|トップページ

    気象大学へ入学するには「国家公務員気象大学校学生採用試験」に合格する必要があります。

    試験をパスし、気象大学に入学した時点で「国家公務員」として認められるため、大学に通いながら給与が支給されます。

    Q2.資格に有効期限はある?

    気象予報士の資格に有効期限はありません。

    また、取得後は更新手続きを行う必要が無く、生涯有効な資格です。

    Q3.就職に役立つ?

    結論から言うと、就職に役立つとは言い難い資格です。

    気象会社や報道機関などを目指す場合にはアピールポイントとなる可能性もありますが、その他を目指す場合はあまり活用できないでしょう。

    とはいえ、資格取得が無駄になるわけではありません。

    認知度の高い国家資格でもあるため、自分のスキルアップに活かすことができるでしょう。

    また、航空業界など天候が関係する仕事をしている人が「専門性を高めるため」に取得を目指すこともあるようです。

    Q4.気象予報士の年収はどれくらい?

    気象予報士の年収は、一概に平均○○円とは言えません。

    というのも、民間で働いているのか・テレビ局で働いているのか・公務員として働いてるのか、によって大きな差があるのです。

    傾向としては、テレビ局等の年収は高め。

    民間企業は、かなりバラつきがあるようです。

    参考までに、気象情報の提供を行う以下2社の年収を掲載するのでチェックしてみてください。

    企業名 平均年収 備考
    株式会社ウェザーニュース 約572万円 平均年俸の金額
    いであ株式会社 約701万円 賞与および基準外賃金を含む

    (参考:有価証券報告書・2019年|株式会社ウェザーニュースいであ株式会社

    まとめ

    気象予報士の資格のまとめは、以下の通りです。

    • 気象予報士になるには国家資格の「気象予報士」に合格する必要がある
    • 受験資格は無く誰でも受験可能
    • 試験の合格率は約5%と低め

    資格取得を目指す方は、以下の通信講座がおすすめですよ。

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    ぜひ自分に合った資格の習得方法を選択し、合格を目指してください。

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